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国立大学独立行政法人化の諸問題: イラク戦争

人類にとっての大きな岐路となりかねないイラク戦争。日本はどのような役割を果たすのか。戦後生まれの私たちにとっては魂の一部となっている日本国憲法がついに生命を持つ時が来たのではないか。しかしまた、司法にも蔑まれて息絶え絶えの日本国憲法がついに絶命する時が近づいているのかもしれない。日本国憲法が軽視されることを自分が否定され思いで感じる国民が既に大半の時代に、大日本帝国憲法を自分の魂と思う少数の旧世代が未だに日本を支配している。

6/21 冷泉彰彦氏「不健康な日米関係」イラク戦争
4/20 服部孝章氏>私人の思想や行為を「公」あるいは国家の意思が押しつぶしていくサマを、傍観していいはずがない。イラク戦争 , メディアの諸問題 , メディアの情報操作 , 荒廃の諸相 , 中央行政の諸問題
4/20 芝生瑞和氏(日本医療協会代表)「自衛隊の即時撤退を――崩れた中東の対日親愛感――」イラク戦争
4/19 [AcNet Letter 98] 投稿「人質自己責任論の恣意性と危うさ」AcNet Letter , イラク戦争 , 研究者から社会へ , 荒廃の諸相 , 大学の使命
4/14 人質の身代わりになる、と箕輪氏がアルジャジーラに伝達イラク戦争
4/13 インナーネットソース#83>仲介者ミズヘル・アル・ドレイミの本性イラク戦争
4/13 コバヤシ氏緊急声明5:信頼度の高い情報によれば数時間以内に三名は解放イラク戦争
4/12 倉本聰氏のメッセージ:国益より国格を考えて下さい。イラク戦争
4/12 「でも危険な仕事だということを知ってて就職したんでしょ?」イラク戦争
4/11 コバヤシ氏の緊急声明:日本政府へ、そして反戦市民、団体すべてへイラク戦争
4/11 4/11(日)東京・京都での行動呼掛けイラク戦争
4/09 【自衛隊の即時撤退を求める法律家による緊急声明】イラク戦争
4/09 「今井君、高遠さん、郡山さんを守る」緊急署名イラク戦争
4/09 日本が大義に戻る最後の機会イラク戦争
3/15 JMM:from 911/USAレポートー「ひきこもるリベラル」イラク戦争
3/13 「たくさんの言い訳」イラク戦争 , 荒廃の諸相 , 本の紹介
3/04 法学者50名の抗議声明:自衛官宅へのビラ配布者逮捕についてイラク戦争 , 研究者から社会へ , 荒廃の諸相 , 大学の使命
2/29 「戦争が廊下の奥に立つてゐた」イラク戦争
2/21 「石油の生産量のピーク(予想2037年)を目前にしたとき、アメリカがどういう行動に出るか」イラク戦争
2/21 イラク派遣による自衛隊弱体化の徴候イラク戦争
2/14 「東京大空襲の被害者である日本が、同じ状況にあるイラクでは今度は加害者の側に加担している」イラク戦争
2/13 参議院2/9での小田中聰樹氏意見:自衛隊派遣は「亡国」「亡民」の愚挙イラク戦争
2/13 箕輪氏「これだけ国民が反対しても断行するならば、司法の判断をあおぐより、方法がないんです」イラク戦争
2/10 議員別賛否一覧ーーイラク派遣承認参議院投票結果イラク戦争
2/06 首相が読まずに批判した、5358名連署の高校生起草請願書全文イラク戦争 , メディアの情報操作
2/01 バグダッドのストリートチルドレンの生活自立支援に取り組む高遠菜穂子氏からの援助要請イラク戦争
1/30 パンドラの時代「国土と国益の違いはとても大きい」イラク戦争
1/29 自衛隊イラク派兵差止北海道訴訟ー訴状イラク戦争
1/27 「概要報告:自衛隊イラク派遣差し止め訴訟準備会1/19」イラク戦争
1/21 アルアラビーヤの報道で「日本は政治的な利益を得ようとしている」とバグダッドの軍事専門家がコメントイラク戦争
1/20 元傭兵の指摘:イラクに駐屯する自衛隊への5つの脅威イラク戦争
1/19 「私たちは戦後史も知らず忘却の淵に沈んだままでよいのか」イラク戦争
1/18 サマワの青年の願い「小泉首相にお願いしたい。他国に自由を与える前に、日本国民に自由を与えてほしい」イラク戦争 , 荒廃の諸相 , 平気で嘘をつく指導者達
1/18 自衛隊のイラクへの派遣に反対する数学者の声明への賛同呼びかけイラク戦争 , 研究者から社会へ
1/17 私戦予備罪で首相を刑事告発する運動の提案詳細(前田朗氏)イラク戦争
1/17 自衛隊イラク出兵 に宮城県学者・文化人・法律家有志279名 緊急抗議声明 2004.1.16イラク戦争 , 研究者から社会へ , 大学の使命 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
1/16 イラク戦争の「正当性」をわかりやすく説明ーーNHK週刊子供ニュースイラク戦争 , メディアの諸問題 , メディアの情報操作 , 研究者から社会へ
1/16 自衛隊を派遣すべきでない10の理由イラク戦争
1/13 「なぜなら、イラクは出口のない泥沼だからだ」イラク戦争 , 荒廃の諸相 , 国際問題 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
1/13 Createive Space: イラク関連情報イラク戦争
1/12 「自衛隊員千名の派遣予算で現地人56万人の雇用が可能」イラク戦争
1/06 「この差は現実(現場)を見ているかどうかの差だろう」イラク戦争 , 荒廃の諸相 , 国際問題
1/06 「非戦闘地域」サマワで3日には「デモ隊」と警察の銃撃戦イラク戦争
1/04 ルモンド記事:イラクにおける屈辱感の高まり (2004.1.4)イラク戦争
1/04 JCJ「3日のサマワ事件は失業者と役所の単なる衝突とは思えない」イラク戦争
1/03 ブルガリア軍イラク駐留交代要員約30名が任務拒否イラク戦争
1/03 船橋洋一氏「陸上自衛隊は一旦派遣されれば長期間(最大8年間)イラクに駐留するだろう」イラク戦争
1/03  サマワのオランダ軍駐留地の地主が損害賠償を求めるイラク戦争
1/03 コロンビア大学教授の指摘「自衛隊派兵決定には日本の共謀もある」イラク戦争
1/02 バグダッドからの緊急アピール:イラクに白血病の薬をイラク戦争
1/02 自衛隊のイラクへの派遣に反対する数学者の声明イラク戦争
1/01 オランダ陸軍に職員組合があるが、自衛隊には?イラク戦争
12/30 国際平和ミュージアム館長:自衛隊派遣の閣議決定を厳しく批判noblesse oblige , イラク戦争 , 荒廃の諸相 , 大学の使命 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
12/30 アクション111──戦争を回避せよイラク戦争
12/29 平気で嘘をいう人々で構成された内閣イラク戦争 , メディアの情報操作 , 荒廃の諸相 , 平気で嘘をつく指導者達
12/29 かつての軍国少年が無言で訴える「自衛隊イラク派遣中止」イラク戦争
12/29 "連合軍暫定当局"が自衛隊に法的特権を付与イラク戦争
12/28 "「MD導入の決定」ー火事場泥棒的な戦略の変更"イラク戦争
12/28 池澤夏樹氏「自衛隊の派遣は大きな間違いであるとぼくは考えます。」noblesse oblige , イラク戦争 , 荒廃の諸相 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
12/27 「軍事生産は大変な旨味があります。」イラク戦争
12/27 イラク特需第一報?イラク戦争
12/27 "「国際法的に」言えば「参戦」"イラク戦争
12/27 岩井 春樹「憲法9条の詩」イラク戦争 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
12/27 自衛隊のイラク派遣反対 ジャーナリストアピール 12/25イラク戦争
12/27 「ひとりでも殺すようなことがあったら、そこで日本人を嫌いになるよ」イラク戦争
12/26 サマワでの認識「自衛隊は武器を持たないNGOのようなもの」イラク戦争
12/26 message from Hikki: "賛成する人も、無関心な人も、同罪"イラク戦争
12/26 「幹部自衛官たちのいきどおりは激しい」イラク戦争
12/26 ネット署名:自衛隊のイラク派遣に反対する研究者の声明イラク戦争 , 研究者から社会へ , 大学の使命 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
12/24 元防衛庁教育訓練局長「シビリアンコントロールに対する信頼が失われます」イラク戦争
12/23 山口二郎氏「イラクへの自衛隊派遣に反対する」イラク戦争
12/22 国際政治学者と国際法学者の違いイラク戦争 , メディアの諸問題 , 学問の意義 , 国際問題 , 大学の使命
12/22 与党自らが情報操作を行わざるを得ない理由イラク戦争
12/21 "「自衛隊派遣は仕方の無いこと」そこで思考停止だ"イラク戦争 , 荒廃の諸相
12/21 「私たちは日本を歓迎します。しかし断じて「今」ではないのです。」イラク戦争
12/21 無関心という「罪」の重さイラク戦争 , メディアの諸問題 , 荒廃の諸相
12/21 政府のスポークスマンを演じる記者イラク戦争 , メディアの情報操作
12/21 イラク特需のための自衛隊派遣かイラク戦争 , 荒廃の諸相
12/21 陸自説明会で家族が劣化ウラン弾の影響を懸念イラク戦争
12/20 「砂漠地帯に宿営する自衛隊員の被ばくは避けられないのではないか」イラク戦争
12/20 「そんな中で日本の首相官邸だけが悲壮感を漂わせ・・・」イラク戦争
12/20 「朝日のイラク攻撃反対はニセモノ」イラク戦争 , メディアの諸問題 , メディアの情報操作
12/18 "People are now free to fight for their country's sovereignty and not Saddam"イラク戦争 , 国際問題
12/17 "その都度、人間は安易な処方箋を信じて自壊への道をたどった"イラク戦争 , 荒廃の諸相 , 国際問題
12/14 「最先端の測定装置で被曝の数値を測り安全度を確認する必要性」イラク戦争 , メディアの諸問題
12/14 「なぜ、銃撃戦の真最中に戦車に石を投げ付けてくるやつがいるのか」イラク戦争 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
12/13 ブッシュ政権下でのイラク撤兵の可能性イラク戦争 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
12/13 「日米安保条約を尊重すればイラク派兵はできない」イラク戦争 , メディアの諸問題 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
12/12 NHK の情報操作:「ようこそ日本人」が「ようこそ自衛隊」にイラク戦争 , メディアの情報操作
12/11 「政治家はこの程度の理屈で、国民を戦争に行かすのか」イラク戦争 , 荒廃の諸相 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
12/09 サマーワでの被爆問題イラク戦争 , 荒廃の諸相
12/07 「死んでからでは何も言えない」イラク戦争 , 荒廃の諸相
11/16 自衛隊イラク派遣、欧州で「断念」報道相次ぐイラク戦争 , 国際問題
10/29 元防衛庁教育訓練局長:自衛隊のイラク派遣を行わないことを首相に求める要望書イラク戦争 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題

2004年06月21日

冷泉彰彦氏「不健康な日米関係」

[JMM 275Sa] 2004.6.19 http://ryumurakami.jmm.co.jp/recent.html より

・・・日本の国内にはテロを警戒する緊張感はあまりありません。当たり前です。フセイン独裁のイラクも、アルカイダなる組織もその支持者にも、日本は「敵」ではないからです。日本社会は漠然と、そのことを理解しています。ですから、社会には「交戦国」の薄暗い影は見あたらないのです。パリーグの球団合併問題が注目を集める平和な社会があるのです。

ですが小泉首相はアメリカの「戦時」にコミットしようと言うのです。今現在、日本に差し迫った危機がないのに、危機を求めて、戦時気分の共有を求めて危険な土地に自衛隊を出そうというのです。この派遣がどうして日本にとって得策ではないかは、この欄で何度も議論しましたから詳しくは省略しますが、一言で言えば、大きなリスクを冒してもアメリカの世論は全く感謝しないということです。・・・・・・

こうした点こそ、過去の教訓に学ぶべきです。今回、レーガン元大統領の国葬には、日本からは中曽根元首相が参列しました。同じ時期に両国の政権担当者として「ロン、ヤス」関係として有名になった、いわば盟友関係というのですが、彼等がやった「日米関係」こそ、典型的な失敗例というべきでしょう。

当時、自動車を中心とした「集中豪雨的輸出」が問題とされ、これに対して「内需拡大」という政策が日本政府の回答でした。「前川レポート」が象徴するように、巨額な投資が「内需」のために投下され、全国でリゾート開発や、テーマパーク建設が進みました。そのほとんどが失敗に帰し、その後の不良債権として問題になっていきました。大阪ドームの問題もその皮肉な一例に過ぎません。

では、アメリカの世論は、そこまで血を流した日本の内需拡大とその失敗を評価しているのでしょうか。事実は全く逆です。今回のレーガン追悼報道の中で、レーガン政権の汚点としては、イラン・コントラ事件が大きなものとして紹介されていますが、その次の汚点は、日本の「3ミリオン(約3億円)接待問題」だというのです。

これは「ロン、ヤス」の「日の出山荘会談」が行われた1983年の公式訪日の際に、日本側のレーガン夫妻に対する接待が贅沢なもので「これでレーガン政権は日本に買収された」というイメージが、今でも残っているということです。勿論、その後、日本の「集中豪雨的輸出」は、各自動車メーカーなどの現地生産へのシフトを通じて沈静化していったわけですし、日本の「内需」のほうはそれこそ国力を痛めるほどの失敗に終わったのですから、今の時点で非難されるいわれはありません。

ですが、この「3億円接待」なるものが今でもTV報道に出てくるというのは何なのでしょう。日本への偏見でしょうか? 人種差別的な感覚でしょうか? それは違うと思います。一言で言えば、「不自然な善意は疑惑を招き、善意として伝わらない」ということだと思います。

内需拡大もそうです。アメリカから執拗に迫られて全国にリゾート施設を造っても、内需を通じた経済成長などという計画は絵に描いた餅に終わりました。ハワイやバリに魅力的なリゾートがあるのに、そして大量輸送時代で海外への旅費も下がっているというのに、宮崎の人工リゾートにカネが落ちるわけがないのですから。

要するに、「言われるままに不自然なこと、意味のないことをしても、日米関係の足しにはならない」ということなのです。逆に、意味のあること、例えば生産拠点の移転で雇用を創出したり、それ以上に魅力的な商品を投入し続けることで販売ネットワークを通じた雇用創出と経済効果に寄与したりすること、健康的な食品や時代の先端を行く文化表現を提供して、喜んでもらう、そうした意味のあることを続けることが両国関係を強くするのだと知るべきです。

「戦時ムード」についてもそうです。テロ被災のトラウマから逃げられず、いつまでも「戦時」を政治的な求心力に使うムードに流されるのではなく、日本からは「平和」や「環境」のメッセージを込めた「本当に必要とされる商品や文化」を提案し続けるべきだと思うのです。

本当に役に立ち、結果的に喜ばれることでしか、相手の琴線に触れることはできません。押しつけられた無意味なことをイヤイヤやって、結果的にうまくいかない痛みが残る、その痛みの感覚の分だけ、相手の方は善意を理解してくれると思ったら大間違いだということです。・・・・・・

Posted by tjst at 06月21日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000606.html
他の分類:イラク戦争

2004年04月20日

服部孝章氏>私人の思想や行為を「公」あるいは国家の意思が押しつぶしていくサマを、傍観していいはずがない。

服部孝章氏(立教大学教授)「現場」への意思 否定できぬ
毎日新聞 2004.4.20 メディアを読む/放送   抜粋

「無事」に帰国したイラクでの人質3人を心なき言葉が迎えた。・・・・・批判も自由だ。でも「現場」に行こうとした意思そのものを根本から否定するかのような発言は、1945年以前の 国家総動員法の時代への回帰だ。

政府が繰り返している勧告に従わなれば犯罪者なのか。関西空港や羽田空港での3人の様子は国家機関に保護された「囚われ人」であった。・・・・・3人が政府の保護下になってからの憔悴しきった表情からは、自由意思までもその管理下になったようにさえ見えてしまう。イラクで人質になった5人はこれまで、インターネットのホームページなどに多くの意見や情報を掲載してきた。・・・帰国の際の飛行機での"隔離"などは、それは「解放」と同時に見えざる手によって「幽閉」されたようにも見える。・・・・・私人の思想や行為を「公」あるいは国家の意思が押しつぶしていくサマを、傍観していいはずがない。・・・・・(・・・・・は省略部分)

芝生瑞和氏(日本医療協会代表)「自衛隊の即時撤退を――崩れた中東の対日親愛感――」

JPMA発行メルマガ パレスチナ最新情報 04・04・16 より転載

    自衛隊の即時撤退を――崩れた中東の対日親愛感――
           芝生瑞和(日本医療協会代表,国際ジャーナリスト)

三人の人質が解放された。毎日、私は祈るような気持ちで事態を見つめていた。私には人事ではなかった。もしも三人が殺害されるようなことになれば、それは日本と中東の歴史における最大の汚点を残すことになっただろう。そして三人の命が心配だった。

二〇年ほど前に私はあるNGO(日本パレスチナ医療協会)を立ち上げ、延べ百人以上の医者や看護婦などの医療関係者をパレスチナ自治区とその周辺国に派遣してきた責任者だった。三人の姿が、私たちが中東に送り込んできた理想に満ちた、若者ボランティアの姿や運命に重なって見えた。

いったい何故こんなことになってしまったのか。すべてはイラクに自衛隊を派遣した小泉首相に責任がある。自衛隊の存在が国民の安全のためであるとするなら、それは反対の結果をもたらした。人質になった日本の若者は地道なNGO活動によって現地の住民の高い評価を得ていた。ところが「人道復興援助」を名目とした自衛隊の派遣によって、その命すら脅かされることになった。

開戦直前までイラクに滞在した私は、開戦当日「戦後の統治は容易でない」とうタイトルでその理由を書いた(毎日新聞)。不幸にして私の予想は的中した。ブッシュが「戦闘は終わった」と宣言してから一年たち、戦争が再燃し始めた。中東情勢に精通した官僚がいるはずの外務省や小泉首相は「日米同盟」という呪縛によって目隠しをされ先が見えなかったのか。

イラクにおける情勢はいきつくところまで行ってしまった。9・11に直面し、「対テロ戦争」を開始したW・ブッシュ米政権は、「開戦理由」とした大量破壊兵器を見つけ出せず、「イラク民主化」というスローガンでその侵略と占領を正当化しようとしたが、それも行き詰まった。

「共産主義の脅威」を理由にベトナムに介入、結局は民族主義の抵抗を前に戦死者六万人近くを出して敗退し、国内に分裂をもたらした「ベトナム戦争の悪夢」が、今アメリカでは蘇えっている。

この一週間のイラクにおける戦闘の激化はベトナム戦争の転機になった「テト攻勢」を思い出させる。ベトナム戦争世代のブッシュ大統領は、ネオコンに引きずり回された挙句、間違った戦争に、間違ったタイミングで突入した。行くも地獄、退くも地獄だ。イラクから早期に軍を撤退するのが賢明だと思われるが、そうすればアメリカの威信は失墜する。矛盾が誰にも明白になった。

こんな「ブッシュのアメリカ」と運命を一蓮托生にしてしまったのが日本の小泉首相である。人質事件はその単なる結果である。「強固な日米関係」という小泉のスローガンは耳に心地よいかも知れないが、日本の将来をアメリカ史上最低の大統領と後に評価されるかも知れない人物の運命に結び付けてしまった。

中東アラブ世界における日本への親愛感は強かった。この地域で西欧の植民地主義に加担しなかったからだけではない。対中東政策では(ある程度)独自性も発揮していたのだ。

しかし今、小泉はアメリカの最大の協力者としてアラブの民衆の目には映り始めている。

人質が解放された今「テロリストに屈服した」ことにはならないはずだ。特措法に基づき、直ちに自衛隊をイラクから撤退させるべきだ。

日本パレスチナ医療協会より:

★パレスチナ医療支援のため活動資金を必要としています。会員になって支えてくださる方、寄付をして支えてくださる方は
[会費」[地域医療保健への寄付」「無指定の寄付」を明記して下記口座に振り込んでいただけたら幸いです。

年会費 個人 5000円、 学生 3000円 法人 10,000円
郵便振替口座 00140-9-155450  口座名 JPMA
東京三菱銀行新宿中央支店(普)469-5232265 口座名 JPMA

★年4回ニュースレター「アル・サッハ」(無料)を発行しています。ご希望の方は送り先(〒番号、住所、氏名)をお知らせください。

★このメルマガは無料です。あらたにメルマガを希望される方、送信先を紹介してくださる方、不要な方、突然メルマガが途切れた方は、いずれもご遠慮なくjpma@mx6.ttcn.ne.jp までお知らせください。

★転送は全く自由です。大歓迎!

★このメルマガはBCCでお送りしています。

**************************************** 
日本パレスチナ医療協会
Japan Palestine Medical Association (JPMA)
E-mail : jpma@mx6.ttcn.ne.jp
Home Page : http://www1.ttcn.ne.jp/~jpma
Tel/Fax: 03-5330-9679 PHS: 070-5072-7278
****************************************

Posted by tjst at 04月20日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000591.html
他の分類:イラク戦争

2004年04月19日

[AcNet Letter 98] 投稿「人質自己責任論の恣意性と危うさ」

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Academia e-Network Letter No 98 (2004.04.18 Sun)
ログ http://letter.ac-net.org/log.php

━┫AcNet Letter 98 目次┣━━━━━━━━━ 2004.04.18 ━━━━

【1】 白井厚氏「大学ーー風にそよぐ葦の歴史」抜粋
http://ac-net.org/dgh/01/901-shirai.htm
日本経済評論社 1996.12.8 ISBN 4-8188-0903-9

□その精神状況というものは、大学としては自滅ではな
かったんだろうか。だから大学ははたして大学だったの
だろうかということです。□

【2】 転載:緊急共同声明の賛同呼かけ
http://www.jca.apc.org/wsf_support/ngo_statement.html

□このような世論形成は、人命を軽視した安易な武力行
使や実力行使を正当化させかねず、NGOなどによる海外
での活動を大きく制約しかねないという危機感を大変強
く持っています。□

【3】投稿「人質自己責任論の恣意性と危うさ」
Sat, 17 Apr 2004 03:14:11 +0900

□3人は自分自身の国境を超えた博愛の実践活動の実績
で自分の身を守ったといっても過言ではないのです。□

【4】「自己責任論」を巡る言説

 【4-1】 Publicity 904 「陰惨なイジメ大国」ニッポンの本性を撃て
   http://www.emaga.com/bn/?2004040047191840021235.7777
   Publicity 登録ページ:http://www.emaga.com/info/7777.html

  【4-1-1】 松沢呉一氏の意見

□戦地に取材に行って死んじゃった人たちはこれまでに
もいっぱいいますが、こういう人たちに「自業自得」な
んて言葉を投げつけるのなら、命がけでビデオを回し、
写真を撮り、記事を書いている人たちに失礼だから、二
度とニュースや雑誌を見なさんな。□

  【4-1-2】 Publicity 編集者の意見

□“「いじめられる側にも理由がある」という「論理」
が「暴力」になる、という論理”を理解できない人のこ
とを、「日本人」と呼ぶのだ。それをどう変えるかとい
う問題だ。□

 【4-2】ルモンド 2004.4.16 「日本:高揚する人道主義」(抄訳:橋本尚幸氏)
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C394170269/E2083218708/index.html
□この出来事は日本の若者の間において利他主義の価値
観が強まっていることを示すものである。・・・・本当
の日本の強みとか創造性は、経済指標には現れないこう
した市民活動にあるのである。□

【5】お便り紹介

 【5-1】Fri, 16 Apr 2004 08:55:27 +0900

□ ”もっとも重要な正義の諸概念は,世界はいかに運
行すべきかに関する特定の公式から導出されるものでは
なく,誰の眼にも明々白々な根深い不正義(patent
injustice)を,一つ一つ暴いていくことに見出されるで
あろう(Amartya K. Sen (後藤玲子訳))”□

 【5-2】Sat, 17 Apr 2004 11:33:24 +0900    

□経営協議会学外委員の中から「もはや学問の府ではな
くなった」という発言があったと聞き驚いています。□

【6】 ネットからのクリップ
───────────────────────────────

━ AcNet Letter 98 【1】━━━━━━━━━━ 2004.04.18 ━━━━━━

白井厚氏「大学ーー風にそよぐ葦の歴史」抜粋
日本経済評論社 1996.12.8 ISBN 4-8188-0903-9
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4818809039/hon-22/249-5420018-2114769
抜粋: http://ac-net.org/dgh/01/901-shirai.htm
───────────────────────────────
(2001.9.3 http://ac-net.org/wr/wr-66.html#[66-7-2] 再掲)

「・・・大学の目的は、こういった教育・研究を通じて、長期的に
人類の将来の幸福に貢献するものであると考えられます。このへん
が国の政府の目的とは違うわけです。国の政府ですと、関心は個人
の権力やナショナル・インタレストであります。今の政権がいつま
で続くか、次の議会をどうやって乗り切るか、今度の戦争をどうやっ
て勝かというような問題でありまして、常に短期的な利害というも
のを考えなければならない。しかし大学はそういう目的に奉仕する
のではなく、長い将来にわたって人類の幸福ということを考えなけ
ればならない。大学の目的と国家の目的は違う。基本的に矛盾しま
す。・・・・

□ 五十年目の大学評価 p27

大学というのは高等教育機関ですね。去年のわだつみ会の八・一五
の集まりの時だったかと思いますが、当時の日本人がみんなお国の
ために夢中になって戦争に協力をしていた。・・・それに対する疑
問をもった人は非常に少ない。それは教育の効果である、という話
があった。しかしそのときにどなたかが、しかし大学の教育として
は失敗ではないかと発言されて、私はなるほどなと思いました。

大学だけを特別視するのはおかしいけれども、もっとも批判的な精
神を涵養するところが大学であろうと思います。その大学の学生も
教授たちも、戦争目的に対する批判的な見解というものはほとんど
もたなかった。もったごく少数の人は牢獄に入れられた。しかしそ
れ以外の人はほとんどもたなかった。あるいはもとうとしなかった
という、その精神状況というものは、大学としては自滅ではなかっ
たんだろうか。だから大学ははたして大学だったのだろうかという
ことです。小学校なら国定教科書で教えるわけですから、やむをえ
ないと思います。しかし大学には国定教科書はありませんし、まが
りなりにも学問の自由とか言えるような時代に、しかも意外に敗戦
の間際までけっこう自由にしやべっていた人もいる。学生などもけっ
こう自由に動きまわっていた例も幾つもありました。そういうとき
に積極的にこの戦争目的に対する疑問がほとんどどこからも提起さ
れなかったということは、大学としての自滅ではないだろうか。そ
こで、記億に残る大学教員の発言リストをつくったのは、50年目
の大学評価ではないかというふうに思っています。

□ 大学の責任と反省

・・・政治に対する批判とか、真理の探求とか国際情勢の分析とか、
そういう本来大学がやるべき使命を完全に放棄してしまった責任、
そういうものをいったいどう考えるのであろうか。このことが戦後
行うべき大学の一つの仕事ではなかったかと思います。

・・・戦後二、三十年ぐらいで、落ち着いたところで大学は大学と
しての戦争責任というものを自分で整理をする作業をやるべきでは
なかったか。今となっては若干遅きに失した。しかし今からでも、
やらないよりはましかもしれません。大学によっては、かつては右
翼の大学として有名だった大学が、非常に反省して、がらりと内容
を入れ替えて、平和のために、戦争を二度と起こさないために努力
している大学もあります。全然そういうことを考えない大学もあり
ます。大学の評価というのは、いろんな点でなしうることだと思い
ますけれども、過去を正確に調査して、誤りを二度とくり返さない、
そういう決意をもつ、そのための手段をもつ、そういう大学が、将
来ともに生き残るべき優れた大学ではないだろうか。逆に言います
と、そういうことを一切行うつもりがない大学は、世の名声にも関
わらず、学生の偏差値にもかかわらず、大学としては、真理を追求
すべき社会的責任をもつ大学としては失格ではないかと思います。
戦争責任の前に社会的責任があります。・・・・」

(*1) 1994年8月15日、飯田橋の家の光会館ホールで開かれ
た日本戦没学生記念会〔わだつみ会〕主催の講演会記録。「きみと
語りたい、私の8・15−−日本人それぞれの戦争責任−ー」とい
う共通テーマの中で、大学の責任を論した。同年2月発行の『わだ
つみのこえ』No99に録音記録を掲載。)

━ AcNet Letter 98 【2】━━━━━━━━━━ 2004.04.18 ━━━━━━
転載
緊急共同声明の賛同呼かけ
http://www.jca.apc.org/wsf_support/ngo_statement.html
───────────────────────────────

非政府組織(NGO)、市民運動団体、ジャーナリスト団体およびこれ
ら団体に携わっている多くの皆さんに呼かけます。イラクにおける
人質事件をきっかけに、政府やマスメディアの一部から「自己責任」
を問う声が非常に強くなっています。こうした動きは政府から独立
して活動する私たちにとって見過ごせないと考え、以下のような声
明を出しました。是非ともこの声明にご賛同ください。(賛同の方
法、現時点での呼かけ団体(個人)および賛同団体(個人)は末尾
にあります)

(お願い)共同声明の原案の段階で呼かけ・賛同団体(個人)にな
られた方で、リストにお名前がない方がいらしゃれば至急おしらせ
ください。お手数ですがよろしくお願いします。追加訂正はウエッ
ブ版で行います(集約係 小倉/呼かけ人)

(回覧をお願い致します。回覧期間 2004年4月21日)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■(共同声明) ■
■「自己責任」論による非政府組織(NGO)、市民団体、ジャーナリ ■
■スト等の活動への批判に憂慮します ■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

わたしたちは、世界中の人々との草の根の交流、人びとの生活や人
権などへの支援活動、ジャーナリストとしての活動などをおこなっ
ている非政府組織(NGO)、市民団体やこれらに関わる個人です。わ
たしたちは、イラクにおける人質事件以降、政府および一部のマス
メディアが今回の人質事件の原因を危険なイラクに出向いた被害者
たちにあると批判し、事態の責任を「自己責任」の名のもとに、現
地で活動しているNGOや個人に転嫁しようとしていることに大きな
憤りと悲しみを感じています。(注)

このような「自己責任」論は、NGO等として紛争地域などで活動す
る人たちの人命が危険にさらされるような事態になったとしても、
それは当事者の責任であると考えるあやまった世論をつくり出して
しまいます。このような世論形成は、人命を軽視した安易な武力行
使や実力行使を正当化させかねず、NGOなどによる海外での活動を
大きく制約しかねないという危機感を大変強く持っています。

政府や一部マスメディアが主張する「自己責任」論は、自律した個
人が自らの責任で社会活動をすることの意義を意味するという、そ
の本来の意味をすりかえにしています。そして、人質の人たちとそ
の家族を、そのようなまちがった「自己責任」論によって批判する
ようなことはすべきではないということを強く訴えたいと思います。

紛争地域などでのNGO活動には多かれ少なかれリスクは伴います。
このことは、海外で活動する人びとにとっては十分理解されていま
す。武器をもたずに、どこかの国家の組織に属することもなく、イ
ラクの人びとの安全や人権を守り、真実を伝えるために危険な地域
におもむいた人びととその行動を「自己責任」論を持ち出して批判
することはできません。ところが、現在、政府や一部のマスメディ
アが批判のために持ち出している「自己責任」論は、紛争地域での
NGOやジャーナリストなどの活動を萎縮させて閉め出し、その独立
性を失わせ、ますます地域の不安定を助長することになりかねない
のです。

はたして自衛隊や日本の政府がNGOにかわって劣化ウラン弾の被害
の調査を行ったり、貧しい子どもたちを支援するといった活動を行っ
てきたでしょうか。また、政治的な理由に左右されることのない人
道支援を行えるでしょうか。戦争の被害を当事国の利害や国益にと
らわれずに正確に把握することが果たして戦争の当事国にできるも
のなのでしょうか。国連のガイドラインでも、人道および軍事活動
間の明確な区別を維持するために、軍事組織は直接的な人道支援を
すべきではないという基準を設けており、紛争地域で中立な立場で
人道支援できるのはNGOだということが確認されています。これに
反して、「自己責任」論は、人道支援の軍事化を促し、人びとの安
全をますます損なう結果となることに強い危惧を持つものです。

NGO や市民団体は、政府や軍隊には出来ない多くの分野で支援の実
績を達成してきました。この事実は正当に評価されるべきことであっ
ても、「自己責任」の名において批判されるべきではありません。
あるいは、戦時のマスメディアがどれほど戦争の真実を伝えてきた
でしょうか。軍隊や政府の庇護を受けないフリーのジャーナリスト
の報道は不要だといえるでしょうか。検閲や自主規制にとらわれな
いフリーのジャーナリストが戦争の真実を伝えるために、報道の自
由に果たした役割ははかり知れません。

私たちは、政府や一部マスメディアによる「自己責任」論に基づく
人質とその家族の皆さんへの批判はいわれのないものであって間違
いであり、これを撤回することを強く望むものです。そして、現在
のイラクの状況から、人道支援の最大の障害は軍隊なのだというこ
とがあらためて明らかになっているということを強調したいと思い
ます。日本政府が自衛隊をいち早く撤退させ、米国や連合国にも軍
隊の撤退を働きかけかけることこそが、イラクの人びとの生活と生
命の安全を保障し、NGOなどの援助活動、人権監視活動、ジャーナ
リストとしての活動の安全を確保するもっとも確実な方法なのです。

(注)「自己責任」論についての政府、報道機関の言及の一例

外務省の竹内行夫事務次官の発言「非政府組織(NGO)メンバー
によるイラク国内での活動について「自己責任の原則を自覚して、
自らの安全を自らで守るということを考えてもらいたい」

『日経』4月13日社説 「自己責任がイラクにおける基本的な行動原
則である」

『読売』4月13日社説 「自己責任の自覚を欠いた、無謀かつ無責任
な行動が、政府や関係機関などに、大きな無用の負担をかけている。
深刻に反省すべき問題」

=======切り取り線=======

「(共同声明) 「自己責任」論による非政府組織(NGO)、市民団体、
ジャーナリスト等の活動への批判に憂慮します」に賛同します。

お名前
所属
連絡先(メールかファックスをお書き下さい)

なお、いただいた賛同署名については、お名前と肩書きを公表いた
します。連絡先は公表されません。

===================

●賛同署名の送り先および問合わせ先は下記です。

賛同署名の送り先

電子メール jikosekinin@freeml.com
ファックス(ピープルズプラン研究所)03-5273-8362

電話での問合わせ先
    070-5553-5495 (小倉/WSF連絡会)
メールでの問合わせ先

ウエッブ上でのアクセス((WSF連絡会ウエッブサイト内)
http://www.jca.apc.org/wsf_support/ngo_statement.html

呼かけ団体/個人および賛同団体/個人のリストはこちら:
http://www.jca.apc.org/wsf_support/list.html

━ AcNet Letter 98 【3】━━━━━━━━━━ 2004.04.18 ━━━━━━

投稿「人質自己責任論の恣意性と危うさ」
Sat, 17 Apr 2004 03:14:11 +0900
──────────────────────────────

      人質自己責任論の恣意性と危うさ

3人が解放されるや、政府、一部の政党・マスコミから「人質自己
責任」論が沸騰し、救出費用自己負担論さえ台頭しています。私も
今回の3人のイラク入りが状況判断において問題なしとは思いませ
ん。

しかし、議論をそこに収斂させ、今回の人質事件をより大局的見地
から見ようとしない論調には政治的恣意性と危うさを感じます。

3人が解放されたのは、ご家族の献身的な訴え、内外の救出支援活
動、聖職者協会をはじめとするイラクの各界の方々の尽力によると
ころ大であったのはいうまでもありません。

と同時に、忘れてならないのは郡山さん、高遠さん、今井君がアメ
リカによる占領統治への協力者ではなく、逆に戦禍にあえぐイラク
国民の悲惨な実態を世界に伝え、支援の手をさしのべようとした日
本人であったことが正しく先方に理解されたこと―――このことが
3人の解放につながる大きな要因になったということです。この意
味で、3人は自分自身の国境を超えた博愛の実践活動の実績で自分
の身を守ったといっても過言ではないのです。

さらに背景を辿れば、こうした日本人の善意でさえも危険にさらさ
れる状況になった真因は、日本国政府が国連の枠組みでイラク復興
支援をという国際世論に背を向け、卑屈にもアメリカからの要請に
応える形で自衛隊をイラクへ派遣したこと、そのことがイラク国民
に、自衛隊、ひいては日本はアメリカによる占領統治への協力者と
みなされてしまったこと、にあります。

3人解放後のマスコミの世論調査によれば、自衛隊の撤退を拒否し
た政府の方針を7割以上の回答者が支持したと伝えられています。
その背景には自衛隊はあくまでも人道支援のために出かけたのだか
ら、という意識があるようです。

しかし、こうした国内世論を知るにつけ、私は今回の3人の解放に
尽力したイラク聖職者協会のメンバーが語った、「私たちの方が日
本の小泉さんよりも人質の方々を大切にした」という言葉の重みを
感じずにはいられません。さらに、3人が解放された今もファルー
ジャはアメリカ軍によって封鎖され、再攻撃の恐怖と電気、水道が
断絶した生活環境のなかにおかれていること、そして、ほかでもな
い日本国政府は一貫してこうしたアメリ主導の占領統治に世界有数
の支持を表明してきたこと、を忘れてはならないのです。前記の聖
職者協会メンバーが解放された3人に対して、ファルージャの実態
をぜひ日本の皆さんに伝えてほしいと託した言葉の重みを私たち日
本人が感受できないとしたら、あまりに悲しいことです。

実際問題でいえば、10日ほど前のテレビでサマワのある部族長が
自衛隊の今の活動について、「彼らは基地の中ばかりにいて何も支
援活動をしてくれない。12月まで待つが、そのときになっても今
のままなら、我々は黙っていない」と語っていました。これは、自
衛隊派遣の政治的経緯が人道支援の妨げになっていることの証左と
思われます。

人道支援をいうなら、自衛隊ではなく、電気、水道、建設といった
社会インフラの整備に通じた民間の専門家を派遣するべきでしょう。
彼らであれば、イラク国民に歓迎され、円滑に任務をまっとうでき
るはずです。それでも日本国政府が自衛隊にこだわるとしたら、そ
れは派遣の真の目的が人道支援にあるのではなく、アメリカへの忠
誠のアリバイ作りにあるのだというほかありません。

そこで、提案です。

次のようなことを訴える意見公告を全国紙に掲載することはできな
いでしょうか?

