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国立大学独立行政法人化の諸問題: 国公私立大学通信


9/20 国公私立大学通信9月20日目次国公私立大学通信
9/10 国公私立大学通信9月9日目次国公私立大学通信
9/02 国公私立大学通信9月2日目次国公私立大学通信
8/30 国公私立大学通信8/30 目次国公私立大学通信
8/28 国公私立大学通信8/26,27 目次国公私立大学通信
8/25 国公私立大学通信目次 2003.08.25(月)国公私立大学通信
8/25 国公私立大学通信目次 2003.08.23(土)国公私立大学通信
8/07 国公私立大学通信8月7日目次国公私立大学通信
8/06 国公私立大学通信8月6日目次国公私立大学通信
8/03 国公私立大学通信8月3日序荒廃の諸相 , 国公私立大学通信 , 大学の自治 , 大学政策
8/03 国公私立大学通信8月3日目次国公私立大学通信
7/31 国公私立大学通信7月30日目次国公私立大学通信
7/28 国公私立大学通信 7月28日目次:司法行政の問題国公私立大学通信
7/25 国公私立大学通信7月25日目次国公私立大学通信
7/24 国公私立大学通信7月24日号目次 (国公私立大学通信
7/23 国公私立大学通信7/23目次国公私立大学通信
7/22 国公私立大学通信7月22日号目次国公私立大学通信
7/18 国公私立大学通信学長の権限 , 国公私立大学通信

2003年09月20日

国公私立大学通信9月20日目次

全文:2003.09.20(土)
国公私立大学通信全目次

【1】豊島耕一「東北大学が一市民を告発した問題」2003.9.19
http://www.geocities.jp/chikushijiro2002/UniversityIssues/on-ufo-ryo2.html

 【1-1】国連規約人権委員会で出された日本政府に対する勧告
  CCPR/C/79/Add.102 1998年11月19日 より
http://www.nichibenren.or.jp/jp/katsudo/jinkenlibraly/treaty/liberty/report-4th/observation/index.html

【2】第17回国立大学法人化特別委員会議事次第
日時:平成15年9月4日(木)16:00〜18:00
http://www.shutoken-net.jp/web030914_4hojinkai_txt.html

【3】文科省・厚労省への裁量労働制適用要請2003.8.6
http://www.kokudaikyo.gr.jp/iken/txt/h15_8_6.html

【4】広島県立大学統合案に3学長が合意か

【5】横浜市立大学商学部臨時教授会決議 平成15年9月11日
  プロジェクトR幹事会「改革案」に対する商学部教授会見解
http://eba-www.yokohama-cu.ac.jp/~kogiseminagamine/20030917Togohantaiketugi.htm

【6】「労働安全衛生法違反のまま国立大学法人化をゆるしてはならない!」
  河合利秀(名古屋大学理学部技術部)

【7】静岡大学教職員組合「国立大学法人静岡大学における就業規則作成
及び労使協定締結に係る「労働者の過半数を代表する者」を支持する署名
http://www.jade.dti.ne.jp/~suu/2003/syugyo_yoshi.htm

【8】大阪大学教職員就業規則(第一次案)についての意見
http://www.ne.jp/asahi/union/osaka-uu/seimei/iken030901.htm

【9】「国立大学法人と労使関係・労働条件」について 2003.9.20-21
全大教関東甲信越地区協議会主催 集中学習検討会IV:
http://www.shutoken-net.jp/web030818_3toushoku.html

【10】9/13号紹介「教職員組合の必要性に関する20のQ&A」より
http://ac-net.org/dgh/03/912-union-qa.pdf

【11】櫻井よしこ「 遠山文科相「国立大支配」の責を問う」
文藝春秋10月号

Posted by tjst at 09月20日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000153.html
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2003年09月10日

国公私立大学通信9月9日目次

http://ac-net.org/kd/03/909.html
前号:http://ac-net.org/kd/03/906.html

【1】「衆議統裁」の蔓延
http://ac-net.org/dgh/blog/archives/000135.html

【2】独立行政法人問題千葉大学情報分析センター速報2003.9.8
No.26 特集:千葉大学再生のために何をなすべきか
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Club/9154/n26.html

【3】70万回のありがとうカンパ
http://www.ne.jp/asahi/tousyoku/hp/70mankanpa.html

【4】国立大学法人評価委員会令の制定に関するパブリックコメント
   小田中直樹氏(東北大学)提出
http://www.shutoken-net.jp/web030908_2tohoku_odanaka.html

【5】平成16年度科研費公募要領
http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/02_koubo/gkobo-tuchi/index.html

【6】田中浩朗氏「15分間大学改革研究」を再開
MovableTypeを利用したページ:http://voice.kir.jp/kaikaku/

【7】渡邊信久氏日記風雑記2003.9.8「「教養」と大学」
http://castor.sci.hokudai.ac.jp/~watanabe/diary/2003/09/08/

【8】メールマガジン:サイコム・ニュース創刊号- 目次 -
http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200309081700000000116394000

【9】TUP速報より「 [公開書簡] 彼らは何をやってしまったのか」
ジョン・ラッポポート著 井上利男訳:TUP速報168号 03年8月30日
http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/171

【10】JANJAN9/8「新聞社の記事データベース無料開放を望む」
http://www.janjan.jp/media/0309/0309066304/1.php

【11】訂正:asahi.com 転機の教育 2003.7.8〜8.11 目次とリンク
http://www.asahi.com/edu/tenki

Posted by tjst at 09月10日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000137.html
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2003年09月02日

国公私立大学通信9月2日目次

http://ac-net.org/kd/03/902.html

【1】 「たった15分の意見聴取で済ませて,強行突破する積もりか」
2003年8月30日 横浜市立大学総合理学研究科 佐藤真彦
http://satou-labo.sci.yokohama-cu.ac.jp/030830goyohearing.htm

