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国立大学独立行政法人化の諸問題: 日本国憲法と教育基本法の改正問題


2/14 宮台氏『私たちは「憲法が国家への命令」であるのを知っているか』日本国憲法と教育基本法の改正問題
1/17 自衛隊イラク出兵 に宮城県学者・文化人・法律家有志279名 緊急抗議声明 2004.1.16イラク戦争 , 研究者から社会へ , 大学の使命 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
1/13 「なぜなら、イラクは出口のない泥沼だからだ」イラク戦争 , 荒廃の諸相 , 国際問題 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
1/11 アクション111:小樽ー東京ー大阪ー京都ー呉ー鳥取ー香川ー北九州日本国憲法と教育基本法の改正問題
1/10 自衛隊師団長によるデモ自制要求についての山口二郎氏のコメント日本国憲法と教育基本法の改正問題
12/30 国際平和ミュージアム館長:自衛隊派遣の閣議決定を厳しく批判noblesse oblige , イラク戦争 , 荒廃の諸相 , 大学の使命 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
12/28 池澤夏樹氏「自衛隊の派遣は大きな間違いであるとぼくは考えます。」noblesse oblige , イラク戦争 , 荒廃の諸相 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
12/27 岩井 春樹「憲法9条の詩」イラク戦争 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
12/26 ネット署名:自衛隊のイラク派遣に反対する研究者の声明イラク戦争 , 研究者から社会へ , 大学の使命 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
12/26 高校生の参加メモ:教育基本法改悪反対12・23全国集会日本国憲法と教育基本法の改正問題
12/24 教基法改正反対市民集会12/23に4000人が参加日本国憲法と教育基本法の改正問題
12/23 本日11時半より教育基本法を守る全国集会:於日比谷公会堂日本国憲法と教育基本法の改正問題
12/14 「なぜ、銃撃戦の真最中に戦車に石を投げ付けてくるやつがいるのか」イラク戦争 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
12/13 ブッシュ政権下でのイラク撤兵の可能性イラク戦争 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
12/13 「日米安保条約を尊重すればイラク派兵はできない」イラク戦争 , メディアの諸問題 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
12/11 「政治家はこの程度の理屈で、国民を戦争に行かすのか」イラク戦争 , 荒廃の諸相 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
11/06 CEBcアンケートへの6政党回答:憲法・教育基本法改正の是非について日本国憲法と教育基本法の改正問題
10/29 元防衛庁教育訓練局長:自衛隊のイラク派遣を行わないことを首相に求める要望書イラク戦争 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
10/19 改竄された教育改革フォーラムの議論日本国憲法と教育基本法の改正問題
8/20 国立大学法人制度下の使命国立大学法人制度の欠陥 , 国立大学法人法 , 大学の使命 , 大学の自治 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
8/10 中村北大総長 最高裁の司法消極主義を批判司法制度の形骸化 , 大学の使命 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題

2004年02月14日

宮台氏『私たちは「憲法が国家への命令」であるのを知っているか』

憲法が憲法として機能するための国民常識とは何か? - MIYADAI.com Blogより

・・・・・では、必要な理解とは何か。
■第一に、憲法が統治権力への命令であること。詳しく言うと、(1)憲法が国民から統治権力への命令で、(2)法律が統治権力から国民への命令で、(3)憲法が法律に優越するとは、国民からの命令の範囲内でのみ統治権力は国民に命令しうるということだ。

・・・・・憲法は憲法意思を参照して初めて意味を持つ。法律が原則として立法意思と関係ないのと対照的だ。
■盗聴法や個人情報保護法への広汎な異議申し立てがなされた際、政府は国会で「そうした意図(立法意思)はない」という答弁を繰り返したが、無意味だ。政府や国会が代替わりすれば、法律に書いてないこと(意図の類)が統治権力を制約することなどあり得ない。
・・・・・
■憲法においては「事情が変わった」かどうかを判断するのは国民で、そう判断したのなら国民が憲法(統治権力への命令)を変えねばならない。変えない限り憲法制定時に始祖が意思した本義は永久に不変だ。国民は文面ではなく当初の本義を参照せねばならぬ。
・・・・・
■さて、私たちに憲法常識はあるか。例えば「憲法が国家への命令」であるのを知っているか。もし知っていれば、衆参両院の憲法調査会でしばしば出る「日本国憲法には権利規定ばかりで義務規定が少ないのはオカシイ」という幼稚園レベルの議論はありえない。
■「事情変更の原則」が通用しないのを知っているか。知っていれば、事情が変わったので当初吉田茂が認めなかった自衛権が認められるようになる、などあり得ない。・・・・・
■とするなら、私たちは憲法を改正しなければならない。その意味を次回詳しく述べる。

2004年01月17日

自衛隊イラク出兵 に宮城県学者・文化人・法律家有志279名 緊急抗議声明 2004.1.16

2004年1月17日午前9時現在呼びかけ人: 学者85名、文化人77名、法律家117名(計279名)

自衛隊のイラク出兵に反対する緊急抗議声明

政府は、本日ついに「イラク特措法」に基づき自衛隊をイラクに本格的に出動させ始めました。これは、アメリカとイギリスとを主軸とする無法な軍事攻撃と、これに引き続く形で行われている軍事占領に、日本が軍事力をもって積極的に加担しようとする暴挙です。