 1.自衛隊は人道支援のために出かけたといわれるが、本当か?
   現地でその任務をどれほど果たせているのか?
   人道支援を実効的に行うための提案

 2.人質自己責任論の国家主義的危険性と問題のすり替え

 3.ファルージャをはじめとするイラク国内の恐怖と貧困の実態

掲載料が莫大であることは承知していますが、多くの賛同者を募る
ことは可能ではないでしょうか?

━ AcNet Letter 98 【4】━━━━━━━━━━ 2004.04.18 ━━━━━━

「自己責任論」を巡る言説より

───────────────────────────────
【4-1】Publicity 904 Sat, 17 Apr 2004 04:26:08 +0900 (JST)
「陰惨なイジメ大国」ニッポンの本性を撃て より
http://www.emaga.com/bn/?2004040047191840021235.7777
Publicity 登録ページ:http://www.emaga.com/info/7777.html
───────────────────────────────
【4-1-1】 松沢呉一氏の意見
───────────────────────────────
Pubilicity編集者「そのなかに、胸打たれる一文があった。ぜひ全
文を読んでいただきたいが、一部引用する。」
http://www.pot.co.jp/matsukuro/20040416_687.html

まさに高遠さんは危険を承知しながらイラクに行かないではい
られない立場にあった人でしょ。

彼女を救出するために、イラクの人たちまでがビラ配りをやり
、「彼女の身代わりになる」と少年が言うくらいに信頼関係が
あったわけです。

彼女を「おかあさん」と慕って、写真を持って待っている子供
がいるのをわかっていて、「危険だから、もうイラクには行か
ない」で済むわけ? 

済む人もいるんでしょうし、その判断に対して私がとやかく言
う立場にはないですけど、「危険があるのに」ではなくて、「
危険があるからこそ」、いてもたってもいられずに出かけて行
かないではいられない人がいることくらいどうしてわからんか
な。

冷酷と自覚する私ですけど、自分を「おかあさん」と呼ぶ子供
らを自分の子供のように感じる人に「死ねばいい」などと言う
ことはどうしてもできんです。

(中略)

高遠さんと同じ立場になってさえ「あんたたちは危険の中で生
きていってね。私は安全な国に帰るから。日本の自衛隊があん
たたちの家族を殺した米軍の手伝いに来ているからよろしくね
ー」って子供たちに言い残して日本に帰り、安全が来るまで家
でケツをかきながら寝ころんでテレビを眺めている人がいても
いいけど、そうはできない人の足を引っ張りなさんな。

「自業自得」なんてことは、家でポテトチップスを食いながら
テレビを観ているだけだから言えること、イラクにただ一人待
っている人がいないから言えること、イラクの人たちはその危
険を長期間強いられていることを実感できていないから言える
ことでしかないでしょ。

で、「自業自得」なんて言っている人々が屁をこきながらテレ
ビで観ているニュース映像はいったい誰が撮り、雑誌の記事は
誰が書いていると思っているわけ? 

ロボットか。イヌとかネコか。それとも亀か。カメラマンや記
者が、危険なことをわかっていても現地に行っているからでし
ょうが。

そういった報道があるから、ファルージャで何が起きているの
かを不十分ながら知り、北朝鮮がどうなっているのかをさらに
一層不十分ながら知ることができるわけです。

テレビニュースの映像、雑誌の記事や写真の手前に人がいるこ
とくらい想像しましょうよ。危険を顧みない報道が、私らが考
え、行動することに、どれだけ役に立っているのかくらい想像
しましょうよ。

そういえば、「東京トップレス」(http://tokyotopless.com/)
の工藤君との対談で、「写真の被写体のことは考えても、写真
を撮っている存在については考えられない人たち」についての
話が出てましたが、この程度のことさえも想像できないくらい
に想像力が欠如している人たちって本当にいるみたいですね。

どうやればそこまで鈍感になれるのかについては、私の想像力
も及びません。

ずっと前に書きましたけど、あえて戦場に行く人たちにも当然
功名心はありましょうし、一般的な日本人より自分の死に鈍感
な人たちでもあるのでしょうが、そうであってもやっぱり私は
「ありがたい」「偉い」と素直に思えます。

戦地に取材に行って死んじゃった人たちはこれまでにもいっぱ
いいますが、こういう人たちに「自業自得」なんて言葉を投げ
つけるのなら、命がけでビデオを回し、写真を撮り、記事を書
いている人たちに失礼だから、二度とニュースや雑誌を見なさ
んな。
───────────────────────────────
【4-1-2】 Publicity 編集者の意見
───────────────────────────────

▼まもなく起こる情況に備え、少しでも3人とその家族を守る
防波堤になればと思い、ぼくは「いじめの問題は、いじめる側
に全責任がある」という、予め立っている立場を、再び書いて
おこうと思う。

「イジメは、いじめる側が100パーセント悪い」という意見
に対して、「はあ?いじめられる側にも、いじめられる何らか
の原因があるから、いじめられるんじゃないの?仕方ないよ。
いじめられる側にも悪いところがあるんだよ。なに言ってんだ
よ」と思った人がいるかもしれない。

少しでもそう思っている人に借問しよう。いじめられている子
に、「いじめられる何らかの原因」とやらがあったとしよう。
ならばあなたは、その子を「いじめる理由」「いじめる正当性
」を持っているのか?

「いや、私がどうするかという話じゃなくて、一般論としての
話だよ。私はいじめないよ」と言うか? 違う。これは「あな
た」の問題であり、「わたし」の問題だ。

“「いじめられる側にも理由がある」という「論理」が「暴力
」になる、という論理”を理解できない人のことを、「日本人
」と呼ぶのだ。それをどう変えるかという問題だ。

3人に対するだけの問題ではない。在日外国人に対して、難民
に対して、社会的に弱い立場に立っている人々に対して、えと
せとら、これは普遍的な問題だ。

「自衛隊派遣に反対」を表現した国民の自由を、国策のために
封じる自由を国家は持っていないし、持たせてはいけない。

「非国民」を容赦なく密告し糾弾した戦前の雰囲気を、ぼくは
知らないが、こういう雰囲気だったのかな、と思う。年配の読
者からの投稿をいただきたいところである。・・・・・・

▼「人でなし」は、自分が「人でなし」だと自覚しないから、
人でなしなのだ。

この状況下において、解放された3人とその家族に「自己責任
」を問う輩は、想像力が徹底的に欠如した「人でなし」だ。

老若男女問わず、「自己責任」狂いの愚を撃て!

それがニッポンという「イジメ大国」を、「共生の大国」へと
変える第一歩であり、橋頭堡であると信じる。

───────────────────────────────
【4-2】ルモンド 2004.4.16 (抄訳:橋本尚幸氏)
「日本:高揚する人道主義」
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C394170269/E2083218708/index.html
───────────────────────────────

「・・・阪神大震災以降、日本の高度経済成長期に生まれた子供た
ちは、日に日に人道活動やボランティアに数多く従事するようになっ
た。イラクで人質になった彼等の仲間もそうだ。

イラクで人質になった若い日本の三人は、イラクの泥沼の中で、善
意だけを頼りにいったい何をしようとしていたのか? 自覚がない
のか、それともナイーブなのか? 彼等以外に拘束されたと見られ
る二人の若者についても言えることだが、この出来事は日本の若者
の間において利他主義の価値観が強まっていることを示すものであ
る。・・・・・・

1970年から80年にかけて、日本人の若者でアジアの各地をル
ンペン旅行するものが居たが、彼等はごく少数派にしか過ぎなかっ
た。今日、日本では男女を問わず多くの若者たちが無数のNGO活
動に携わって海外に出かける。アフリカやアジアのとんでもない奥
地へである。大学生が夏休みに出かけるのもいるがフルタイムでそ
んなことをする若者の方がずっと多い。日本の世間は、三人の向こ
う見ずな錯乱した行いを執拗に非難して三人の家族を責めるが、多
くの親たちはいつなんどき彼等の子供たちが同じような行動に出な
いとは限らないことを良く知っているのだ。

すべての若者が夢を実現できるとは限らないが、日本列島は、こと
世界的な人道主義の高まりという動きの中で決してマージナルな存
在ではないのである。日本ではさらに高年者たちまでがNGO活動
に参入を始めている。それぞれ個別の活動は地味で小さいものの、
確実に日本で市民社会が形成されつつあることを物語っている。

世界第二の経済大国とかが世界の新聞の見出しをにぎわすが、本当
の日本の強みとか創造性は、経済指標には現れないこうした市民活
動にあるのである。

日本のNGO組織は欧米のものと較べると規模が小さくバラバラで
ある。地域性が強いのが特徴だ。規模が小さいからこそ多様性があ
り、それが強みともなっている。多様性があるからこそ連帯の精神
も生まれる。

・・・・・・日本が苦しんでいる長い経済不況は、生産性と経済発
展という60年代から80年代にかけて日本を支配した神話をうち
砕いた。おかげでその期間は端っこに押しやられていた市民社会と
いうものが息を吹き返したのである。

・・・・・・彼等は一般的に地味で、あまり目立たず、理屈をこね
たり大風呂敷の議論をするよりは実践を重んじる人たちである。彼
等の資本は有り余るほどの善意だけだ。組織は弱体で要員の質もそ
れほど高くはない。お金がないので小さいプロジェクトしかできな
い。多くは個人の献金で成り立っている。日本の慈善活動は、20
03年に発表された報告書によると寄付金額全体では世界でも高い
方である。しかし多くの日本のお金は大きな国際機関に流れ、日本
の零細NGOには資金を集める能力がない。

活動家の最初の世代は60-70年代の学生運動家だった。しかし
いまは違う。もっと若い世代で組織だったものではない。でも阪神
大震災の時、未だかってみられなかったような連帯を示した。13
0万人ものボランティアが集まったのだ。まさに国家の影が薄くな
り「市民社会」が出現している。もちろん混乱はあったが、彼等は
巨大な動員力を示した。以来、NGOは急速に増えてきた。

1998年の法律でNGOの設立が、欧米の基準からすると税制面
などで不十分な子のではあるが、認められるようになった。効率が
悪いODAにかわる活動も組織的にできるようになった。政府はN
GOが日本の国際イメージの改善に繋がることを知りNGOのある
ものについては政府か支援するようになった。しかしほとんどのN
GOは独自性を維持するために政府からお金を貰っていない。

日本がいま其の平和ドクトリンを捨て去ろうとしているとき、NG
Oがいま新しい戦争反対の推進者となろうとしている。イラクで捕
まったこの三人はこの理想を共有していた若者である。ボランティ
ア運動の常として、彼等の平和運動も一つにまとまったものではな
い。ヨーロッパに老いてみられるような大規模なデモもない。しか
しいったんこのバラバラな運動に火がつくと大きな運動に結びつく
可能性がある。阪神大震災では、これが可能だと云うことが示され
ているのである。 」

━ AcNet Letter 98 【5】━━━━━━━━━━ 2004.04.18 ━━━━━━

お便り紹介

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【5-1】Fri, 16 Apr 2004 08:55:27 +0900
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「・・・・・・以前はあまりマスメディアに疑問を持つようなこ
とはなかったのですが,独法化の過程を経験することにより,やっ
と,世の中の動きが理解できてきたように思います.また,以前
は英語では,論文以外は読んだこともなかったのに,海外メディ
アのHPの記事をよませていただきました.その中でアルジャジー
ラのHP に天秤の絵がありました.やはりジャーナリズムとは,
すべての立場から中立でなければならないと思います.このとこ
ろ,”社会貢献する”という掛声のもとに,中立でない報道が内
外でみられるようですが,よく考えると大学だって似たような状
況のような気がします.そう考えると,ジャーナリズムと学問に
は通じるところがあると思われます.わたし自身は,工学部の中
で制御理論を研究していますが,その分野の中に,ロバスト制御
というものがあり,それは,「最悪なものを抑える」という考え
方からきています.それと以下の経済学者であるセンの言葉は共
通するのではないかとも考えています.

”もっとも重要な正義の諸概念は,世界はいかに運行すべき
かに関する特定の公式から導出されるものではなく,誰の眼
にも明々白々な根深い不正義(patent injustice)を,一つ一
つ暴いていくことに見出されるであろう(Amartya K. Sen
(後藤玲子訳))”

今,イラクで起きていることを考えると,我々はこの言葉の重み
をかみしめる必要があると思っています.かといって,家族を持
つ身でなかなか無謀なこともできませんが...」

───────────────────────────────
【5-2】Sat, 17 Apr 2004 11:33:24 +0900
───────────────────────────────

「イラクの3人の人質が解放され、まるで知り合いの事のように
喜びました(まだ2人の方、および他の国の方々が人質になって
いらっしゃいますが)。ところが日本政府の談話を聞いていると、
まるで自分たちが助けてやったんだ、という高飛車な態度で驚い
てしまいました。日本の政府は日本の政府のために働いているだ
けで、国際貢献などは行っていないのに(少なくとも政府の中枢
で働いている人たちは)、本物の国際貢献をしている人たちに余
計なことをするなというのにはあきれてしまいます。そして、そ
の政府を支持する人が多いことにがっかりします。一方で、危険
を顧みずに行動を起こす人たちを誇りに思いますし、その人たち
を支えている人も多いと思います。

**大学では経営協議会学外委員の中から「もはや学問の府では
なくなった」という発言があったと聞き驚いています。大学法人
になったとはいえ、株式会社になったわけではなく、「大学」で
あるからには学問の府でなくてなんなのでしょう?「産学連携な
どを進めると同時に、学問の府であることをこれまで以上に強く
認識して」というのが当たり前の考え方だと思います。法人化を
進めてきた流れに立ち向かう強い意志と行動力がますます必要に
なってきたと思っています。」

━ AcNet Letter 98 【6】━━━━━━━━━━ 2004.04.18 ━━━━━━

ネットからのクリップ

───────────────────────────────
【6-1】http://www.asaikuniomi.com/JapaneseHostages.htm
浅井久仁臣氏『解放された後、「イラクに残りたい」「また戻って
来たい」と彼らが発言したからといって何が悪いのか私には分かり
ません。人質にされた恐怖から「もう二度とイラクに戻りたくない」
「イラク人の顔を見たくない」と言ったとしたら、私は彼らのイラ
クに入国する前の覚悟や想いを逆に疑ってしまいます。』

【6-2】http://www.fujiwarashinya.com/talk/2004_0413.html
藤原新也氏『日本という国が企業と同じような利潤追求を国家命題
とする「企業国家」であるというのなら、自衛隊のイラク派兵は十
分に意義のあるところのものであり、そのためには10人や100
人の善良な日本人を見殺ししてもそれは知ったことではないだろ
う。』

【6-3】http://www.jca.apc.org/~toshi/blog/no_more_cap/archives/000020.html
No More Capitalism 『「民主主義社会」の言論弾圧は、こうした
抑圧を秘密警察が強権的に民衆を押えつける独裁国家のやり口では
なく、自主規制として内面化したり、道徳や倫理などで縛り、それ
でもダメな場合は、経済的不利益(雇用差別や昇進差別)で対応する。』

【6-4】http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040417-00000136-kyodo-pol
共同通信『航空機、健診は本人負担 外務省、イラクの日本人人質
事件で解放された3人に請求へ』

( Publicity 906 / Sat, 17 Apr 2004 23:51:06 +0900 (JST)
 http://www.emaga.com/bn/?2004040049362781010182.7777
「そもそも、チャーター便に乗るときに「自己負担ですよ」と話し
たのか? 病院で検査する時に、「自己負担ですよ」と話したのか?
勝手に飛行機に乗せて、勝手に病院で検査を受けさせて、それで後
から「自己負担ですよ」なんてことはないのでしょうナ。

そういうふうに段取りがついていたのなら、話はわかる。すべて
「自己責任」なのだから、チャーター機に乗らずに勝手に帰ってく
るのも自由、検査を受けないのも自由だからだ。

・・・おそらく、すべて後から「自己負担」と通知するのだろう。
これは、合法的なイジメではないか? これが日本という国の姿で
ある。」)

【6-5】http://www.asahi.com/international/update/0417/019.html
asahi.com: スンニ派宗教指導者アブドルサラム・アルクベイシ師
『日本大使館は委員会に謝意を伝えてこなかった。日本の首相も委員
会について言及しなかった』

【6-6】http://www.geocities.jp/chikushijiro2002/peace/crimefornote.html
豊島耕一氏『NHKによる犯罪容認報道について』

【6-7】http://videonews.jp/?itemid=24
神保哲生氏『年金だの公共事業だので何百兆単位の無駄をしている
政府が、逢沢副大臣の渡航費を人質家族に請求すべしと発言してい
ることに強い違和感を感じている』

【6-8】http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040415ic05.htm
(人質攻撃を続ける政府広報紙)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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2004年04月14日

人質の身代わりになる、と箕輪氏がアルジャジーラに伝達

Open-J BOOMERANG Vol 416, 2004.4.14 より転載

アルジャジーラ ネットワーク スタッフ様

私たち2人は、日本北海道の小樽市に居住する日本人です。以下は、私たちからサラヤ アル ムジャヒディンというグループに宛てたメッセージです。

貴社記事「日本人、韓国人拘束さる」「人質問題で日本混迷」の筆者が、次の記事・テレビ番組において私たちのメッセージを活用され、グループの目・耳に届くようにしていただければ幸いです。
●箕輪 登(男性、80才、元郵政大臣、元防衛庁政務次官)のメッセージ●

私は、元日本政府閣僚の1人でした。
私は現在、日本の自衛隊をイラクに派遣するという小泉首相の誤った政治選択に関して裁判所に提訴中です。

私は十分に長く生きてきました。
私は、あなた方が拘束した3人の日本人の代わりに人質になる覚悟があります。

●坪井主税(男性、62才、札幌学院大学教授、専攻 平和学)のメッセージ●

私は、これまでずっと、アメリカがあなた方の国を攻撃し占領していることに反対してきました。
私は、これまでずっと、わが日本政府がブッシュ大統領を支持してきたことに反対してきました。
私は、これまでずっと、日本政府があなた方の国に自衛隊を派遣することに反対してきました。

私は、あなた方の国から自衛隊を撤退させたいと思っている唯一の日本人ではありません。多くの日本人がそう思っています。
私は、あなた方が拘束した3人の日本人もそう思っていると確信しています。

3人を無傷で解放してください。

Posted by tjst at 04月14日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000587.html
他の分類:イラク戦争

2004年04月13日

インナーネットソース#83>仲介者ミズヘル・アル・ドレイミの本性

Date: Tue, 13 Apr 2004 03:30:03 +0900
Subject: 星川 淳@屋久島発 インナーネットソース #83

■緊急情報2(転載可)【13日3時すぎに受信。“情報”とは補足説明の意】

情報の混乱を避ける目的で書きます。

仲介者として登場したミズヘル・アル・ドレイミ(緊急声明4で仏語式にミュ ズヘール・アル・デライミと書いてしまいましたが)は、謎が多く、ペテン師 といわれている人物で、1991年、サダム・フセインのボディーガードだと称し て、フランス・テレビTF1のスター的ニュース・プレゼンテーター、パトリッ ク・ポワーヴル・ダルヴォールのニュース番組に登場し、キャピテン・カリム と名乗った人物です。後日、それが真っ赤なウソだということがわかり、彼の いうことに同意を与えていたパトリック・ポワーヴル・ダルヴォールも事実ね つ造の嫌疑をかけられて裁判沙汰になりました。その後、この男は企業家と自 称して、あちこちのメディアに顔を出し、現在ではイラクで、<イラク人権擁 護団体>の市民反戦活動家と自称しています。しかし、裏ではCPAのポール・ ブレーマーとも繋がっているとまで指摘されています。

フランスでは、ペテン師として知る人の間では有名です。

読売のサイトが日本時間深夜1時頃に彼の声明を流しましたが、しかし、この 仲介役といわれた男も、現在、拉致グループから追い出されました。私たちの 市民のネットワークが信頼されたのです。一時はこのペテン師が登場したこと で、事態の推移をたいへん危惧しましたが、まもなく、何事もなければ解放さ れるはずです。そして多くの真実がわかるでしょう。

仲間の三人は元気で、客人として接待されているということです。

取り急ぎ。

グローバル・ウォッチ/パリ
コリン・コバヤシ

目次
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
1. 日本の仲間の三名は解放される
2. 天木直人「小泉首相の即時退陣要求を!」他
3. 自衛隊は占領体制の“正式”な一員ですよ
4. 犯人グループを動かしたのは日本政府ではない
5. 広河隆一「イラクの人に手紙を届けてください」
6. 4月13日午後6時 首相官邸前へ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
全文転載:

屋久島発■■■■■■■#83
i n n e r n e t s o u r c e
  ■■■■■■■ ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
★彡■     ■ ■ 1. 日本の仲間の三名は解放される
by ■ ■■■ ■ ■ 2. 天木直人「小泉首相の即時退陣要求を!」他
星 ■ ■ ▼ ■ ■ 3. 自衛隊は占領体制の“正式”な一員ですよ
川 ■ ■04.04.13 ■ 4. 犯人グループを動かしたのは日本政府ではない
淳 ■  ■■■■ ■ 5. 広河隆一「イラクの人に手紙を届けてください」
  ■      気■ 6. 4月13日午後6時 首相官邸前へ
転送自由■■■■■刊■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
     ──────────────────────┘

★イラクの3人特集です。
 まず何よりも……

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>(1)――― 日本の仲間の三名は解放される
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★事件後、的確な声明を出しつづけているグローバル・ウォッチ続報を2つ。

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

■緊急声明 5(転送可)【12日23時すぎに受信】

川口外相の声明によるブレーキや技術的問題にも関わらず、大きな障害がない
限り、ここ数時間以内に拉致された日本の仲間の三名は解放される、という信
頼度の高い情報を得ました。 

グローバル・ウォッチ/パリ
コリン・コバヤシ

■緊急情報2(転載可)【13日3時すぎに受信。“情報”とは補足説明の意】

情報の混乱を避ける目的で書きます。

仲介者として登場したミズヘル・アル・ドレイミ(緊急声明4で仏語式にミュ
ズヘール・アル・デライミと書いてしまいましたが)は、謎が多く、ペテン師
といわれている人物で、1991年、サダム・フセインのボディーガードだと称し
て、フランス・テレビTF1のスター的ニュース・プレゼンテーター、パトリッ
ク・ポワーヴル・ダルヴォールのニュース番組に登場し、キャピテン・カリム
と名乗った人物です。後日、それが真っ赤なウソだということがわかり、彼の
いうことに同意を与えていたパトリック・ポワーヴル・ダルヴォールも事実ね
つ造の嫌疑をかけられて裁判沙汰になりました。その後、この男は企業家と自
称して、あちこちのメディアに顔を出し、現在ではイラクで、<イラク人権擁
護団体>の市民反戦活動家と自称しています。しかし、裏ではCPAのポール・
ブレーマーとも繋がっているとまで指摘されています。
フランスでは、ペテン師として知る人の間では有名です。
読売のサイトが日本時間深夜1時頃に彼の声明を流しましたが、しかし、この
仲介役といわれた男も、現在、拉致グループから追い出されました。私たちの
市民のネットワークが信頼されたのです。一時はこのペテン師が登場したこと
で、事態の推移をたいへん危惧しましたが、まもなく、何事もなければ解放さ
れるはずです。そして多くの真実がわかるでしょう。

仲間の三人は元気で、客人として接待されているということです。

取り急ぎ。

グローバル・ウォッチ/パリ
コリン・コバヤシ

────────────────────────────────────
■以下、グリーンズネットワーク世話人の服部さんによる解説
http://nvc.halsnet.com/jhattori/green-net/

グローバル・ウォッチ/パリのコリン・コバヤシさんとは
『市民のアソシエーション フランスNPO法100年』(太田出版)の編著者です。
 また岩波新書では、「ゲランドの塩物語」があり、
これはフランスの環境保護や有機塩業に関して書かれたものです。
http://www.yomiuri.co.jp/bookstand/syohyou/0812_09.htm
http://www.altertrade.co.jp/pages/book_gerando.html

 また岩波の雑誌、世界では
 「フランス:イラクの影で殺戮しているのは人類全体だ!」という記事を
書かれています。
http://www.iwanami.co.jp/sekai/2003/ex01/directory.html
 その他、「フランス核問題の行方」と題して
http://www.shonan-inet.or.jp/~kuri/aala/aala_8.html#anchor128746
インターネット上に、彼の考えが書かれています。

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

【ここから巻頭言】

★先日「号外」でお伝えしてから、めまぐるしく事態が展開し、多くのみなさん
同様、ぼくも他の仕事はさておき、救出に向けてできることを続けてきました。
(まあ、屋久島にいてやれることは限られていますが……)

 今回、小泉首相は2つ目の大きな機会を逃したと思います。
 逆にいうと、2つ目の大罪を犯したのです。

 大罪の1:去年の米英によるイラク侵攻は、小泉の支持がなければ止められた
可能性が強い。彼はそんな責任など微塵も感じないふりをし、国会も国民もその
責任を問わなすぎます。その全体が戦後最大の過ちでしょう。

 大罪の2:いま自衛隊を撤退させれば、今井くん・高遠さん・郡山さんの3人
も心の底から願っている、イラクでの壮大な歴史的愚行の停止、ないしその改善
に向けた大きな軌道修正を実現できるかもしれないのに、その機会をみずから捨
て去ってしまいました。しかも、3人の命など対米追従の利益と比べて取るに足
らぬと、顔にも言葉にもありありと示して――

「人でなし」という言葉がつい浮かびます。(差別用語だったら失礼!)
 小泉、安倍、福田、その他諸々の魑魅魍魎(ちみもうりょう)たち
 ちょうど発破をかけに来日した、ブッシュ政権の黒幕チェイニーも
 そして、テレビで暗躍する御用評論家たちも

 少なくとも、ぼくは“人”でいたい。あの3人のように――
 解放を祈り、信じて、待ちます。

────────────────────────────────────
★マスコミ関係者へ:

 今回の事件は、とくに対米追従と政府御用報道が目に余ります。「人でなし」
メディアにならないためには、一人ひとりが現場で勇気を出し、真実をありのま
まに伝える努力を強めてください。自分で事実を掘り下げる力を鍛えてください。
もしそれで排除されたら、早くマスコミに見切りをつけて、独立系メディアの道
を切り開きましょう!

────────────────────────────────────
★ものすごい数の声明や呼びかけが飛び交い、とても引用しきれません。みな真
剣な想いと工夫のこもったものばかりです。TUPでもメンバーの一人である今
井くんら3人に生きて返ってほしいと、外国メディアへの働きかけやNGOルー
トでの救出サポート、翻訳支援など、休む間もなく動いています。有志の声明も
出しました。→ http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/message/295

 また高遠さんを慕うイラクの人たちが、拘束グループに向けて発信し、チラシ
にしてファルージャ周辺で1万枚撒いた手紙も訳出しました。
http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/message/297

────────────────────────────────────
★その他のおすすめ(「ナブルス通信」より)。
http://www.onweb.to/palestine/

---------------------------------------------------------------
[イラクはどうなっているのか]

http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/places/iraq0404.html
「地獄の扉を開く:バグダッドからの報告」ラウール・マハジャン

http://www.geocities.jp/riverbendblog/
バグダッド在住のリバーベンド(複数の女性)によるブログ(邦訳)
最新は「ティーポットとやかん…」

---------------------------------------------------------------
[日本人拘束事件と自衛隊撤退について根本的に考えるために]

http://www.impala.jp/pandora/index.html
池澤夏樹 パンドラの時代 008「3人の誘拐について大急ぎで」

http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/places/terotero.html 
益岡 賢 「テロに屈するな」

http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/places/terotero3.html
益岡 賢 「人質解放!」  
「米軍主導の占領軍は、全イラク人を人質に取っている」
という言葉は名言。

---------------------------------------------------------------
[この間のイラクと日本の関連情勢について]

http://www1.jca.apc.org/aml/200404/index.shtml
市民運動系MLのamlウェブ公開版には、有益な情報が多く寄せられて
います。タイトルで見分けて、クリックを。内容の正確さなどは各自
ご判断ください。

---------------------------------------------------------------
[お役立ちサイト]

http://peacefamily.or.tv/rescue3/
国会議員、マスコミ各社に一斉にメールを送れるサイト
(場合によりうまく機能しないこともあるそうです&電話のほうが
マスコミには有効だという話もあります)

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>(2)――― 天木直人「小泉首相の即時退陣要求を」他
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★グローバルピースキャンペーンの OPEN-J BOOMERANG 414 より。
http://www.peace2001.org/gpc/gpc_mn/

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

◆天木直人◆

皆さんこんにちは。天木直人の緊急提言です。ご賛同いただける方、転送転載ど
うぞ宜しくお願いします。

■天木直人の緊急提言■2004年4月12日

今緊急に行う事は、三人を救済する唯一かつ最善の方法が自衛隊の撤退であると
いう認識の下に、小泉政権を内閣総辞職にもっていく動きを国民が直ちに行う事
です。

小泉政権は「自衛隊を撤退しない」と言っているのですから。その小泉を引き摺
り下ろすしかない。答えは自明です。彼は国民の手で選ばれた代理人でしかない。

その代理人が国民の生命と安全を軽視するどころか脅かしているのですから、即
刻退陣を求めるしかない。第一報を聞いても二時間も酒を飲み続けたという事実
一つでも辞職に値します。

繰り返して国民の皆さんに申し上げたい。スローガンを「自衛隊の即時撤退」か
ら「小泉首相の即時退陣要求」に切り替えたほうがよい。それはアルヤジーラを
通じて世界に発信するメッセージとして、さらには三人の救済にとっても最善で
す。彼らが無事なうちに小泉退陣に追い込めば必ず三人は解放されます。小泉退
陣の要求を強く求めていきましょう。私はその先頭に立ちたい。

チェイニーに知らしめようではないか。米国が傀儡にしている日本の首相は日本
国民の手で追放された。米国は日本国民の要望に逆らった政策を如何なる日本の
首相にも命じる事は出来ない。米国は日本の自民党政権を相手にするのではなく、
日本の国民を相手にしなければならないとことを占領以来初めて知る事になるの
です。これこそ日本の革命です。三人を国民外交により救済し日本に革命を起し
ましょう。

三人の日本人を救済する事の出来ない小泉首相の一刻も早い退陣を求める新たな
動きを今すぐ始めましょう。

天木 直人                       
ホームページ: 
E-mail:

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

◆豊田直巳◆(このメールは、過去の解放声明直後のものです)

豊田です。以下、至急、各方面にも流してください。3人の「人質」問題の解決
に向けて、世界の非武装の市民が動いていることをご理解ください。
私がイラクの友人のベスマンにお願いしたことの、中間報告です。
バグダッドからのメール(高遠さんとストリート・チルドレン)

_/_/_/_/_/   _/_/_/_/_/   _/_/_/_/_/   _/_/_/_/_/  _/_/_/_/_/

■「NO DU ヒロシマ・プロジェクト」代表の嘉指です■

下記の文章は、本日、4月11日夕刻、バグダッドのバスマン・アルージャレリ
さんから届いたメールを訳したものです。アルージャレリさんは、写真家の豊田
直巳さんなどの通訳をされたことがあり、高遠菜穂子さんの活動もよくご存じの
方です。

昨夜、豊田さんの依頼で、アルージャレリさんに国際電話をかけました。それは、
高遠さんが親しくしていた「ストリート・チルドレン」をできるだけ早く見つけ
出して、バグダッドのテレビ局に連れていき、子どもたち自身に、高遠さんがど
んな活動をしていたのか、イラクの人たちに向けて訴えてもらえないか、お願い
するためです。

何度目かの電話でようやく掴まり、電話口に出て来られたアルージャレリさんは、
すぐにこちらのお願いの趣旨を理解してくださり、「今すぐ動きます。全力を尽
くします」と言ってくださいました。
 
幸いにも、それから数時間後、日本の深夜、「人質解放声明出される」のニュー
スが流れましたが、今日アルージャレリさんから届いたメールには、改めて高遠
さんの活動がどんなにイラクの子どもたちに喜ばれていたか、また、アルージャ
レリさんのようなイラクの一般の方が、今回の事件をどんな風に受けとめている
のか、日本や日本人に何を求めているのかが、とてもはっきりと表れていると思
いますので、翻訳してお伝えする次第です。

三人が無事解放されるよう、あらゆる方法で懸命の努力をされてきた全国の人々
にぜひお伝えしたいメールです。(なお、文中に言及されています高遠菜穂子さ
んの写真は、添付ファイルを忘れたのか、メールには付いていませんでした。)
「解放」の事実が一刻も早く確認されることを祈りつつ。 草々

◆返信されてきたメール◆

拝啓 まず、解放されるとのニュースが流れたこと、とても喜んでおります。
次に申し上げたいのは、私へのお礼など全く必要ないということ、なぜなら私は、
一人の人間として、またイラク人として当然のことをしようとしただけですから。
 
どうぞ、(拘束されてしまった三人の)ご家族の方々や全ての日本の方々に宜し
くお伝えください。私は、今回起きたことが、イラク人と日本人の間の良い関係
に何ら影響を及ぼすことのないことを望みます。そして、占領を支持することの
ないよう、あなた方の政府に言ってください。
 
また、広島の(反劣化ウラン)グループの努力に敬意を表します。
このメッセージには、私がテレビ局を通じて放送しようと試みたナホコの写真何
枚かを添えて送ります。豊田直巳さんに宜しくお伝えください。あなたやナホコ
さんに会えることを楽しみにしています。
 
私は、ナホコさんが助けていたストリート・チルドレンの一人を見つけました。
この少年は、彼女のためなら何でもするつもりだ、そして、「彼女の代わりに僕
を人質に取ってくれ」とまで言いました。

追伸:もっと早く連絡しようと思ったのですが、電気や安全上の理由でできませ
んでした。日本の全ての人々にお詫び申し上げます。 
敬具  バサマン・アルージャレリ

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

◆田口香子◆

【イラクの市民から、「家族の声をウェブで 紹介したい」と要望がありました】

はじめまして。今回の事件で囚われている今井さんが、後輩の友人である田口と
申します。今回の事件解決のために、できることすべてをしています。

そのような中、イラクの方(Raedさん)から、家族の方へメッセージ&アドレス
が届きました。
【事件に対し、心痛しています】【解決のためにベストを尽くしたい】
【家族の皆さんに、メッセージを頂き、ウェブから世界へ伝えたい】
とのことです。

もし私のメール内容をご信頼・ご賛同頂けましたら、ご家族や関係者の方に、転
送などして頂けるようにお願い申し上げます。 心をこめて。
(英文和訳は急いだため十分でないことをお詫びいたします)

_/_/_/_/_/   _/_/_/_/_/   _/_/_/_/_/   _/_/_/_/_/  _/_/_/_/_/

拝啓 
日本の友人達、そして高遠さんの家族の方へ:

私は、raed jarrar といいます。イラクの建築家で、26歳です。私は、戦争に
反対です。私は、尊敬すべき高遠さんの姉妹が泣いていて彼女の姉妹を自由にし
てくれるように言っているのを見て、非常に悲しく思いました。

私はイラク人として、あなたに対して謝罪したい。今起こっていることに対して。
そして、あなたに、イラク人があなたの国およびあなた方が非常に好きなことを
知ってほしいのです。

私は、ポピュラーなウェブサイト(何千ものイラク人およびアメリカ人が読んで
いる)を持ってます。私は、尊敬すべき高遠さんの姉妹に、尋ねさせていただき
たい。

あなたの姉について、短い文章を書いてもらえませんか。そしてまた、もしよけ
れば、あなたの姉である彼女が、戦争に反対し、日本の自衛隊派遣に反対である
事を皆に伝えてほしいのです。

私たちに、あなたの姉妹を安全に家へ戻らせ、かつこれからも、これ以上日本人
が、このような問題に巻き込まれないようにベストを尽くさせてください。

私のウェブサイトのアドレスは、です。
私は、あなたが悲しみをコントロールして、世界にむけて小さなメッセージを
書くことができることを願っています。
raed
-----------------------------------
このメールは、情報けいじばん http://bbs12.otd.co.jp/truce_bbs/bbs_tree
への投稿が、停戦MLに自動転送されたものです。
-----------------------------------
『人道的停戦を呼びかけよう実行委員会』
http://ceasefire.hp.infoseek.co.jp/
代表E-メール 
■停戦ML投稿アドレス
■翻訳チームML投稿アドレス  [翻訳チーム募集中!]