【2】 多分野連携シンポジウム9/27 大学界の真の改革を求めて
http://www003.upp.so-net.ne.jp/znet/znet/news/multisympo927.html

【3】「高等教育フォーラム」投稿欄再開 2003.8.28
http://matsuda.c.u-tokyo.ac.jp/forum/message/6113.html

【4】 メルマガ「NPOサイエンス・コミュニケーション・ニュース」案内
("研究問題ML" より転載)登録:http://scicom.jp/mailmag/

【5】 <特殊法人>「人員減」10法人のみ 独立行政法人化の32
http://www.shutoken-net.jp/web030901_6mainichi.html

【6】 (毎日8/29)薬学教育、6年に延長 医療高度化に対応−−文科省方針
http://www.mainichi.co.jp/edu/edunews/0308/29-1.html

 【6-1】 1996.3.19 薬学教育の改善について(最終まとめ)(教育制度関係部分)
薬学教育の改善に関する調査研究協力者会議
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/022/gijiroku/03030501/002.htm

 【6-2】 薬学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議 2002.9.24発足
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/022/gaiyou/020901.htm

 【6-3】第1回(2002.10.2)〜第5回(2002.2.20)における意見より
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/022/gijiroku/03030501/006.htm

 【6-4】 薬学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議名簿
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/022/meibo/020901.htm

【7】 「学校法人制度の改善方策について」(中間報告)2003年8月7日
文部科学省大学設置・学校法人審議会
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/daigaku/gijiroku/03080703.htm

 【7-1】 大学設置・学校法人審議会学校法人制度改善検討小委員会議事要旨
  (第12回)2003年7月30日
  http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/daigaku/gijiroku/001/03082101.htm

【8】 TBS系9/02 ドキュメントDD「大学改革 揺れた教官の夏」
放映日 2003年9月2日深夜 25:20〜25:30 (9月3日01:20〜01:30)

【9】 リチャード・デュボフ「鏡よ、鏡、この世で一番のならず者はだーあれ?」
http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/166

Posted by tjst at 09月02日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000123.html
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2003年08月30日

国公私立大学通信8/30 目次

【1】「教員は、解雇ではなく再就職の形をとる。」
第2回横浜市大改革推進本部会議(平成15年8月21日)の記録
http://eba-www.yokohama-cu.ac.jp/~kogiseminagamine/20030824Kaikakusuishinnhonbu03.8.21.htm

【2】 横浜市立大学を考える市民の会の発言 2003.8.27

 【2-1】 プロジェクトR「大学改革案の大枠の整理について」を批判する
http://www8.big.or.jp/~y-shimin/houkoku/030827-001.html
(8月27日に小川学長宛に以下の文書を提出)

 【2-2】 「大学改革案の大枠の整理について」の質問書(40項目)
http://www8.big.or.jp/~y-shimin/houkoku/030827-002.html

【3】「行政訴訟などでの片面的敗訴者負担制度を検討すべき」
弁護士報酬の敗訴者負担の取扱いに関する議論の概要(第16 回検討会まで)より
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000117.html

 【3-1】 司法改革関連の記事など

【4】「悪化する職場のメンタルヘルス・・・・・」
生産性新聞 2003年8月25日号
http://www.jpc-sed.or.jp/mpd/syucyo/syucyo030825.htm

 【4-1】「産業人メンタルヘルス白書」2003.8.22
〜2003年度メンタルヘルス実態調査「労働組合の取り組み」とJMI健康調査から〜
https://www2.jpc-sed.or.jp/files00.nsf/276697182031a3fd4925672c001a56da/26f3486894102e6e49256d8a002b49ff?OpenDocument

 【4-2】 日経ネット2003.8.22: 労組の7割、「組合員に心の病増えている」
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20030822AT1G2202F22082003.html


【5】 出生率トップは父母とも「管理職」…人口動態調査
読売新聞2003年8月28日
http://news.lycos.co.jp/topics/society/census.html?d=28yomiuri20030828i201&cat=35

 【5-1】 平成14年 人口動態統計(確定数)の概況 2003.8.28
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei02/index.html

 【5-2】 平成12年度 人口動態職業・産業別統計の概況 人口動態統計特殊報告 2003.8.26
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/00jdss/index.html

 【5-3】 統計表より
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/00jdss/toukei.html

Posted by tjst at 08月30日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000119.html
他の分類:国公私立大学通信

2003年08月28日

国公私立大学通信8/26,27 目次

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Posted by tjst at 08月28日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000112.html
他の分類:国公私立大学通信

2003年08月25日

国公私立大学通信目次 2003.08.25(月)

http://ac-net.org/kd/03/825.html
【1】名古屋工業大学における「学長所信表明+学長信任決議」の経緯
  名古屋工業大学教官(選挙で選ばれた役職者)からの投稿 2003.8.23

【2】東京大学教官からの投稿
「iken koukoku --- news046 2003.8.17」より転載

Posted by tjst at 08月25日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000107.html
他の分類:国公私立大学通信

国公私立大学通信目次 2003.08.23(土)

http://ac-net.org/kd/03/823.html
--[kd 03-08-23 目次]--------------------------------------------

■国立大学法人化■

【1】 8/21北大ネットから北大学長への公開質問状
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000098.html

【2】 国立大学法人東北大学のあり方に関する職員組合の基本要求
http://ha5.seikyou.ne.jp/home/touhokudai-syokuso/docs03/ky030718.html
東北大学職員組合サイト http://ha5.seikyou.ne.jp/home/touhokudai-syokuso

