櫻井よし子: 国立大学を潰す「遠山」文科省
週間新潮 2003.7.17 p146-147 連載コラム 日本のルネッサンス第76回
「確実に日本の力を削ぎ落としていく国立大学法人化法
案が、7月8日参議院文教科学委員会で可決された。・・・
この法律で、日本の知の拠点である国立大学の教育、研
究は自滅していくと幾千もの教授たちが語る。
・・・東大理学部教授の松井孝典氏もそのひとりだ。教
授は地球の起源と成り立ちを説いた新理論を、1986年、
『Nature』誌に発表、世界の注目をあびた気鋭の学者で
ある。・・・
「本当に重要なのは、くだらない研究をいかにやらない
かです。一流かどうかは、ここでわかれます」
くだらない研究とは、ある種の見当がつき、経費も大よ
そ予想できるような研究である。プロの研究者なら目を
つぶっていても書けるつまらない研究が、法人化された
大学で幅をきかせるようになるのは風に見えている。意
味ある研究は退けられ、近視眼的研究と考え方のみがは
びこっていくなかで、官僚は580にのぼる理事、監事職
に天下り、1500から2000万円近くの高給を食む。遠山氏
はじめ文科官僚らがこの国の大学を食い潰していくの
だ。」
tjst
|7月27日
|URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000040.html
|国会審議の形骸化
, 国立大学法人制度の欠陥
, 国立大学法人法