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>(3)――― 自衛隊は占領体制の“正式”な一員ですよ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★リッター招聘委員会チームメイトの伊藤美好さんによる、とても大切な指摘。
 これは連絡がつかなくて、まだご本人の転載許可をいただいていないネチケッ
ト違反なのですが、美好さん許してください!(一部私的な語りは省きました)。

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

自衛隊はCPAの一員だということ、ひょっとしてしらないひとが
多いのかも、という不安を感じています。

CPAのホームページ
http://www.cpa-iraq.org
のなかの、「who we are」の
http://www.cpa-iraq.org/bremerbio.html
と、
CPAの地位協定
http://www.cpa-iraq.org/regulations/CPAORD17Status_of_Forces.pdf
を、どなたか訳してくださらないでしょうか。
TUPの人も忙しいでしょうね、。。。。【星川:はい、でも聞いてみます!】

=====
さっきテレビをつけたら、米軍の占領政策はおかしいけど自衛隊が
やろうとしてるのはそれとは違うんだ、今のイラクでは軍隊
組織による復興支援が必要だというようなことを言ってる人が
いました。スーパーモーニングだったとおもいます。

きのうおととい、テレビをほんのすこししか見ていないので、きちんとした
こといえないのですが、占領軍と自衛隊とを切り離して、まるで自衛隊
が復興支援目的のみで単独で行動しているかのようにもとれる発言を、
この番組以外でもなんかいか聞いたような気がします。

福田官房長官の会見や、川口外相の問題のメッセージも、そういう
ように受け取れるように、変に操作してありますね。

でも、自衛隊はCPA(Coalition Provisional Authority) の
一員としてイラクに駐留していますよね。そのことを、テレビ局の人たち
は忘れているんだろうか。

また、かれらに反論する側も、私が見た限りでは「イラクの人たちから見れば
軍服着ている自衛隊は米軍と一体に見える。(ということは、実際にはそう
じゃないけど誤解されてるともとれる)」というだけでしたが、そうじゃ
なくて、ほんとに自衛隊は占領軍と一体で行動することになっていると、
どうしていわないんだろう。

CPAのホームページ
http://www.cpa-iraq.org
のなかの、「who we are」にも
http://www.cpa-iraq.org/bremerbio.html

米英に率いられたCPAの一員として日本が出ています。
ここに、連合国名の一覧が。
http://cpa-iraq.org/pressreleases/20031211_Coalition_Country_List.pdf

自衛隊のイラクでの法的地位については、CPAの地位協定を適用することが
確認されていると、1月14日付読売新聞に載っているそうです(ジャーナリストの
松尾高志さんにうかがいました)
CPAの地位協定はここにあります。
http://www.cpa-iraq.org/regulations/CPAORD17Status_of_Forces.pdf
民事・刑事の犯罪を犯したばあい、国籍のある国でさばく。イラクの法廷では裁
かれない、イラクでは逮捕などもされないということです。

自衛隊機がイラクに到着した時、米中央軍司令部空軍部隊の面々が大歓迎した
というニュースも米中央軍の広報ニュースにありました。
だのに、どうして占領軍じゃないみたいなことを言うんだろう。
不思議です。
************************************************************
//////////////////////////////////////////////////////////
日本政府は、自衛隊のイラク“派遣”はイラク復興と人道支援を目的とし、
“非”戦闘地域のみで、“独自”の判断にもとづいて実施すると主張していま
す。しかし、現地連合軍上層部が自衛隊を歓迎する様子を伝える広報記事を読
めば、航空自衛隊は“連合国”の仲間として“紛争地域”にやってきたと明記
しています。

TUP 井上 利男
===========================================================
日本の航空自衛隊、人道援助任務で初めてイラクへ
デイブ・ホンチャル少佐
米中央軍司令部空軍部隊・前線広報 2004年3月4日
------------------------------------------------------------

【カタール、アルデイド空軍基地発(空軍広報)】
3月3日、日本の航空自衛隊機が、人道支援任務で初めて連合国空軍の参加機
としてイラクへ飛び立ち、タリル空軍基地に着陸した。

これまでも自衛隊は世界各地で人道支援活動を実施してきたが、今回、第2次
世界大戦後初めて日本の航空兵力部隊が紛争地帯に派遣されたことになる。

日本のC130輸送機は、南西アジアの公表されない空軍基地から飛来して、
イラク国民のための供給物資約2300キログラムを運んだ。一回目の今回、
空輸の積荷は医療資材、学用品、サッカーボールである。

「われわれはこの任務をたいへん誇りに思っております」と、空輸調整を担当
する現地駐在の航空自衛官・宮川正一佐は語った。「日本の航空自衛隊は同じ
ような平和維持活動任務を遂行してまいりましたが、われわれにとって今回の
任務は特別であります」

タリルでアメリカと日本の航空隊員たちが、ただちに積荷をC130から陸上
自衛隊のトラックに積み替えた。陸上部隊が人道援助物資をイラク国内で配る
ことになる。

幹部一同、このもっとも新しく加わった連合国部隊を歓迎する。

「この空軍作戦センターの他に類を見ない特色は、これがまさしく連合空軍作
戦センターであることだ」と、連合軍航空部隊副司令官ロバート・エルダー少
将は言う。「日本の航空自衛隊を連合軍チームの仲間に迎えて、本官は胸躍る
思いであり、わが司令官(中将ウォルター)ブキャナンも同様だ。航空自衛隊
は人道支援作戦の豊かな経験を携えてきた。われわれはかれらを連合国の仲間
として評価し、イラク復興のための共同作業に継続的な貢献を果たしてくれる
ものと期待する」

------------------------------------------------------------
[原文] Air Force Print News for March 4, 2004
JASDF flies first humanitarian mission into Iraq
by Maj. Dave Honchul
U.S. Central Command Air Forces-Forward Public Affairs
http://www.af.mil/news/story.asp?storyID=123007130
============================================================
翻訳 井上 利男 / TUP
=========−
今朝朝日新聞の号外がきました

号外の「サマワ市民も同情」という記事の中に
**********
その一角でバセム・アフマドさん(51)は「今回の事件は愚か者が
行ったものだ。サマワ市民は自衛隊が復興支援のためにきていること
を理解している。サマワと事件は関係がない。これまで以上に日本の
支援を得られるよう願っている」と語った。
******
とありました。

アサヒコムで同じ記事をみると
http://www.asahi.com/international/update/0412/005.html
******
その一角でバセム・アフマドさん(51)は「今回の事件は愚か者が
行ったものだ。サマワ市民は自衛隊が占領軍ではなく、復興支援のた
めにきていることを理解している。サマワと事件は関係がない。これ
まで以上に日本の支援を得られるよう願っている」と語った。
******
とあります。

「占領軍ではなく」という言葉が号外では削られています。
あまりに露骨な印象操作だといわれそうと思って消したのか、それとも
ほかに理由があるのか、なんだろうと思っています。

miyoshi@itoh.org

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>(4)――― 犯人グループを動かしたのは日本政府ではない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★「<イラク反戦>世代の 考え、そして行動するためのメールマガジン
 Theorie und Praxis (理論と実践)12/04/2004 Heft 34 」より。
http://www.dia-net.ne.jp/~tup/

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

 解放声明が出されるにいたるまでの経過は、次の通りです(複数の情
報を総合、時間はすべて日本時間)。

・10日の22時頃:宗教指導者がアル−ジャジーラに出演し、犯行グルー
 プに対して「イラクのために行動していた日本人の解放」を促す。
・10日22時〜11日1時:アル−ジャジーラ、「拘束されている3名の解
 放と自衛隊の撤退を求める日本市民の行動」を盛り込んだ2本のレポ
 ートを放送し、犯行グループに呼びかける。
・11日2時50分:犯行グループからアル−ジャジーラに「24時間以内に
 3名を解放する」旨のファクシミリが届く。

 一方で、川口外相のビデオが衛星放送で流され始めたのは、11日の3
時からです。
 このように、犯行グループを動かしたのは、決して日本政府ではあり
ません。拘束されている3人のこれまでの活動、それをありとあらゆる
ルートで犯行グループに伝えようと努力するとともに、自衛隊の即時撤
退と3人の解放を求めて政治家やメディアなどに意思表示を続けた、市
民・NGO・ジャーナリストたちによる不眠不休の行動、そして、それ
に応じて動いてくださったアラブの人たちの力によるものなのです。

     *     *     *

 それに対し、派兵の正当性を主張し続ける政府−与党、いまだ流動的
な事態にあるにもかかわらず「政府の強硬姿勢が解放に結びついた」な
どという「識者」のコメントをたれ流すメディアの姿勢は、事態を再び
悪化させるおそれがあります。
 今は、3人の解放を信じて、強硬手段に訴えることのないよう、これ
まで通り意思表示を続ける時でしょう。

 そして、無事に3人が解放されても、それは何かの終わりを意味する
わけではありません。守るべきいのちは、日本人だけのものではないの
です。数多くの人質とされている人々、そして何よりも、日々いのちを
脅かされているイラクの人々を守るために、米国の誤った侵略−占領政
策と戦闘行為、そして自衛隊の占領支援をやめるよう、声を挙げ続けて
いかなければなりません。

     *     *     *

 今回の事件に関して、「勧告を無視して行った3人が悪い」「自己責
任だ」、果ては「自衛隊の活動を邪魔した迷惑な行為だ」といった言説
が、ネット上で数多く見られます。
 しかし、そもそも今回の派兵という政府の判断は、「テロとの戦い」
という米国の粗雑な二元論に与したこと、そして侵略−占領という事態
において一方の「側」に立ったことを表明するものであり、それ以上で
も以下でもありません。
 そして、その「側」からは、ファルージャの例を挙げるまでもなく、
民間人への攻撃が引き続きなされています。
 そうであるならば、もはやすべての「日本人」は、同様に「側」の思
考法に陥り、かつ反対側の「側」に立つ者(「テロリスト」と名指しさ
れる人々)からは、いつでも/だれでも/どこでも、攻撃を受けること
を「自己責任」において引き受けざるを得ない存在となっていると考え
るのが妥当ではないでしょうか? 明日、あなたが、渋谷の街で拘束さ
れる可能性も、ゼロではないのです。

 また、「自衛隊の活動を邪魔した迷惑な行為だ」との言説は、まった
くの逆であると言わざるを得ません。今回拘束された3名を含め、少な
からぬNGO・市民団体・ジャーナリストが、自衛隊の駐留以前からイ
ラクにおいて活動していたことは、みなさんご承知の通りです。しかし
今回の事件に象徴されるように、派兵という選択は、そのような支援活
動の継続を困難にしてしまったのです。

 人道支援のためにも、私・たち自身、そしてイラクの人々のいのちを
守るためにも、米軍の戦闘行為の停止、日本政府の占領政策からの撤退
を求め続けることが必要であると、私は考えます。(toku)

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>(5)――― お願いします。イラクの人に手紙を届けてください
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★本格フォトジャーナリズム月刊誌『DAYS JAPAN』を創刊した写真家の広河隆一
さんからです。[HIROPRESS Direct #071] http://www.hiropress.net/

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

IN THIS ISSUE =================================================

■ 【 緊急 】お願いします。イラクの人に手紙を届けてください

                          【転載可】
====================================================================

 アラビア語で、3人を紹介する手紙を書きました。このアラビア語の手紙
をアラブの人々へ、イラクの人々の元へ届けてください。

 3人が、どれだけイラク、中東の人々の為に活動をしている人たちなのか
を知らせるのです。イラクにとって大事な人達であるかを知らせるのです。

 メールやファックスで、世界中に配信しましょう。
お願いします。

広河隆一
                                  

■アラビア語原文

 現在、アラビア語のテキストページを準備中です。出来上がりしだい、
HIROPRESS.netに掲載する予定です。

 準備ができるまで、HIROPRESS.netよりJPEGファイルのアラビア語原文を
ダウンロードして配信くださるようお願いいたします。

http://www.hiropress.net/contents/archive/information040412.htmlで、
アラビア語原文の手紙をダウンロードできます。

 直接、メールでの添付ファイルをご希望の方は、direct@hiropress.netま
で、「アラビア語原文希望」としてメールをお送りください。

■日本語原文

 イラクの友へ

 拘束された3人は、日本政府による自衛隊の派兵に強く反対し、アメリカ
のイラクへの攻撃にも、占領にも反対してきました。そして、イラク民衆を
救援するために行動してきた人々です。彼らはイラクの人々の味方なのです
。どうか、彼らを傷つけないでください。

高遠菜穂子さん

 大卒後、一年間の会社員生活を経て00年にインドのマザー・テレサの孤児
院でボランティア活動を始めた。「アフガニスタンが米軍に空爆された時は
祈ることしかできなかった。イラクで何かしなければいけない気がした」そ
の思いでイラクへ行きました。

 イラクに入るのは3度目。ストリートチルドレンの世話をしたり、病院に
食料を配ったり、病気の子どもの世話をしていました。今回の出発前には「
病気の子どもたちに毛布や服を毎日渡したら、笑顔を取り戻した。子供たち
が夢を持てる社会にしたい」と話した。

 子どもが苦しめば抱きしめ、一緒に泣いた。母のように慕われた。

 高遠菜穂子さんは、「アメリカを支持する日本政府の姿勢がどんなにイラ
ク人を失望させ、反発を招いているか日本人はしらなければならない。自衛
隊はイラクの人々のためにはならない」と語っています。

今井紀明さん

 今春、日本北部の高校を卒業したばかりの18歳です。米英軍が使用した劣
化ウラン弾で苦しむイラクの人々のことを知り、劣化ウラン廃絶運動の代表
をとしてイラクでの惨禍を訴えています。今回は、劣化ウラン弾の被害を伝
える絵本を作成するために、初めてイラクを訪れました。

郡山総一郎さん 

 郡山総一郎さんは、フリーのフォト・ジャーナリストです。01年11月から
雑誌に写真や記事を提供していました。昨年、パレスチナ難民キャンプも取
材し、「苦しんでいる人たちや弱い人たち、虐げられた人たちの立場にたっ
てものを見たい」と言っていました。アルバイトで資金をためては中東や紛
争地に飛び出し、取材を続けています。

 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会は、この3人の釈放と自衛隊の撤退
を心から願います。

2004 年 4 月 9 日

日本ビジュアル・ジャーナリスト協会

JAPAN VISUAL JOURNALIST ASSOCIATION

代表 広河隆一

東京都杉並区永福1-1-1-1117
TEL 03-5376-7898 FAX 03-3327-1448

URL http://www.jvja.net Email office@jvja.net

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>(6)――― 4月13日午後6時 首相官邸前へ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★[JCJふらっしゅ]2004/04/13-1 367号より
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000102032

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

┌────────────────────────────────────┐
│           ◇◆緊・急・行・動・情・報◇◆          │
└────────────────────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「日本人の命」か「ブッシュ」か 小泉総理は、自衛隊をただちに撤退させろ!!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●首相官邸緊急抗議行動の呼びかけ

12日の国会行動は昼が500人、夜が1200人で行いました。
明日13日も18:00〜
衆議院議面での行動と、官邸に向けた行動を再度呼びかけます。
みなさんの結集をお願い致します。ぜひ多くの方にお知らせください。

■集合場所:衆議院議員面会所(東京メトロ国会議事堂駅・永田町駅下車 徒歩2
分)
■行動原則・いずれも非暴力の行動に徹します。

■呼びかけ:WORLD PEACE NOW
■連絡先:市民連絡会 TEL: 03−3221−4668
 現場連絡携帯・070-5212-0275

http://www.worldpeacenow.jp/
http://give-peace-a-chance.jp/118/04040912.html

高田健 許すな!憲法改悪・市民連絡会
TEL03−3221−4668 FAX03−3221−2558
東京都千代田区三崎町2−21ー6ー302
kenpou@vc-net.ne.jp
http://www4.vc-net.ne.jp/~kenpou/

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

 【購読者以外にもお送りしています。ご迷惑なら一報ください】
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 星川 淳(作家・翻訳家/屋久島環境政策研究所)
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Posted by tjst at 04月13日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000585.html
他の分類:イラク戦争

コバヤシ氏緊急声明5:信頼度の高い情報によれば数時間以内に三名は解放

当サイトのエントリー581 へのコメント より転載:

Date: Mon, 12 Apr 2004 16:05:31 +0200(日本時間13日午前0時5分)
From: kolin kobayashi
Subject:緊急声明 5 (転送可)

緊急声明 5(転送可)

川口外相の声明によるブレーキや技術的問題にも関わらず、大きな障害がない限り、ここ数時間以内に拉致された日本の仲間の三名は解放される、という信頼度の高い情報を得ました。 

グローバル・ウォッチ/パリ
コリン・コバヤシ

Posted by tjst at 04月13日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000584.html
他の分類:イラク戦争

2004年04月12日

倉本聰氏のメッセージ:国益より国格を考えて下さい。

はなゆー氏ウェブログ より転載

今井直子 様

前略。

御家族の皆様の御心中、衷心よりお察し申し上げます。 こゝ四日間の世の中の動き、小生の頭では整理つかぬまゝ、 しかし、鋭い痛みと激しい怒りでいっぱいです。

殊に、一国の総理が、自衛隊撤退という選択肢を最初から 捨ててかゝり、一顧だにしないという不思議な態度。

はっきり云いますが、そもそもアメリカのあやまちなのです。

大量破壊兵器。見つかったのですか?

それがそもそもの起源だったのに、そのあやまちにのることが 日本の国益だとする小泉氏の考え方。

それは日本国民の考え方とどんどん離れて行きつゝあるように思います。

国益はたしかに大切ですが、しかし「国格」―――人格に相当する国格は国益に勝る一国の尊厳だと僕は思います。

国益を重視して、人質を救出する最大の選択肢を最初から放棄してしまうこと。

いかなる理由があろうとも、政府のとった今回の態度には、 激しい憤りを覚えます。

この事件が如何なる形で集結しようとも、この問題は、 現政権を選んでしまった我々国民の責任として、 これからの選挙に反映させねばならぬ、重要な今後の課題でしょう。

今僕たちに何が出来るのか。

皆様から突きつけられている悲痛な叫びを、 自分の痛みとして味わっています。

国の代表者に切望いたします!

国益より国格を考えて下さい。

国家の尊厳、国民の尊厳を考えて下さい。

国格なき国家は悲しい国家です。

あなたの家族、あなたの友人が人質にとられたら、 やっぱりあなた方は同じ選択肢をとるのでしょうか。

あらゆる面子や利害関係を捨て、人の命を考えて下さい!

国民の命を預かっている最高責任者として それがあなた方の最大の仕事なのだということを、もう一度熟考して下さい。

御家族の皆様のご苦渋の前で、何も出来ぬ非力をつくづく感じます。

三人の方の無事の救出を、只衷心より祈るばかりです。

北海道富良野  倉本 聰

人質を救出しようとする警察は何をするだろうか?犯人が激怒するようなことを言うだろうか?憎むべき犯人ではあるが、人質の命がかかっている以上、まずは犯人を可能なかぎり丁重に敬意をもって親しみをもって扱い落ち着かせ、犯人が平常心に戻るのを辛抱強く待つのではないだろうか。そういう一触即発の際どい交渉の中で、脇から犯人を意図的に激怒させようとする者がいるとすれば、その者は犯人を利用して人質を殺そうとしていることになる。拉致グループを激怒させる可能性のある発言を繰り返す政府は何を考えているのであろうか。もしもこのことに気づかないとすれば、日本の指導者がそのような鈍感なことでは日本の未来は危ういです。どうか気づいてください。もしも万が一、そのことを重々承知の上でそうしているのだとすれば、どうか人心をとりもどしてください。

Posted by tjst at 04月12日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000583.html
他の分類:イラク戦争

「でも危険な仕事だということを知ってて就職したんでしょ?」

はてなダイアリー - DOXA(独立左派日誌) 2004-01-15 「あきらめるなんて、死ぬまでないから。」に引用された文章「日本はクズの国になる」より

・・・・かつてイラクへの派兵について同僚と話したとき、ぼくが、他国での戦死のリスクを自衛官たちがどう納得できるか、と指摘したことに対して、彼は言った。「でも危険な仕事だということを知ってて就職したんでしょ?」・・・・誰も、兵士たちのことを心配しない。・・・・殺したり殺されたりするのに、せめて納得できる「正しさ」が必要なことをしらない。一流大学を卒業して、新聞読んで国政を語れる教養を得た人々が、彼らの死を待っている。アメリカにさからう知恵も勇気もないので、若者の皆さん死んできてくださいと政治家たちは言う。・・・
Posted by tjst at 04月12日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000582.html
他の分類:イラク戦争

2004年04月11日

コバヤシ氏の緊急声明:日本政府へ、そして反戦市民、団体すべてへ

Subject: [aml 38800] 緊急声明3
From: kolin kobayashi
Date: Sun, 11 Apr 2004 12:43:18 +0200(日本時間午後8時43分)

緊急声明3(転送可) 

日本政府へ、そして反戦市民、団体すべてへ

アルジャジャーラにたいする川口外相の声明、外務省報道官の声明は、拉致グ ループを激怒させるに充分です。わたしたち、グローバル・ウオッチはバグダッド経由の警告を受け取りまし た。(パリ時間正午12時15分、日本時間午後8時15分)これ以上、日本政府が自衛隊派兵の正当性を主張し、米軍と組んでイラク民衆 を攻撃しようとするなら、人質解放の扉は閉ざされる危険性があるだろう、との警告です。

私たちは、日本政府がいっさいの無意味なアジテーションをやめ、今回の人質 解放に繋がる道を開いたのは、政府の努力ではなく市民たちのネットワークで あることを素直に認めるべきである。拉致グループを含め、イラク民衆が望ん でいるのは、あらゆる外国の軍隊のプレザンスの退去であり、占領の早期終結です。

以上のことが尊重されないなら、拉致された日本人の生命に万が一のことが起こった場合のあらゆる責任は日本政府にあると判断されても仕方がないでしょ う。

グローバル・ウォッチ/パリ
コリン・コバヤシ

PS:日本政府へ転送できる方は転送をお願いします。

Posted by tjst at 04月11日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000581.html
他の分類:イラク戦争

4/11(日)東京・京都での行動呼掛け

[wsfj 1524] 【明日の行動よびかけ】夜は渋谷ハチ公前へ集まろう!

命に復興はない。
殺すな殺させるな!私たちは見殺しにはしたくない。〜渋谷ハチ公前緊急オールナイト行動のよびかけ



◎イラクで拘束された高遠菜穂子さん、今井紀明さん、郡山総一郎さんを救うために小泉総理に自衛隊の即時撤退を求める緊急行動を、明日4時30分から渋谷のハチ公前広場で行います。

◎4:30-5:30 宣伝署名

◎6:00-7:00 首相官邸前でのアピールに合流(WORLDPEACENOWよびかけ)

◎8:00-ALLNIGHT
『命に復興はない!殺すな殺させるなハチ公前緊急キャンドルアクション』

★9時で武装勢力に3人が拘束されたことが判明してから3日になります。ロウソクの灯をともして3人の生還とイラクの平和を祈り、自衛隊の即時撤退を訴えよう。一人ひとりの思いを、一人ひとりの表現を持ち寄ろう。ブラカード、芝居、音楽、ポエトリー、アート、写真…何でもOK。ハチ公前を「いのちの空間」に!

★主催者側ではチラシと署名用紙以外は特に用意しません。アピールに必要なグッズは各自持参ください
★キャンドルを持参ください

【問い合わせ先】080-3209-7844 urespa@t.vodafone.ne.jp (布施祐仁)

【よびかけ人】(10日9時現在)布施祐仁・西村美幸(日本平和委員会)・青木新門(作家)花房浩一(音楽ジャーナリスト)川越裕之(東京平和委員会青年協議会)・前川史郎(日本原水協)・大越文(劇団風の子)・皆川保並(東京芸術座)・鈴木龍男(前進座)・渡辺美英子(池袋小劇場)・高畠ルミ(人形劇団プーク)・福山啓子(青年劇場)・有馬理恵(俳優座)・矢口直(P魂s)・佐々木祐恵(真宗大谷派僧侶)・田山文武(労働組合役員)・小高朋子・宮崎あい・熊谷飛鳥(看護学生)・小山佳代

《呼びかけ人、今晩いっぱい募集中。加わってくださる方はメールください)

☆★最後まで読んで下さりありがとうございました。3人の解放と自衛隊の撤退までがんばりましょう!

[aml 38732]
★11日(日)
 ・10時〜   三条河川敷集合 ピースパレード         
       「日本人3人の拘束を許さない!
           人質を救うために自衛隊は即時撤退を!」      
 ・13〜14時 四条河原町 高島屋前 サイレントアピール
 ・14時〜   三条大橋 スタンディングデモンストレーション
 ・15時〜   四条河原町 高島屋前 リレートークなど

★12日(月)
 ・18時30分 三条河川敷集合 
       ≪自衛隊 即撤退を! 見殺しにしない!! 街を歩こう!≫
       19時30分 ウォーク出発 円山公園まで
  http://groups.yahoo.co.jp/group/memo-kyo/message/265

Posted by tjst at 04月11日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000580.html
他の分類:イラク戦争

2004年04月09日

【自衛隊の即時撤退を求める法律家による緊急声明】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  【自衛隊の即時撤退を求める法律家による緊急声明】

    →本メールの最後にあなたの名前を記載し、
     下記まで返送してください。

・・・・第1次集約 4/9(金)午後2:30 
集約先 sayo.saruta@nifty.com(猿田佐世)
        → 4/9午後4時に首相官邸に届けます
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第一次呼びかけ人:神原元、猿田佐世、田場暁生、田部知江子、土井香苗

2004年4月8日、フリーカメラマン郡山総一郎さん、劣化ウラン廃絶キャンペーンのメンバー今井紀明さん、そして高遠菜穂子さんの3名が武装勢力に身柄拘束されました。3名は、イラク戦争・占領による民間人の被害を調査するなどし、何より平和を望んでいたものです。

このような無辜の民間人を日本政府が見殺しにすることは決してあってはなりません。そして、日本には、3名を見殺しにしてまで自衛隊を派遣してイラクで守る利益は何もありません。

現在、自衛隊は、水の供給を停止せざるをえない状態です。イラクの人々の人道支援は、自衛隊派遣ではない方法で行うべきです。

米国などによるイラク戦争・イラク占領は、国際法違反です。そして、自衛隊を派遣し、これに荷担する日本政府の行為も、国際法及び憲法に違反しています。
 これに対し、イラクでは全土で「反米聖戦」ともいえる抵抗が行われており、罪の
ない一般市民の命が失われています。

私たち法律家は、日本政府に対し、自衛隊を即時に撤退させ、3人の人質を一刻も早く無事に解放させるために全力を尽くすことを求めます。
 そして、私たちは、日本政府に対し、今こそ、平和憲法の理念に立ち返り、憎悪の連鎖を断ち切ってイラクに平和を取り戻すため、平和的な手段で全力を尽くすことを求めます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【連名集約方法】

本メールの最後にあなたの名前を記入し、sayo.saruta@nifty.com (猿田佐世)に返信してください。

その際には、タイトルに「声明」と入れてください。

・・・・第1次集約 4/9(金)午後2:30                
・・・・第2次集約 4/11(日)正午

○集約の上で、4/9(金)午後4時に首相官邸に届けます

○4/9(金)午後4時に、溜池山王駅5番出口地上に集まってください。 一緒に首相官邸に本アピールを届けましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
賛同人:
神原元
猿田佐世
田部知江子
土井香苗
田場暁生
伊藤和子
萩尾健太
川口創
田巻紘子
伊藤敬史
久保木亮介
井堀哲
古田典子
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
賛同してくださる方の返信欄

お名前 (          )
所属(弁護士会・大学等)(         )
Posted by tjst at 04月09日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000578.html
他の分類:イラク戦争

「今井君、高遠さん、郡山さんを守る」緊急署名

緊急署名

今井君、高遠さん、郡山さんの命を守って下さい。勇気ある自衛隊の即時撤退をお願いします。

集計と提出:特定非営利活動法人チェルノブイリへのかけはし

Posted by tjst at 04月09日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000577.html
他の分類:イラク戦争

日本が大義に戻る最後の機会

誘拐された高野さんはバクダッドのストリートチルドレンの生活自立を支援する活動に取り組んでいた。バクダッドでの活動は、フォトジャーナリストの森住氏のイラクレポート で1月に紹介された。このことを都立大の長谷川宏さんから教えていただき、このブログで、高野さんの支援呼びかけ を紹介したことがある。

平和憲法をもつ日本にふさわしい復興支援、日本が国をあげておこなっても全くおかしくない復興支援を、一人で取り組んでいた高遠さんを、「国益」のための大義なき自衛隊派遣が窮地に追いやってしまった。高遠さんたちを救うことが、日本が大義に戻る最後の機会であることは疑いない。

Posted by tjst at 04月09日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000576.html
他の分類:イラク戦争

2004年03月15日

JMM:from 911/USAレポートー「ひきこもるリベラル」

JMM最新号(すぐ別の記事になると思います)
JMM [Japan Mail Media] No.261 Saturday Edition 
『from 911/USAレポート』 第136回 「ひきこもるリベラル」
冷泉彰彦:作家(米国ニュージャージー州在住)

・・・・・そんな危険がいっぱいの世界に対して、アメリカのリベラルが一種の「ひきこもり」とでも言うべき沈思黙考の時期にある、そのことには大きな意味があると思います。
 911を契機に自由と民主主義をかなぐり捨てて一国主義に走ったアメリカ、そのアメリカに対して自問自答をし続ける中から、国際社会に対する新しいリーダーシップが生まれてくるのか、それともこのまま内部分裂を続けながら影響力低下に甘んじて行くのか。ここしばらく過渡期が続くようです。
Posted by tjst at 03月15日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000569.html
他の分類:イラク戦争

2004年03月13日

「たくさんの言い訳」

「茶色の朝」
物語/フランク・パヴロフ(藤本一勇訳)、絵/ヴィンセント・ギャロ、メッセージ/高橋哲哉
Publicity No 877 2004.3.13で紹介。

▼本文中に、「政府の動きはすばやかったし、/俺には仕事があるし、/毎日やらなきゃならないこばごましたことも多い。/他の人たちだって、/ごたごたはごめんだから、/おとなしくしているんじゃないか?」という一言がある。
「『行きすぎはまずいよ』/とシャルリーは言った」という一言と対照的で、我が身に堪えるねえ。

Publicity で紹介されているプレスリリースより:

<原書・フランス語版について>たった11ページしかないこの寓話は、著者が印税を放棄し、1998年、1ユーロで発売された。・・・・・・2002年4月下旬に行われたフランス大統領選挙の第1回投票で、移民排斥などを訴える極右政党国民戦線党首のジャン=マリ・ルペンが18%の支持を得た時、フランス国営ラジオFrance Interがルペンのインタビューを流す直前に紹介。それを期に、ベストセラー入り。以来、「現象」、「センセーショナルな本」、「引っ張りだこの小さな本」と形容されたこの本は、2002年の年間ベストセラー2位、2003年は1位に輝いている。・・・・・・

東京新聞2/14「フランス寓話が問いかけるもの」

「筋書きはこうだ。主人公はごく普通の男性市民。ある日、遊び仲間の友人から飼い犬を安楽死させたと知らされる。理由は、政府が毛が茶色以外の犬や猫はペットにできないという法律を定めたためだ。その後も日常に小さな変化が起きる。このペット制限を批判した新聞が廃刊され、その系列出版社の本も消えていく。しかし、「(政府の認めた)『茶色新報』も競馬とスポーツネタはましだから」と、さして不自由のない生活に主人公はまだ、声を上げない。だが、ある日、友人をはじめ、多くの人々が逮捕され始める。過去に茶色以外の動物を飼っていたことを犯罪と見なす法律ができたためだ。「茶色の朝」、主人公にも危険が迫る−。」

宮台真司氏が「(多くの日本人は)周囲に少数派に属する友人がおらず、異質な人間と接触することがほとんどない結果、自分は多数派、あるいは勝ち馬に乗っていられると信じている」とコメント。

ウェブログ Better Days より

白と黒のぶちの猫を飼っている「俺」
『ペット特別措置法』という法律が出来る。

街には『茶色の法律』を守ろうとする自警団が現れ、ペットを殺すための毒入り餌も無料で配られる。

茶色以外の猫を飼ってはいけない事になる。
猫を安楽死させて、一段落する「俺」。
(少しだけ胸が痛んだがすぐに忘れる)

法律が『茶色ではない犬も飼ってはいけない』事になる。
黒いラブラドールを飼っている、友人のシャルリ−がペットを安楽死させる。
お互いペットを安楽死させた「俺」とシャルリ−。
(少しだけ胸が傷んだ。すっきりしない。しかし、ごたごたに巻き込まれるのは嫌だ。仕
事はあるし…他にもいろんなことをしなくちゃならない。)

いつも読んでいる新聞が廃刊になった。
茶色でない事を書いたからだ。いつも茶色を批判する事を書いていた。
(『茶色の新聞』を読むしかないとあきらめる「俺」とシャルリ−)

図書館から日常の本が強制撤去される。
いつも言い表わす時、「茶色」をつけなくっちゃならなくなった。
「茶色の猫」「茶色の犬」「茶色のコーヒー」「茶色の記念日」

茶色の他、日常は存在してはいけなくなった…

でも、慣れてしまった。

「俺」とシャルリ−は茶色のペットを手に入れ、茶色に囲まれた生活を始める。
(流れに逆らわない生活は悪くはないと「俺」)

自警団の摘発がエスカレートする。
『以前に茶色以外のペットを飼っていたものも逮捕』

そのために、シャルリ−が逮捕される!!