【3】 [he-forum 6161] 品川敦紀氏(山形大学):国立大学法人法についての疑問

【4】 渡邊信久氏日記風雑記2003.8.19「運用次第」
http://castor.sci.hokudai.ac.jp/~watanabe/diary/2003/08/19

【5】 55―47万円の枠で個別決定 国立大授業料、文科省方針


■公立大学法人化■

【6】 8/22小川学長の即時辞任を求める横浜市立大学教官有志声明
http://eba-www.yokohama-cu.ac.jp/~kogiseminagamine/20030821GakuchojininYokyu.htm

【7】8/01 東京都知事定例記者会見より
「ああだこうだ,いやだとか,へちまだとか言うだろうが,
そんな者は辞めたらいいんでね.」
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/ASX/20030801.ASX  
http://satou-labo.sci.yokohama-cu.ac.jp/030801ishihara.htm

【8】 6/11「知事であれ、市長であれ、次ぎの選挙で落選させるのがいい」
平成15年6月7日井上ひさし氏講演会「都市の中の大学」
http://yoogi53.hp.infoseek.co.jp/essay299.htm より

【9】 佐藤真彦氏「“欺瞞の塊り”「プロジェクトR」」
2003年8月15日 横浜市立大学総合理学研究科 
http://satou-labo.sci.yokohama-cu.ac.jp/030815katamari.htm

【10】 広島県立3大学再編問題 「4学部11学科」案改めて提示
毎日新聞広島版 2003年8月20日付
http://www.shutoken-net.jp/web030822_7mainichi.html

【11】 福岡県立大学独立行政法人化改革検討委員会 2003.7.29 第一回議事要旨
座長:杉岡洋一前九大学長
http://www.pref.fukuoka.jp/wbase.nsf/39f1c87d0d44690349256b000025811d/954385d2693314d649256d8100198fe6?OpenDocument

■ ■

【12】 文献紹介:The Decline of Education 2 by Donald E. Simanek
http://www.lhup.edu/~dsimanek/decline2.htm
北村正直氏(cf: http://www.nikonet.or.jp/spring/han/han.htm ) 紹介文献

【13】 共同通信8/19:教職員会議招集請求を棄却 学長解任めぐる訴訟 松山地裁
http://www.shutoken-net.jp/web030819_11kyodo.html

【14】 ビンソンラティフ氏の文献紹介:「人事院の定員と態度」
----------------------------------------------------------------------

Posted by tjst at 08月25日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000106.html
他の分類:国公私立大学通信

2003年08月07日

国公私立大学通信8月7日目次

全文

[1]北海道新聞2003.8.7 学長選挙規則改正案を否決 室工大
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000073.html

[2](転載)愛知県・県立の大学あり方検討会議
[reform4922:Date:Tue,5Aug200306:19:16+0900]

[3]ウェブログ国立大学独立行政法人化の諸問題のエントリー#67
(「都立の新しい大学の構想について」に対して抗議する)へのコメント
2003.8.6
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000067.html#comments

[4] 当面する文教関係の課題に3つの小委員会設置 文教関係合同会議
デイリー自民:2003.7.30
http://www.jimin.jp/jimin/daily/03_07/30/150730b.shtml



Posted by tjst at 08月07日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000083.html
他の分類:国公私立大学通信

2003年08月06日

国公私立大学通信8月6日目次

全文

--[kd 03-8-6 目次]--------------------------------------------
[1] 大学改革への地方行政の不当な介入を伝える[reform]記事より
http://www.ne.jp/asahi/tousyoku/hp/web030805_10toritsudai.html
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000068.html 

 [1-1]「都立の新しい大学の構想について」
http://www.metro.tokyo.jp/INET/KEIKAKU/2003/08/70d81100.htm
学部再編構想
http://www.metro.tokyo.jp/INET/KEIKAKU/2003/08/70d81102.htm
都知事記者会見
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/index.htm

 [1-2] 「都立の新しい大学の構想について」に対して抗議する
東京都立大学・短期大学教職員組合中央執行委員会 2003年8月4日  
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000067.html

[2] 「改正案に一部教官反発 室工大学長の選考規則 「現職有利」、
  可決は微妙」 北海道新聞【室蘭】 2003.8.5
href="http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20030805&j=0046&k=200308057176">
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20030805&j=0046&k=200308057176

[3] 朝日8/5 :高卒認定試験を創設へ 文科省方針、大検を見直し
http://www.asahi.com/national/update/0805/010.html

[4] 渡邊信久氏サイト日記風雑記8/2「サッカーくじのコンビニ販売が始る」

http://castor.sci.hokudai.ac.jp/~watanabe/diary/2003/08/02/

[5] 「最高裁長官らを罷免の訴追請求 国籍認定敗訴の男性」
北海道新聞2000年8月4日夕刊

Posted by tjst at 08月06日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000072.html
他の分類:国公私立大学通信

2003年08月03日

国公私立大学通信8月3日序

全文
大学関係者 各位

4月に西日本のある国立大学から私立大学に転勤した方
から「通信」の配信停止を求める連絡を頂きましたが、
私立大学の教育や雑用の責務の重さは国立大学の比では
ないが、様々な意味で国立大学にはない自由が有り、元
に戻りたいとはおもわない、と書いておられました。

これまでの国立大学に「自由」がなかったのか、なかっ
たとしても、どういう「自由」がなかったのか、それに
ついての認識は人によって様々のようです。法人化が、
国立大学に不足している自由をもたらす、と期待してい
た人、あるいは今なお期待している人、もおられるよう
ですが、少くとも、この方が、国立大学に不足している、
と考えている自由が「国立大学法人」化によって増すも
のでないことは、この方の身の振り方自身が示している
ように思いました。

一昨日の閣議で、主務省と総務省の2つの評価委員会に
よる独立行政法人の評価でも不十分である、という考え
から、内閣府にある行革推進本部自身が最終的な評価を
下すように独立行政法人制度を修正する方針が決まりま
した[1]