そんな事考えもしなかった「俺」後悔する「俺」
「嫌だと言うべきだった」「抵抗すべきだった」と「俺」
気づくのが遅かった「俺」が迎えた茶色の朝…。。。
以上が、フランス寓話「茶色の朝」の話しの進行です。・・・・・・

amazon.com 書評欄に「今の子達は、日本が戦争をしている時、全部の日本人が好戦的なテンションでいた、と勘違いしている」という言葉が紹介されている。戦前の日本の人々の大多数が、今の人たちと同じように軍隊や軍人が嫌いで軍事について無知・無関心であったことは知られているのだろうか。

2004年03月04日

法学者50名の抗議声明:自衛官宅へのビラ配布者逮捕について

http://www.geocities.jp/chikushijiro2002/Default.html

立川自衛隊監視テント村への弾圧に抗議する法学者声明 2004.3.3

2004年2月27日、市民団体「立川自衛隊監視テント村」の市民3人が、自衛隊のイラク派兵に反対するビラを配布するために自衛隊員の住む官舎へ立ち入ったとの容疑で、住居不法侵入罪で逮捕され、さらに団体の事務所とメンバーの自宅等6箇所が家宅捜索を受け、団体に関する書類やパソコンなどを押収されました。

わたしたち法学者は、この事態が、市民の正当な表現活動を抑圧し、民主主義社会を萎縮させるのではないかという危機感を抱いています。

まず、当該行為が刑法130条の住居侵入罪に当たるかどうかについて疑問があります。近代法は、「公」と「私」の領域を区切ることで、「私」の自由な領域を保護することを主要な任務としてきたのであり、本条の保護法益も、部外者の侵入を許さずプライバシーの享有を期待できる区画された場所内の平穏な利用である、というのが通説的見解です。ここで郵便受けは、私人が住居という本質的に私的な空間を確保しながら、外から内部に向けて発せられる情報を受けとるために自ら設置した限定された空間だと考えられます。つまり、それは、法によって遮断された「私」と「公」の領域をつなぐための通路であり、外部との遮断を目的とするドアや門とは逆に、外に向かって開かれた性質を持つものです。したがって、チラシを郵便受けに配布するために他人の敷地に立ち入ることは、「プライバシーの享有を期待できる区画された場所」の「平穏」を害する行為にはあたりません。

当該行為が刑法130条の構成要件に該当しない上、今回の措置には別の目的があるということを疑うだけの十分な理由になります。考えうるのは、イラクへの自衛隊派兵に際して、市民と自衛官及びその家族との直接的接触を禁じることです。そうであれば、これは、憲法21条で保障される表現の自由の問題になります。憲法21条は、市民の間の自由なコミュニケーションは、正当な手段でなされる限り違法とされることがないことを保障しています。当該行為は、自衛隊のイラク派兵というそれ自体憲法上疑義がある事態を憂慮する市民が、自衛隊員とその家族に対して、市民として共に考えることを直接促すために行われたものであり、その手段も、ビラという通常の媒体を使用して、郵便受けという外に開かれた空間にそれを投函したという極めて穏健なものです。つけ加えるならば、ビラの内容も、自衛隊員とその家族に対して「共に考え、反対しよう」と呼びかけたものであり、その個人的法益を侵害するようなものではありません。自衛隊員とその家族は、市民としてこのような情報を受けとり、その内容について自分で判断する権利があるのであり、「住居侵入」という通常考えられない刑罰をもって両者のコミュニケーションを遮断しようというのは、法の明確性、安定性、予見性を著しく害し、市民の間の自由なコミュニケーションを萎縮させ、ひいては民主主義というコンセプトを傷つける危険性を孕んでいます。

さらに、このような正当な表現行為に対して、当該行為を行った市民団体のメンバーの逮捕、拘束にとどまらず、市民団体の構成員の自宅の捜索、関連するパソコンや書類の押収、という非常に強硬な手段が取られました。わたしたちは、ここで対象とされているのは、ビラの投函という一個の行為ではなく、当該市民団体の活動そのものであると考えざるをえません。もしそうであるならば、今回の措置は、結社の自由という憲法の基本的価値を揺るがす事態であり、市民が自由に結合し、自由に意見を表明できることでなりたっている民主主義社会に対して、深刻な傷を負わせる危険性があります。

以上のように、今回の措置には、自衛隊のイラク派兵に反対する市民団体を狙い撃ちにし、その正当な表現活動を制限することに真の目的があると言わざるを得ません。表現の自由、結社の自由、身体の自由は日本が民主主義国家である限り、最大限の価値がおかれるべきものです。わたしたち法学者は、今回の措置が自由な民主主義社会の基礎を揺るがす深刻な事態と考え、一連の言論弾圧を行った立川警察署および警視庁に強く抗議するとともに、三人の即時釈放を求めます。                                         2004年3月3日 賛同者一同

声明発起人:石埼学(亜細亜大学・憲法)

賛同者(50音順)

愛敬浩二(名古屋大学・憲法)/足立英郎(大阪電気通信大学・憲法)/石川裕一郎(麻布大学・非常勤・憲法)/石埼学(亜細亜大学・憲法)/市川正人(立命館大学・憲法)/稲正樹(亜細亜大学・憲法)/井端正幸(沖縄国際大学・憲法)/植松健一(島根大学・憲法)/植村勝慶(國學院大學・憲法)/浦田賢治(早稲田大学・憲法)/遠藤歩(東京都立大学・民法)/大田肇(津山高専・憲法)/奥平康弘(憲法学者)/小栗実(鹿児島大学・憲法)/小澤隆一(静岡大学・憲法)/北川善英(横浜国立大学・憲法)/木下智史(関西大学・憲法)/君島東彦(北海学園大学・憲法)/葛野尋之(立命館大学・刑事法)/小林武(南山大学・憲法)/小松浩(三重短期大学・憲法)/木幡洋子(愛知県立大学・憲法)/近藤充代(日本福祉大学・経済法・消費者法)/阪口正二郎(一橋大学・憲法)/佐々木潤子(金沢大学・税法)/佐々木光明(三重短期大学・刑事法)/笹沼弘志(静岡大学・憲法)/清水雅彦(和光大学・憲法)/杉原弘修(宇都宮大学・行政法)/高橋利安(広島修道大学・憲法)/多田一路(大分大学・憲法)/只野雅人(一橋大学・憲法)/田村武夫(茨城大学・憲法)/塚田哲之(福井大学・憲法)/豊崎七絵(龍谷大学・刑事法)/中里見博(福島大学・憲法)/中島茂樹(立命館大学・憲法)/中島徹(早稲田大学・憲法)/永山茂樹(東亜大学・憲法)/成澤孝人(宇都宮大学・憲法)/新倉修(青山学院大学・刑法)/西原博史(早稲田大学・憲法)/根森健(新潟大学・憲法)/松宮孝明(立命館大学・刑法)/水島朝穂(早稲田大学・憲法)/三輪隆(埼玉大学・憲法)/元山健(龍谷大学・憲法)/山口和秀(岡山大学・憲法)/吉田省三(長崎大学・経済法)/和田進(神戸大学・憲法)/渡辺洋(神戸学院大学・憲法)                        以上51名

記者会見後の賛同者:長岡徹(関西学院大学・憲法)/上脇博之(北九州市立大学・憲法)/飯田泰雄(鹿児島大学・経済法)/近藤真(岐阜大学)/増田栄作(広島修道大学・民法)

2004年02月29日

「戦争が廊下の奥に立つてゐた」

2004/02/27, 北海道新聞夕刊<道内文学 創作・評論>より

戦争が廊下の奥に立つてゐた(渡辺白泉)

この不気味な句は一九三九年(昭和十四年)に発表されたものである。それから六十五年後の二○○四年の現在、この句が妙にリアルな映像として、しきりに頭の中に浮き上がる。憲法の拡大解釈と既成事実の積み上げで、とうとう戦闘地域国への自衛隊派遣が行われた。時代は螺旋(らせん)を描いて回り、いつの間にかまた元の場所に戻りつつある感がある。・・・・・・(妹尾雄太郎/せのお・ゆうたろう=個人誌「想」発行人)

丸山重「樺太国境戦逃げ切った私(一九四五年八月九日)」を紹介し「戦争の正義とか大義とかいった政治的な土俵に不用意に乗ると足をすくわれる。この作品のような体験的なリアリズムはそうした政治的な文脈に拮抗(きっこう)する力になりうる」と指摘。戦争を知らない世代の心の中に芸術家が転移させる戦争のナマの感触には幻想を追い払らう強い力がある、ということか。

Posted by tjst at 02月29日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000545.html
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2004年02月21日

「石油の生産量のピーク(予想2037年)を目前にしたとき、アメリカがどういう行動に出るか」

私的環境学 >  石油っていつ無くなるの?(その3)より

・・・・・石油の生産量のピーク(予想は2037年)を目前にしたとき、アメリカがどういう行動に出るかは今は分かりません。・・・・・石油埋蔵量が減っていくにつれてアメリカを含む先進国は焦り始めます。「自分の国だけでも生き残りたい」と考えて油田の囲い込みが始まります。・・・・・では日本はその時どういう行動を取るのでしょうか?今はどういう政策が採られているのでしょうか?次回はこれを取り上げてみます。

 
輸入されている年約2億キロリットルの原油から作られる灯油の約7割弱を占める2千万キロリットが一般家庭で消費されている。「自衛隊のイラク派遣は石油確保という国益のため当然」と公然と主張する人もいる(上のサイトではない・・念のため)。<イラク派遣に反対する人は自分の室温を5度下げることができるのか>という類の意見も聞かれる。室温を下げない「国益」のためには誰かの命が犠牲となっても仕方がない、というの考えが日本の世論の半数を占めているのだろうか。

Posted by tjst at 02月21日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000535.html
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イラク派遣による自衛隊弱体化の徴候

Web 現代[スクープ]イラク派遣で自衛隊入隊辞退者が続出!
記事によると、ある自衛隊地方連絡部関係者が以下のように述べたという。誰でも予想していたことだが記事通りであるとすると、イラク派遣は自衛隊の存続そのものに深刻な影響を与え始めていることになる。大学教員を隷属化させる昨今の大学改革が大学教員志望者の減少を惹き起こして日本の大学そのものを長期的に弱体化させていくのと同じ現象と言えまいか。

・・・・・採用されても入隊しないという人は以前からいますが、今年は例年と比べて二十数人ほど多くの辞退者が出ています。・・・・・通常であれば1区域二十数人の辞退者で全国的に見れば1000人以上の辞退者が出るのですが、今年に限っては例年の2倍2000人程度になるのではないかといわれています。イラク派遣が原因だと思いますが、『何故こんなに辞めるのか?』と困っている地区もあると聞いています。

地方連絡部は、記事によると、北海道に4ヵ所と各都府県に1ヵ所ずつ合計50ヵ所が配置され、地方公共団体などの協力のもと自衛官の募集業務を行っている。平成15年度は2等陸・海・空士の募集数(男子)は計7520名、各連絡部毎に平均150人の採用が必要。

Posted by tjst at 02月21日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000533.html
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2004年02月14日

「東京大空襲の被害者である日本が、同じ状況にあるイラクでは今度は加害者の側に加担している」

余丁町散人の隠居小屋-Blog NHK /「わたしの東京大空襲」とイラク」より

・・・・・これらの人たちは誰によって殺されたのであろうか。当時のばかな軍国政府に責任があった、そういう風にわれわれは教育されてきた。でも、直接の加害者は誰なのかは、明かである。・・・・・負ければ歴史ですら書き換えられてしまうのだ。・・・・・中東紛争の歴史を、日本でやったように簡単に書き換えることが可能だとブッシュは考えているのであれば、大甘である。

イラク戦争の皮肉は、東京大空襲の被害者である日本が、同じ状況にあるイラクでは今度は加害者の側に加担していることだ。イラクでもテロは今後ますますレジスタンスの様相を呈することは間違いない。自衛隊は本来ならば祝福すべきである戦後初の国際貢献を「大義なき戦い」ではじめようとしている。小泉内閣は、その根本的なところで、情勢判断を誤ったのである。

アメリカが「太平洋戦争の真相を国民に知らせる」ために作成したラジオ番組「真相はかうだ」(「真相箱」)の内容を桜井よしこ氏が最近文庫本として復活させているが、米が周到に取捨選択脚色した番組の内容と、戦前に関する自分の知識との間に本質的な違いがなかった(戦前の歴史に深い関心のある人は「情報操作」に気付くのであろうが)。この番組は当時の大人には不評だったから日本の歴史認識が変化した原因は他にある、と主張する人もいるが、子供世代は喜んで番組を聞いていたというーーそのように番組制作者は語り口に意を注いでいたからであろう。
 政治的意図をもって「洗脳」問題を取り上げる人たちもいるようだが、ベールで覆われてしまっている戦前において何が問題であったかを正確に詳細に認識しない限り戦前にあったが今の私たちには未知の陥穽が待っている懸念もある。



関連資料:原爆投下、市民殺りくが目的米学者、極秘文書で確認(1983年8月6日(朝日新聞))

Posted by tjst at 02月14日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000521.html
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2004年02月13日

参議院2/9での小田中聰樹氏意見:自衛隊派遣は「亡国」「亡民」の愚挙

参議院イラク人道復興支援活動等特別委員会(二〇〇四年二月九日)参考人意見陳述
東北大学名誉教授・専修大学法学部教授小田中聰樹

・・・平和が確保されてこそ初めて、民主主義、基本的人権、生存・福祉の追求・実現が可能だということ、換言すれば、平和・民主・人権・福祉は不可分一体的な関係にあるが、その中で平和こそが中核的・前提的位置を占める、という思想・・・・・これは極めて体系的で優れた憲法思想であり、戦争と貧困にあえいできた人類の歴史的体験を踏まえた、人間の理性と良心が結晶したものだ、と考えます。・・・

全文:

私は、四十年近く主として平和主義、民主主義、基本的人権を厚く保障する憲法の理念及び論理に即して刑事法の研究を行い思索してきました。

また個人的には、太平洋戦争開始直後に国民学校に入学し、敗戦迄の三年半近く、戦争賛美の軍国主義教育を受け、しかも中国大陸に出征した父を日の丸で送り、涙を流した、という歴史的体験を持っています。

本日は、このような研究、思索、体験を踏まえながら、イラク特措法に基づく基本計画及び対応措置、すなわち自衛隊のイラク派遣につき、主として憲法的視点及び歴史的視点から意見を述べることとします。

先に結論を述べますと、今回の対応措置すなわち自衛隊派遣は、憲法に背きこれに違反するものであり、国際的には勿論のこと、国内においても政治、社会、文化、教育など、あらゆる分野において憎悪と暴力の連鎖、悪循環を拡大、深刻化させ、社会を荒廃に陥れる「亡国」「亡民」の行為ともいうべき愚挙であると考えます。

以下、その理由を述べます。

改めて説く迄もなく、憲法は第九条において、戦争の放棄、武力による威嚇とその行使の放棄、戦力の不保持、交戦権の否認を定めています。

ところが今回の対応措置により派遣される自衛隊は、未だ戦争状態が継続し、事実上は戦闘行為が日常的に発生している地域に派遣され、占領軍の指揮下に事実上置かれ、占領行政の一翼を担い、安全確保支援活動を行うべき立場に置かれています。

そもそも交戦権とは「占領行政を含む交戦国の国際法上の権利の総体のことである」とされておりますので、自衛隊は、憲法の禁ずるこの交戦権を行使すべき任務を今回の対応措置により負わされたことになり、その違憲性は明らかです。

また、今回の対応措置等により、自衛隊は、武器等の警護に際しての武器の使用(自衛隊法九五条)に加えて、対応措置の実施にあたり、上官の命令により無反動砲をはじめとする殺傷能力の高い武器を組織的に使用することを認められ、場合によっては物や建造物の損害、焼毀のみならず、人への危害、すなわち人の殺傷をも認められています。

しかし、人道復興支援や安全確保支援の任務達成上、無反動砲等の殺傷能力の高い武器を組織的に使用することは、それ自体として武力の行使に当たり、憲法上認められるとは思われません。

政府は、武力の行使とは「国家の物的・人的組織体による国際的武力紛争の一環としての戦闘行為」であるとし、イラク特措法の武器使用は「自己保存のための自然的権利」であって武力の行使には該らない、としています。

しかし、自衛隊員が奇襲攻撃(戦闘行為)にさらされ「自己保存」として武器の行使が必要となるのは、イラク特措法により国家的任務として、占領行政の一環としての客観的意味を持つ任務の遂行行為を行うべき、組織的存在だからであります。

だとすれば、攻撃に対応する武器使用による応戦行為は、正に武力の行使そのものというべきであります。

しかも問題なのは、武器の使用につき、法的な実効的歯止めがないことです。この点につき、イラク特措法は、「生命又は身体を防衛するためやむを得ない必要があると認める相当の理由」がある場合には「事態に応じ合理的に必要と判断される限度」で武器を使用できるとし、正当防衛又は緊急避難の場合以外は、人に危害を加えてはならない、と規定しています(一七条)。

これは、一定の制約を加えているかの如くにみえますが、しかし武器使用の現場では勿論のこと、事後的な司法的審査の段階でも殆ど全く実効性を期待できません。

ゲリラ的奇襲攻撃が日常的に発生している現場では、「防衛」という要件からその一種としての「先制攻撃」的行為を全く排除することはできないでしょうし、「合理的な限度」という要件も、それが軍事的な観点からみた合理性を意味することになるのは避け難いのであり、その判断は全て現場(その上官)の裁量に委ねざるを得ないであろうからであります。

さらに、これらの武器使用行為は、CPA命令一七号によりイラクの裁判権から免除されるとされますが、日本の刑法の国外犯に当たる場合に限り、帰国後に日本の裁判権に服することとなります。

従って、自衛隊員は、武器使用の結果として生ずる殺人、同未遂、傷害、傷害致死、放火、同未遂などについては罪責を問われることになりますが、その際、人に危害を加える行為すなわち殺傷行為以外の行為については、「やむを得ない必要があると認める相当の理由」「合理的に必要と判断される限度」の有無が一応は問題となります。しかし結局は前述のように現場の判断を尊重せざるを得ないとされ、法律上は「法令による行為」として違法性なしとされるでしょう。

また殺傷行為については、正当防衛又は緊急避難の要件を充たしているか否かが問題となります。この要件は、正当防衛の場合には、「急迫不正の侵害」の存在、防衛行為の必要性と相当性、防衛意思などであります。また緊急避難の場合には危難の現在性、避難行為の必要性と補充性と相当性、避難意思、法益の均衡性などが要件であります。

たしかにこれらの要件は、長年にわたる刑法理論及び判例の蓄積があることもあって、かなり限定的なものであり、殺傷行為に厳しい制約を科するものとの印象を与えます。

しかし、もともと正当防衛・緊急避難は、法秩序が厳正に保たれていることを前提としており、その上で法秩序の下でなされた構成要件該当の行為につき、「法の自己保全」(団藤重光博士)とか「優越的利益の保護」(平野龍一博士)とか「法確証の利益を加味した優越的利益の保護」(内藤謙博士)などを根拠として、例外的に違法性ないし責任が阻却されるとして不可罰化するものであります。

ですから、その例外性が現実的基礎を持つのは、法秩序の厳正保持という前提の充足下に於いてであります。

ところが今回の対応措置等の場合には、そもそも、違憲の武力行使ないし武器使用を行う組織が、刑法が保護すべき法益性を持つか疑問です。また、「急迫不正の侵害」なるものや「現在の危難」が日常的に発生しているイラクの実情を考えますと、正当防衛又は緊急避難が武器使用に対し、厳しい制約的効力を現実に持つとは考えられません。

しかも、さらに重大なことは、仮に正当防衛又は緊急避難の要件を厳密に解釈し運用しようとしても、その判断に必要な、詳密で客観的な証拠を、現地の警務隊や国内の検察当局が果たして公正に関係者双方から収集できるかは疑問だということです。

なお、報道機関など第三者の調査も、軍事的秘密保護の壁に遮られ不徹底に終わるでしょう。

また警務隊や検察当局の捜査・訴追の意欲にも期待し難いものを感じます。

このことは、ケースは違いますが、外交官殺害事件についての真相解明の作業すら未だ遅々として進まない現状をみるとき、単なる観測では終わらないであろうことを示していると考えます。

以上を要するに、自衛隊は、任務遂行上の武器の組織的使用につき、殆ど無制限的な広い裁量を事実上持つということであり、その武器は極めて殺傷・破壊能力の高いものだということであります。

こうして考えてきますと、武器の行使は憲法の禁ずる武力の行使そのものに該るというべきであり、違憲であります。

このようにして対応措置による自衛隊派遣は違憲でありますが、注意すべきは、以上に述べたことは、実は、米英によるイラク攻撃の国際法的正当性とは法理論上は全く別個、独立の問題だ、ということであります。

しかし、イラク特措法が一条で、米英のイラク攻撃が、安保理決議六七八号、六八七号、一四四一号に基づく国際法上正当なものである旨をうたい、又基本計画も、攻撃はイラクの脅威を取り除く最後の手段として行われたとしていますので、この点についても一言指摘しておきたいと思います。

それは、前述の安保理決議が米英のイラク攻撃を認めるものではなかった、また大量破壊兵器保有の事実もなかった、ということです。

このことは、今日ではもはや国際的常識というべきであり、現に米英の首脳ですら大量破壊兵器保有の判断の誤りを事実上認める立場へと軌道修正しつつあるのであります。

ところが我国の政府は、大量破壊兵器なしとは断定できず、むしろあると考えるのが自然だ、という立場を依然として固守しています。そしてその断定の根拠として、イラクが不存在の立証責任を果たしていない、という論法を持ち出しています。しかし、もし立証責任というなら、攻撃した米英こそ大量破壊兵器の存在についての立証責任を負っているとすべきであって、この論法は、法律論としてみるときは勿論のこと、政治的・社会的にみても乱暴きわまるものであることを指摘しておきたいと思います。

最後に私は、今回の自衛隊派遣が「亡国」「亡民」の愚挙であることについて述べたいと思います。

周知のように、戦前、日本は、一五年にわたりアジア侵略を行い、国の内外を問わず全世界のひとびとに対し塗炭の苦しみを与えてきました。

にも拘らず、日本が国際社会に迎え入れられて活動の場を与えられ、又私たち国民も希望を持って、平和な社会を築くよう、国の内外でこれ迄孜々として努力してきたのは、ひとえに平和憲法によるものであります。

周知のように、憲法は前文(第二段)で、恒久平和の「崇高な理念」を掲げ、専制と隷従、圧迫と偏狭、恐怖と欠乏からの脱却・克服のカギを、「平和のうちに生存する権利」の実現、保障に求めました。そして第九条において、戦争放棄、武力行使放棄、戦力不保持、交戦権否認を明記したのであります。

これは、平和が確保されてこそ初めて、民主主義、基本的人権、生存・福祉の追求・実現が可能だということ、換言すれば、平和・民主・人権・福祉は不可分一体的な関係にあるが、その中で平和こそが中核的・前提的位置を占める、という思想に基づくものであります。

私は、これは極めて体系的で優れた憲法思想であり、戦争と貧困にあえいできた人類の歴史的体験を踏まえた、人間の理性と良心が結晶したものだ、と考えます。

そしてそれ故にこそ、憎悪と暴力の連鎖、悪循環にあえぎ、混迷する二一世紀の現代に生きるひとびと、とりわけ日本の私たちにとって、現状打開の指針となり、政治的、社会的、文化的、思想的な「よりどころ」ともなりうるのだ、と考えます。

この優れた憲法、とりわけその中核としての第九条をしっかりと守り、一層豊かなものにし次の世代に伝達することは、現代に生きる私たちの歴史的任務であります。

もし私たちがこのことを忘れて平和憲法を蔑ろにし、これに背き、自衛隊をイラクに派遣し、殺傷行為に赴かせることを承認するならば、平和憲法を持つ日本に対する国際的信頼を裏切ることになるのみならず、日本の社会を憎悪と暴力の連鎖、悪循環の拡大に陥れ、荒廃へと赴かせることになるでありましょう。

イラクへの自衛隊派遣は、明治の義人田中正造の表現に倣っていうならば、「亡国」「亡民」の行為ともいうべき愚挙であります。

参議院の議員諸氏は、おのれの理性と良心を賭け、賢慮をもって違憲の対応措置に反対すべきであると信じます。

以上をもって意見陳述を終わります。

Posted by tjst at 02月13日
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箕輪氏「これだけ国民が反対しても断行するならば、司法の判断をあおぐより、方法がないんです」

月刊『日本の進路』138号(2004年2月号)p10-11
箕輪登氏(元郵政相・元防衛政務次官)に聞く:小泉くんは間違ってる!イラク派遣差し止めを提訴する

・・・・・・国民がデモや集会や署名運動をやって反対しているのに、小泉くんは耳をかさない。ぼくには国会議員当時のような発言の場もない。これだけ国民が反対しても断行するならば、司法の判断をあおぐより、方法がないんです。

 小泉くんも、石破くんも、昔から知っている仲間です。友達を訴えるようなもので、じくじたるものがありますが、そんな私情にかまっていられません。・・・・・・だから私情をなげうってでも、提訴するんです。みんなで提訴したらいい。ぼくは先鞭をきって北海道で提訴する。青森で、あるいは東京、愛知、大阪、九州、沖縄で、全国で提訴すれば判決も早くなりますよ。費用もみんなで百円カンパしたらいいんです。各県で提訴が起きるように運動してください。・・・・・・

 ぼくは在職中、九段の議員宿舎におりました。雨の日も風の日も毎日散歩に出ます。靖国神社のそばですからお参りします。しかし、小泉くんと会ったことは一回もない。小泉くんは総理大臣になってから初めて行くんじゃないですか。・・・・・・

自衛隊員は日本を守るためなら命を捨てると言ってます。それなのに、国防と関係のないところへ行かされて、犬死にするかもしれない。無事に帰ってきても、殺人罪に問われるかもしれない。そんなべらぼうな話がありますか。自衛隊員がかわいそうですよ。黙って見てられません。(一月二十日談・文責編集部)

Posted by tjst at 02月13日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000517.html
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2004年02月10日

議員別賛否一覧ーーイラク派遣承認参議院投票結果

第159回国会2004年 2月 9日投 票 結 果

案件名:イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法第六条第一項の規定に基づき、自衛隊の部隊等による人道復興支援活動及び安全確保支援活動の各活動の実施に関し承認を求めるの件(衆議院送付)

投票総数 241   賛成票 138   反対票 103  #(〇:賛成、●:反対、△:棄権)

自由民主党(116名) 賛成票 114  反対票 0

○阿南 一成 ○阿部 正俊 ○愛知 治郎 ○青木 幹雄
○荒井 正吾 ○有馬 朗人 ○有村 治子 ○泉  信也
○市川 一朗 ○入澤  肇 ○岩井 國臣 ○岩城 光英
○岩永 浩美 ○上杉 光弘 ○上野 公成 ○魚住 汎英 
○小野 清子 ○尾辻 秀久 △大島 慶久 ○大仁田 厚
○大野 つや子 ○太田 豊秋 ○扇  千景 ○岡田  広
○加治屋 義人 ○加藤 紀文 ○加納 時男 ○狩野  安
○景山 俊太郎 ○柏村 武昭 ○片山 虎之助 ○金田 勝年
○亀井 郁夫 ○河本 英典 ○木村  仁 ○岸  宏一
○北岡 秀二 ○久世 公堯 ○沓掛 哲男 ○国井 正幸
○小泉 顕雄 ○小斉平 敏文 ○小林  温 ○後藤 博子
○鴻池 祥肇 ○佐々木 知子 ○佐藤 昭郎 ○佐藤 泰三
○斉藤 滋宣 ○斎藤 十朗 ○桜井  新 ○山東 昭子
○清水 嘉与子 ○清水 達雄 ○椎名 一保 ○陣内 孝雄
○鈴木 政二 ○世耕 弘成 ○関口 昌一 ○関谷 勝嗣
○田浦  直 ○田中 直紀 ○田村 公平 ○田村 耕太郎
○伊達 忠一 ○竹山  裕 ○武見 敬三 ○谷川 秀善
○段本 幸男 ○月原 茂皓 ○常田 享詳 ○鶴保 庸介
○中川 義雄 ○中島 啓雄 ○中島 眞人 ○中曽根 弘文
○中原  爽 ○仲道 俊哉 ○西田 吉宏 ○西銘 順志郎
○野上 浩太郎 ○野沢 太三 ○野間  赳 ○南野 知惠子
○橋本 聖子 ○服部 三男雄 ○林  芳正 ○日出 英輔
○福島 啓史郎 ○藤井 基之 ○藤野 公孝 ○保坂 三蔵
○真鍋 賢二 ○舛添 要一 ○松谷 蒼一郎 ○松田 岩夫
○松村 龍二 ○松山 政司 ○三浦 一水 ○溝手 顕正
○宮崎 秀樹 ○森下 博之 ○森田 次夫 ○森元 恒雄
○森山  裕 ○矢野 哲朗 ○山内 俊夫 ○山崎  力
○山崎 正昭 ○山下 英利 ○山下 善彦 ○山本 一太
○吉田 博美 ○吉村 剛太郎 ○若林 正俊 △脇  雅史

公明党( 23名) 賛成票 23  反対票 0
○荒木 清寛 ○魚住 裕一郎 ○加藤 修一 ○風間  昶
○草川 昭三 ○木庭 健太郎 ○白浜 一良 ○高野 博師
○千葉 国男 ○続  訓弘 ○鶴岡  洋 ○遠山 清彦
○浜四津 敏子 ○日笠 勝之 ○弘友 和夫 ○福本 潤一
○松 あきら ○森本 晃司 ○山口 那津男 ○山下 栄一
○山本 香苗 ○山本  保 ○渡辺 孝男      

民主党・新緑風会( 72名) 賛成票 0  反対票 70
●浅尾 慶一郎 ●朝日 俊弘 ●伊藤 基隆 ●池口 修次
●今泉  昭 ●岩本  司 ●海野  徹 ●江田 五月
●小川 勝也 ●小川 敏夫 ●大江 康弘 ●大塚 耕平
●大渕 絹子 ●大脇 雅子 ●岡崎 トミ子 ●勝木 健司
●神本 美恵子 ●川橋 幸子 ●木俣 佳丈 ●北澤 俊美
●郡司  彰 ●小林  元 ●輿石  東 ●佐藤 泰介
●佐藤 道夫 ●佐藤 雄平 ●齋藤  勁 ●櫻井  充
●榛葉 賀津也 ●鈴木  寛 ●田名部 匡省 ●田村 秀昭
●高嶋 良充 ●高橋 千秋 ●谷  博之 ●谷林 正昭
●千葉 景子 ●ツルネン マルテイ ●辻  泰弘 ●角田義一
●内藤 正光 ●直嶋 正行 ●中島 章夫 ●西岡 武夫
△信田 邦雄 ●羽田 雄一郎 ●長谷川 清 ●樋口 俊一
●平田 健二 ●平野 貞夫 ●平野 達男 ●広中 和歌子
●広野 ただし ●福山 哲郎 ●藤井 俊男 ●藤原 正司
△堀  利和 ●本田 良一 ●松井 孝治 ●松岡 滿壽男
●円 より子 ●峰崎 直樹 ●森 ゆうこ ●簗瀬  進
●柳田  稔 ●山下 八洲夫 ●山根 隆治 ●山本 孝史
●和田 ひろ子 ●若林 秀樹 ●渡辺 秀央 ●藁科 滿治

日本共産党( 20名) 賛成票 0  反対票 20
●井上 哲士 ●井上 美代 ●池田 幹幸 ●市田 忠義
●岩佐 恵美 ●緒方 靖夫 ●大沢 辰美 ●紙  智子
●小池  晃 ●小泉 親司 ●小林 美恵子 ●大門 実紀史
●富樫 練三 ●西山 登紀子 ●畑野 君枝 ●八田 ひろ子
●林  紀子 ●宮本 岳志 ●吉岡 吉典 ●吉川 春子

社会民主党・護憲連合( 5名) 賛成票 0  反対票 5
●大田 昌秀 ●田  英夫 ●福島 瑞穂 ●渕上 貞雄
●又市 征治

無所属の会( 4名) 賛成票 1  反対票 3
●岩本 荘太 ○椎名 素夫 ●島袋 宗康 ●山本 正和

みどりの会議( 2名) 賛成票 0  反対票 2
●高橋 紀世子 ●中村 敦夫            

各派に属しない議員( 4名) 賛成票 0  反対票 3
倉田 寛之(議長) ●黒岩 宇洋 ●西川 きよし ●本岡 昭次

Posted by tjst at 02月10日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000512.html
他の分類:イラク戦争

2004年02月06日

首相が読まずに批判した、5358名連署の高校生起草請願書全文

(2/7 trackback を読み加筆修正)
関連記事:<小泉首相>高校生のイラク復興支援署名で教育に注文 (毎日2004.2.3)
もしも教育現場に注文をつけることがあるとすれば、NHKのように政府見解を子供に教えることではなく、未来の指導者がこのようなことをしないよう、まず人の話を聞いてから物を言う、という最低限のモラルを徹底することではないだろうか。(しかし、これは釈迦に説法です。)

請願書全文:Blog:TIAO 2/3: 高校生から自衛隊撤退求める請願書に小泉首相は読まずに反論・・・誠実さの欠如
gk68.pepper.jp 2/3 小泉さん、そりゃあまりにも、、、
敬天愛人格物致知 2/3 イラク戦争と教育
閑話休題Blog 2/3 小泉首相高校生の誓願に…&群隊

(NHK の週刊子供ニュース1/24,31 の記録では、政府見解と距離を置き、反対意見取少し取り上げて子供に自分で考えることを促している:
自衛隊がイラクに行くことについて '04/1/24 放送
自衛隊はイラクで何をして、どんな安全対策をとるの?'04/1/31 放送

2004年02月01日

バグダッドのストリートチルドレンの生活自立支援に取り組む高遠菜穂子氏からの援助要請

フォトジャーナリスト森住卓氏サイトイラク リポート :バグダッド ストリート チルドレン

バグダッドでストリートチルドレンを世話している高遠菜穂子氏から森住氏に届いたメールが転載されている。その中より:

ストリートチルドレンに生活自立支援を呼びかけています。
千歳白樺郵便局 0275-3-62668
イラク支援ボランティア 高遠菜穂子
Posted by tjst at 02月01日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000495.html
他の分類:イラク戦争

2004年01月30日

パンドラの時代「国土と国益の違いはとても大きい」

The Age of Pandora 池澤夏樹「パンドラの時代」No 5, 2004.1.30

 もともと自衛隊は国土を守るのが任務だったはずです。それが今回、国益を守ることになった。
 ここで国土と国益の違いはとても大きい。決定的に大きいのです。なぜならば、国土は膨らまないけれど、国益は欲望のままにいくらでも膨らむから。
 イラク人が求めているのは支援ではなく職です。言い換えれば、普通に機能する社会です。去年の3月までイラクにはそれがあった。水道の栓をひねると水が出た。
 この事実を念頭に置いて、サマワからの映像を見てください。アメリカと日本をセットにして見れば、彼らは(われわれは)右手が壊したものを左手で直すふりをしているにすぎない。

cf イラクの小さな橋を渡って

Posted by tjst at 01月30日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000492.html
他の分類:イラク戦争

2004年01月29日

自衛隊イラク派兵差止北海道訴訟ー訴状

自衛隊イラク派兵差止北海道訴訟サイト

訴状

・・・・・
◆本訴訟の遂行費用は、支援し賛同してくださる市民の皆様の募金に依拠します。
  送金先:北洋銀行 札幌西支店 普通口座 4283990
  イラク派兵差止北海道訴訟弁護団 弁護士 佐藤博文

Creative Site 【必読 !?】自衛隊のイラク派兵差止訴訟(1/29)

(1/28)2時半からは教育文化会館にて記者会見が行われ、
「すでに詳しく記者レクを行っている」ということでしたので、
「今晩のTVニュースと明日の朝刊で紹介されるはず」ということでしたが、
今晩のニュースではあまり大きく報道されていませんでした。
防衛政務次官など歴任した元自民党代議士が、
自衛隊派遣の違法性を裁判で訴えたということですから、
時勢柄、本当ならマスメディアが大きく扱って当然かと思います。
しかし、少なくても今晩のTVニュースが軽んじたということは、
そこにいまの社会の「空気」に気兼ねした自粛(自己規制)を感じます。
ま、明日の新聞報道に期待したいところですが…。

北海道新聞は1/29朝刊で、かなりの紙面を割いて報道した:自衛隊派遣中止求め提訴−箕輪元郵政相

天木元レバノン大使による訴訟情報:
アルジャジーラが「自衛隊イラク派兵差し止め訴訟」をトップニュースで報じた!(blog::低気温のエクスタシー1/27)

Posted by tjst at 01月29日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000491.html
他の分類:イラク戦争

2004年01月27日

「概要報告:自衛隊イラク派遣差し止め訴訟準備会1/19」

「報告:自衛隊派遣差止め訴訟準備会1・19」

池住義憲です。1月19日(月)夜、自衛隊のイラク派兵差し止めなどを国に求める訴訟を起こす準備会を開催しました。これはその概略報告です。

参加者は、函館や東京から参加された方も含めて70名。お忙しい中、ご出席くださった皆様、ありがとうございました。報道関係はテレビ4社(NHK、東海テレビ、中京テレビ、名古屋テレビ)、新聞4社(朝日、毎日、日経、共同通信)。

準備会では、(1)なぜ訴訟か、(2)訴訟の目的と内容、(3)訴訟の進め方(原告団、弁護団、組織、運営・財政など)について話し合いました。・・・・・

Posted by tjst at 01月27日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000488.html
他の分類:イラク戦争

2004年01月21日

アルアラビーヤの報道で「日本は政治的な利益を得ようとしている」とバグダッドの軍事専門家がコメント

(低気温のエクスタシーbyはなゆー 2004.1.20 アルアラビーヤが「日本の自衛隊派遣はイラク人を支援するためではない」と報道!)経由
Mainichi INTERACTIVE 2004.1.19:陸自先遣隊:アラブ各国報道機関 イラク入りへの関心高く

・・・・・ドバイのニュース専門衛星テレビ「アルアラビーヤ」は各時間帯のニュースのトップで自衛隊のイラク入りを報道。事実関係の報道の後、バグダッドの軍事専門家が「日本の自衛隊派遣は米国支援のためで、イラク人を支援するためではない。日本はこの派遣によって政治的な利益を得ようとしている」と皮肉交じりの分析・・・・・
Posted by tjst at 01月21日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000478.html
他の分類:イラク戦争

2004年01月20日

元傭兵の指摘:イラクに駐屯する自衛隊への5つの脅威

Createive Space 経由)
週間実話2004.01.29号P27〜29 自衛隊にとっての5つ脅威

1. 米兵の誤射
2. 地元イラク人との距離のとりかた
3. 砂嵐による武器・車両の機能不全
4. 平地陣地の危険性
5. 実戦経験のない軍隊として標的にされる危険性
Posted by tjst at 01月20日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000477.html
他の分類:イラク戦争

2004年01月19日

「私たちは戦後史も知らず忘却の淵に沈んだままでよいのか」

対米追従の是非を時間軸と空間軸に沿って論じる - MIYADAI.com Blog 2004.1.19

・・・・・
■保守本流にとって対米追従は「あえてする」もの。吉田ドクトリンのごとく「肉を切らせて骨を絶つ」。だが田中角栄を最後に、その後襲った忘却の渦が「あえてする」保守本流の志を風化させた。小泉はむろん岸信介の流れを汲む清和会の保守傍流。
■だが米国は日本のために存在せず。米国が日本のために行動してくれるよう心を砕くのも大切だが、米国が将来中国を極東のパートナーと認める極端な可能性さえ想定してリスクをヘッジすべし。私たちは戦後史も知らず忘却の淵に沈んだままでよいのか。

【二つの近代、どちらを選ぶか】
■それとは別に共時的選択の問題がある。米国「的なもの」に加担することが何を意味するかを正確に理解するべし。私たちは今、流動性から収益を上げることと、多様性あるコミュニティ同士の共生の、どちらを優先するかを問われている。
・・・・・

Posted by tjst at 01月19日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000474.html
他の分類:イラク戦争

2004年01月18日

サマワの青年の願い「小泉首相にお願いしたい。他国に自由を与える前に、日本国民に自由を与えてほしい」

週刊MDS 2004年01月16日発行822号
【豊田護記者サマワ緊急ルポ 占領拒むイラク民衆 われわれは物乞いではない】 より

サマワの青年「悲しみを踏まえたうえで一つお聞きしたいことがある。日本政府は軍隊を送ってくるというが、日本の国民は同意しているのですか。国民投票で決まったのですか」
(記者「世論調査では国民の6割が反対している」)

青年「ということは、日本の人には自由がないということですね。そうであれば、イラクの自由も認めないということではないでしょうか」
・・・・・
青年「国民の努力で、日本政府の考え方を変えてほしい。どんな変化でもいい。軍隊ではなく、技術者なら大歓迎だ。小泉首相にお願いしたい。他国に自由を与える前に、日本国民に自由を与えてほしい。
 アラブ人はこう考える。何も持っていない人が他人に何かを与えることはできない」
・・・・・
「われわれは物乞いではない」。サマワに限らず、イラク各地で聞いた言葉だ。豊かな資源と人材をもつイラク民衆の誇り高さが表現されている。・・・・・

豊田記者の講演会:

◆ 豊田記者が見た・聞いたイラク・サマワの市民の声と
放射能汚染の実態
〜サマワで自衛隊を待ち受けるものは!?〜
【日時】1月24日(土) 午後1時半開場 2時〜4時
【場所】労働スクエア東京  (地下鉄日比谷線八丁堀駅真上)500円

主催:End the Occupation of IRAQ! 自衛隊をイラクに行かせない
キャンペーン
賛同:劣化ウラン弾禁止キャンペーン
平和と民主主義をめざす全国交歓会

◆豊田護 サマワ緊急ルポ報告会in横浜
―「われわれは物乞いではない。再建を目指すイラクの人々は今」―
日時 1月24日(土) 19〜21
会場 神奈川県民サポートセンター
参加費 500円
主催 ICTI(イラク国際戦犯民衆法廷)神奈川準備会
共催 ICTA(アフガニスタン国際戦犯民衆法廷)神奈川実行委員会、
   有事法制に反対する神奈川市民キャラバン

◆1月25日(日)午後2時〜5時
 イラク写真展とビデオ上映会「アメリカが隠す死の兵器・劣化ウラン弾」
 小牧市まなび創造館「ラピオ5階」女性センター第2研修室(名鉄小牧線・小牧
駅)
 イラク国際戦犯民衆法廷・東海公聴会実行委員会
  090−7029−5617(安元)
  

◆ 2/1(日) イラク国際戦犯民衆法廷第1回大阪公聴会 
【時間】10:30〜16:00
【場所】大阪市中央(中之島)公会堂大ホール
【内容】
●戦争被害・占領下の犯罪の実態
  イラク占領監視センターの方が初来日
●自衛隊が派遣されるサマワの実態(予定)
  週刊MDS記者・豊田護さん―など
URL http://www.icti-e.com/
連絡先 イラク国際戦犯民衆法廷(ICTI)大阪公聴会実行委員会
   090−8232−1664 奥森
   090−3975−7505 乾
============================================
週刊MDS編集部 Weekly MDS
大阪市城東区蒲生1丁目6-21 LAGセンター内
TEL: 06-6934-8512 FAX: 06-6934-8112
e-mail: info@mdsweb.jp
url : http://www.mdsweb.jp/
振替 00930-1-305937
============================================

自衛隊のイラクへの派遣に反対する数学者の声明への賛同呼びかけ

自衛隊のイラクへの派遣に反対する数学者の声明

2004年 1月

小泉内閣は,イラクへの自衛隊派遣を決定し,
すでに先遣隊員を派遣しました.