国家機関の民営化か廃止かを判断するための過渡形態と
して設計された独立行政法人制度の趣旨を忠実に活そう
という方針です。したがって、独立行政法人という法人
の大半は、数年後にはなくなってしまう可能性が高くな
った、ということができます。

この方針が国会で承認されれば、国立大学法人にも当然
適用されますので、国立大学関係の「評価」は学内評価
と大学評価学位授与機構による評価も含めれば5段階と
なります。しかも6年後に,行革推進本部から民営化が
適当と宣告されるのは、独立採算でもやっていけると判
断される「大手」の大学かもしれません。

国立大学から私立大学への転勤者は独立行政法人化政策
が表面化した1999年以降増えているようですが、それを
更に増やしかねない新政策が間断なく繰りだされます。

------------------------------

国立大学法人法が成立した直後の、文科省の杉野氏の文
章に、「学内資源の再配分の決定は、厳しい反発を招く
決断であっても、大学自身の手で決着をつける自主・自
律の体制を確立しなければならない。」[6]とありまし
たが、ずいぶん寒々しく貧相な「自主・自律」になった
ものです。大学への説教に終始するのではなく、法人化
後の急速な大学予算削減が不可避な状況下[1]にあって
「教育行政は、この自覚のもとに、教育の目的を遂行す
るに必要な諸条件の整備確立を目標として行われなけれ
ばならない。」と教育基本法が命じている困難な責務の
遂行への文科省の並々ならぬ決意を示していただきたかっ
たと思います[6-1]

------------------------------

最近、「日本は深刻な危機にある」という主張が、正反
対の視点からされることが多いようです。個人より国家
が優先される体制の整備が加速度的に進んでいることに
危機感を持つ人たちと、「内憂外患」に対処できる国家
体制の整備が遅れていることに強い危機感を持つ人たち
とが居ます。両者は、政治、行政、司法、メディア等の
問題点について認識を共有する部分はありますが、各々
相手側の危機感自身を危機の主因と考えている点で、根
本的に相容れない、と言うことができるかも知れません。

たとえば、先日http://ac-net.org/kd/03/722.html#[6]
で紹介した「騙されやすい日本人」は後者の危機感の典
型です。この危機感には世論に浸透しやすい平明さがあ
りますが、それが津々浦々に浸透したときに日本に何が
起きたかーーその記憶は日本ではまだ完全には風化して
いないはずです。しかし、米国の人たちの大半が、この
種の危機感に過度に感染し、正常な判断が出来なくなっ
ている状況で、日本でも、それが急速に広がっています。
「有事法」が圧倒的多数で可決されたことはその広がり
を如実に示しています。

社会の「危機」と大学との関係は複雑です。後者の危機
に対し、大学は専門的な協力が期待され、財政誘導・行
政指導・行政命令等、制度が許す種々の強制力を持って
協力が求められていく可能性は消えることはありません
[1]

一方、前時代的に聞こえるかも知れませんが、「精神的
自由」は大学のアイデンティティと不可分ですので、大
学関係者は前者の危機感を自然に持ちます。しかし、こ
の危機感に基いて具体的にできることは限られています。
特に、国立大学が会社と同じように「組織の利害」を最
優先して運営される国立大学法人となるため、大口の
「出資者」である政府の政策を吟味する研究は、以前に
も増して困難になるでしょう。

しかし、大学のアイデンティティと不可分の「精神的自
由」をグランドデザインに掲げ[7]、日本社会からの直
接的な支援を得るに到る「国立大学」が登場する可能性
は、大学内外の状況と国立大学法人制度の構造を考えれ
ば皆無に近いように思いますが、そういう大学が出現し
て、日本社会が、安全で強固だが個は全体の一部でしか
ない蟻の社会のようになっていくことに歯止めがかかる
ことが望まれます。(編集人)

国公私立大学通信8月3日目次

==> 全文
[1] 8/1 閣議決定「中期目標期間終了時における独立行政法人の組織・
業務全般の見直しについて」

[1-1] 7/31 読売「独立行政法人の中期目標点検、行革本部に一元化」
http://list.room.ne.jp/~lawtext/1947L025.html

[2] 朝鮮学校卒の入学資格、大学判断で 文科省検討
asahi.com 08/02 06:09
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000059.html

[3] 「単位バンク」で柔軟カリキュラム 統合後の都立新大学
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000057.html

[4] 平成16年度学術創成研究費推薦者所属別一覧
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000056.html

[5] 総務省平成13年科学技術研究調査 統計表
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000053.html

[6] 文部科学省高等教育局主任大学改革官の視点
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000055.html
『文部科学教育通信』2003年7月28日号 No.80 特別寄稿 

[6-1] 朝日新聞8/2窓― 山上浩二郎「文科省の未来」

[7] 藤田正一(北大前副学長)「「総長メッセージ」を読む」
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000060.html

[8] かがわだいがく Mail Magazine 第28号 2003年7月31日より
http://mm.kagawa-u.ac.jp/magazine/select_result.php?ITEM_ID=42

[9] 養老孟司著「バカの壁」より「NHKは神か」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106100037/

[10]【 Publicity 】694:子どもが子どもを殺す、という意味
http://www.emaga.com/bn/?2003070086964630016195.7777
----------------------------------------------------------------------

Posted by tjst at 08月03日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000064.html
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2003年07月31日

国公私立大学通信7月30日目次

[1] 政官の論理 vs 大学の論理−認証評価制度に試行・実験の期間を
喜多村和之 高等教育研究所主幹
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000048.html

[2] 島田三喜男「新聞は戦争責任を忘れたのか
ーーマスメディアの体制化の一考察」
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000047.html