武器を携えた自衛隊を準戦闘地域のイラクに派遣することは,
日本が,国際法に違反している米英のイラク攻撃と占領を,
積極的に支持し荷担することを意味します.
また,イラクの民衆に銃口を向けることになるかもしれません.

これらのことは明らかに日本国憲法,とりわけ
前文と第9条の理念に反します.

我々数学に関わる者は,このような自衛隊の派遣に反対し,
イラクの復興支援は,イラクの人々の意向に基づき国連の枠組みで
なされるべきものと考え,ここに声明を発表し,
この声を拡げたいと考えます.

Date: Sun, 18 Jan 2004 02:18:00 +0900
From: yutaka saburi
Subject: あらためて賛同を呼びかけます

佐分利です

この email は、Bcc にて知人や、過去に平和を求める数学者の声明に署名をしてくださった皆さんにお送りしています。

1月2日付けで、「自衛隊のイラク派遣に反対する数学者の声明」への賛同を呼びかける email をお送りしていました。
その後、呼びかけ人が新たに加わってくださったこともあり、あらためて賛同を呼びかけさせていただきます。
皆さんの賛同と、知人の方々への賛同依頼をお願いいたします。
寄せられた賛同署名は、政府や政党、報道機関その他に送ることで、私たちの意見表明としたいと考えます。

以下、あらためて「声明」と賛同署名の呼びかけ人を紹介し、賛同署名の方法、および運動のスケジュールなどをお伝えします:

(1) 「声明」文
(2) 賛同署名の呼びかけ人
(3) 賛同署名の方法(匿名もありです)
(4) 賛同署名の期間(締切1月31日)
(5) 集会とデモ
(5-1) 日 時: 2月1日(日)13:00〜15:30
    場 所: 大学生協渋谷会館
(5-2) メッセージの募集
(6) mathfp にご参加を

詳細:

(1) 「声明」文

自衛隊のイラクへの派遣に反対する数学者の声明

2004年 1月

小泉内閣は,イラクへの自衛隊派遣を決定し,
すでに先遣隊員を派遣しました.

武器を携えた自衛隊を準戦闘地域のイラクに派遣することは,
日本が,国際法に違反している米英のイラク攻撃と占領を,
積極的に支持し荷担することを意味します.
また,イラクの民衆に銃口を向けることになるかもしれません.

これらのことは明らかに日本国憲法,とりわけ
前文と第9条の理念に反します.

我々数学に関わる者は,このような自衛隊の派遣に反対し,
イラクの復興支援は,イラクの人々の意向に基づき国連の枠組みで
なされるべきものと考え,ここに声明を発表し,
この声を拡げたいと考えます.


(2) 賛同署名の呼びかけ人

秋山 茂樹  (新潟大学)     荒井 嘉夫  (桐朋中・高等学校)
安藤 豊  (元東京水産大学)  伊原 康隆  (元京都大学)
上野喜三雄 (早稲田大学)    上野 正  (元東京大学)
江口 正義  (東京海洋大学)   遠藤 幹彦  (元立教大学)
大森 和子  (数学教育協議会)  岡部 恒治  (埼玉大学)
笠原 乾吉  (元津田塾大学)   川島 義孝  (数学教育協議会)
岸本 量夫  (元信州大学)    銀林 浩  (元明治大学)
久野はるみ (数教協・小学校)  久保田幸次 (元北海道大学)
小島 和美  (数学教育協議会)  小島 順  (元早稲田大学)
小寺 隆幸  (数学教育協議会)  齋藤 恭司  (京都大学)
榊忠 男  (数学教育協議会)  佐藤 文広  (立教大学)    
佐分利 豊  (千葉短期大学)   白岩 謙一  (元名古屋大学)
瀬山 士郎  (群馬大学)     高野 恭一  (神戸大学)
竹内 茂   (岐阜大学)     田中 茂  (津田塾大学)
玉川安騎男 (京都大学)     塚田 和美  (お茶の水女子大学)
辻下 徹  (北海道大学)    長岡 一昭  (津田塾大学)
中川 律子  (数学教育協議会)  永島 孝  (元一橋大学)
中根 静男  (東京工芸大学)   中原 宣  (数教協・米子松蔭高校)
中村 潤  (数教協・向陵高校) 中村 強 (平和・人権・教育と文化を考える会)
中村 元  (桐朋中・高等学校) 仲本 正夫  (埼玉大学)
西岡 國雄  (東京都立大学)   西岡 啓二  (慶応大学)
広中由美子 (早稲田大学)    福富 節男  (元東京農工大学)
牧野 哲  (山口大学)     増島 高敬  (数教協・自由の森学園)
益本 克彦  (数学教育協議会)  松井 幹夫  (数教協・自由の森学園)
森  真  (日本大学)     谷口 彰男  (日本大学)
矢島 敬二  (東京理科大学)   柳原 二郎  (元千葉大学)
山岸 昭則  (数教協・福井大学) 山野下とよ子(数学教育協議会)
山森 康雄  (数学教育協議会)  吉田 克明  (日本大学)
渡辺 毅  (岡山理科大学)


(3) 賛同署名の方法(匿名もありです)

(3-1) Email の場合は  佐藤文広(立教大学)sato@rkmath.rikkyo.ac.jp

         宛てで、次の書式にしていただけるとありがたいです。

         Email の件名: sign up
             本文: 名前(所属) ふりがな

            (例) 佐分利 豊(千葉短期大学)さぶり ゆたか

(3-2) Fax の場合は   安藤 豊 (元東京水産大学)Tel/Fax: 046-846-3522

         宛てで、「声明賛同」 と記した上で、
             「名前(所属) ふりがな」 をお伝えください。

(3-3) 呼びかけ人宛てに賛同の意を伝えていただいても結構です。

   その際も 「名前(所属) ふりがな」 の3項目をお伝えください。

(3-4) 匿名を希望される方は、その旨をお申し出ください。

(3-5) 署名用紙

   署名用紙は任意でお作りいただいてもけっこうですが、本 email に
   一太郎ファイルとして作ったものを添付しました。
   他に、以下から署名用紙の pdf ファイルと dvi ファイルを読み込む
   ことができます:
  http://www.edu.waseda.ac.jp/~hironaka/peace.html

(3-6) 数学関係者以外の賛同署名

   数学関係者以外の署名も受付けます。
   その場合は、専門なども明記いただけますようお願いいたします。

(4) 賛同署名の期間

  署名のしめきりは1月31日です。

(5) 集会とデモ

  賛同署名とともに、「自衛隊のイラクへの派遣に反対する集会」とデモを
  行います。


(5-1) 日 時: 2月1日(日)13:00〜15:30
   場 所: 大学生協渋谷会館

       Tel:03-3486-5293
       JR 原宿駅から徒歩10分
       JR 渋谷駅から徒歩13分
       地下鉄明治神宮前駅から徒歩7分


(5-2) メッセージの募集

  集会参加者は、その場で意見を述べあうことができるのですが、参加でき
  ない方にはそのような機会がありません。
  そこで、今回は、事前に、参加できない方のメッセージも募ることにしま
  した。

  メッセージの送り先:  佐分利 豊(千葉短大)
             Email: saburi@cds.ne.jp
             Tel/Fax: 045-625-2302
             〒232-0848 横浜市中区鷺山 106-1B

  メッセージを email で送ることができないという場合でも、
  できれば Windows の上で読むことのできる file をお送りいただけるとあ
  りがたいです。


(6) mathfp にご参加を

  日本社会における平和と戦争をめぐるせめぎ合いがクリティカルな様相を強
  めている中、数学者の平和運動のための mailing list "mathfp" にご参加
  ください。
  参加費は無料です。
  参加の申し込みは下記まで:

  佐分利 豊 <saburi@cds.ne.jp>

2004年01月17日

私戦予備罪で首相を刑事告発する運動の提案詳細(前田朗氏)

豊島耕一氏サイト:maedaproposition

東京造形大学教授で,アフガニスタン国際戦犯民衆法廷やイラク国際戦犯民衆法廷などの運動をしておられる前田朗さんの提案を紹介します。

オリジナルは次にありますが,少し読みやすくしました.
2003.12.27 自衛隊イラク派兵準備は私戦予備罪(刑法93条)にあたる
2003.12.29 小泉刑事告発運動について(自衛隊派兵準備は私戦予備罪)

Posted by tjst at 01月17日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000468.html
他の分類:イラク戦争

自衛隊イラク出兵 に宮城県学者・文化人・法律家有志279名 緊急抗議声明 2004.1.16

2004年1月17日午前9時現在呼びかけ人: 学者85名、文化人77名、法律家117名(計279名)

自衛隊のイラク出兵に反対する緊急抗議声明

政府は、本日ついに「イラク特措法」に基づき自衛隊をイラクに本格的に出動させ始めました。これは、アメリカとイギリスとを主軸とする無法な軍事攻撃と、これに引き続く形で行われている軍事占領に、日本が軍事力をもって積極的に加担しようとする暴挙です。

この暴挙がイラクのひとびとの強い批判や反撥を招き、抵抗行動を激化させることは必至であり、人道復興を支援するどころか、逆に軍事力による虐殺行動の拡大に手を藉し、自衛隊を戦闘行動に赴かせる危険極まりないものです。

自衛隊のイラク出兵は、憲法上も国際法上も許されないことは勿論のこと、日本を、中東やアジアをはじめとする国際社会から孤立させ、憎悪と不信の対象と化する愚挙です。私たちは、人道と憲法の名において、そして何よりも人間の名において、自衛隊のイラク出兵を絶対に許すことができません。

この声は、いまやあらゆるところに満ちています。私たちは、人間の理性と良心をかけ、政府に対し、自衛隊のイラク出兵について強く抗議するとともに、出兵の即時中止を要求するものです。

2004年1月16日

宮城県学者・文化人・法律家有志
呼びかけ人代表

宮 田 光 雄(東北大学名誉教授)
小田中 聰 樹(東北大学名誉教授)
犬 飼 健 郎(弁護士)

呼びかけ人名簿 2004年1月17日午前9時現在

〔学者〕(85名)
浅 野 富美枝 (宮城学院女子大学教員)
浅 見 定 雄 (東北学院大学名誉教授)
安孫子   麟 (元東北大学教授)
荒 川 由美子 (尚絅学院大学教授)
石 栗 義 雄 (元東北大学教員)
石 田 一 彦 (尚絅学院大学女子短期大学部教授)
和 泉   修 (東北大学名誉教授)
板 垣 乙未生 (東北大学教授)
伊 藤 一 義 (東北学院大学教授)
伊 藤 博 義 (東北文化学園大学教授・宮城教育大学名誉教授)
井 上 千 弘 (東北大学助教授)
大 石 直 正 (東北学院大学嘱託教授)
大 内 秀 明 (東北大学名誉教授)
大 崎 節 郎 (東北学院大学名誉教授)
大 平   聡 (宮城学院女子大学教授)
大 村   泉 (東北大学教授)
小笠原   卓 (元東北大学教員)
小田中 聰 樹 (東北大学名誉教授)
小田中 直 樹 (東北大学助教授)
片 岡   彰 (東北大学助手)
片 山 知 史 (東北大学助手)
金 田 重 喜 (東北大学名誉教授)
上 山 真知子 (山形大学教員)
刈 田 啓史郎 (元東北大学教授)
刈 田 美知子 (尚絅学院大学女子短期大学部教授)
河 相 一 成 (東北大学名誉教授)
川 端 純四郎 (東北学院大学講師)
菅 野   仁 (宮城教育大学助教授)
黒 滝 正 昭 (宮城学院女子大学教授)
小 玉 邦 子 (元東北大学教員)
小 山 富 男 (東北大学助手)
近 藤 佳代子 (宮城教育大学教授)
斎 藤 尚 生 (東北大学名誉教授)
斉 藤 豊 治 (東北大学教授)
佐 竹 保 子 (東北大学助教授)
佐 藤 直 由 (東北文化学園大学教授)
柴 田 吉 郎 (東北大学技官)
柴 田 行 男 (東北大学助教授)
志 村 憲 助 (東北大学名誉教授)
下 山 克 彦 (東北大学職員)
新 屋 達 之 (立正大学助教授)
杉 山 弘 子 (尚絅学院大学女子短期大学部教授)
鈴 木 謙 爾 (東北大学名誉教授)
鈴 木   知 (宮城学院女子大学名誉教授)
鈴 木 法日児 (宮城教育大学教授)
関 口 栄 一 (東北大学名誉教授)
関 本 英太郎 (東北大学教授)
曽根原   理 (東北大学助手)
高 城 和 義 (東北大学教授)
高 木 龍一郎 (東北学院大学教授)
高 橋   満 (東北大学助教授)
田 嶋 玄 一 (東北大学助手)
田 中 史 郎 (宮城学院女子大学教員)
田 中 輝 和 (東北学院大学教授)
武 田   忠 (宮城教育大学名誉教授)
竹 内   峯 (東北大学名誉教授)
照 井   敬 (元神戸商船大学教授)
冨 田   真 (東北大学助教授)
冨 永 智津子 (大学教員)
長 岡 龍 作 (東北大学助教授)
中 森 孜 郎 (宮城教育大学名誉教授)
西 村 俊 昭
仁昌寺 正 一 (東北学院大学教授)
野 呂 ア イ (尚絅学院大学教授)
野 呂   正 (宮城教育大学名誉教授)
服 部 文 男 (東北大学名誉教授)
半 田 恭 雄 (東北大学名誉教授)
東   義 也 (尚絅学院大学女子短期大学部助教授)
樋 口 晟 子 (東北福祉大学教授)
日 野 秀 逸 (東北大学教授)
広 中 俊 雄 (東北大学名誉教授)
外 尾 健 一 (東北大学名誉教授)
細 谷   昂 (東北大学名誉教授)
槙   哲 夫 (東北大学名誉教授)
松 野   豊 (東北大学名誉教授)
村 岡 俊 三 (東北大学名誉教授)
宮 田 光 雄 (東北大学名誉教授)
宮 脇 弘 幸 (大学教員)
守 屋 克 彦 (東京経済大学教授・弁護士)
柳 父 圀 近 (東北大学教授)
柳 原 敏 昭 (東北大学助教授)
山 下 直 治 (宮城教育大学教授)
吉 田 寛 一 (元東北大学教員)
吉 田 正 志 (東北大学教授)
J.F モリス (宮城学院女子大学教員)

〔文化人〕(77名)
青 木 康 弘 (バプテスト仙台南教会・牧師)
青 田 百合子 (薬剤師・みやぎ保健企画代表取締役)
揚 野   昇 (福島・鹿島栄光教会、協力牧師)
阿 南 陽 二 (医師・坂総合病院・外科)
和 泉 敬 子 (仙台YWCA監事)
井 田 士 朗 (医師)
稲 垣 達 也 (ピアニスト・作曲家)
井 上 博 之 (歯科医師)
氏 家 和 子 (宮城県保険医協会理事・歯科医師)
大 窪   豊 (医師)
大 沼   隆 (仙台川平教会・牧師)
大 村 武 平 (宮城県保険医協会監事・歯科医師)
笠 原 英 樹 (宮城県保険医協会理事・医師)
神 谷 真那美 (日本音楽家ユニオン東北地方本部代表運営委員・ピアニスト)
川 端 英 子 (のぞみ文庫)
北 村 龍 男 (宮城県保険医協会理事・医師)
興 野 義 一 (宮城県保険医協会顧問・医師)
久 慈   了 (医師・坂総合病院医局長・泌尿器科)
郷 津 隆 幸 (日本音楽家ユニオン東北地方本部代表運営委員・クラリネット)
小 熊   信 (坂総合病院副院長・外科)
郷 家 智 道 (宮城県保険医協会理事長・歯科医師)
後 藤 東 陽 (写真家)
小 西   望 (日本基督教団仙台北教会・牧師)
小 林 康 浩 (ピアニスト・作曲家)
小 林 喜 成 (牧師)
駒 形   貴 (歯科医師)
斎   基 之 (宮城県保険医協会歯科部会幹事・歯科医師)
斎 藤 善 雄 (元高校教師・ふるかわ平和のつどい)
佐 藤   忍 (医師)
佐 藤 行 夫 (医師・中新田民主病院)
笹 森 長次郎 (宮城県保険医協会専門部員・医師)
島   和 雄 (宮城県保険医協会歯科部会幹事・歯科医師)
清 水 達 雄 (宮城県保険医協会副理事長・医師)
神   久 和 (医師・坂総合病院成人病クリニック所長)
杉 山 昭 男 (日本福音ルーテル教会・牧師)
鈴 木 啓 子 (NPO関係者)
鈴 木 勝 利 (宮城県保険医協会副理事長・歯科医師)
高 橋   征 (宮城県保険医協会専門部員・歯科医師)
高 橋   克 (医師・五橋メンタルクリニック医長)
高 橋 義 一 (宮城県保険医協会理事・医師)
高 平 つぐゆき(作曲家・合唱指揮者)
田 野 み よ (医師)
丹 野   仁 (医師・坂総合病院・小児科科長)
塚 野 淳 一 (日本音楽家ユニオン東北地方本部代表運営委員・チェリスト)
出 浦 秀 隆 (元高校教師)
寺 島 一 郎 (宮城県保険医協会歯科部会幹事・歯科医師)
戸 枝   慶 (前仙台YWCA会長)
苫米地 サトロ (シンガーソング・ライター)
南 部 敏 郎 (うたごえの店バラライカ代表)
西 澤 晴 代 (子どもの人権を守る宮城県連絡会事務局長)
沼 沢   溥 (宮城県保険医協会副理事長・歯科医師・核戦争を防止する宮城医師歯科医師の会代表)
長谷川 精 一 (仙台YMCA理事)
長谷部 栄 佑 (医師)
畠 山 タ ツ (医師・坂総合病院・内科)
早 川   寿 (演出家)
彦 坂 直 道 (医師・宮城厚生福祉会理事長)
廣 田 清 方 (宮城県保険医協会副理事長・医師)
日 向   康 (作家)
広 瀬 俊 雄 (医師・仙台錦町診療所・産業医学センター)
深 田   寛 (牧師)
細 川   覚 (日本基督教団石巻栄光教会・牧師)
増 田 家次子 (こどものほんのみせ・ポラン)
町 田 幸 雄 (医師・若林クリニック所長)
松 浦 真 吾 (宮城県保険医協会理事・医師)
三 浦 経 子 (宮城県保険医協会理事・医師)
三 井 啓 示 (牧師)
宮 沼 弘 明 (医師・坂総合病院副院長・内科)
村 口 喜 代 (医師)
村 口   至 (医師)
矢 崎 春 彦 (宮城県保険医協会理事・医師)
箭 内   登 (民主文学会)
吉 田   隆 (日本キリスト改革派仙台教会・牧師)
横 山 寛 勝 (元高校教師・吉野作造を学ぶ会)
横 山 成 紀 (医師・長町病院附属クリニック所長)
横 山 成 樹 (医師・中新田民主医院名誉院長)
山 田   裕 (医師)
渡 辺 愛 雄 (演劇鑑賞会)

〔法律家〕(117名)
青 木 正 芳 (弁護士)
赤 松   實 (弁護士)
阿 部   潔 (弁護士)
阿 部 弘 樹 (弁護士)
阿 部 泰 雄 (弁護士)
荒     中 (弁護士)
石 井 慎 也 (弁護士)
石 神   均 (弁護士)
石 田 眞 夫 (弁護士)
犬 飼 健 郎 (弁護士)
井 上 順 子 (弁護士)
井 上 庸 一 (弁護士)
井 野 一 弘 (弁護士)
井野場 晴 子 (弁護士)
内 田 正 之 (弁護士)
遠 藤 孝 夫 (弁護士)
逢 坂 由紀子 (弁護士)
大 橋 洋 介 (弁護士)
岡 崎 貞 悦 (弁護士)
小 川 昌 幸 (弁護士)
奥 山   梢 (弁護士)
織 田 信 夫 (弁護士)
小 高 雄 悦 (弁護士)
小野田 耕 司 (弁護士)
小野寺 照 東 (弁護士)
小野寺 信 一 (弁護士)
小野寺 友 宏 (弁護士)
小野寺 義 象 (弁護士)
小 幡 佳緒里 (弁護士)
角 山   正 (弁護士)
加 藤 雅 友 (弁護士)
鹿 又 喜 治 (弁護士)
鎌 田 健 司 (弁護士)
神 坪 浩 喜 (弁護士)
亀 田 紳一郎 (弁護士)
川 原 眞 也 (弁護士)
官 澤 里 美 (弁護士)
北 見 淑 之 (弁護士)
清 藤 恭 雄 (弁護士)
日 下 俊 一 (弁護士)
草 場 裕 之 (弁護士)
倉 林 千枝子 (弁護士)
小 島 妙 子 (弁護士)
小 関   眞 (弁護士)
小 向 俊 和 (弁護士)
崔   信 義 (弁護士)
齋 藤 信 一 (弁護士)
齋 藤 拓 生 (弁護士)
斉 藤 睦 男 (弁護士)
坂 野 智 憲 (弁護士)
佐 川 房 子 (弁護士)
佐久間 敬 子 (弁護士)
佐々木 健 次 (弁護士)
佐々木 好 志 (弁護士)
佐々木 雅 康 (弁護士)
佐 藤 敏 宏 (弁護士)
佐 藤 正 明 (弁護士)
佐 藤 正 彦 (弁護士)
佐 藤 美 砂 (弁護士)
佐 藤 美 保 (弁護士)
佐 藤 由紀子 (弁護士)
庄 司 捷 彦 (弁護士)
杉 山 茂 雅 (弁護士)
鈴 木 宏 一 (弁護士)
鈴 木 忠 司 (弁護士)
鈴 木 裕 美 (弁護士)
須 藤   力 (弁護士)
十 河   弘 (弁護士)
高 橋   治 (弁護士)
高 橋 輝 雄 (弁護士)
高 橋 春 男 (弁護士)
高 橋 善由紀 (弁護士)
武 田 貴 志 (弁護士)
武 田 初 江 (弁護士)
千 葉 晃 平 (弁護士)
千 葉 達 朗 (弁護士)
勅使河原 安夫 (弁護士)
照 井 克 洋 (弁護士)
土 井 浩 之 (弁護士)
豊 田 喜久雄 (弁護士)
豊 田 耕 史 (弁護士)
内 藤 千香子 (弁護士)
中 谷   聡 (弁護士)
新 里 宏 二 (弁護士)
沼 波 義 郎 (弁護士)
野 呂   圭 (弁護士)
袴 田   弘 (弁護士)
橋 本 治 子 (弁護士)
服 部 耕 三 (弁護士)
花 島 伸 行 (弁護士)
馬 場   亨 (弁護士)
半 澤   力 (弁護士)
藤 田 紀 子 (弁護士)
舟 木 友比古 (弁護士)
堀 内 政 司 (弁護士)
増 田   祥 (弁護士)
増 田 隆 男 (弁護士)
松 井   恵 (弁護士)
松 尾   大 (弁護士)
松 倉 佳 紀 (弁護士)
松 坂 英 明 (弁護士)
松 澤 陽 明 (弁護士)
松 下 明 夫 (弁護士)
丸 山 水 穂 (弁護士)
水 澤 亜紀子 (弁護士)
水 谷 英 夫 (弁護士)
村 上 敏 郎 (弁護士)
村 田 知 彦 (弁護士)
村 松 敦 子 (弁護士)
守 屋 克 彦 (弁護士・東京経済大学教授)
門 間 久美子 (弁護士)
山 田 忠 行 (弁護士)
山 谷 澄 雄 (弁護士)
吉 岡 和 弘 (弁護士)
米 谷   康 (弁護士)
我 妻   崇 (弁護士)
渡 邊 大 司 (弁護士)

2004年01月16日

イラク戦争の「正当性」をわかりやすく説明ーーNHK週刊子供ニュース

ウェブログ「敬天愛人 格物致知」2004.1.7
週刊子供ニュースとイラク戦争

・・・・・見るとはなしにNHKの週刊子供ニュースを見るのですが、そこでお父さん役の解説者が判りやすく?イラク戦争の正当性を説明していました。曰くフセインは悪者であるから、やっつけねばならないと。NHKは事実上の国営放送ですから、日本政府寄りの説明となるのだと思いますが、子供に対してこういうある意味で一方的な報道とはいかがなものか?と思います。おかげでうちの子はイラク戦争は良いことだと単純に納得しているかもしれません。 ・・・・・

(2004.2.7 追加:自衛隊がイラクに行くことについて '04/1/24 放送 では、政府の見解と距離を置いた説明をしている。)

自衛隊を派遣すべきでない10の理由

「爆弾はいらない 子どもたちに明日を」 サイト:

自衛隊を派遣すべきでない10の理由 2003.12.24
この文章は、管幹雄さんが中心になってまとめたものを、了解を得て転載したものです。
Posted by tjst at 01月16日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000465.html
他の分類:イラク戦争

2004年01月13日

「なぜなら、イラクは出口のない泥沼だからだ」

カレル・V・ウォルフレン「アメリカからの「独立」が日本人を幸福にする」
実業之日本社, 2003.12.18, ISBN 4-408-32202-4.

・・・・・・大規模な戦争は時代遅れだということは、日本人が第二次世界大戦以降、心の底から感じてきたことだ。それだけに、日本政府がアメリカのイラク占領を支援するために自衛隊を派遣すると約束したのは、実に皮肉である。
日本の人々は、イラクに兵士を送っているほかのすべての国が、悲惨な結果をもたらすこの間違った企てに参加する愚かしさを理解するときーーそれは近いうちにやってくるはずだーーまで、自衛隊のイラク派遣が先送りされ、為政者たちがこの約束をすっかり忘れてくれることを、ただ願うだけだ。イラクへの自衛隊派遣という約束を破ることは、日本の国益に大いにかなっているのである。
なぜなら、イラクは出口のない泥沼だからだ。・・・・・・

参考:
Creative Space における抜粋(2003.12.21)
cf: カレル・ヴァン・ウォルフレン(鈴木主税訳)
人間を幸福にしない日本というシステム
新潮OH!文庫 ISBN 4-10-290008, 2000.10.10刊. (抜粋

2004年01月12日

「自衛隊員千名の派遣予算で現地人56万人の雇用が可能」

大学生のweblog シヅゴコロナク 2004.1.11 より

日本のNGOが行っているアフガンでの救援活動では
現地の人に日当250円支払っていて、
これがとても喜ばれているのですが、

一方、今回派遣される自衛隊員には一人当たり、
危険手当、一日3万円
食費、   一日3万円
装備などの消耗品 一日1万円
死亡見舞金(1億円)は別としても、
自衛隊員一人で毎日7万円かかるわけです。
おまけに自衛隊員は、半数は作業、半数がその護衛ですから、
作業する自衛隊員一人あたり14万円の費用がかかります。
14万円なら560名の現地人に日当が払えます。
自衛隊員を1000名送るなら、
代わりに、56万人の現地人の雇用が確保できるのです。
・・・・・

「自衛隊員を1000名の代わりに56万人の現地人の雇用が確保可能」

Posted by tjst at 01月12日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000452.html
他の分類:イラク戦争

2004年01月06日

「この差は現実(現場)を見ているかどうかの差だろう」

敬天愛人 格物致知 blog 2004.1.5

・・・・・この差はどっから来るものか、山崎氏は劇作家、中村氏は医師という立場の差だろうか。多分、この差は現実(現場)を見ているかどうかの差だろう。参院トップ当選を果たしたテレビコラムニストの舛添要一氏は、アフガニスタン戦争において、「アフガニスタンは国家の態をなしてない以上、攻撃される責任は負うべきだ」とアフガニスタン攻撃を肯定したのだが(この考え方も日本の多数派なのか)、それは山崎氏と同様に攻撃され傷つき死ぬ人々の悲惨さを想像できないのではないだろうか。 ・・・・・

「非戦闘地域」サマワで3日には「デモ隊」と警察の銃撃戦

NIKKEI NET:自衛隊イラク派遣 ニュース 2004.1.4

4日のNHK番組で神崎公明党代表が陸自派遣について「治安状況が極めて悪く、『非戦闘地域』と認められないなら、反対することも十分あり得る」と述べたとのこと。しかし3日にサマワであった2000人以上が参加した「失業者デモ」と警官隊との衝突は銃撃戦になっていたことを米軍将校が4日に記者会見で明かにしたと報じられている(北海道新聞2003.1.5)。サマワはまだ『非戦闘地域』なのだろうか?それとも小泉氏が言うように、自衛隊が行くところは「定義により」『非戦闘地域』である、と公明党も言うのだろうか。このような馬鹿げた詭弁を国家の元首とその周囲が言い続けメディアも容認していたら、嘘を見分け正しい判断をするよう努力することを子どもや若者に教えることが仕事の初等中等高等教育現場は全て成り立たなくなるではないか。本当に亡国の人々である。

Posted by tjst at 01月06日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000447.html
他の分類:イラク戦争

2004年01月04日

ルモンド記事:イラクにおける屈辱感の高まり (2004.1.4)

Letter from Yochomachi :: Le Monde Clippings
Le Monde / イラクにおける屈辱感の高まり (2004.1.4)

LE MONDE | 02.01.04 | 13h41
分析:イラクにおける屈辱感の高まり(2004.1.4)

イラク国民はいま屈辱感にさいなまれている。この屈辱感こそが国際関係においていま一番軽視されているものである。・・・・・

Posted by tjst at 01月04日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000446.html
他の分類:イラク戦争

JCJ「3日のサマワ事件は失業者と役所の単なる衝突とは思えない」

[JCJふらっしゅ]2004/01/04 269号
(JCJ=日本ジャーナリスト会議発行メールマガジン。講読は http://www.mag2.com/m/0000102032.htm

・・・・・これらの情報をみるかぎり、3日午前に、サマワで起き た出来事を、失業者と役所の単なる小競り合いによるものと判断するには無理があり そうだ。重要な局面をむかえている。ジャーナリスト一人ひとりと、マスメディアに 課された役割が、いよいよ重くなっている。イラクを取り巻く大状況、小状況ともに、 深く、多角的に報じる体制が求められているように思うが、どうだろうか。
Posted by tjst at 01月04日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000445.html
他の分類:イラク戦争

2004年01月03日

ブルガリア軍イラク駐留交代要員約30名が任務拒否

asahi.com : 国際: 01/03 ブルガリア兵士がイラク行き拒否 テロ攻撃での犠牲受け
自爆テロで12月27日に5人が死亡したブルガリア軍(イラク中部カルバラに約500人が駐留)の交代要員として派遣される予定であった部隊の25〜30名が任務を拒否した。派遣参加は志願制となっている。
関連記事:大統領「本物の戦争」 ブルガリアで犠牲5兵士の国葬

Posted by tjst at 01月03日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000443.html
他の分類:イラク戦争

船橋洋一氏「陸上自衛隊は一旦派遣されれば長期間(最大8年間)イラクに駐留するだろう」

週刊朝日/船橋洋一の世界ブリーフィング

・・・・・結論から先に言えば、陸上自衛隊の派遣はやめるべきだ。ギリギリ、航空自衛隊にとどめるべきだ。・・・・・
・・・・・深刻なのは、いつ、どのような状況になれば派遣部隊を撤収するのか、いわゆる「出口戦略」を日本政府みずからが描けないことだ。

 兵を動かすときのイロハは、収めるときを前もって決めておくことだ。それを決めずに派遣してはならない。しかし、政府はいつ、どのようになったら引くかを明らかにしていない。明らかにできないのだ。なぜなら、知らないからである。それは米国が決めることなのだが、肝心の米国もブッシュ大統領再選の「選挙戦術」はあっても「出口戦略」はおぼろげだ。

 陸上自衛隊は、ジベタリアンのように丘の上にどっかりと駐留することになる。いったん出したら、相当長期にわたって駐留することになるだろう。イラク特措法の有効期間は4年間、1度だけ更新できるから、法律的には最大8年間、可能となる。

 もし、不測の事態が起こった場合、国民世論は「撤退させよ」といきり立つだろう。しかし、政府は次のような理由を挙げて、「撤退せず」の立場をかたくなに維持する可能性が高い。 ・・・・・

Posted by tjst at 01月03日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000442.html
他の分類:イラク戦争

サマワのオランダ軍駐留地の地主が損害賠償を求める

北海道新聞 2004/01/02 19:  イラク情勢:宿営地めぐり地主が抗議 サマワ駐留のオランダ軍に
小麦やナツメヤシなどの栽培に使用していた88万平方メートルの農地をオランダ軍が駐屯地として借りる際、年間7000ドル(約77万円)で契約するよう自動小銃を突きつけて強要したという。農地としては使えない状態になったため、地主が返還または賠償を求めている。

Posted by tjst at 01月03日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000441.html
他の分類:イラク戦争

コロンビア大学教授の指摘「自衛隊派兵決定には日本の共謀もある」

水島朝穂氏サイト「平和憲法のメッセージ」
「新聞を読んで」 〜NHKラジオ第一放送 (2003年12月27日午後4時収録、12月28日午前5時32分放送)

・・・・・『東京新聞』24日付によれば、今回の外交文書公開で、実は日本政府も米国の謀略性を1964年当初から認識していたことが明らかとなりました。日本政府は40年近く前から、米国による謀略に気づいていながら、米国の行動を「自衛権の発動」として一貫して「理解し、支持します」としてきたわけです。米国に過剰に肩入れする今の日本の外交政策にも、共通する問題があるのではないでしょうか。米国の「イラク戦争」開始の根拠の怪しさ、また、復興支援事業についての論功行賞的な仕切り(戦争に協力しなかった国の企業を排除するなど)などを見ると、現段階での「イラク復興支援」を前記『産経』社説のように「国際共同行動」とまで言い切ることには躊躇せざるを得ません。
 25日発売の『ニューズウィーク』(12月31日/ 04年1月7日合併号) でコロンビア大学のキャロル・グラック教授(日本現代史)は、「〔自衛隊の〕派兵決定には明らかに、アメリカの圧力だけでなく、日本のナショナルな(そしてナショナリスティックな)利害がからんでいる。つまり、そこにはアメリカの威圧とともに日本の共謀もある」と指摘しています。・・・・・
Posted by tjst at 01月03日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000440.html
他の分類:イラク戦争

2004年01月02日

バグダッドからの緊急アピール:イラクに白血病の薬を

フォトジャーナリスト森住卓氏HP より

★ お知らせ ★

戦争直後からイラクに入って劣化ウラン弾被害に苦しむ子供たちのために白血病などの治療薬を支援している西村さんから、みなさんへ緊急に要請があります。

 西村さんは「アラブの子どもとなかよくする会」(代表 伊藤政子)の要請を受けて、イラク国内で援助活動をしています。ますます不安定な状況になっているため、イラク国内で活動しているNGOが引き上げる中で活動しています。バグダッドのマンスール小児教育病院とセントラル小児教育病院(旧サダム教育病院)の現状です。ここは戦前から白血病やガンの子どもたちを専門に治療している中心的な病院です。

西村陽子の緊急アピール
      from Baghdad

白血病の薬は日常的に外国のNGOに依存している状態です。

 戦後、同病院を訪問した外国のNGOが薬の寄付を約束していったのに、誰も持ってきてくれませんでした。私は6月以降2万ドル分を2回に分けて運びました。ドクターから今必要な薬のリクエストをもらって、アンマンで買いつけて持ってきました。ちょうど在庫が無くなる時で、とても喜ばれました。

 現在は日本NGOの支援やキーマディア(保健省・薬の配給機関)から少しずつ入ってくるようになってきました。「いまは綱渡りの状態、治療を安定的に続けられない。特に日本のNGOの支援の薬で繋がっている状態です」「子どもたちの命はみなさんの寄付する薬で繋がっています」とマンスール小児教育病院のDr. サルマは言っていました。 寄付金は「アラブの子どもとなかよくする会」へ

郵便振替口座:00170-1-613360 口座名義:伊藤政子


長谷川宏氏の補足:


Date: Fri, 2 Jan 2004 08:27:07 EST
Subject: イラクに白血病の薬を
To: tjst

・・・・・・森住さんのイラクでの数多くの写真の中でもとりわけ多くの人たちの心に残っている写真に、「白血病の少女サファー」というのがあります。「グローバル・ピース・キャンペーン」のきくちゆみさんがNYタイムズ紙に打った意見広告や、「放射能兵器劣化ウラン」という本の表紙にも彼女の写真が使われています。

イラクでは白血病にかかる子どもが増えており、劣化ウランの影響が疑われています。このサファーという少女も、白血病で入院していたのですが、白血病の薬の不足のせいで治療が続けられなくなったため退院することになったそうです。それでも彼女としては、退院して家族のもとへ戻れるのが嬉しくて、このような笑顔を見せていたのだそうです。

(なお、イラク戦争後の今も彼女が元気で学校に通っている、という知らせが新年の「赤旗」に森住氏の写真入りで載っていました。)
彼女の他にも、劣化ウラン弾のせいで白血病にかかり苦しんでいる子どもたちはたくさんいるようです。

「アラブの子どもとなかよくする会」の伊藤政子さんという方は、湾岸戦争直後からイラクの子どもたちを支援する活動をしていた方です。森住卓さんの写真集「湾岸戦争の子どもたち」によれば、森住さんがイラクの劣化ウランの問題を知ったのは伊藤さんの講演を通してでした。一度イラク反戦の院内集会で伊藤さんにお会いしてお話を聞いたことがありますが、本当にまっすぐにイラクの子どもたちのことを心配されている、純粋で活動力のある方です。

イラクへの自衛隊派遣という愚行とは違い、本当にイラクの人たちのためになる活動ではないかと思います。

以上の情報を辻下さんのHPでもご紹介いただければ大変幸いです。

長谷川 宏

Posted by tjst at 01月02日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000435.html
他の分類:イラク戦争

自衛隊のイラクへの派遣に反対する数学者の声明

Date: Fri, 02 Jan 2004 15:09:25 +0900
From: yutaka saburi
Subject: 自衛隊のイラク派遣反対署名の呼びかけ

自衛隊のイラクへの派遣に反対する数学者の声明

2004年 1月

小泉内閣は,イラクへの自衛隊派遣を決定し,
すでに先遣隊員を派遣しました.

武器を携えた自衛隊を準戦闘地域のイラクに派遣することは,
日本が,国際法に違反している米英のイラク攻撃と占領を,
積極的に支持し荷担することを意味します.
また,イラクの民衆に銃口を向けることになるかもしれません.

これらのことは明らかに日本国憲法,とりわけ
前文と第9条の理念に反します.

我々数学に関わる者は,このような自衛隊の派遣に反対し,
イラクの復興支援は,イラクの人々の意向に基づき国連の枠組みで
なされべきものと考え,ここに声明を発表し,
この声を拡げたいと考えます.

詳細:

佐分利です

この email は、Bcc にて知人や、過去に平和を求める数学者の声明に署名をしてくださった皆さんにお送りしています。

数学者の平和運動の mailing list "mathfp" に参加者されている皆さんには、重複をお許しください。

この度の小泉政権による自衛隊のイラクへの派遣は、戦闘地域への派遣ということで、自衛隊の戦争参加の新たな段階を画すものとなります。
教育基本法や憲法の「改正」の動きが強まり、時代は危険な方向へ向かいつつあります。
しかし、言論が封殺されているということではなく、若い世代の人びとの平和を望む自発的な声も出てきています。

この時に当り、私たちもこの危険な動きに反対する声をあげたいということで、「自衛隊のイラクへの派遣に反対する数学者の声明」を用意し、その賛同署名運動を発足させることにしました。
皆さんの賛同と、知人の方々への賛同依頼をお願いいたします。
寄せられた賛同署名は、政府や政党、報道機関その他に送ることで、私たちの意見表明としたいと考えます。

以下、「声明」と賛同署名の呼びかけ人を紹介し、賛同署名の方法、および運動のスケジュールなどをお伝えします:

(1) 「声明」文

自衛隊のイラクへの派遣に反対する数学者の声明

2004年 1月

小泉内閣は,イラクへの自衛隊派遣を決定し,
すでに先遣隊員を派遣しました.

武器を携えた自衛隊を準戦闘地域のイラクに派遣することは,
日本が,国際法に違反している米英のイラク攻撃と占領を,
積極的に支持し荷担することを意味します.
また,イラクの民衆に銃口を向けることになるかもしれません.

これらのことは明らかに日本国憲法,とりわけ
前文と第9条の理念に反します.

我々数学に関わる者は,このような自衛隊の派遣に反対し,
イラクの復興支援は,イラクの人々の意向に基づき国連の枠組みで
なされべきものと考え,ここに声明を発表し,
この声を拡げたいと考えます.

(2) 賛同署名の呼びかけ人 (2004年1月1日現在)

秋山 茂樹(新潟大学), 荒井 嘉夫(桐朋中・高等学校),
安藤 豊(元東京水産大学), 江口 正義(東京海洋大学),
遠藤 幹彦(元立教大学), 岡部 恒治 (埼玉大学),
岸本 量夫(元信州大学), 銀林 浩(元明治大学),
小島 順(元早稲田大学) 小寺 隆幸(数学教育協議会),
齋藤 恭司(京都大学), 榊忠男(数学教育協議会),
佐藤文広(立教大学), 佐分利 豊(千葉短大),
白岩 謙一(元名古屋大学),
玉川 安騎男(京都大学), 辻下 徹(北海道大学),
永島 孝 (元一橋大学) , 中原 宣(数教協・米子松蔭高校),
中村 強 西岡 啓二 (慶応大学),
西岡 國雄(都立大学),
広中 由美子(早稲田大学), 増島 高敬(数教協・自由の森学園),
松井 幹夫(数教協・自由の森学園),
森 真(日本大学),
谷口 彰男(日本大学), 柳原 二郎(元千葉大学),
山森 康雄(数学教育協議会),渡辺 毅(岡山理科大学),

(3) 賛同署名の方法(匿名もありです)

(3-1) Email の場合は  佐藤文広(立教大学)<sato@rkmath.rikkyo.ac.jp>

         宛てで、次の書式にしていただけるとありがたいです。

         Email の件名: sign up
             本文: 名前(所属) ふりがな

            (例) 佐分利 豊(千葉短期大学)さぶり ゆたか

(3-2) Fax の場合は   安藤 豊 (元東京水産大学)Tel/Fax: 046-846-3522

         宛てで、「声明賛同」 と記した上で、
             「名前(所属) ふりがな」 をお伝えください。

(3-3) 呼びかけ人宛てに賛同の意を伝えていただいても結構です。

   その際も 「名前(所属) ふりがな」 の3項目をお伝えください。

(3-4) 匿名を希望される方は、その旨をお申し出ください。

(3-5) 署名用紙

   署名用紙は任意でお作りいただいてもけっこうですが、事務局としては
   呼びかけ人が最終的にそろう1月10日以降((5) 参照)に用意したいと
   考えています。

(3-6) 数学関係者以外の賛同署名

   数学関係者以外の署名も受付けます。
   その場合は、専門なども明記いただけますようお願いいたします。

(4) 賛同署名の期間

  署名のしめきりは1月31日です。

(5) 賛同署名の呼びかけ人の募集

  ひき続き1月10日まで呼びかけ人を募ります。
  呼びかけ人となりたい方は、その旨を

  広中由美子(早稲田大学)<hironaka@edu.waseda.ac.jp>

  宛てでお伝えいただくか、
  すでに呼びかけ人となっている人にお伝えください。

(6) 集会とデモ

  賛同署名とともに、「自衛隊のイラクへの派遣に反対する集会」とデモを
  計画しています。

(6-1) 日 時: 2月1日(日)13:00〜15:30
   場 所: 大学生協渋谷会館(予定)

(6-2) メッセージの募集

  集会参加者は、その場で意見を述べあうことができるのですが、参加でき
  ない方にはそのような機会がありません。
  そこで、今回は、事前に、参加できない方のメッセージも募ることにしま
  した。

  メッセージの送り先:  佐分利 豊(千葉短大)
             Email: saburi@cds.ne.jp
             Tel/Fax: 045-625-2302
             〒232-0848 横浜市中区鷺山 106-1B

  メッセージを email で送ることができないという場合でも、
  できれば Windows の上で読むことのできる file をお送りいただけるとあ
  りがたいです。

(7) mathfp にご参加を

  日本社会における平和と戦争をめぐるせめぎ合いがクリティカルな様相を強
  めている中、数学者の平和運動のための mailing list "mathfp" にご参加
  ください。
  参加費は無料です。
  参加の申し込みは下記まで:

  佐分利 豊 <saburi@cds.ne.jp>

Posted by tjst at 01月02日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000434.html
他の分類:イラク戦争

2004年01月01日

オランダ陸軍に職員組合があるが、自衛隊には?

TUP速報239号 オランダ部隊劣化ウラン弾を発見 03年12月30日
このニュースでオランダ陸軍に職員組合があることを知ったが、自衛隊には職員組合があるのだろうか?

RISQ(1) ニュース、2003年12月27日

 南イラクでアル・ムサンナ州に配備されたオランダ軍の兵士が30ミリ劣化ウラン弾を発見した。これは今日国防省によって発表された。RISQ設立者のマーティン・H・J・バン・デン・バーグによれば、この調査結果は、その区域にもっと多くの劣化ウランが存在していることを示している。
 弾丸はサマーワで12月10日に発見された「弾痕」の中に存在した。・・・・・

 オランダの陸軍職員組合は事件について懸念を提起した。「先週我々は国防省の当局者に話をした、しかし彼らは事件に言及しなかった」と、J・クリーン氏、クリスチャン軍人協会(ACOM)の会長は言う。国防軍兵士組合(VBM)の彼の同僚は、情報共有について国防省との事前の協定を指して「これは大衆に隠されてはならないこと」と述べた。・・・・・

Posted by tjst at 01月01日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000433.html
他の分類:イラク戦争

2003年12月30日

国際平和ミュージアム館長:自衛隊派遣の閣議決定を厳しく批判

自衛隊のイラク派遣閣議決定についての立命館大学国際平和ミュージアム館長見解 2003.12.10
ウェブログ「低気温のエクスタシーbyはなゆー」 >時事&社会問題>
立命館大学国際平和ミュージアムと日本平和学界について!経由

政府は、2003年12月9日の臨時閣議で、イラク復興支援特別措置法に基づく自衛隊派遣の基本計画を閣議決定した。戦争中の国への武装部隊の派遣計画であり、私は、これを厳しく批判する。・・・・・

(4)私は、こうした動きが、憲法や教育基本法の「改正」に向かう流れの中で起こっていることを憂慮する。国連憲章をも超えると言われる「不戦原理」を基調とする平和憲法を「押し付け憲法」「腰抜け憲法」と中傷する人々が、日本を「戦争のできる国」に変えようとする流れの中で、今次決定が行われていることの意味は重大である。私は、「平和・共生外交基本法」の制定を中心に、アメリカや北朝鮮を含むすべての国々との対等・平等・互恵・不可侵の平和的国家関係を結ぶことを基調とする「無事づくりの安全保障政策」こそが必要であると確信している。

2003年12月10日
立命館大学国際平和ミュージアム・館長  安斎育郎

アクション111──戦争を回避せよ

[JCJふらっしゅ]264号 2003/12/29  [購読登録・購読解除]

■アクション111──戦争を回避せよ、イラク派兵は認めない。
─────────────────────────────────────
●「あれがきっかけだったよね」 十年後にそう言いたくない──◇自衛隊のイラク派兵に 反対する意思表示を
◇首都圏での集会日程

●とき:2004年1月11日午後00:30〜02:00
●場所:日比谷公会堂 東京都千代田区日比谷公園1−3
●TEL:03−3591−6388 
●豪華ゲストあり。参加費500円(学生無料)
※京阪神など他地域での集会については追ってお知らせします。

「アクション111」実行委員会事務局: e-mail:iii@aqua.ocn.ne.jp
 FAX:06−6191−5313 


●「あれがきっかけだったよね」 十年後にそう言いたくない──

◇自衛隊のイラク派兵に 反対する意思表示を

 1月11日午後1時11分、自分がいるその場所で 1分間「音」をたてよう!
 イラク派兵は100%憲法違反です。9条改憲に反対する人はもちろん、 反対していない人も、ぜひ参加してください。 

 アメリカ追随のイラク派兵は、エスカレートする「解釈改憲」の極み。主権者(国民)無視、法手続き無視のこうしたやり口を阻むという一点で、この際友達とも不仲な人ともスクラムを組みましょう。

▼2004年の1月11日、午後1時11分(1.11−1.11)ちょうどに、札幌でも那覇でも、その日、自分がいるその場所で、イラク派兵反対の意思表示として、いっせいに何か「音」をたてましょう(1分間)。太鼓やカスタネットを使ってもいいし、自分で声をあげるのもOK。住職や司祭、牧師らにお願いして、お寺や教会の鐘を鳴らしてもらうというのもいいですね。

▼例えば正午から集会を催し派兵反対を訴える。そして、1時11分 にみんなで派兵反対の意思表示として声をあげ「音」をたてた後、街頭デモに繰り出しましょう。

▼このアクションはイラク派兵に反対する人ならどなたでも参加自由。どの組織、どのグループに属していようがかまいませんし、無所属・無党派の方々の「個人参加」も、もちろん大歓迎。できれば、手作りの看板や横断幕を持参してください。

▼このメールあるいはFAXを、どんどん友人や仲間に転送してください。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◇呼びかけ人(第1次・50音順) 青池憲司(映画監督)、赤塚和俊(公認会計士)、朝岡晶子(全日本教職員組合書記)、朝岡幸彦(東京農工大学助教授)、浅野健一(同志社大学教授)、浅見靖仁(一橋大学助教授)、芦刈 茂(「ピースアクションふくおか」メンバー)、安積遊歩(カウンセラー)、天野祐吉(コラムニスト)、有友正本(大洲市議会議員)、安藤聡彦(埼玉大学教員)、五十嵐敬喜(法政大学教授・弁護士)、石丸偉丈(フリースクール主宰)、伊豆利彦(横浜市立大学名誉教授)、今井 一(ジャーナリスト)、今里佳奈子(熊本県立大学助教授)、今里 滋(同志社大学教授)、今村明子 (福岡・デンマーク友好協会理事)、岩崎隆次郎(元福岡県評議長・事務局長)、岩畑正行(「水と森と平和の声」代表)、上原公子(東京都国立市長)、内田純一(社全協三多摩支部事務局長)、内田雅敏(弁護士)、逢坂誠二(ニセコ町長)、岡田幹治(『週刊金曜日』編集長)、岡本 厚(『世界』編集長)、小川有美(立教大学教授)、小河義伸(平和を実現するキリスト者ネット事務局代表)、恩田 怜(神戸市議会議員)、桂 敬一(立正大学教授)、加藤哲郎(一橋大学教員)、加藤登紀子(歌手)、加藤昌広(第19回日韓学生会議正代表)、角田三佳(青木書店編集者)、兼松秀代(「平和・人権・環境を守る岐阜県市民の声」メンバー)、鎌田 慧(ルポライター)、鎌田 實(諏訪中央病院管理者)、亀井明子(暴力防止情報スペース・APIS代表)、亀井 淳(ジャーナリスト)、神吉信之(ジャーナリスト)、神田香織(講談師)、きくちゆみ(グローバルピースキャンペーン)、北見秀司(津田塾大学教員)、木津川 計(『上方芸能』代表・立命館大学教授)、喜福 武(元日本経済新聞編集局次長)、熊谷 宏(「Say NO WAR! on the web」主宰)、黒田征太郎(画家・イラストレーター)、高梨森香(第19回日韓学生会議広報局長)、小島昌夫(元女子美術大学教授)、小林正弥(千葉大学教授)、小室 等(ミュージシャン)、近藤ゆり子(「平和・人権・環境を守る岐阜県市民の声」メンバー)、鷺坂英輝(桜野診療所理事長・院長)、佐高 信(評論家)、佐藤 学(東京大学教授)、佐藤好美(写真家)、重松朋宏(東京都国立市議会議員)、柴田鉄治(元朝日新聞論説委員)、菅 香保(自由の森学園教員)、菅間正道
(自由の森学園教員)、杉井静子(弁護士)、鈴木 力(編集者)、平良夏芽(牧師)、高田 健(「許すな!憲法改悪・市民連絡会」事務局次長)、高崎ゆき(高校生でっかい平和パレード実行委員会代表)、ダグラス・ラミス(作家・元津田塾大学教授)、田中裕徳(第19回日韓学生会議総務局長)、田中保三(「まち・コミュニケーション」顧問)、知花昌一(沖縄県読谷村議会議員)、土本典昭(映画監督)、筒井佳樹(高校生でっかい平和パレード実行委員会代表)、坪谷令子(画家)、鶴見和子(上智大学名誉教授)、鶴見俊輔(哲学者)、東條健司(週末ボランティア主宰)、戸田ひさよし(門真市議会議員)、永瀬友貴(京阪神ジェンダーフォーラム)、中田作成(新しい神戸をつくる市民の会・世話人)、中村敦夫(参議院議員・「みどりの会議」代表委員)、西川重則(止めよう戦争への道!百万人署名運動事務局長)、南宮 湖(第19回日韓学生会議委員長)、灰谷健次郎(作家)、畑山敏夫(佐賀大学教授)、濱元朝雄(読谷村立美術館長)、林 英夫(神戸市議会議員)、樋口恵子(評論家)、広原盛明(元京都府立大学学長)、星野 康(札幌教職員の会 西区・手稲区代表)、
前田哲男(東京国際大学教授)、増島高敬(自由の森学園・和光学園講師)、松谷 清(静岡県議会議員)、三輪 隆(埼玉大学教授)、本橋成一(映画監督・写真家)、山内徳信(前読谷村長)、山口二郎(北海道大学教授)、山下 真(弁護士)、山中 恒(作家)、蓮月(真宗大谷派僧侶・パンク坊主)、和多田進(編集者)、渡辺 治(一橋大学教授)

Posted by tjst at 12月30日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000428.html
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2003年12月29日

平気で嘘をいう人々で構成された内閣

北海道新聞 2003.12.29 首相がサマワ訪問検討 4月にも派遣隊激励で

今なぜ行かないのだろうか。イラクへの自衛隊派遣の中止を求める声が高まる中、世論対策で「行くつもり」など言っても誰が騙されるだろうか。防衛庁長官は7月15日、イラク特別措置法の審議中に、「自衛隊の派遣前に自らがイラクを視察したい」と公言しながら、約束を果たさず自衛隊員をイラクに派遣した。「平気で嘘をつく人々」から構成される現内閣を守っているのは、政府から恩恵を受け政府の嘘を暴くことなく政府を庇う「平気で嘘をつく」大手メディアである。

かつての軍国少年が無言で訴える「自衛隊イラク派遣中止」

Yahoo!ニュース - 九州 - 西日本新聞 2003.12.29イラク派遣 無言の抗議 76歳脇坂武士さん 雑踏でひとり

福岡市・天神の雑踏で二十八日、一人の男性が「自衛隊イラク派遣中止」を無言で訴える活動を始めた。同市中央区梅光園の無職脇坂武士さん(76)。平和の思いを託した白いリボン を肩に着け、「派遣中止の意思表示を致します」と記されたパネルを抱えてたたずむ。「意見を押しつけたくない。だが何かをせずにいられない」。活動の底には、戦争を憎む信念が息づく。・・・・・
 脇坂さんはかつて軍国少年だった。一九四四年、十六歳で広島市沖の江田島の海軍兵学校に入校。四五年八月六日朝、閃光(せんこう)と激しい地響き、空に立ち上るきのこ雲を見た。伝え聞く被爆地の惨状。「なぜこんなことに」。疑念はやがて戦争への怒りに変わった。・・・・・
Posted by tjst at 12月29日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000425.html
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"連合軍暫定当局"が自衛隊に法的特権を付与

「しんぶん赤旗」オンライン記事(2003.12.27) によると、Coalition Provisional Authority CPA(連合軍暫定当局)が自衛隊に法的特権を付与した。イラクの人々は、自衛隊が公的にイラクを占領している米軍の一部となったと判断するのではないか。

・・・・・外務省は二十六日までに、イラク国内での派兵自衛隊の法的地位について、裁判権免除など占領軍の特権を規定したイラク占領当局(CPA)命令一七号が適用されることを明らかにしました。法的にも全権を掌握する占領軍の一員となることが明確になりました。・・・・・
 命令一七号は、米英占領軍の責任と権限などを明記した国連安保理決議一四八三を受け、六月二十八日に出されたもの。同命令によると、イラク占領軍の構成員は、刑事・民事・行政のいかなる裁判権からも免除され、逮捕、拘禁もされません。構成員に対する裁判権は母国に属し、イラク市民が物的損害や死亡、傷害などの被害を受けた場合、「加害者の母国に訴えなければならない」と規定しています。・・・・・
Posted by tjst at 12月29日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000424.html
他の分類:イラク戦争

2003年12月28日

"「MD導入の決定」ー火事場泥棒的な戦略の変更"

Publicity No 818 03.12.28 経由
神浦元彰(軍事アナリスト)の「J−RCOM」 〜激動する世界の最新軍事情報を発信〜

・・・・・
もはや日本 は「専守防衛」などということはなくなったのです。

これからは米軍のパートナーとして、空自の空輸や陸自の後方 支援、それに中東でのMD展開など、米軍を支える活動を行おう としています。

そのことを政府は国会での議論や、国民への説明無しに行って います。

今月19日に行った「MD導入の決定」 はたった1時間で、それも1 回目の安全保障会議で決めています。

これほど大きな戦略変更なら、4〜6回の安全保障会議を行う のが通例でした。MDの研究参加は行っていました。しかし今回 はそれはまったく別のPAC3とSM3の導入決定なのです。

まさに火事場泥棒的な戦略の変更なのです。小泉さんと石破長 官に日本の安全保障をまかせていてはダメなのです。

アメリカの言いなりになるしか知らない人なのです。 ・・・・・

Posted by tjst at 12月28日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000423.html
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池澤夏樹氏「自衛隊の派遣は大きな間違いであるとぼくは考えます。」

パンドラの時代 No 4 池澤夏樹氏「ロバは撃つべきか」より

・・・・・人を殺せる道具を手にして、疑心暗鬼の状態で、見知らぬ人々の前に立つ。
 日本の兵士はそういう状況の中へ送り込まれようとしています。・・・・・
・・・・・ 日本国憲法の前文と第九条は、国家の運営に暴力を用いないという宣言です。
 第二次大戦で数千万の死体を積み上げたことへの反省、見知らぬ者を殺し、家族を殺され家を焼かれたことへの反省から、日本人は国の運営に暴力を用いないと決めた。

 この宣言は後に少しずつ歪められ、結局のところ日本はまた軍隊を持つことになりました。

・・・・・

 親の体験はなかなか子供には伝わりません。まして孫にとっては遠い話。
 血まみれ焼けこげの死体が目の前に転がっていたなんて、あまり聞きたい話ではない。
 今、世の中は享楽に満ちています。そういう社会を日本人は築いてきた。

 だけど、その先で暴力は待っているのです。

・・・・・

 政治家が軽い言葉をやりとりしたあげく、自分たちは戦乱の地に送り出される。
 殺されるかもしれない。殺すかもしれない。
 どういう時にどう行動すればよいか、基準がない。
 これは戦争なのか、戦争ではないのか、最も大事なこの点があまりに曖昧で、何をやってもやらなくても、後で非難されそう。

 政治家はアメリカの方しか見ていません。具体的な判断は現場に押しつける。いざとなったら逃げる気でいる。
 これは軍隊のありかたとしても不幸なことです。
 シビリアン・コントロールが悪い形で機能している。

・・・・・

人を殺せる道具を手にして、疑心暗鬼の状態で、見知らぬ人々の前に立つ。
 日本の兵士はそういう状況の中へ送り込まれようとしています。

・・・・・

日本人もまた異文化に対して無知で不器用です。
 戦後58年間、われわれはアメリカしか見てきませんでした。
 だから、日本の兵士はアメリカ軍の失敗をそのまま踏襲することになるでしょう。
 イスラムを知らず、武力によって社会を壊された人々の恨みを理解せず、民衆に支えられたレジスタンスの威力を知らないまま、戦地に送られる。
 現地について最も詳しいNGOの人たちの意見を容れる気配もない。

 今、自衛隊が行くことには何の意味もありません。
 イラクの人々の暮らしがよくなるわけではないし、国際社会で日本の評判が上がるわけでもない。
 得るものより失うものの方がずっと多い。

・・・・・

 自衛隊の派遣は大きな間違いであるとぼくは考えます。
(池澤夏樹 2003−12−28)

(・・・・・は引用時に省略した部分)

2003年12月27日

「軍事生産は大変な旨味があります。」

2003.5.23 平民連学習会記録「どうなる有事法制」
渡辺鋼/石川島播磨に見る国民徴用の先行事例

・・・・・しかし、石川島播磨の防衛生産は先ほども言いましたが全体の一七%です。一方海外との取引、主として輸出の方ですけれども、全体の三〇%(変動がある)以上あります。ODAがらみで問題があるものもありますが、発展途上国のダムの(水門ですとか、港湾の陸上げ設備だとか、製鉄などのプラントなどです。こうした海外からの受注にとって軍事協力企業のイメージは、むしろマイナスではないか?と思うんです。いろいろと営業活動に支障が出ていると言うことも聞いております。日本の企業が何時までもアメリカの戦争戦略に乗って海外に出て行くというやり方が本当に、利益になるのかということを良く考えなくてはいけないだろうと考えています。・・・・・
 唯軍事生産は大変な旨味があります。たかが一七%という数字ですが、これに頼りたくなる麻薬です。一つは、今不況の中で競争、競争と単価をたたかれてどこの企業でも苦労するわけですけれども、ジエットエンジンや軍艦を造るところは限られていて、三菱とか、石川島とか川崎重工とか、それがうまく順番に(体の良い談合です、)多分防衛庁が決めて順番にやる随意契約ですから、競争はないし、原価は全部、掛かり高(掛かった費用)で、その原価に利益率が掛けられたものが「契約金額」です。こんなうまい話は無いんです。しかも原価というのは最近の日本航空の水増し事件のようなやり方で増やすことが出来るわけです。誰々が何日の何時からはじめ、何時に終わりまましたと仕事にかかった工数をコンピュータに入れたものを集計するシステムが作られているのですが、このシステムに他の作業(民間向けの仕事)をやってもやった工数を入れてしまうわけです。・・・・・
・・・・・有事法制の問題とは少々離れてきてしまいましたが、最後に申し上げたいことは、このように問題点が沢山ある兵器生産を続け、海外の修理にも行かせるために、「ものを言えぬ職場」、にしておきたいのでしょうが、反面大変な矛盾が出てきています。成果主義の中で、人に自分のノーハウを教えなくなりました。熟練工の人たちが若い人に自分のノーハウを教えてしまうと「給料の高い熟練工はお前はいらない」と言われてしまう。こうしたことを恐れて教えないまま、退社していく、技術の伝承が出来なくなってしまっているのです。以前にやった工事をまた受注しても、知っている人はもう居ない。というような状態になってきています。物造りの風土やそれを伝承していく仕組みが壊されて深刻な問題になっています。さらに成果主義は、自分を守るために、自分のミスは隠してしまう。しかも他人のミスは自分の得なんですね。・・・・・
Posted by tjst at 12月27日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000421.html
他の分類:イラク戦争

イラク特需第一報?

東亜日報 2003.12.19 日本の大手企業ら、イラク・ガス開発に参加
http://www.worldpeacenow.jp/ からのリンク

・・・・・日本政府は、スペインで開かれたイラク支援国会議で、04〜08年の5年間50億ドルを支援することに約束したため、日米コンソーシアムのアクラガス田開発事業が競り落とされる可能性が高いものと予想されている。日本のコンソーシアムには、三菱のほかに、丸紅、伊藤忠、トーメン、千代田などが参加した。日本の企業はこのほか、モスルの水力発電所の建設事業、病院のベッドの供給事業など、10事業あまりに進出することを考慮していると、新聞は伝えた。
Posted by tjst at 12月27日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000419.html
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"「国際法的に」言えば「参戦」"

福島民友新聞社社説 2003.7.27

・・・・・カンボジアや東ティモールなど、これまでの自衛隊の海外PKO派遣は、いずれも紛争当事者の要請または了解や停戦合意を大前提としていた。だからこそ派遣先での「復興支援」ができた。
 イラクはそうではない。相手国の了解どころか、米英占領軍自身が認めるように「古典的なゲリラ戦」がなお続いている。石破茂防衛庁長官も「国際法的に戦争が終結したと言える状況にない」と国会で答弁せざるを得なかった。
 このようなイラクへの自衛隊派遣は「国際法的に」言えば「参戦」にほかならない。
 法律が成立したいまは、派遣はできるだけ慎重に、と願うしかない。現地の情勢を見きわめ、さらに自衛隊の派遣をだれもが納得できるような国連の新決議ぐらいは得られるよう、外交努力をするべきだろう。
Posted by tjst at 12月27日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000418.html
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岩井 春樹「憲法9条の詩」

[JCJふらっしゅ]2003/12/27 263号より
[購読登録・購読解除] http://www.mag2.com/m/0000102032.htm

   憲法九条
              岩井 春樹

イラクの国に踏み込んで
いのちをねらわれ
いのちを撃ち殺す
これが戦場でなくてなんだ
憲法九条あるかぎり
自衛官の君のいのちも
ゲームセンターの若者も
退職者のぼくのいのちも
戦争のために使ってはならないのだ
港も トラックも
梵鐘の音一つ 石ころ一つ
恋人との別れの涙ひとしずくも
この国では
戦争のためにはないのだ

憲法九条とは
共に生きようとする意志だ
だから
装甲車のキャタピラで
イラクの大地を踏みつけてはいけない
イラクの人々のいのちに
機関銃の照準をあててはいけない
イラクの砂漠の一ミリも
塹壕のために掘ってはいけない
パイプラインも 山岳も
一本の草も 一枚のレンガも
一滴の石油も
侵略のために使ってはいけない

高原をわたる風や
砂の音やオアシスや
火を吹く油田やレンガ工場や
麦や米やジャガイモや
ピスタチオやナツメヤシや
あらゆるものを動員して
いのちの喜びを取り戻せ
働く呼吸を砂漠にひびかせよ
憲法九条はそういうたたかいだ
            (詩人会議会員)

自衛隊のイラク派遣反対 ジャーナリストアピール 12/25

自衛隊のイラク派遣反対でジャーナリストアピール
[JCJふらっしゅ]2003/12/27 263号 [購読登録・購読解除]: http://www.mag2.com/m/0000102032.htm


 自衛小田井のイラク派遣に反対し、JCJの桂敬一代表委員(立正大教授)、作家の井上ひさしさんらジャーナリストが25日、参議院議員会館で記者会見、共同アピールを発表しました。
 賛同者には、日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)の明珍美紀議長(新聞労連委員長)、翻訳家の池田香代子さんら著名なジャーナリスト36人が賛同。同時にマスコミ文化情報労組会議が集約したアピールの署名者が4839人に達したことも報告されました。
 アピールの全文は次の通りです。
 【自衛隊のイラク派遣に反対するアピール】

 小泉純一郎首相は18日、イラクに派遣する自衛隊の活動を定めた実施要領を承認しました。石破防衛庁長官は19日に陸海空自衛隊に派遣準備を命令しました。空自には同日中に先遣隊の派遣命令を出し、いまだに国民の多数が反対しているにもかかわらず、26日以降にもクウェートに向けて出発するもようです。
 自衛隊のイラク派兵は、米英の大義のない無法なイラク戦争を正当化し、軍事占領を追認するものです。それはイラク国民の意思を尊重した復興の道に反するとともに、人道支援をはじめ国連中心の復興を求める国際社会の声にも背を向けるものです。
 私たちはイラクへの自衛隊の派兵に断固反対します。

2003年12月25日
阿刀田高(作家、日本ペンクラブ専務理事)/天野祐吉(コラムニスト)/有田芳生(ジャーナリスト)/池田香代子(翻訳家)/井戸秀明(民放労連書記長)/井上ひさし(作家、日本ペンクラブ会長)/石坂啓(漫画家)/江川紹子(ジャーナリスト)/岡田幹治(「週刊金曜日」編集長)岡本厚(「世界」編集長)桂敬一(日本ジャーナリスト会議代表委員)/鎌田慧(ルポライター)/くまがいマキ(劇作家)/小中陽太郎(作家)/小谷真理(SF評論家)/斎藤純(作家)/斎藤貴男(ジャーナリスト)/崔洋一(映画監督)/佐高信(評論家)/篠田博之(月刊「創」編集長)/辛淑玉(人材育成技術研究所所長)/新村恭(出版労連委員長)/鈴木邦男(一水会顧問)/立松和平(作家)/永井愛(劇作家)/野中章弘(アジアプレス)/原寿雄(元共同通信編集主幹)/日垣隆(ジャーナリスト)/松本侑子(作家)/三田誠広(作家)/明珍美紀(新聞労連委員長・MIC議長)/森詠(作家)/矢崎泰久(ジャーナリスト)/米原万里(作家)/吉岡忍(ノンフィクション作家)/渡辺桂志(日本雑誌協会)

Posted by tjst at 12月27日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000416.html
他の分類:イラク戦争

「ひとりでも殺すようなことがあったら、そこで日本人を嫌いになるよ」

give peace a change site: 情報 2003.12.27

ヨルダンの首都アンマンにいる某NGOの職員から届いたメール。
******************************************
一昨日、事務所兼住宅を出てタクシーを拾い、アンマン市内を中心部へ買い物に向かう途中のタクシー車内の会話。・・・・・
「ヨルダン人もアラブの人々は皆、日本人が大好き。
でも、日本人がひとりでも、そう、全部でなくてもたったひとりでも、アラブのイスラームの人々を殺すようなことがあったら、そこでイスラームの人々は日本人を嫌いになるよ」・・・・・
人道復興支援という目的が名目だけの嘘であることは、イラクの人々によって、軍隊がどのような格好で来るか、実際にどのような仕事をするかで、ひと目で見破られてしまうことでしょう。
Posted by tjst at 12月27日
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2003年12月26日

サマワでの認識「自衛隊は武器を持たないNGOのようなもの」

サマワからのメッセージ

以下、サマワの住民の声です。
注)彼らは”Japanese Army”と英語で言っています。が、”Self Defence”という言い方を日本人がしているということも手伝って、自衛隊は武器を持たないNGOのようなものと思っているようです。・・・・・
・・・・・とにかく、日本人にはサマワの若者たちにコンピューターなどを使って高等教育を受けさせてやってほしい。日本の軍隊は”戦士(ファイター)ではなくて、民間人のようなもの。大多数の人は雇用を期待しているよ。・・・・・
リソウル アジズ マーラ(41歳)医師(サマワ総合病院
・・・・・現在、コンピュータ8台とプリンター3台を同系列の大学からもらったけれど、日本人にはまず、学校にコンピューターとインターネットの完備。それと、本や雑誌などを学生にあげてほしい。それと、50%〜60%の人が失業していることを解決してほしい。

 小泉首相にぜひ伝えてください。イラクのためにありがとう。私は軍隊は必要ありません。アメリカやオランダと同じようなことはしないでください。サマワには友人として、武器を持たずに来てください。”

ムハサン A ロアリー(40歳) 大学教授(サマワ教育文化大学 地理科) サマワ

Posted by tjst at 12月26日
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message from Hikki: "賛成する人も、無関心な人も、同罪"

Message from Hikki 2003

3月20日(木)15時13分

正しい戦争なんて無い。

でも国を信じて戦場に出ている人達の存在を思うと、「この戦争に意味は無い」とか、ちょっと言えなくなっちゃう。

ただ、戦争が本当にどんなものかを考えて、心の底から、戦争に賛成している人がいるということが信じられない。

本当にこの戦争が必要で、正義の行為だと、思ってる人達がいる(しかも、アメリカ国民に意外に多く存在する、、、)。

それが私には信じられない。

賛成する人も、無関心な人も、好きじゃないな。
賛成する人も、無関心な人も、同罪。

久し振りの書き込みがこんなのでごめん。
残念です。

Posted by tjst at 12月26日
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「幹部自衛官たちのいきどおりは激しい」