[3] 意見広告の会事務局より:新聞記事調査への協力依頼
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000045.html

[4] 7/28付読売新聞社説へのコメント:いつまで情報操作を続けるのか?
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000044.html

Posted by tjst at 07月31日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000052.html
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2003年07月28日

国公私立大学通信 7月28日目次:司法行政の問題

「裁判官の業績」とはなにかは理解しがたいものがあり
ますが、裁判官の間に、給与や任地や地位で大きな差別
があるという証言があります[1]。しかも、違憲判決や
人権を優先するような判決をすれば必ず差別されるよう
です。このような、国の根幹で発生している重大な問題
が放置されたままであることは驚くべきことです。最高
裁判事の国民審査制度を機能させて、司法行政全体が組
織的かつ恒常的に行っている「違憲人事」に歯止めをか
け、日本の司法機能を育成し法治国家を形成していくこ
とが、日本の復興には不可欠なことの一つですが、国民
審査制度を機能させる鍵を握るメディアの現状を見れば、
ほとんど不可能のように思われます。しかし、ここでも、
大学界がすべきことはかなりあるのではないかと思いま
す(編集人)。

[1] 官僚裁判官制度における裁判官弾圧の実態
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000041.html

[2] 櫻井よし子: 国立大学を潰す「遠山」文科省
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000040.html

[3] 朝日新聞、NHKなどの虚偽報道について
[35年前も「東大総長の信任投票」は行われていない]
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000039.html

[4] 北海道新聞記事(7/25)イラク特別措置法可決における与野党談合
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000037.html

[5] 東京外大教授会が外国人学校受験資格許可要請を決議
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000036.html

[6] 福岡県立大学が外国人学校からの受験許可方針を断念
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000035.html

[7] 7.24東大臨時評議会の決議内容
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000034.html

[8] NHKより巧妙な朝日の粉飾報道:東大総長の「信任」
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000033.html

[9] 【行政文書の開示請求(対岐阜大学長に)によりえた記録】
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000032.html
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Posted by tjst at 07月28日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000042.html
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2003年07月25日

国公私立大学通信7月25日目次

全文:http://ac-net.org/kd/03/725.html
[1] NHKニュース「東大学長 35年ぶり信任投票」に抗議し、
訂正と説明を求めます
東京大学職員組合:NHKへの抗議FAX(03.7.24)
http://www.ne.jp/asahi/tousyoku/hp/030724nhkfax.html

[1-1] NHK:東大学長 35年ぶり信任投票
http://www3.nhk.or.jp/news/2003/07/24/k20030724000081.html

[1-2] 7/24 東大職員組合声明:東大評議会は総長信任投票を拒否!
http://www.ne.jp/asahi/tousyoku/hp/030724hyougikai.html

[2] 7/17学長の「所信表明」に関する信任投票の結果について
名古屋工業大学職員組合執行委員会
http://home.att.ne.jp/sigma/nit-kumiai/news_2003_e04.html

[3] 署名運動:自然体験公園づくり/6年制の教員養成機関の必要性
http://www.ne.jp/asahi/tomoe/forest/tomoe_top/syomei/syomei.htm

[4] 7/23 言問いメール268号 ペシャワール会総会参加の記
http://www1.rsp.fukuoka-u.ac.jp/kototoi/2003_7.html

Posted by tjst at 07月25日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000031.html
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2003年07月24日

国公私立大学通信7月24日号目次


[1] 長谷川宏氏(都立大学)から 朝日新聞社会部長谷川玲記者への書簡
http://ac-net.org/dgh/blog/archives/000023.html

 [1-1] 行政の思惑を代弁する「族記者」?(編集人)
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000024.html

 [1-2] 朝日新聞2003-7-21「自立に向け意識改革をーー法人化される国立大学」
http://ac-net.org/dgh/03/721-asahi-hasegawa.php

[2] 「意見広告の会」からの依頼

[3] 意見広告事務局から賛同者への連絡より

[4] 『国立大学法人法の粉砕をめざす、交流+懇親+決起集会』
日時:7月25日(金)午後6時から8時まで
場所:東京大学本郷キャンパス生協第2食堂
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Posted by tjst at 07月24日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000025.html
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2003年07月23日

国公私立大学通信7/23目次

[1]「法を守る」とは何かが問われている
[2] 黒田清「批判ができない新聞」
[3] 渡邊信久氏サイト日記風雑記7/22「総長メッセージ」
[4] 社民党の辻元さん等の逮捕に対する声明および賛同のお願い

[1]「法を守る」とは何かが問われている
   --「法人法」国会通過に際しての声明 --
   国立大学独法化阻止全国ネットワーク世話人会
    http://pegasus.phys.saga-u.ac.jp/znet/statement722.html

[2] 黒田清「批判ができない新聞」
日本との対話:不服の諸相 ロナルド・ドーア編 岩波書店 94年
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000020.html

[3] 渡邊信久氏サイト日記風雑記7/22「総長メッセージ」
http://castor.sci.hokudai.ac.jp/~watanabe/diary/2003/07/22/

[4] 社民党の辻元さん等の逮捕に対する声明および賛同のお願い
落合恵子(作家) 喜福 武(元日本経済新聞社編集局次長)
斎藤 駿(カタログハウス社長) 佐高 信(評論家)
知花 昌一(読谷村議・反戦地主) 吉武輝子(評論家)
今井 一 (ジャーナリスト)
[JCJふらっしゅ]2003/07/22 153号より
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000102032
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000018.html

Posted by tjst at 07月23日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000021.html
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2003年07月22日

国公私立大学通信7月22日号目次

[kd 03-07-22] 「信なくば立たず―認証評価制度は実施できるのか」
http://ac-net.org/kd/03/722.html
--[kd 03-07-22 目次]--------------------------------------------