米兵・自衛官人権ホットライン:
片岡顕二氏(元自衛官)「イラク派兵、自衛官の本当の気持ち」
(2003.11.15)

・・・・・ 本来の軍隊ではない自衛隊がイラクに行く矛盾はおおきいものがあります。自衛隊は交戦権がないのですから。そのような自衛隊を派兵する政府がその責任を問われるべきです。幹部自衛官たちのいきどおりも激しいものがあります。反戦を訴える市民・労働者の運動が高揚し、自衛隊内の派兵に反対する想いに結びつけば、戦争国家の動きをとめることができると考えます。

自衛官の家族からのメール2003.11.17

・・・・・結婚を決め、一緒に暮らしている彼は、海上自衛官です。・・・・・
彼の「大規模なデモが起こって派兵が取りやめになってほしい」と言う願いに、私ができることはなんでもやろうと思い、デモに参加しました。

戦争に行きたいと思っている自衛官はいません。彼は二度と戦争を起こさないために、約15年間自衛官としてがんばってきたのであって、人を殺すため、殺されるためではありません。

Posted by tjst at 12月26日
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ネット署名:自衛隊のイラク派遣に反対する研究者の声明

ネット署名サイト:http://poll.ac-net.org/3/

自衛隊のイラク派遣に反対する研究者の声明へのネット署名の呼びかけ

現在、小泉政権は自衛隊をイラクに派遣しつつあります。たとえ一国平和主義といわれようとも、第2次世界大戦以後、国家の行為として他国民を殺傷したことがなかったことは、我々日本人の誇りだったはずです。日本はいつから、為政者の思いつきで憲法を無視できる無法国家になったのでしょうか。自衛隊のイラクへの派遣を即刻中止することを政府に要求する呼びかけに賛同してくださるよう、全国の研究者の皆様に訴えます。なお、この署名は1月11日東京で開かれる派兵反対集会において紹介いたします。

2003年12月26日

呼びかけ人代表 山口二郎 北海道大学

赤井 純治(新潟大学),在田 一則(北海道大学),五十嵐 尤二(新潟大学),池内 了(名古屋大学),伊豆 利彦(元横浜市立大学),出水 薫(九州大学),一楽 重雄(横浜市立大学),一條 眞古人(北海道大学),岩永 定(鳴門教育大学),宇野 忠義(弘前大学),浦辺 徹郎(東京大学),大谷 尚子(茨城大学),大野 裕(名古屋大学),神沼 公三郎(北海道大学),河合 崇欣(名古屋大学) ,北川 勝弘(名古屋大学),栗山 次郎(九州工業大学),小島 純一(茨城大学),小林 邦彦(名古屋大学),小林邦彦(名古屋大学),駒田 聡(京都教育大学),近藤 義臣(群馬大学),後藤仁敏(鶴見大学短期大学部),斎藤 周(群馬大学),佐久間 正(長崎大学),笹沼 弘志(静岡大学),志賀 徳造(東京工業大学),清水 肇(東北大学),庄司 惠雄(お茶の水女子大学),白井 浩子(岡山大学),白井 深雪(東京大学),鈴木 恒雄(金沢大学),竹浪 聰(富山大学),田澤 紘一郎(信州大学),谷本 盛光(新潟大学),多羅尾 光徳(東京農工大学),塚本 次郎(高知大学),辻下 徹(北海道大学),豊島 耕一(佐賀大学),中川 弘毅(千葉大学),中村 郁(北海道大学),仲尾 善勝(琉球大学),永井 實(琉球大学),永岑 三千輝(横浜市立大学),根森 健(新潟大学),能條 歩(北海道教育大学),野田隆三郎(元岡山大学),橋本 満(電気通信大学),長谷川 浩司(東北大学),服部 昭仁(北海道大学),浜本 伸治(富山大学),濱田 武士(東京海洋大学),早川 洋行(滋賀大学),福島 和夫(信州大学),藤田 詠司(高知大学),藤本 光一郎(東京学芸大学),本田 勝也(信州大学),前田 靖男(東北大学),増子 捷二(北海道大学),間嶋 隆一(横浜国立大学),松田 彊(北海道大学),松尾 孝美(大分大学),松方 冬子(東京大学),三島 徳三(北海道大学),宮本 孝甫(琉球大学),森 英樹(名古屋大学),森本 淳生(京都大学),山形 定(北海道大学),山口 和秀(岡山大学),山根 正気(鹿児島大学),吉岡 直人(横浜市立大学),吉田 正章(九州大学),渡辺 信二(立教大学),渡辺 明日香(北海道大学),渡辺 勇一(新潟大学),渡邉 信久(北海道大学)

自衛隊のイラク派遣に反対する研究者の声明

 現在、小泉政権はアメリカの求めに従って自衛隊をイラクに派遣しようとしている。現地には、イラク特措法でいう安全な場所は存在しないことは明らかであり、また自衛隊はイラク国民の切望する平和や復興のためよりも、アメリカ軍によるイラク支配を支援しに行くことも明白である。このまま自衛隊が派遣されれば、それはアメリカ軍と一体の軍事組織とみなされることは不可避である。そして、自衛隊はアメリカ軍支配に反発するさまざまな勢力による武力攻撃の標的となる危険性はきわめて高い。また、それに対する自衛手段とはいえ、自衛隊が現地の人々を殺傷する可能性も大きい。

 日本国憲法制定以来、憲法第9条のもと、国家の行為として他国民を殺傷したことがなかったことこそ、日本人の誇りだったはずである。この誇りがいまや打ち捨てられようとしている。小泉政権は、国民の反対を無視し、国民に対する十分な説明もなしに、憲法を踏みにじろうとしているのである。

 イラクの復興のために日本が協力することは当然であるにしても、それはあくまでイラク人の願いに沿った協力であるべきである。また、イラクの復興は国連を中心とする国際社会の協力によって達成すべきものである。イラクの地に軍靴の足跡をつけるためだけの自衛隊派遣は、真の平和と復興をもたらすことにもつながらない。

 我々は政府の暴挙を座視することはできない。小泉政権による憲法9条の実質的な廃棄を許すことはできない。また、権力保持に汲々とする為政者の都合で自衛隊員を危険にさらすことも看過できない。我々は政府に対し、自衛隊のイラク派遣決定を撤回するよう要求する。

2004年1月

イラク派兵に反対する研究者の会

2003年12月24日

元防衛庁教育訓練局長「シビリアンコントロールに対する信頼が失われます」

月刊「日本の進路」 2003.12月号 p6-10
小池 清彦氏(元防衛庁教育訓練局長・新潟県加茂市長)「国を亡ぼし、国民を不幸にする 自衛隊のイラク派兵反対」 (2003.11.22)

英霊の心を体現する憲法第九条は日本国の宝
・・・・・その後、PKO法案が通り、防衛庁におけるPKOの副担当は教育訓練局長ということで、私がその副担当になりました。私は幕僚幹部の方々に「自衛隊員の血を一滴も流さない。その一事だけを頭に入れてやっていただきたい」と申し上げました。PKOといえども、たびたび出すと世界の警察官の道につながっていくので、極力出さないようにしなければなりません。現に、「今度はイラクへ」と言い出しました。自民党の中でも大勢の方々がイラク出兵に反対していますが、その中でもかなりの方が、国連の旗の下でならいいとお考えです。国民もその考えに乗りがちです。・・・・・今はアメリカが世界の警察官です。日本は絶対に世界の警察官になってはいけません。国民は大変な目にあい、あげくの果てに滅亡するのは、歴史の示すところです。
・・・・・日本はやがて、国連安保理の常任理事国になることもあろうかと思います。その時は、「常任理事国にはなるが、憲法第九条があるから派兵はしない」と宣言すべきです。「それではダメだ」と言われたら、なる必要はない。しかし、世界第二の経済大国を無視できませんから、世界は「それでいい」と言うと思います。くそまじめな人は「エゴイズムだ。そんなことで通用するか」と言うでしょうが、国際政治はエゴイズムが渦巻き、燃えさかるところです。そんなところで、日本だけが「エゴイズムを発揮しません」と言っていたら、たちまち焼き殺されてしまう。そこは巧みに、日本は憲法第九条を守ってやっていくことが大事だと思います。何百万という英霊の方々、沖縄をはじめ全国の方々が大変な犠牲を払って得た日本の宝は、なんとしても死守しなければなりません。
平和愛好国民の名をイラク派兵で汚してはならない
・・・・・自衛隊は内閣総理大臣が命令すればどこへでも行きます。シビリアンコントロールをいいことに、「イラクへ行って命を落とせ」などとやっていると、シビリアンコントロールに対する信頼が失われます。やがてシビリアンコントロールの根幹が崩れ、武力集団を統括することができなくなります。今、二十四万自衛隊の中に、小泉総理に対する不満が浸透しています。ほとんどの自衛隊員が小泉総理を信頼していません。これは大変危険なことです。
Posted by tjst at 12月24日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000400.html
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2003年12月23日

山口二郎氏「イラクへの自衛隊派遣に反対する」

山口二郎氏(北海道大学教授)「イラクへの自衛隊派遣に反対する」 山陽新聞 2003.12.7

・・・・・本当にイラクの復興のために、日本が人道的な協力をしたいならば、異教徒、異民族から攻撃を受け、大きな犠牲を出したイラク人の立場に立って、治安の回復や民生の安定のために何が必要かを考えることから始めるべきである。そして、そのためには、アメリカに対する軍事的な支援と、イラク人に対する人道的な支援とを峻別し、大義のない戦争を支持したことに対する反省から話を始めなければならない。

 今の日本を支配しているのは、アメリカがどんな失敗をしても常にアメリカに追随することが日本の国益になるという思考停止の対米協調論である。小泉首相が国民に対する説明責任を果たしていないのは、この思考停止の故である。しかし、思考停止のまま自衛隊をイラクに派遣し、不幸にして犠牲者が出たならば、外交・安全保障をめぐる国論の分裂は深刻なものとなるであろう。今からでも遅くはない。日本がリスクを負っても国際平和や人道支援のために行動するのはどのような場合か、そうした意思決定を行うさいにはどのような手順を踏むのか、国会の場で十分な議論を行うべきである。

Posted by tjst at 12月23日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000396.html
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2003年12月22日

国際政治学者と国際法学者の違い

[mathfp 939] (2003.12.22) より転載
イラク戦争と国際法 講師 明治大学法学部 小倉康久  記録 柳原二郎
2003年9月24日(水) 17:15‐19:00 千葉大学総合研究棟6階609号室

・・・・・私たちが、イラク戦争・アフガン戦争・9.11テロ などについて情報を入手する場合、テレビ、新聞などのメディアを通すことがほとんどだと思う。メディアに登場する学者や専門家のほとんどは国際政治学の方々が多く、国際法学の専門家はほとんどいない。そこでまず、国際法学と国際政治学の違いについてお話する。
 端的に言って、国際法学では「合法か違法か」を問題とするが、国際政治学では「妥当かどうか」を問題にする。
 たとえば、日米同盟があるから、北朝鮮の脅威があるから、あるいはフセイン政権が独裁的で人権を侵害しているからなどの理由から、イラク攻撃に賛成するのは妥当だったとか、妥当でないと、というのが国際政治学の観点である。
 これに対して、国際法学の観点では、米英のイラク攻撃が合法か違法かという問題になる。妥当性を強調しても、違法な行為が合法な行為に変わるものではない。もっとも、合法だからすべて妥当だというわけではないし、違法だからすべて不当だというのでもない。例外的に、法的には違法でも人権の立場から妥当だと見る場合もある。・・・・・

詳細:

小倉さんからのメッセージ

自衛隊のイラクへの派遣(派兵)が、現実のものとなってきましたが、
どちらの勢力(右にとっても、左にとっても)にとっても、
重大なことだと思います。
後に日本の歴史の転換点と位置づけられかもしれません。
そういうつもりで、日本国民は行動していかなければならないと思います。

追伸:記録を取って頂いた柳原先生には、よろしくおつたえください。

明治大学法学部  小倉 康久

############### 秋の数学会での講演録 ###############


イラク戦争と国際法
講師 明治大学法学部 小倉康久
2003年9月24日(水) 17:15‐19:00 千葉大学総合研究棟6階609号室

はじめに:イラク戦争の考え方と国際法の特殊性

私たちが、イラク戦争・アフガン戦争・9.11テロ などについて情報を入手する場合、テレビ、新聞などのメディアを通すことがほとんどだと思う。メディアに登場する学者や専門家のほとんどは国際政治学の方々が多く、国際法学の専門家はほとんどいない。そこでまず、国際法学と国際政治学の違いについてお話する。

端的に言って、国際法学では「合法か違法か」を問題とするが、国際政治学では「妥当かどうか」を問題にする。

たとえば、日米同盟があるから、北朝鮮の脅威があるから、あるいはフセイン政権が独裁的で人権を侵害しているからなどの理由から、イラク攻撃に賛成するのは妥当だったとか、妥当でないと、というのが国際政治学の観点である。

これに対して、国際法学の観点では、米英のイラク攻撃が合法か違法かという問題になる。妥当性を強調しても、違法な行為が合法な行為に変わるものではない。もっとも、合法だからすべて妥当だというわけではないし、違法だからすべて不当だというのでもない。例外的に、法的には違法でも人権の立場から妥当だと見る場合もある。

次に、国際法の特殊性に注意しなければならない。国内法では違法行為があれば警察が介入し裁判を経て処罰される。これに対して国際法では各国家は平等に主権を持ち、それらの上位に君臨し支配する超国家的機関がない。裁判制度も不備であり、国際司法裁判所もあるが、それが機能するのは関係双方が提訴に合意したときだけであり、裁判になることは少ない。さらに、裁判があって違法と認定されたとしても、処罰などの、法の執行は難しい。国内法と対比すれば、処罰などの規定のないのは法ではないという批判もあり、国際法は、法体系としてまだまだ未熟だと言わざるを得ない。

このように国際法は、なお甚だ不備なものではあるが、従来国家の権利とされていた戦争が、現在の国際法では禁止されているように、国際法をもっと発展させることが国際平和のために重要だと思われる。

イラク戦争に適用される国際法には、大きく分けて (1) jus ad bellum(ラテン語:ユス アド ベルム)、 (2) jus in bello(ユス イン ベロ)という2つのカテゴリーがある。

(1) jus ad bellum は武力行使に訴えることの規制であり、どういう場合に戦争(あるいは武力行使)が合法であるかを定めている。具体的には、国連憲章が該当する。この観点からイラク戦争の合法性が問題となる。

(2) jus in bello は、武力行使の方法の規制であり、国際人道法(International Humanitarian Law)(捕虜を虐待してはならないとか、一般市民を攻撃してはならないなど、武力紛争に際して残虐さを軽減し、人間としての尊厳を保護するために設けられた一連の国際法規の総称。1971年赤十字国際委員会がこの名称を使い始めた)、具体的にはハーグ陸戦条約、ジュネーブ諸条約、1977年のジュネーブ諸条約及び1977年の2つの追加議定書、対人地雷禁止条約などが該当する。毒ガスなどの化学兵器使用禁止(害敵手段)、放送局への攻撃規制(攻撃目標)、捕虜の扱いなどを規制する。 (1) による武力行使の合法性に拘りなく、(2) は守られなければならない。

I なぜイラクは大量破壊兵器(核兵器、化学兵器、生物兵器)の保有が禁じられているのか?

1 核拡散防止条約(Treaty on the Non-proliferation of Nuclear Weapons: NPT)
加盟国 188カ国(含イラク)、 非加盟は インド、パキスタン、イスラエル、(北朝鮮)など。

内容は
・米英仏露中以外の国の核兵器の保有・開発を禁じる。
・非核兵器保有国には、原子力の平和利用について技術支援が行われる。
・非核兵器保有国は原子力国際機関 IAEAの査察を受け入れる。
・核兵器保有国には、核軍縮交渉を誠実に行う義務がかせられる。

NPT6条 各締約国は、核軍備競争の早期停止及び核軍備の縮小に関する効果的な措置につき、並びに厳重かつ効果的な国際管理の下に於ける全面的かつ完全な軍備縮小に関する条約について、誠実に交渉を行うことを約束する。

2 国連決議

・安保理決議687(1990) 湾岸戦争の停戦条件として、大量破壊兵器(核兵器、化学兵器、生物兵器)の保有、開発を全面的に禁止する。

 以上のように二つの理由から、イラクは核兵器の保有が禁止されているのである。しかし、NPT や国連決議に違反したからと言って、即、武力行使が容認されるわけではない。

II イラク戦争の合法性 … jus ad bellum からの検討

1 国際法は戦争に関してどのように規定しているか?

(1) 基本原則 戦争を含めあらゆる武力行使及び威嚇の禁止(国連憲章2条4項)

国連憲章2条4項すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使をいかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない。

(2) 武力行使禁止の例外

a. 個別的・集団的自衛権(国連憲章51条)

国連憲章51条 この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置を取るまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。この自衛権の行使に当って加盟国がとった措置は、直ちに安全保障理事会に報告しなければならない。またこの措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持又は回復のために必要と認める行動をいつでもとるこの憲章に基く機能及び責任に対しては、いかなる影響も及ぼすものではない。

イラク戦争に関していえば、国連憲章は、武力攻撃の発生(an armed attack occurs)を要件としていることが重要である。潜在的な武力攻撃の可能性に対して、自衛権を発動するという、いわゆる先制的自衛(pre-emptive self-defence)は認められない。そのような例として、1981年のイスラエルによるイラク原子炉攻撃や、2002年9月に発表された米国国家安全保障戦略(テロには抑止がきかないから予め攻撃しておく、ということ)があるが、これらはいずれも合法とは認められない。

ただし、武力攻撃発生という要件は、損害の発生を意味するものではないから、損害が発生しなくても、攻撃の着手があった段階で自衛権を発動することができる。

 自衛権行使の要件としては、国連憲章の規定に加えて、慣習法や判例によって認められたものがある。それがその状況下で必要なものであること(必要性)、相手の武力に対し均衡しており、過度に大きな反撃ではないこと(均衡性)、攻撃された時点での措置であること(即時性)、従って、以前攻撃されたからと言って10年後に攻撃することは認められない。

b.軍事的強制措置(国連憲章7章)

安全保障理事会は、軍事力の行使を決定する権限を有している。

国連憲章39条 安全保障理事会は、平和に対する脅威、平和の破壊又は侵略行為の存在を決定し、並びに国際の平和及び安全を維持し又は回復するために、勧告をし、又は第41条及び第42条に従っていかなる措置をとるかを決定する。国連憲章41条(経済制裁などの非軍事的措置)国連憲章42条 安全保障理事会は、第41条に定める措置では不十分であろうと認め、又は不十分なことが判明したと認めるときは、国際の平和及び安全の維持又は回復に必要な空軍、海軍又は陸軍の行動をとることができる。この行動は、国際連合加盟の空軍、海軍、又は陸軍による示威、封鎖その他の行動を含むことができる。

・軍事的強制措置が行われるまでの手順はつぎのようになっている

安保理による侵略行為の存在の決定→軍事的強制措置の決定→国連軍の創設→国連が軍事的強制措置を発動
☆朝鮮国連軍や国連平和維持軍などは、これに該当しない。

・湾岸戦争以降の慣行としては、安全保障理事会は個々の加盟国に武力行使を許可する権限を有するという説が主張されている。

c. その他の例外
・旧敵国条項(国連憲章53条1項後段、107条)、民族解放闘争、国内問題

・人道的介入【humanitarian intervention】… NATO 軍によるコソボ空爆

2 アメリカ・イギリスの主張(イラク戦争をどのように合法化しているのか?)

(1) アメリカの主張: 安保理決議678(1990)、687(1990)+自衛権に基づいて合法だという(フライシャー報道官の言明)。

(2) イギリスの主張: 安保理決議678(1990)、687(1990)、1441(2002) に基づくという(ゴールドスミス法務長官の言明)。1441の最後に「この問題に引き続き取り組むことを決定する」となっており、武力行使の決定は行われていないといえる。これが根拠薄弱なことはアメリカでさえも、この1441に依拠していないことからもわかる。

・これら米英の主張がいずれも根拠薄弱なことは、米英スが武力行使を認める新決議の採択を求めていたことからも明らかである。

※ ここで述べたことに関係する安保理決議について:
・安保理決議678(1990) … 湾岸戦争における武力容認決議 「その地域における国の平和と安全を回復するために、必要なあらゆる手段をとる権限を与える」

・安保理決議687(1990) … 停戦決議

・安保理決議1441(2002) … イラクの安保理決議の不履行を認定。

III jus in bello からの検討
1 国際人道法の概要

(1) 基本原則

a. 無差別攻撃の禁止
・無差別的効果を有する兵器の使用禁止
・戦闘員と非戦闘員を区別できないような戦闘方法の禁止
・軍事目標主義 … 攻撃目標は軍事目標に限定される(しかし軍事目標とは何かの定 義がなく、リストもない。放送局やダム、原発などは攻撃目標から除外されるべきだと思われるが必ずしも明白ではない。日本はジュネーブ議定書に加入していないが、危険な原発の多い日本は加入して欲しい、と私は思う)。

b. 不必要な苦痛を与えることの禁止

「不必要ノ苦痛ヲ与フヘキ兵器、投射物其ノ他ノ物質ヲ使用スルコト(ハーグ規則23条e)」は禁止されている。ここで不必要な苦痛というのは、兵器の使用によりもたらされる軍事的効果に比較して、その使用によって引き起こされる苦痛が大きいことである。

戦争の目的は、敵の軍事力を弱めることにあるから、その必要を超えて苦痛を与えたり、また将来に亘って苦痛を与えることは禁止されているのである。例えば、劣化ウラン弾は放射能が残って将来に亘って苦痛・損害を与えるものであり、またレントゲンでも見えないような材料で人を傷付けるものや、クラスター爆弾のように多くの不発弾をばらまくものもこの立場からは禁止される可能性がある。

兵器の許容性の判断は

i 人道法の基本原則と

ii 特定の兵器を禁止する条約(対人地雷禁止条約、生物毒素兵器禁止条約、化学兵器禁止条約、ダムダム弾禁止宣言など)

に則ってなされる。

(2) 国際人道法に違反した場合

・国家の責任
ハーグ条約(陸戦ノ法規慣例ニ関スル条約) 3条 前記規制ノ条項ニ違反シタル交戦当事者ハ、損害アルトキハ、之カ賠償ノ責ヲ負フヘキモノトス。交戦当事者ハ、其ノ軍隊ヲ組成スル人員ノ一切ノ行為ニ付責任ヲ負フ。

・個人の処罰 国際刑事裁判所(ICC)、国内裁判所、国連の設置するアド・ホック裁判所(旧ユーゴ国際刑事裁判所、ルワンダ国際刑事裁判所)、戦勝国の設置する国際裁判所(東京裁判、ニュウルンベルグ裁判)などによって裁かれる可能性がある。

2 アメリカ・イギリス軍の戦闘行動

(1) クラスター爆弾、燃料気化爆弾、劣化ウラン弾等の使用

・これらの兵器の使用を明示的に禁止する条約はない。国際人道法の基本原則に照らして兵器の許容性が判断される。空中から広い範囲に爆弾を浴びせ、不発弾も多くて後々まで危険が残るクラスター爆弾(無差別的効果)、破壊力の巨大な燃料気化爆弾(無差別的効果)、後々まで放射能被害の残る劣化ウラン弾(不必要な苦痛)等は国際人道法に抵触する可能性がある。

(2) 民間人に対する損害

・軍事目標だけを狙うべきである。放送局しかも外国のそれ(アルジャジーラ)を攻撃するのは違法である。

・付随的被害 軍事目標のまわりの被害はある程度は許容される。
攻撃される側も、軍事目標のまわりの住民を避難させるなどの義務がある。

(3) 自爆攻撃

・戦闘員が戦闘中に敵兵士に対して自爆攻撃を行うのは違法ではない。しかし民間人に
扮して自爆攻撃するのは違法である。

(4) 捕虜のテレビ放映

ジュネーブ第3条約13条 捕虜は常に人道的に待遇しなければならない。抑留国の不法の作為又は不作為で抑留している捕虜を死に至らしめ、又はその健康に重大な危険を及ぼすことは禁止し、かつこの条約の重大な違反と認める。特に捕虜に対して、身体の切断又はあらゆる種類の医学的若しくは科学的実験で、その者の医療上正当と認められず、かつ、その者の利益のために行われるものでないものを行ってはならない。(2) また捕虜は、常に保護しなければならず、特に、暴行又は脅迫並びに侮辱及び公衆の好奇心から保護しなければならない。(3) 捕虜に対する報復措置は禁止する。

アフガン戦争で、連行されるタリバン兵士の映像が放映されたことはジュネーブ条約に違反する可能性がある。

(5) フセイン大統領の暗殺を目指す攻撃(個人の暗殺を目指すのは違法ではないか?)
フセイン大統領は、軍の最高司令官であるから軍事目標であり合法である。

2 戦闘終結後の米英軍のプレゼンス(駐留) 戦闘終結宣言後も米英軍はイラク領内に駐留し続けているが、国際法的に評価するとどうなるか?

・国際法的には、jus in bello の規定する問題で、軍事占領に該当する(ハーグ規則42条)。jus in belloはjus ad bellumにおける武力行使の合法性を前提としないのであるから、イラク戦争の合法性は前提としない。軍事占領は、武力行使の一形態として位置づけられる。

・軍事占領の場合、占領国にも法的義務が課せられる(ハーグ規則43条、ジュネーブュネーブ第4条約55条1項など)。占領地域の法令遵守、秩序維持、医療や食料の提供義務など。

ハーグ規則42条 一地方ニシテ事実上敵軍ノ権力内ニ帰シタルトキハ、占領セラレタルモノトス。占領ハ右権力ヲ樹立シタル且之ヲ行使シ得ル地域ヲ以テ限トス。 43条 国ノ権力カ事実上占領者ノ手ニ移リタル上ハ、占領者ハ、絶対的ノ支障ナキ限、占領地ノ現行法律ヲ尊重シテ、成ルヘク公共ノ秩序及生活ヲ回復確保スル為施シ得ヘキ一切ノ手段ヲ尽スヘシ。ジュネーブ第4条約 55条1項 占領国は、利用することができるすべての手段をもって、住民の食糧及び医療品の供給を確保する義務を負う。特に、占領国は、占領地域の資源が不十分である場合には、必要な食糧、医療品その他の物品を輸入しなければならない。

IV イラク特別措置法、我が国の対応について

1 イラク戦争の合法性

特措法1条では、イラク戦争を「安保理決議678、687、1441 に基き国連加盟国が行った行為」として国連決議に基づく合法的なものとしている(米英とほぼ同様の理由)。

2 自衛隊派遣の法的根拠

受入れ国の同意なしに軍隊を派遣することはできない、のが国際法の原則である。しかし現段階では暫定政権も自衛隊受入れを表明してはいない。政府は安保理決議1483 を根拠としているが、これは米英軍を占領軍と認め、国際法上の義務、責任を果すよう要請したもので武力行使の合法性を承認したものではない(ジュネーブ諸条約、ハーグ規則の遵守を要請)。

3 自衛隊の武器使用

・旧政府残存勢力が自衛隊を攻撃することは、合法的な戦闘行為であり、これに反撃することは自衛あるいは正当防衛ではなく、同格の戦闘行為にあたる。

4 非戦闘地域と戦闘地域

・国際人道法上、旧政府残存勢力がイラク全土において戦闘行為を行うことは合法である。従って、非戦闘地域と戦闘地域の区別は、国際法上の概念ではない。

最後に、自然科学と法律について

私は核兵器、核軍縮の問題を扱っているが、兵器の性能などを考えるには自然科学者のご協力が不可欠である。また自然科学者も法律の枠内で生活しておられるのだから、法学者と自然科学者が緊密な関係を持つことは大切だと考えている。

参考文献

国際法学会編『国際関係法辞典』三省堂
藤田久一『新版 国際人道法(再増補)』有信堂高文社
藤田久一『戦争犯罪とはなにか』(岩波新書)
最上敏樹『人道介入 −正義の武力行使はあるか−』(岩波新書)
松井芳郎『テロ、戦争、自衛 −米国等のアフガニスタン攻撃を考える−』東信堂

質疑応答(質問に対する講演者の回答をまとめて書きました)

1(国連は無力だ、ということについて)

国連は無力だ、役に立たない、とよく言われるが、しかし何も無かった頃に比べれば僅かでも弱小国の意見が強大国の行動を掣肘するようになっている。国連を育てて行くことが現実的だと思う。

2(米英は、イラク攻撃は戦争ではないからにハーグ条約など国際法の制約を受けないと言っているがどうか、またイラク人の自爆攻撃が非難されるが法的にはどうか)

国連憲章では、戦争という言葉は使わず、「武力行使」という言葉を用いており、実際の武力行使を禁止しており、宣戦布告などなくても適用される。

3(イスラエル軍の自治区への侵攻と、パレスチナ側の反撃テロについてはどうか)

イスラエルの侵攻は明かに違法であり、パレスチナ側の民間人へのテロも違法だ。

4(違法な武力行使にも国際人道法は適用されるのか)

たとえ、国際法上違法な戦争であっても、武力行使である以上、人道法は適用される。

5(違法な戦争で被害を受けた場合、戦争を起した者に賠償請求できるか)

原爆は違法な兵器だとしてアメリカを訴えた人がいたが、日本の裁判所は「個人が他国を相手に賠償請求訴訟を起すことはできない。訴えはもっともだが、それは日本国政府がが代って請求する事項だ」として却下した(下田事件判決)。しかし、個人が戦争被害について国を相手に訴えられるかどうかについては、それを認める学説も存在している。

6(戦争裁判について)

 戦争犯罪が、すべて裁かれるとは限らない。特に、自国の兵士を、自国政府が裁くことは難しい。しかし、ベトナム戦争のときのソンミ村事件の裁判があるように、不可能なことではない。世論やジャーナリズムが重要になってくる。

7(劣化ウラン弾について訴えることはできるか)

 国際刑事裁判所には、メールなどでいろいろ訴えが来ているようだ。この問題は、可能性としては、国際保健機関(WHO) が国際司法裁判所に訴えることもできるだろう。

8(国連軍の行動について)

平和維持軍は軍事的強制措置ではない。受入れ国が同意してはじめて派遣できるのだ。

記録:柳原二郎

与党自らが情報操作を行わざるを得ない理由

Yahoo!ニュース - 政治 - 共同通信オランダ軍厳重警備で散髪 神崎代表視察会見に疑問符

陸上自衛隊が活動を予定しているイラク南部サマワで、オランダ軍司令官が厳重な警備付きで散髪している様子を日本人ジャーナリストがビデオ撮影 していたことが22日分かった。
 サマワを視察した神崎武法公明党代表は20日、同軍司令官から「散髪に出掛ける際も単身」と説明され、クウェート市での記者会見で「サマワは比較的安全」と述べ、陸自派遣に慎重だった公明党首脳が安全性にお墨付きを与えたと受け止められていたが、同代表の視察内容に大きな疑問符が付いた。・・・・・

連立与党の党首の1人が自ら命の危険を冒してまで情報操作を行わざるを得ないということは、自衛隊イラク派遣へのNo! という国民の意思が決定的であることを間接的に証明しているのではないだろうか。

HIROPRESS.net 2003 年 Last modified: Mon, 22 Dec 2003, 12:26 PM JST より

皆様(BCC配信で失礼します)

 サマワを訪問した公明党の神崎氏が以下の発言をしています。
 『神崎氏はサマワ市内を案内したオランダ軍司令官から「ヘルメットもかぶる必要はない」「街に散髪に出掛ける際にも単身で防弾チョッキも着けない」と説明されたことを紹介。「当初は危険と思っていたが、決してそういうことはなかった」と述べた。』( 共同通信 12月21日配信記事から )

 しかし、私が11月26日にサマワを取材したとき、ちょうどオランダ軍司令官がサマワの街の床屋で散髪していましたが、その周囲は何人もの兵士が銃を構えての警備態勢を取ってました。

 また、ヘルメット姿の兵士もいました。
 神崎氏への説明と矛盾しています。

 それらの証拠写真( 実際はビデオ映像 )を、
HP http://www1.odn.ne.jp/watai で一部公開しています。
 ご覧いただければ幸いです。

お問い合わせは、
アジアプレス東京事務所 電話 03-5465-6605
か、メールで。

…………………………………………………
綿井健陽 WATAI Takeharu
Homepage [綿井健陽 Web Journal]
http://www1.odn.ne.jp/watai
…………………………………………………

Posted by tjst at 12月22日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000389.html
他の分類:イラク戦争

2003年12月21日

"「自衛隊派遣は仕方の無いこと」そこで思考停止だ"

Negative Stories 「自衛隊関係者の寂しさ」(2003.12.15) より

・・・・・一般の人まで「関係者は口を閉ざせ」と政府批判を許さない傾向が見られるので、普通の生活の中で俺はまったく孤独だった。「俺は派遣反対だ」と言ったところで兄貴が困るんだろう?うちの母がこういう考えだ。「耳をふさげ、目を閉じろ」彼女はこのやり方で今の状況を回避しようとしている。イラク関係のニュースは「ああ、またこんな話、いやだいやだ」とテレビを消すことで、兄貴が陥るかもしれない恐ろしいことを、考えることから逃れようとする。「自衛隊派遣は仕方の無いこと」そこで思考停止だ。・・・・・

イラクの人にお願いしたい。(2003.12.16)

「仕方がない」と言う言葉は忌わしい。国立大学長達が独立行政法人化について繰り返し使った。「責任ある立場」の人間の大多数が上意下達を責任を持って中継し、多数派につくことに熱心で「時代の流れ」を推進する。下位上達を使命と考える人は日本の行政機構では稀である。もちろん例外(例:元防衛庁教育訓練局長 )はある。例外が組織的に排除されるとき前世紀の悲劇が繰り返されるだろう。

「しかたがない」というたびに、いま自分が問題にしている点を改めようとする試みが、すべて失敗に終ると言っているのに等しい。(ウォルフレン)
Posted by tjst at 12月21日
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「私たちは日本を歓迎します。しかし断じて「今」ではないのです。」

宮内勝典氏(作家)海亀通信より2003.12.15 (Blog::TIAO 経由)

12月5日の日記に掲載されている「あるイラク人から、日本人への手紙」を、一人でも多くの友人・知人たちに転送してくださいませんか。無断転載も、もちろんOKです。一人のイラク人の悲痛な声を、日本中にひろげたいと願っています。どうか、よろしくお願いします。(宮内勝典)
・・・・・Do not come to Iraq as a US allied invasion troop! Iraqi respects Japan but if the army comes now, Japan will become the enemy of Iraqi and whole Muslim.
 Every Iraqi will feel deeply disappointed to Japan, a great nation who has never been hostile to Muslim in the past. Supporting US is absolutely not worth all these losses including Japanese people’s life. We welcome Japan after the invaders are gone, but strictly not now.・・・・・
 米国の連合軍としてイラクに来ないでください。イラク人は日本を尊敬していますが、今、日本の軍隊がイラクに来れば、日本はイラク人とイスラム教徒全体の敵になるでしょう。
 すべてのイラク人が、日本に対して失望するでしょう。偉大な国である日本は、過去の歴史においてイスラム教徒と敵対したことがなかったからです。米国を支援することに、日本人の生命を含め、あらゆる損失を被るだけの価値はまったくありません。侵略者が去った後なら、私たちは日本を歓迎します。しかし断じて「今」ではないのです。・・・・・

全文

 あるイラク人から、日本人への手紙【転送・転載歓迎】

 NGO活動をしている友人が、バグダッドから送られてきたメールを転送してくれました。Yahoo Japan で、日本のNGO団体のメールアドレスを見つけて発信してきたそうです。

 一読して、激しく胸を揺さぶられました。ぜひ、多くの日本人に読んでもらいたいと思っていたところ、友人から二信目が届きました。

 バグダッドにメールを送り、本人に確認したところ、公表してもいいという返事があったそうです。さっそく、ここに転載します。NGOメンバーたちによる翻訳を添えます。

 訳文では、原文の Please という一語が省略されていました。その Please という言葉に、切実な叫びがこもっていると感じられますから「どうか」という言葉を(原文通り)二か所に挿入しました。さらに、読みやすく改行をほどこし、一部、訳文を補いました。

 発信者に危害が及ばないように、名前の部分だけ●●●●で消しました。あとは、すべて原文のままです。文末の Rei とは、空手を習っているというので、おそらく、日本語の「礼」のことだろうと思います。

 一人のイラク人の悲痛な声が、日本中に届くことを願っています。みなさん、この「日本人への手紙」を、できるだけたくさんの友人・知人たちに転送してくださいませんか。無断転載も、もちろんOKです。どうか、よろしくお願いします。

                宮内勝典(作家)



 私は、Yahoo Japan で、あなた方のメールアドレスを見つけました。私の名前は●●●●といい、イラクのバグダッドで暮らす高校教師です。
 私は、空手と日本語を学びました。私はいつも、日本および日本の人々を尊敬しています。

 米国の侵略を支援するためにイラクに日本の軍隊が来るというのは、私たちにとって恐ろしいニュースでした。

 私は、サダム・フセインを支援したことはありません。しかし、米国は武装強盗です。彼らは、毎日イラク人を殺しています。そして、普通の市民はだれも彼らを支持していません。今、ますます多くの人々が抵抗運動に参加しています。彼らは旧体制の残党でも、テロリストでもなく、普通の人たちです。

 もし、仮にどこかの国が日本を侵略したとしたら、人々がどのように行動するか想像してください。まさしく同じことが、ここで起こっているのです。イラクを再建するのは、イラク人であるべきです。決して、侵略者ではありません。

 米国の連合軍としてイラクに来ないでください。イラク人は日本を尊敬していますが、今、日本の軍隊がイラクに来れば、日本はイラク人とイスラム教徒全体の敵になるでしょう。すべてのイラク人が、日本に対して失望するでしょう。偉大な国である日本は、過去の歴史においてイスラム教徒と敵対したことがなかったからです。

 米国を支援することに、日本人の生命を含め、あらゆる損失を被るだけの価値はまったくありません。侵略者が去った後なら、私たちは日本を歓迎します。しかし断じて「今」ではないのです。

 どうか、日本の人々に、私たちの本当の気持ちを伝えてください。日本の軍隊は、わが国を侵略してはなりません!