[1] 7/21 北海道新聞「多面的な評価制度をーー基礎研究軽視に懸念」
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000014.html

[2] 喜多村 和之「信なくば立たず―認証評価制度は実施できるのか」
アルカディア学報(教育学術新聞2107号(2003.06.25)掲載コラム)
http://www3.ocn.ne.jp/~riihe/arcadia/arcadia124.html

[3] 小林 雅之「二者択一論を超えて―高等教育研究者の役割」
http://www3.ocn.ne.jp/~riihe/arcadia/arcadia123.html
アルカディア学報(教育学術新聞2003.06.18掲載コラム)

[4] 「21世紀COEプログラム」の研究教育拠点の選定
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000007.html

[5] 7/18 東京大学職員組合 改革問題特別委員会 「包括的な授権」に反対する
−7月15日総長「今後の法人化作業についての所信表明」を批判する−
http://www.ne.jp/asahi/tousyoku/hp/030718kaitokuiseimei.html

[5-1] 7/17 東職法人化対策特別委員会 管理運営問題WG
「今後の法人化作業についての所信表明」に対する見解
http://www.ne.jp/asahi/tousyoku/hp/030717WGkenkai.html

[6] 宮脇磊介「騙されやすい日本人」
新潮文庫, 2003.3.1 発行、ISBN 4-10-116421-5
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/books/4101164215

[7] Movable Type への移行
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000008.html

[8] 7/21 国立大学独立行政法人化問題週報 No 118
http://ac-net.org/wr/wr-118.html

Posted by tjst at 07月22日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000016.html
他の分類:国公私立大学通信

2003年07月18日

国公私立大学通信

東大評議会が「総長への全権委任」の可否投票を24日
に行うそうです[1-1]。ほとんど脅迫ともいえるこの所
信表明を誰が書いたのかわかりませんが、全国の国立大
学に大きな影響があることですので、東大の方々は慎重
な判断を示して欲しいものです。少なくとも、具体的リ
コール制を同時に導入することが不可欠です。

また、早急に判断を迫られることが多いことをもって全
権委任を正当化することは、一大学については全学投票
などが即時に実行可能であることから無理です。大学は
軍隊ではないのですから、学長への全権委任は、大学の
活性化には百害あって一利なしでしょう。

現在、この「所信表明」について東大の各部局で議論さ
れているようですが、今後の国立大学全体に甚大な影響
がありますので、東大の方々の智恵と責任ある対処が期
待されます(編集人)

--[kd 03-07-18 目次]--------------------------------------------
[1] 豊島耕一「学長クーデターの横行か」

[1-1] 7/15 佐々木毅東京大学総長「今後の法人化作業についての所信表明」より
2003年7月15日 http://www.adm.u-tokyo.ac.jp/admin/1268.htm

[1-2] 7/15 共同通信: 法人化で名工大学長を信任 続投支持60%、異例の投票

[2] ドクター桜井の日本診療〜273号 2003/7/17〜より

[3] 高橋千秋参議院議員(無所属、会派: 民主党・新緑風会)のウェブページより
http://www.chiaki.gr.jp/~chiaki/cgi-bin/hitokoto/

[4] 大仁田厚議員ウェエブサイ:国会レポート「国立大学法人法の成立について」
http://www.onita.co.jp/new/renew/politics/repo_20030714A.html

[5] かがわだいがく Mail Magazine  第27号   2003年7月17日
http://mm.kagawa-u.ac.jp/magazine/select_result.php?ITEM_ID=41
■オリーブの葉かげで──学長随感   ▽国立大学の法人化がきまりました
 ■国立大学法人とはどんなものか(2)......副学長 高橋正俊

[6] 7/14 国立大学協会臨時総会資料
http://www.ne.jp/asahi/tousyoku/hp/web030716kokudaikyousoukai3kenn.html

[6-1] 国立大学法人化についての国立大学協会見解
http://www.ne.jp/asahi/tousyoku/hp/web030714kokudaikyou-1.htm

[6-1] 国立大学法人制度運用等に関する国に対する要請事項等
http://www.ne.jp/asahi/tousyoku/hp/web030714kokudaikyo-3.htm

[7] 7/14 国立大学長・大学共同利用機関長等会議−文部科学大臣挨拶(15.7.14)−
http://www.mext.go.jp/b_menu/soshiki/daijin/03071401.htm


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[1] 豊島耕一「学長クーデターの横行か」
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 いつもの,日本人の好きな「非常時」が来たようだ.
メディアも「生き残り」を喧伝している.「危機感がな
い」と言われるのを恐れて多くの人は「狼が来るぞ」と
いう類の言説に反論することを怠る.もちろん個々の大
学の存続は重要な問題だ.しかし「大学」という文化,
概念の「生き残り」こそが,わが国全体としては最重要
課題であるということを忘れていないだろうか.

 私学高等教育研究所主幹の喜多村和之氏は,「大学は
生まれ変われるか」(中公新書,2002年3月刊)という
本の中で,「学問の自由とその制度化としての自治を喪
失した大学は,もはや大学の名に値しない.仮に大学の
形態は保ち,生き残りは保てたとしても,それはもはや
大学ではないと著者は考える」と述べている.

 今日の大学人に最も欠けているのは,まさにこのよう
な危機感である.これが「法人法」の安易な国会通過を
許してしまったのではないか.

 しかし,事態はあたかも「戦時中」の雰囲気が復活し
たかのような方向へ進んでいる.「東大総長の所信表明」
*なるものが公表され,24日に「信任投票」**が行わ
れるそうである.この「所信」の中には喜多村氏のよう
な意味での危機感は全く見られない.

 この所信が出されるに至った詳しい背景は全く知らな
いが,文面から判断する限り独裁政権が求める信任投票
に似ている.必要な権限の付与はよしとしよう.しかし
その範囲については「相当包括的な授権」などという言
葉で全く曖昧にしか定義されていない.これでは「敬愛
される将軍様になりたい」と言うのとあまり変わらない.

 権限の強化が行われるならば同時にそれとのバランス,
すなわち権限に対するチェック機能,例えばリコール制
のようなものが必要だが,それが示されなていないのも
+,独裁政権樹立の疑いを持たせる.少なくとも,大学
運営の原則をその構成員による民主主義を基盤とするの
であれば,構成員によるチェックは不可欠である.そう
ではなく,会社と同様の,経営陣によるトップダウンに
切り替えようとするのであれば,経営陣の中だけでの
チェックでいいのかも知れない.「トップダウンかボト
ムアップかという議論は意味がない」などとごまかすの
ではなく,どちらの原則を取ろうとしているのか,明白
にすべきであろう.さもなければこれはまさしくクーデ
ターとなるであろう.

* http://www.ne.jp/asahi/tousyoku/hp/web030716toudaisutyou.html
** http://www.ne.jp/asahi/tousyoku/hp/web030716yomiuri.html

+「所信」の中に,「勿論、総長についても法人全体の
管理運営能力の観点から評価がなされ、解任の手続きを
とることが学内的にできることは周知の通りです。」と
あるが,東大の方によるとこの意味は不明とのこと.

----------------------------------------------------------------------
[1-1] 7/15 佐々木毅東京大学総長「今後の法人化作業についての所信表明」より
http://www.adm.u-tokyo.ac.jp/admin/1268.htm
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「国立大学法人法の成立によって本学の歴史における大
きな転機が訪れようとしています。本日はこれを受けて
今後の法人化作業に臨む私の基本的な立場を表明し、そ
の是非について評議会の判断を仰ぎたいと存じます。」

「・・・自分たちの組織は何を目標にし、何を達成しよ
うとしているかについて学内的に説得できないならば、
そうした組織は大学にとって意義のある組織とは言えま
せん。存在意味の曖昧な組織の持っていた資源は別の形
で有効に活用されることになります。・・・これまでは
定員とそれを根拠とする各組織があり、その連合体のよ
うな形で大学が意識されてきましたが、法人化の結果と
して全体よりも部分が先にあるという議論は基本的に根
拠を失いました。法人がないのに部局や各組織がそのま
まの形で存続するということはあり得ません。これはい
わば版籍奉還を前提にして全てを発想しなおすというこ
と、全ての部分や組織(この中には本部の事務局も入り
ます)、そして財源を大学全体の観点から考え直すとい
うことを内に含んでいます。これがこれからの法人化作
業の大前提です。」

「そのために必要な資源の集約について、学内の意見が
一致して支持しない場合にも実行に移さなければならな
い事態や、時間が限られていますから早急に判断を迫ら
れる重大な案件も当然覚悟しなければなりません。この
点について相当包括的な授権がなければ法人化作業に責
任を持てないことははっきりしています。また、法人の
将来のためには当事者の利害や意向ばかりに耳を傾けて
いるわけにはいきません。この第一の場合のリーダーシッ
プはいわば立法者的な機能であり、更には法人化以後の
総長が行うべき事柄を法人化以前の総長が行うというこ
とに関わるものであり、今回信任を求めるのは主として
この点に関わっています。」

「今回の所信表明は、評議会に対し今後の総長職の執行
につき私に対する信任の存否を求めることを目的として
おります。これは極めて異例のことであることは十分に
承知しておりますが、事柄の重大性に鑑み、このような
措置をお願いする次第です。なお、評議員が各部局の意
見を徴し、その判断を固めるためには一定の日時を必要
と考えますので、評議会を改めて開催していただき、正
規の手続きに従い、投票によって判断を下されるよう要
望します。」

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[1-2] 7/15 共同通信: 法人化で名工大学長を信任 続投支持60%、異例の投票
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名古屋工業大(名古屋市昭和区)は十四日、国立大法人
法が成立したことを受け、臨時教授会を開き、柳博明学
長(68)が進める改革の是非を問う異例の信投票を行っ
た結果、柳田学長は教官二百三十人の約6%の支持を得
て続投することが決まった。

 来年四月の法人化を前に、柳田学長は教官を学科所属
から切り離す組織再編に着手。これに対し学内で「改革
が急すぎる」との反発が強まり、学長が自ら教授会を招
集、信任投票に臨んだ。

 柳田学長は投開票後に会見し「法人化を進める設計者
として信を問いたかった。改革に強い支持が得られた」
と勝利宣言。「教授会では『学長が独裁者になるのでは』
との声も聞かれたが、学内の意見も聞きながら学長の強
いリーダーシップを発揮したい」と述べた。

 教授会には投票権を持つ助教授以上の教官二百八十六
人のうち二百三十人が出席し、投開票の結果、支持が5
9%の百三十六票、不支持は33%の七十八票。白票や
無効票が計十六票あった。

 柳田学長は東京大教授から二○○○年十一月に学長に
就任。教官組織を専門分野別に縦割りになった学科から、
設計や製作などの四領域に再編する改革を進めている。

 柳田教授は投票前の所信表明で「強い支持が得られな
かったら辞任する」と宣言していた。(了)
[2003-07-15-07:34]
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[2] ドクター桜井の日本診療〜273号 2003/7/17〜より
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◇あきれるばかり。

 先週予算委員会で質問した。TV中継入りで、総理と経済等の
問題点について質問するのは初めてで、いささか緊張した。「良
かったよ」という意見から「いい気になるなよ」まで反応は様々
だった。