 私は日本を愛しています。ですから、どうか、私たちの敵にならないでください。私たちは、日本が独立した国として正しい決定をすることを願っています。

                   ●●●●
                   バグダッド、イラク

 I have found your email address from Yahoo Japan. My name is Mr. ●●●● and I am a high school teacher living in Baghdad, Iraq. I have learned Karate and Japanese language and I always respected Japan and Japanese people.

 It was terrible news for us that Japanese Army is coming to Iraq to help US invasion. I have never supported Saddam Hussein but US is nothing but an armed robber. They are killing Iraqi every day and no ordinary citizen supports them.
 Now, more and more people are taking part in resistance movement. They are not terrorists or remnant of old regime, just normal people. Imagine how people would act if any country invaded Japan. Exactly the same thing is happening here.
 Iraqi should be the one to reconstruct Iraq, not the invaders.

 Do not come to Iraq as a US allied invasion troop! Iraqi respects Japan but if the army comes now, Japan will become the enemy of Iraqi and whole Muslim.
 Every Iraqi will feel deeply disappointed to Japan, a great nation who has never been hostile to Muslim in the past. Supporting US is absolutely not worth all these losses including Japanese people’s life. We welcome Japan after the invaders are gone, but strictly not now.

 Please tell our real feelings to Japanese people. Japanese army should not invade our country! I love Japan so please, please, do not be our enemy. We hope Japan will take the right decision as an independent country.

  Rei,
  Baghdad, Iraq

Posted by tjst at 12月21日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000386.html
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無関心という「罪」の重さ

ブログ ……それが問題だ "「「無関心」が生む恐ろしい現実」 に、KHOOz NOTEBOOK 「無関心の怖さ」からの引用がある:

今この国で様々な問題に対して根本的な解決がはかられる事無くなし崩し的に進行していくのは、実は多くの人の無関心のせいなのではないか・・・・・

これからこの国でデジタルデバイドが起こるとしたら、それは通信インフラや技術などの外的要因によってではなく、個人個人の関心の強さや、求める意識の度合いによて生じる可能性の方がはるかに大きいだろう。
つまりメディア(伝え方)がいくら発達したところで、その情報が本当に必要とすべき人に届くか届かないかを最終的に決定するのは、その個人の関心(危機意識と言ってもいいかもしれない)の強さでしかないのだと思う。

イラク問題を意識しての記事という(KHOOz NOTEBOOK コメント欄)。共感する。
 99%のことに無関心なことは人間の頭脳の有界性から当然のことだが、問題は1%の関心が何かということであろう。実用的情報については本能が関心を鋭くするが、そうでないことについての関心は自然には生じない。
 「他の人を救うこと」だけに関心を持つようなことは特殊な人にしかできないだろうが、少数者の苦難に関心の1%だけでも振り向けることは誰でもできることで単に習慣の問題ではなかろうか。その習慣が社会的なものとなっている度合いが国の健康のバロメータであろう。そして、その習慣の形成は、本来、学校教育が最も効果的にできるはずのことである。しかし、現実には逆に少数者を排除することが学校教育で進行しているように思える。
 1000名の同胞が異邦の地で心身に傷を受けることを正当化する理念「国益」とは一体何なのか?無関心の闇が日本を覆いつつあるが、エリ・ヴィーゼルの次の言葉は、無関心に覆われた社会が遭遇しかねない地獄を警告する。

愛の対極にあるのは憎しみではない。無関心である。美の対極にあるのは醜さではない。無関心である。知の対極にあるのは無知ではない。それもまた無関心である。平和の対極にあるのは戦争ではない。無関心である。生の対極にあるのは死ではない。無関心、生と死に対する無関心である。

政府のスポークスマンを演じる記者

12月21日のサンデーモーニングで、毎日新聞の岸井成格 という人が再び「新聞界は自衛隊イラク派遣の支持を決断した、今後の日本の国益には不可欠だと判断したからだ」という趣旨の発言をしていた。世論に抗して「新聞界が内閣の決定を支持する」などという発言自身が驚くべきものだが、そのようなことを事も無げに言い、しかも内閣の主張を鸚鵡返しに伝える以上、ジャーナリストの看板を降ろし政府スポークスマンと名乗るべきではないか。
 半年前の以下の発言とはどう整合するのか?政府を支持する、政府は説明が不足しているから自分が説明してあげよう、という以外に一貫した姿勢があるのか?
矛盾に満ちた日本の国是 2003,年3月11日 毎日新聞より

「日本政府は一貫して国連中心の平和解決を望み、一方でアメリカに自制を求め、他方で国連が一致してイラクに圧力をかけ続ける必要性を説いてきた。この姿勢は間違っていないと思う」
 問題は、なぜ政府はそうした経過を国民に分かりやすく説明しないのか、またアメリカに自制でなく武力行使反対と言えないのか、ということだ。

イラク特需のための自衛隊派遣か

JANJAN 2003.12.20 政治: 政治・本当に人道支援なの

・・・・・アメリカの肩代わりをする国のみ、経済的な恩恵にも与れるということなら、人道支援というよりも、死体に群がるハイエナと同じではないですか。・・・・・

自衛隊のイラク派遣について財界人が沈黙しているように感じる。イラク特需を期待しているのだろうか。
米産業界、イラク特需―トマホーク740発で520億円、通訳ソフト受注加速 2003.4.14


ビル・トッテン「技術と新しい社会」

・・・・・翻って日本がとろうとしているデフレ対策を見ると、どうしても米国と同じ選択肢に向かっているような気がしてならない。米軍を支援するためのガイドラインや有事立法など、政府与党の急ぐ法整備はどれも日本が米軍と共に戦える体制作りのためである。テロや不審船を理由に戦争の危険性を煽り、イージス艦を派遣するなど、朝鮮特需ならぬイラク特需によって日本経済をデフレから救おうというのだろうか。 ・・・・・
Posted by tjst at 12月21日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000381.html
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陸自説明会で家族が劣化ウラン弾の影響を懸念

Yahoo!ニュース - 社会 - 時事通信 2003.12.20 陸自、イラク派遣で初の説明会=「劣化ウラン弾が心配」と家族−北海道
湾岸戦争時の劣化ウラン弾による砂漠全体の汚染 はどこまで周知されているのだろうか?

・・・・・関係者によると、陸自幹部が現地のビデオを使って治安情勢などを説明、安全性を強調したが、家族からは劣化ウラン弾や病気などを心配する質問が出されたという。 
Posted by tjst at 12月21日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000380.html
他の分類:イラク戦争

2003年12月20日

「砂漠地帯に宿営する自衛隊員の被ばくは避けられないのではないか」

北海道新聞2003.12.20 フリージャーナリスト綿井健陽さんに聞く「派遣地サマワの現状はーー劣化ウラン弾対策必要」
綿井健陽氏のサイト:http://www1.odn.ne.jp/watai/

・・・・・
ーー自衛隊の危険は少ないでしょうか。
「自衛隊が行くことで、逆に治安が悪化する恐れが十分あります。・・・・・万一、市民を負傷させたりすれば、日本への好意が一気に敵意へと変わるのではないか。自衛隊が復興事業に携わるとしても、市民には軍隊としての威圧感を与えてしまう。・・・・・」

ーーサマワは劣化ウラン弾の汚染も指摘されています。
「病院の話では、湾岸戦争時の劣化ウラン弾が原因とみられる白血病の患者が急増しているようです。サマワ周辺は砂漠で、放射能で汚染された砂の粉じんを吸入してしまうため、特に白血病などの発症が多いと言います。自衛隊は砂漠地帯に宿営するようですし、滞在も三ヶ月程度と長く、隊員の被ばくは避けられないのではないか。日本政府は劣化ウラン弾による健康被害を否定していますが、対策が必要でしょう。」

フセイン元大統領拘束 綿井健陽氏に聞く 抵抗運動激化の可能性【信濃毎日新聞 2003年12月16日 朝刊掲載記事】

Posted by tjst at 12月20日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000377.html
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「そんな中で日本の首相官邸だけが悲壮感を漂わせ・・・」

JMM No.249 Saturday Edition
冷泉彰彦氏(在米作家)『from 911/USAレポート』 第124回「旅の終わり」
(このリンクは最新号しか表示されないので数日で新しい記事に変わるので早目に)
メールマガジンJMM の申し込み先:http://ryumurakami.jmm.co.jp/

・・・・・非武装論や、通商国家の国是は決して卑怯ではないのです。日本が敗戦国の汚名に甘 んじることは、世界全体の「第二次大戦を最終戦争にしよう」という安全保障上の合 意の裏返しになっているからです。国際連合というのはそのような存在であって、そ れを承知で日本は国連本位外交をしてきたのです。今、「血を流すのが名誉だ」とか 「テロとの対決をするのが義務だ」という政治的センチメンタリズムに押し流される ならば、そうした「国益」の相当な部分をかなぐり捨てることになると思います。

 何よりも、アメリカを始めとする各国は「中道シフト」あるいは「軟化」を始めてい ます。人々が「指輪=最終兵器」の棄却という物語に涙を流し、「ヒルトンお嬢様」 に熱を上げ、久々の好況感に必死になってギフトの買い物をしています。911以降 の、あるいはITバブル崩壊以降の社会の閉塞感に少し光が差してきたように受け止 めている人が多いのです。

 そんな中で日本の首相官邸だけが悲壮感を漂わせて「共和党政権と約束した以上、血 を流すのが名誉で、逃げるのは不名誉だ」と必死になる、その方向性が全く逆である ことは違和感以外の何物でもありません。このまま進めば、日本の軍事外交政策は目そんな中で日本の首相官邸だけが悲壮感を漂わせて的地のない旅へと迷い続けることになると思います

Posted by tjst at 12月20日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000375.html
他の分類:イラク戦争

「朝日のイラク攻撃反対はニセモノ」

【月刊あれこれ Mail Magazine】2003年12月20日(土)発行
星徹(ルポライター) 米国のイラク侵略を是認する朝日新聞 より

私は以下の文章を朝日新聞「私の視点」欄あてに投稿したが、予想どおり掲載されなかった。
【朝日のイラク攻撃反対はニセモノ】(2003年4月15日投稿)
・・・・・私が疑問に思うのは、開戦前には「この戦争には理がない」などと述べてい たのが、攻撃が始まるやいなや、攻撃の「部分容認」に転換している点だ。そして、侵略される側にお説教をする一方で、侵略する側には大いに寛大だ。非道なことでも、既成事実を作ってしまえば追認する、ということなのか。
 そして、フセイン政権が事実上崩壊した直後の4月11日の「破壊の跡に何 を築くか」は、まれにみる駄文であった。社説の大部分は、この戦争の非道・ 不法性にはほとんど触れずに、「私たちが求めたように、フセイン氏が開戦前に 退陣・亡命していたら、膨大な人命が失われずにすんだ。残念でならない」「今 回の政権転覆は、米英軍の一方的な侵攻なしには実現しなかった」などと述べ、 現状追認の姿勢を示した。・・・・・「長いものには巻かれろ」。いっそのこと、こんな社説でも書いた方が分かりやすい。(投稿文おわり)

 朝日新聞は、「悪さ」という面において、読売新聞に近づきつつあるようだ。朝日新聞で真のジャーナリズムといえる論説をぜひ読みたいものだが、それは無理なことなのだろうか。・・・・・

無理な理由の一つ:黒田清「批判ができない新聞」

2003年12月18日

"People are now free to fight for their country's sovereignty and not Saddam"

[aml 37070] Fwd: [iraq-action:8207] FW: フセイン拘束後のイラク より
イラク女性のブログ http://www.riverbendblog.blogspot.com/

・・・・・The question that everyone seems to be asking is the effect it will have on the resistance/insurgence/attacks. Most people seem to think that Saddam's capture isn't going to have a big effect. Saddam's role was over since April, many of the guerilla groups and resistance parties haven't been fighting to bring him back to power and I think very few people actually feared that.
 Political analysts and professors in Iraq think that Saddam's capture is going to unite resistance efforts, as one of them put it, "People are now free to fight for their country's sovereignty and not Saddam."・・・・・

 あなたが聞きたいことはわかる。このこと、サダムの捕縛で、今後、抵抗、暴徒、 攻撃はどうなるかーでしょう? ほとんどの人は、サダムが捕まったってたいした変 化はないと考えている。サダムの重みは、4月以降、無くなっている。ゲリラ・グ ループ、抵抗政党は、サダムを返せと戦いを続けているのではない。わたしが思う に、実際にそんなことが起こると思っている人はいない。
 イラクの政治学者や教授たちは、サダムの捕縛は、抵抗勢力を団結させると考えて いる。彼らの一人はこう述べた。「もうこれで、人々は自分たちの国の主権のために 闘えるのだ、サダムのためでなくて」(翻訳 池田真理さん)

Posted by tjst at 12月18日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000370.html
他の分類:イラク戦争 , 国際問題

2003年12月17日

"その都度、人間は安易な処方箋を信じて自壊への道をたどった"

中村哲 『「アフガン復興」のその後 』北海道新聞2003.12.16 夕刊
ーー「ブーム」の結末に悲憤 収まらぬ大旱魃、治安最悪、難民のUターンーー

・・・・・・そこで語られる「自然」とは、しばしば虚像であり、森羅万象さえ操作できるという科学技術への過信がある。かくして人権や自由と民主主義という「自明な大義」さえ、時代の共有する迷信の一部であると気づくのは困難でなくなった。私たちはとんでもない時代に生きているのだ。

過去にも閉塞の時代はあった。その都度、人間は安易な処方箋を信じて自壊への道をたどったのである。今より百年後、私たちが過去を壊したり、賛美したりしたのと同じように、現在が裁かれる時がくるだろう。しかし、時を超え、場所を超え、変らぬものは変らないだろう。美しいものは美しく、神聖なものは神聖であり続けるだろう。幸不幸も同様である。

私たちの思想や思考もまた、錆びてしまった。だが、自省のない暴力や経済への信仰が力を持つのは恐ろしい。破局は既に始まっている。心ある若者たちの健全な感性を尊重したい。「後世畏るべし」「新しい酒は新しい皮袋に入れよ」ーこれは二千年前の賢人たちの言葉である。(なかむら・てつ=医師、ペルシャワール会 代表)

関連リンク:

言問い亭2003.11号
第272号 −− 米軍ヘリがペシャワール会工事現場を機銃掃射 −− 2003.11.13

言問い亭2001.10号
第225号 −− 難民にすらなれない人たち −− 2001.10.11

・・・・・ 「今度こそ、危険な地帯に日の丸を掲げたい」などと興奮している小泉総理に申し上げたい。「日の丸は17年も前から、危険地帯に何本も立っていたんですよ。ただ、あなたにはそれが見えなかっただけだ。九州男児・中村哲さんの爪の垢でも煎じて飲め!

 第228号 −− ペシャワール会訪問記 −− 2001.12.11

2003年12月14日

「最先端の測定装置で被曝の数値を測り安全度を確認する必要性」

今朝のサンデーモーニングでは、サマワ近郊で劣化ウラン弾が使用された証拠を報道したが、司会は「このような問題で自衛隊派遣の是非を論じるのは志が低い」と締めくくった。これでは「こんな問題はもちろん番組として認識していますよ」というアリバイ作りをしたに過ぎない。自衛隊員やサマワの住民の被爆の危険性の有無を調査もしないで済ませられるような段階では最早ない。毎日新聞の出席者は、新聞界はイラク派兵を支持することを決断したことを伝えたが、それならば、それに伴う責任を果たすべきではなかろうか。

Web 現代 2003.10.15 小泉首相の“イラク派兵”で自衛隊は被曝する!

・・・・・世界唯一の被爆国として日本の自衛隊が担うべき役割は米軍の支援ではなく、他にあるはずだ。今までの被爆者たちの調査結果を基にした臨床データの提示や、最先端の測定装置で被曝の数値を測り安全度を確認するなど、日本人にしかできないことが沢山ある。政府は本当の意味での国際的な貢献を考えるべきである。・・・・・

共同通信 2003.12.11 イラク自衛隊派遣

・・・・・UMRCのアサフ・ドラコビッチ所長は「自衛隊と一緒に専門家も送って、隊員の放射線レベルを毎日チェックすべきで、それもなく派遣するのは危険」と話している。・・・・・

東京新聞 2003.12.13イラク派遣 陸自、劣化ウラン弾対策 線量計携行を検討

・・・・・防衛庁は十二日、イラクに派遣される陸上自衛隊部隊について、劣化ウラン弾への安全対策を取る方針を固めた。派遣部隊に放射線の量を測定する「線量計」を携行させ、活動地域の安全性を確認することなどが検討されている。・・・・・

「なぜ、銃撃戦の真最中に戦車に石を投げ付けてくるやつがいるのか」

町全体を舐め尽くす銃撃戦――戦闘指揮官が戦争終結以来最大の戦闘の内幕を語る――
原文:サイトSoldiers for the Truth

イラク北部サマラにおける反米抵抗勢力との交戦の模様について語ったと伝えられている米軍指揮官の言葉より:

・・・・・私は、イラク人たちが我々に石を投げつけてくるのさえ見た。私は部下 たちに、武器と呼べるものが確認できない限りは撃つなと命令した、しかし私はなぜ 銃撃戦の最中なんかに戦車に石を投げつけてくるやつがいるのか、いまだに理解でき ないでいる。・・・・・
I even saw Iraqi people throwing stones at us, I told my soldiers to hold their fire unless they could indentfy a real weapon, but I still can't understand why somebody would throw a stone at a tank, in the middle of a firefight.

2003年12月13日

ブッシュ政権下でのイラク撤兵の可能性

JMM No.248 Saturday Edition(このリンクは24時間くらいで別の記事に変わる) 
講読申し込み:http://ryumurakami.jmm.co.jp/ (以前はバックナンバーが掲載されていたが廃止されたようだ。購読者を増やすためだろうか、あるいは、冷泉氏の政府批判が余りに的確であることを編集者が恐れたためであろうか。)
■『from 911/USAレポート』 第123回「中道シフト」とイラク派兵
■ 冷泉彰彦:作家(米国ニュージャージー州在住)

・・・・・そんな時期に、自衛隊の派遣が閣議決定されました。この時間感覚のズレには、恐ろ しいものを感じざるを得ません。・・・・・仮にブッシュが再選を果たして、2004年以降も続投となったとしても、ブッシュ政権下でのイラク撤兵ということもあり得るのです。 アメリカ自身が現在の枠組みから手を引こう、一旦はイラクから兵を引こうと真剣に考え始めているのです。世論や軍の意向は、その方向で固まりつつあります。

全ての前提を疑うべきです。例えば、自民党や公明党の幹部が言質を取られた相手の、 ウォルフォヴィッツ国防副長官やアーミーテージ国務副長官などが、2005年以降も留任している可能性は半分以下というところでしょう。「約束した」からと依怙地になって自衛隊を出さねば、と思い詰める理由は日に日に薄くなってゆくのです。・・・・・

世界の大勢に追随するだけが得策とは思いません。ですが、仮にこの「中道シフト」に乗り遅れるままに半端に派兵に走り、そうして何か事故が起きれば、それこそ国益なるものは全て吹っ飛んでしまうでしょう。陸自も空自も出すタイミングはなさそうです。

「日米安保条約を尊重すればイラク派兵はできない」

メディアの辺境地帯
総選挙、「自衛隊イラク派遣」と「読売」社説 2003.11.16 より

・・・・・
■日米安保条約と国連憲章との関係

 「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約」(日米安保条約)の第1条は、締約国が国連憲章に従うことを明記し、国連の目的と両立しないいかなる方法も慎むことを約束している。

 従って、「日米同盟重視の観点」を日米安保の観点と解釈するにしても、国連憲章の違反や脱法化を図った米国のイラクに対する侵略(国連は国連憲章に違反する武力行使を「侵略」と定義している)に日本は協力してはならず、まず米国に国連憲章違反をやめるよう説得しなければならないことになる。

 もし「読売」社説が書いたように、自公保三党が米国に追従し、自衛隊派遣を公に掲げていたのなら、それは同紙のいうところの「日米同盟重視の観点から」おかしいはずなのだが、社説はこの点を全く批判せず、逆に自衛隊派遣に反対する民主党などに噛みついた。

 「読売」がこの社説を掲載するにあたって、国連憲章や安保理決議はおろか、日米安保条約さえ考慮したようにみえないのは、根本的に、同紙が太平洋戦争、第二次世界大戦の誤りから何も学んでおらず、戦争さえ法による支配を受け、所定の手続きに基づかなければならないことを理解していない証拠ではないか。 ・・・・・

2003年12月12日

NHK の情報操作:「ようこそ日本人」が「ようこそ自衛隊」に

HIROPRESS.net - 「イラク、サマワの誤訳」11/12/2003

・・・・・この日 、森住卓さんは自衛隊派遣予定地サマワで劣化ウラン弾の 痕跡発見の写真を発表し、綿井健陽さん はイラクのサマワで掲げられている横断幕「ようこそ自衛隊」 が実は誤訳であったことを報告しました。

 アラビア語で「ようこそ日本人」となっているのを、頼まれた日本人ジャ ーナリストが「ようこそ自衛隊」と書いたと言うのです。  この映像は恐れていたとおり、自衛隊を送る側の宣伝にさかんに使われて います。・・・・・

関連情報:共同通信12/12 北海道新聞12/12|[aml 36993](12/12) 画期的!ワイドショーがサマワの劣化ウラン報道

(12/13 追加)イラクの人たちの態度についての日本社会の認識を大きく左右することが確実な写真を、ジャーナリズムに要求される慎重な吟味を経ずして大規模に放映したことは明確な情報操作である。その写真に映った歓迎の旗の内容が日本人ジャーナリストによって修正されたものであるという事実が明かになった今、先の放映によって形成された日本社会の誤認識を修正するに必要なだけの放映、すなわち、主な時間帯のニュースで明確に何度も伝えないとすれば、NHKは情報操作を意図的に行ったことを自ら証明するものとなる。

NHK 報道局
 ディスク御中

 昨日朝 7 時のニュースほか数回サマワの「ようこそ自衛隊」の横断幕が放映されています。
 あれはアラビア語が「ようこそ日本人」、日本語が「ようこそ自衛隊」になっています。
現地で翻訳を頼まれたジャーナリストが、なぜかこのような訳をして書いたようです。
 サマワの人々が自衛隊を待っているというような画面になり、問題がおおきいので、今後この横断幕の映像を流す前に必ず翻訳をチェックするようにお願いするとともに、すでに放映したわけですから、これまでの映像が与えた、間違った影響に対して、きちんと訂正をニュース上で行ってくださるようにお願いします。
 これが間違っているというニュースは、すでに 6 日の日本ビジュアルジャーナリスト協会の集まりで発表され、さらに 1 昨日、綿井さんがニュースステーションで、豊田さんが昨日、日本テレビで報告しています。

広河隆一
フォトジャーナリスト

2003年12月11日

「政治家はこの程度の理屈で、国民を戦争に行かすのか」

Publicity No 800より

・・・・・もし政府が前文に従うなら、必要なら戦車や戦闘機の派遣も許 されることなのか。国民の多くはそうとは思わないだろう。記 者会見の内容は都合のいい言葉を寄せ集めただけで、全体のバ ランスは著しく欠ける内容であると感じた。(正直に言うなら 、政治家はこの程度の理屈で、国民を戦争に行かすのかという 気持ちである)・・・・・

2003年12月09日

サマーワでの被爆問題

「米国が隠すイラク戦争」のビデオとCDが勝手に広がるキャンペーン
番組の詳細な紹介:http://www.jca.apc.org/stopUSwar/DU/sunday_project0928.htm

・・・・・「米国が隠すイラク戦争」の映像では、例え自国の兵士であろうと、もはや『使い捨て』の論理の元に、政策が遂行されている姿が写し出されています。大量に使用された劣化ウラン弾により、激しく汚染されたイラクでは、多くのアメリカ兵も被曝による死亡者の増大が報告されており、自衛隊の派遣予定地であるサマーワでは、激戦が行われ、大量の劣化ウランが使用された場所でもあります。・・・・・

千名もの同胞が多量の放射線を何ヶ月にもわたって浴びて帰還することになることを見てみぬふりをするような者達に、日本を指導する資格があるのだろうか。あるいは、軽装備のために予想される悲劇により「憲法9条廃止」の声が一気に高まることを目論んでいるとすれば、外道の輩というべきであろう。

Posted by tjst at 12月09日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000340.html
他の分類:イラク戦争 , 荒廃の諸相

2003年12月07日

「死んでからでは何も言えない」

神浦 元彰氏「日本軍事情報センター」最新情報 2003.12.6 より

 国連が実態報告書 拡散するアルカイダ 反米思想に共鳴 (毎日 12月5日 朝刊)・・・・・これほどまでイラク情勢が悪化し、イラク特措法の想定する「平和な地域」という概念が崩壊しているのに、小泉首相から国民への説明は一切されていない。自衛隊の専門調査団のイラク報告は、自衛隊という戦争を前提に編成され、武器を与えられて訓練をしている組織の調査報告である。だから1行でも、「イラクは危険で派遣できる状況にない」とは書けないのである。それを承知で政府は専門調査団を派遣し、「やります」と結論つけさせた。そして犠牲が出れば、政府や防衛官僚は、「自衛隊自身が調査して安全と判断した」と責任を回避するだろう。そのための専門調査報告書だったのである。
 自衛隊員諸君、これから多くのマスコミが自衛隊員の意見に注目するだろう。何も恐れることはない。堂々と自分の意見を発表していい。死んでからでは何も言えない。自衛官が黙れば黙るほど日本の将来は暗くなる。自信を持って自分の意見を発言してください。君たちは日本を守るために命をかけているのだから語る資格がある。
Posted by tjst at 12月07日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000334.html
他の分類:イラク戦争 , 荒廃の諸相

2003年11月16日

自衛隊イラク派遣、欧州で「断念」報道相次ぐ

asahi.com 03-11-15 自衛隊イラク派遣、欧州で「断念」報道相次ぐ

自衛隊のイラク派遣をめぐる日本政府の判断をめぐり、欧州で「取りやめた」「先送りした」などとする報道が相次いだ。・・・・・

この記事についての神浦氏のコメント (11/16)

・・・・・ナシリアで発生した大規模テロ直後の延期なので、欧州には日本が臆病になったと見えてしまう。これも「イラクに安全なところがある」式の論理を掲げた日本政府の無責任さが招いた結果である。軍隊を出すのに安全だから出す式の論理は通用しない。・・・・・

cf: イラク派遣準備開始(11/15)

Posted by tjst at 11月16日
URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000297.html
他の分類:イラク戦争 , 国際問題

2003年10月29日

元防衛庁教育訓練局長:自衛隊のイラク派遣を行わないことを首相に求める要望書

加茂市公式ホームページより
自衛隊のイラク派遣を行わないことを求める要望書〜平成15年10月22日〜(PDF)

内閣総理大臣 様 内閣官房長官 様 防衛庁長官 様 外務大臣 様
元防衛庁教育訓練局長 新潟県加茂市長 小 池 清 彦

自衛隊のイラク派遣を行わないことを求める要望書

・・・・・
12 重ねて申し上げますが、自衛隊員は、日本国憲法の下で祖国防衛のために自衛隊に入隊して来た人達であって、イラクを始め世界のゲリラ戦の戦場に赴くために入隊して来た人達ではありません。それなのに「国益」の二文字を以て、外国のゲリラ戦の戦場で、自衛隊員の命を危険にさらし、命を犠牲にすることを強いることは、憲法違反の行為であることはもとより、政府の契約違反行為であり甚だしい人権侵害であります。国民一人ひとりの幸福を離れて真の「国益」はありません。

13 貴台は、理不尽なる海外派兵によって自己の崇高なる祖国防衛の志に全く反して、遠く異境のゲリラ戦場に派遣され、一つしかない生命を危険にさらされることに対する24万の自衛隊員とその家族の無念と悲痛な思いが全くお分かりにならないのでしょうか。・・・・・

全文:


平成15年10月22日

内閣総理大臣 様 内閣官房長官 様 防衛庁長官 様 外務大臣 様

元防衛庁教育訓練局長 新潟県加茂市長 小 池 清 彦

自衛隊のイラク派遣を行わないことを求める要望書

1 イラク特措法は、形式的には成立いたしましたが、憲法違反の法律であります。

2 イラク特措法第2条第3項は、「戦闘行為」を「国際的な武力紛争の一環として行われる人を殺傷し又は物を破壊する行為をいう。」と定義しております。そして政府は、「国際的な武力紛争」とは、「国又は国に準ずるものの間の武力紛争」であって、「国に準ずるもの」とは、せいぜいで交戦団体であると説明しておられるのであります。しかし、「交戦団体」であり得るためには、相手方がこれを承認することが必要ですから、「交戦団体」というものは、めったに存在するものではありません。

3 従って、イラク特措法においては、国家間の武力紛争における戦闘行為のみが戦闘行為と定義されているのであります。即ちイラク特措法においては、正規軍の戦闘行為のみが戦闘行為なのであって、不正規軍との戦闘行為即ちゲリラ戦は、戦闘行為ではないのであります。これは、戦時国際法上の「戦闘行為」の概念とは全く異なるものであり、イラク特措法は、戦時国際法にも違反する法律であります。

4 このように、イラク特措法では、不正規軍とのゲリラ戦の戦場であるイラク全土が非戦闘地域なのであって、イラク全土が自衛隊を派遣できる地域となっているのであります。

5 本年7月23日の党首討論において、民主党の菅代表の「イラクのどこが非戦闘地域なのか言って下さい。」との質問に対し、総理は「私に分かるわけがないじゃないですか。」と答弁されました。しかし、これは完全にごまかして答弁されたものであって、イラク特措法によれば、「イラク全土が非戦闘地域であります。」というのが正確な答弁であったはずであります。

6 現代の武力紛争即ち戦争は、ほとんどが不正規軍とのゲリラ戦であります。従って、イラク特措法の論理に従えば、自衛隊を世界のほとんど全ての戦場に派遣することが可能となるのであります。

7 ゲリラ戦の戦場に派遣された武装した部隊である自衛隊は、不正規軍であるゲリラから攻撃を受ければ、これに応戦し、戦闘が行われ、武力が行使されることになります。即ちゲリラ戦の戦場への自衛隊の派遣は、不正規軍であるゲリラからの攻撃を受ければ、さらには攻撃を受けそうになれば、自ら武力を行使することを、その派遣の目的の一つにしているのであります。

8 一方、「「武力を行使する目的を持って、武装した部隊を海外へ派遣すること。」即ち「海外派兵」は、憲法第9条に違反する許されざる行為である。」というのがこれまでの日本国政府の一貫した憲法解釈であり、このことは現在も変わっておりません。しかるに前述のとおり、ゲリラ戦の戦場への自衛隊の派遣は、「武力を行使する目的を持って、武装した部隊を海外へ派遣すること」であり、明らかに海外派兵であります。従って、イラク特措法は、明確な憲法違反の法律であります。

9 このような憲法違反の法律に基づく、憲法違反の自衛隊イラク派遣は、厳に慎むべきであります。

10 本年5月1日のブッシュ大統領の戦闘終結宣言から10月20日までのわずか半年もたたない間のゲリラ戦における、米軍の死者は200人、英軍の死者は18人、その他の国の軍隊の死者は4人といわれております。負傷者の数は、その5倍近くにのぼるものと推定されます。これは、米英軍の攻撃が開始されてから米大統領の戦闘終結宣言までの イラク軍との戦闘期間中における米軍死者139人、英軍死者33人の合計を大きく上回るものであります。これらは、アメリカの民間団体が米国防総省、中央軍司令部及び英国防省の発表に基づき集計した結果をインターネットのホームページに掲げている数字であります。これは、イラク全土が、ベトナム戦争やチェチェン紛争と同様の泥沼化したゲリラ戦の状態になっていることを示しております。政府が陸上自衛隊の派遣を計画しておられるというイラク南部も、決して安全ではありません。イラク全土が不正規軍によるゲリラ戦の戦場なのであります。航空自衛隊の航空機の派遣を計画しておられるというバグダッド空港に至っては、ゲリラ戦の戦場の中心部であります。輸送機に鉄板を貼ったくらいで、飛行中のミサイル攻撃や駐機中のロケット
攻撃を防げるものではありません。

11 日本国憲法の下で自衛隊法第52条(服務の本旨)には、「隊員は、わが国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、・・・事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託にこたえることを期するものとする。」とあります。ここには、自衛隊の使命は、「わが国の平和と独立を守る」ことだとはっきり明記してあるのであって、外国のゲリラ戦の戦場に赴くことだとは書いてないのであります。さらに自衛隊員は、「服務の宣誓」の中で、この条文に定めてあることに加えて、「日本国憲法を遵守」することを宣誓しておりますので、憲法違反の海外派兵に参加してはならないのであります。

12 重ねて申し上げますが、自衛隊員は、日本国憲法の下で祖国防衛のために自衛隊に入隊して来た人達であって、イラクを始め世界のゲリラ戦の戦場に赴くために入隊して来た人達ではありません。それなのに「国益」の二文字を以て、外国のゲリラ戦の戦場で、自衛隊員の命を危険にさらし、命を犠牲にすることを強いることは、憲法違反の行為であることはもとより、政府の契約違反行為であり、甚だしい人権侵害であります。国民一人ひとりの幸福を離れて真の「国益」はありません。

13 貴台は、理不尽なる海外派兵によって自己の崇高なる祖国防衛の志に全く反して、遠く異境のゲリラ戦場に派遣され、一つしかない生命を危険にさらされることに対する24万の自衛隊員とその家族の無念と悲痛な思いが全くお分かりにならないのでしょうか。

14 日本国政府は、アメリカを支援し、イラク復興のため諸外国に比して極めて多額のお金をお出しになるとのことであります。この要望書においては、お金を出されることについて、深く論ずることはいたしません。初回分として15億ドル(1,565億円)のお金をだすことは、その是非は別として、それだけで十分アメリカ政府を満足させるものであることを指摘するにとどめておきます。一方、人を出すということは我が国の存亡と国民の幸せに対し、極めて重大な好ましくない結果を生むのであります。フランス、ドイツ、ロシア、中国は、金も人も出しておりません。イスラム教国は、いずれも派兵しておりません。アジアで派兵しているのは韓国のみであり、この国は朝鮮戦争でアメリカに大きな恩義がある特別の国なのであります。この度のイラク戦争は、歴史的にみるならば、千年以上にわたるキリスト教徒とイスラム教徒の熾烈な戦いの延長との見方も成り立つのであります。そのような戦場に人まで派遣し、火中に飛び込む栗のような行動を取ることは、取り返しのつかない結果を生む外交、軍事上の大失策となるでありましょう。

15 平和憲法の下で、イラク派兵が強行されるならば、もはや、憲法の歯止めはなくなります。現在は、世界の戦場のほとんど全てが不正規軍とのゲリラ戦の戦場なのであります。かくて、世界の警察官としてのアメリカの行くところ自衛隊は世界のほとんどの戦場に派兵されることになります。その時自衛隊に入隊しようとする人は激減し、徴兵制を敷かざるを得なくなりましょう。その結果再び日本人は、海外の戦場で命を落とすことになるのであります。先の大戦で散華された英霊が最も望まれなかった事態となるのであります。また、現在の自衛隊における明るく民主的な気風も、やがて荒れすさんだものに変って行くことを危惧いたします。

16 憲法第9条が存在しているがゆえに、日本国民は、朝鮮戦争にも、ベトナム戦争にも、その他多くの戦争に参加することから免れることができました。今後とも、憲法第9条の持つ意義を十分にわきまえて、海外派兵を慎むべきであります。日本は、海外派兵中心の防衛政策から祖国防衛中心の防衛政策に転換すべきであります。そのことは、「剣は磨くべし、されど用うべからず。」という古今の兵法の鉄則、日本武士道の本義にも合致することであります。みだりに兵を動かさず、自衛隊員の命を大切にして、24万の自衛隊員とその家族をいつくしみ、渾身の勇を振るってアメリカの圧力から自衛隊員とその家族を守ってこそ、真の為政者であり、大和もののふであると確信いたします。冷酷なる為政者として日本歴史に名をとどめるようなことは、決してなさらぬよう心からお願いするものであります。

敷島の大和心を人問はば イラク派兵はせじと答へよ