 しかし、小泉総理の答弁の内容にはあきれるばかりだった。持
論である郵政事業民営化についてだが、郵貯が民営化された場合、
さらに民間のメガバンクができるが運営はどうするのかという私
の質問に対して、これから検討するという答弁だった。国会議員
を20年以上務め、唯一の持論である郵政事業の民営化について
この程度である。後は推して知るべしで、道路公団を民営化する
ということは高速道路の料金を永遠に取り続けるということで、
最初の約束と違っていますよ、という私の質問に対し、民主党の
無料化論は極めて危険な考えだと答弁された。すり替えもいいと
ころ。経済の問題はまったくわかっていないし、イラク攻撃の根
拠も、フセインが見つからないのだから大量破壊兵器がなかった
と言えるのかと、子供でもおかしいとわかるような答弁の繰り返
し。

 もともとフセインは存在していたが、大量破壊兵器はあったか
どうかわからないのである。そこが根本的に違うだろう。とにか
くどうしてこのような議員が総理として務まるのか、不思議でな
らない。それと同時にこの総理を、国会質疑で追い込めない民主
党も本当に情けないが。

 途中から小泉総理の答弁が長くなり、この姑息な手段のため質
問時間がなくなり、予定していた国立大学法人化等の問題の質疑
ができなかった。予定していた残りの質問は質問主意書という文
章で提出する予定。国立大学の問題については関係の先生と質問
を作成しているところである。前回の宣言通り、これからも戦い
続けるつもりである。

                 参議院議員・医師 桜井充

・・・・・・
◇桜井充HP◇ http://www.uranus.dti.ne.jp/~sakurai/
 ご意見・ご感想は sakurai@uranus.dti.ne.jp まで。

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まぐまぐ: http://www.mag2.com/j/14/01/0001.htm
――――――――――――――――――――――――――――――
【ドクター桜井の日本診療】(毎週木曜日発行+α)
発行元  :桜井充国会事務所
発行責任者:山本 修
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[3] 高橋千秋参議院議員(無所属、会派: 民主党・新緑風会)のウェブページより
http://www.chiaki.gr.jp/~chiaki/cgi-bin/hitokoto/

●国立大学

昨日の本会議で国立大学法人法案が通過しました。

「大学にも競争原理を入れて100年に1度の大改革」
というのが文部科学省の言い分ですが、中身はそれとは
程遠い内容です。

これは国立大学を法人化して、自立させるというもので
すが、それとは逆に、基本的な目標になる「中期目標」
を文部科学大臣が定める、それも財務大臣と事前に協議
をした上で定める、ということになっています。 

これでは自立させるのではなくて、より文部科学省の統
制を強めることになります。

また、後の運営交付金を決める「国立大学法人の評価」
を、文部科学省の中に設置される評価委員会が行なうこ
とになっています。

つまり、入り口も出口も文部科学省が握ることになり、
今以上に文科省の影響が強くなってしまいます。

実際にこの法律によって法人化されると、新たに理事、
監事がたくさん生まれることになり、その多くが文部科
学省の天下りになると言われています。

まったく時代に逆行するし、こんなことで自由な学問が
できるとはとても思えません。

この審議の最中、まだ法律が出来ていないのに、文科省
が各大学に事細かい法人化の準備をさせていることが明
らかになりましたが、大臣はそれを否定し、後でその事
実が明らかになるなどで、何度も審議が中断するなど、
ともかくも文科省のためにこの法律を通すという姿勢で
した。

来年には教育基本法の改正が言われていますが、誰のた
めの教育なのか、省益しか考えていない文科省に腹が立
ちます。
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[4] 大仁田厚議員ウェエブサイ:国会レポート「国立大学法人法の成立について」
http://www.onita.co.jp/new/renew/politics/repo_20030714A.html
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【大仁田の意見】                           

「オレは基本的に、この大改革に賛成の立場である。た
だ、まだ詳細な部分まで煮詰められていない状況で法案
に賛成するのには、正直なところ少なからず心苦しい気
がした。決して国立大学が文部科学省の天下り先になっ
てはならないし、改革の今後を注意して見守っていく必
要がある。

 ただし、どうしてもマスコミは三面記事的なニュース
を取り上げる傾向にあり、この改革について充分に論じ
られていないように感じられるのが残念だ。

 この件については、『目安箱』にも数多くのメールが
寄せられました。国立大学法人化への反対意見も含め、
皆さんが寄せてくださったご意見は、貴重なものとして
受けとめています。

 国会議員としてのみならず、大学へ通う者の一人とし
て、大学のあり方、国立大学のあり方を考えさせられる
ものばかりでした。中には、国立大学を廃止して、全大
学を一律に競い合わせるべき、とのご意見などもあり、
興味をそそられるところがありました。これからも、皆
さんがどんどんご意見を寄せてくださることをお待ちし
ております。」
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[5] かがわだいがく Mail Magazine  第27号   2003年7月17日
http://mm.kagawa-u.ac.jp/magazine/select_result.php?ITEM_ID=41
■オリーブの葉かげで──学長随感   ▽国立大学の法人化がきまりました
 ■国立大学法人とはどんなものか(2)......副学長 高橋正俊
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[6] 7/14 国立大学協会臨時総会資料
http://www.ne.jp/asahi/tousyoku/hp/web030716kokudaikyousoukai3kenn.html

[6-1] 国立大学法人化についての国立大学協会見解
http://www.ne.jp/asahi/tousyoku/hp/web030714kokudaikyou-1.htm

[6-1] 国立大学法人制度運用等に関する国に対する要請事項等
http://www.ne.jp/asahi/tousyoku/hp/web030714kokudaikyo-3.htm

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[7] 7/14 国立大学長・大学共同利用機関長等会議−文部科学大臣挨拶(15.7.14)−
http://www.mext.go.jp/b_menu/soshiki/daijin/03071401.htm
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