この暴挙がイラクのひとびとの強い批判や反撥を招き、抵抗行動を激化させることは必至であり、人道復興を支援するどころか、逆に軍事力による虐殺行動の拡大に手を藉し、自衛隊を戦闘行動に赴かせる危険極まりないものです。

自衛隊のイラク出兵は、憲法上も国際法上も許されないことは勿論のこと、日本を、中東やアジアをはじめとする国際社会から孤立させ、憎悪と不信の対象と化する愚挙です。私たちは、人道と憲法の名において、そして何よりも人間の名において、自衛隊のイラク出兵を絶対に許すことができません。

この声は、いまやあらゆるところに満ちています。私たちは、人間の理性と良心をかけ、政府に対し、自衛隊のイラク出兵について強く抗議するとともに、出兵の即時中止を要求するものです。

2004年1月16日

宮城県学者・文化人・法律家有志
呼びかけ人代表

宮 田 光 雄(東北大学名誉教授)
小田中 聰 樹(東北大学名誉教授)
犬 飼 健 郎(弁護士)

呼びかけ人名簿 2004年1月17日午前9時現在

〔学者〕(85名)
浅 野 富美枝 (宮城学院女子大学教員)
浅 見 定 雄 (東北学院大学名誉教授)
安孫子   麟 (元東北大学教授)
荒 川 由美子 (尚絅学院大学教授)
石 栗 義 雄 (元東北大学教員)
石 田 一 彦 (尚絅学院大学女子短期大学部教授)
和 泉   修 (東北大学名誉教授)
板 垣 乙未生 (東北大学教授)
伊 藤 一 義 (東北学院大学教授)
伊 藤 博 義 (東北文化学園大学教授・宮城教育大学名誉教授)
井 上 千 弘 (東北大学助教授)
大 石 直 正 (東北学院大学嘱託教授)
大 内 秀 明 (東北大学名誉教授)
大 崎 節 郎 (東北学院大学名誉教授)
大 平   聡 (宮城学院女子大学教授)
大 村   泉 (東北大学教授)
小笠原   卓 (元東北大学教員)
小田中 聰 樹 (東北大学名誉教授)
小田中 直 樹 (東北大学助教授)
片 岡   彰 (東北大学助手)
片 山 知 史 (東北大学助手)
金 田 重 喜 (東北大学名誉教授)
上 山 真知子 (山形大学教員)
刈 田 啓史郎 (元東北大学教授)
刈 田 美知子 (尚絅学院大学女子短期大学部教授)
河 相 一 成 (東北大学名誉教授)
川 端 純四郎 (東北学院大学講師)
菅 野   仁 (宮城教育大学助教授)
黒 滝 正 昭 (宮城学院女子大学教授)
小 玉 邦 子 (元東北大学教員)
小 山 富 男 (東北大学助手)
近 藤 佳代子 (宮城教育大学教授)
斎 藤 尚 生 (東北大学名誉教授)
斉 藤 豊 治 (東北大学教授)
佐 竹 保 子 (東北大学助教授)
佐 藤 直 由 (東北文化学園大学教授)
柴 田 吉 郎 (東北大学技官)
柴 田 行 男 (東北大学助教授)
志 村 憲 助 (東北大学名誉教授)
下 山 克 彦 (東北大学職員)
新 屋 達 之 (立正大学助教授)
杉 山 弘 子 (尚絅学院大学女子短期大学部教授)
鈴 木 謙 爾 (東北大学名誉教授)
鈴 木   知 (宮城学院女子大学名誉教授)
鈴 木 法日児 (宮城教育大学教授)
関 口 栄 一 (東北大学名誉教授)
関 本 英太郎 (東北大学教授)
曽根原   理 (東北大学助手)
高 城 和 義 (東北大学教授)
高 木 龍一郎 (東北学院大学教授)
高 橋   満 (東北大学助教授)
田 嶋 玄 一 (東北大学助手)
田 中 史 郎 (宮城学院女子大学教員)
田 中 輝 和 (東北学院大学教授)
武 田   忠 (宮城教育大学名誉教授)
竹 内   峯 (東北大学名誉教授)
照 井   敬 (元神戸商船大学教授)
冨 田   真 (東北大学助教授)
冨 永 智津子 (大学教員)
長 岡 龍 作 (東北大学助教授)
中 森 孜 郎 (宮城教育大学名誉教授)
西 村 俊 昭
仁昌寺 正 一 (東北学院大学教授)
野 呂 ア イ (尚絅学院大学教授)
野 呂   正 (宮城教育大学名誉教授)
服 部 文 男 (東北大学名誉教授)
半 田 恭 雄 (東北大学名誉教授)
東   義 也 (尚絅学院大学女子短期大学部助教授)
樋 口 晟 子 (東北福祉大学教授)
日 野 秀 逸 (東北大学教授)
広 中 俊 雄 (東北大学名誉教授)
外 尾 健 一 (東北大学名誉教授)
細 谷   昂 (東北大学名誉教授)
槙   哲 夫 (東北大学名誉教授)
松 野   豊 (東北大学名誉教授)
村 岡 俊 三 (東北大学名誉教授)
宮 田 光 雄 (東北大学名誉教授)
宮 脇 弘 幸 (大学教員)
守 屋 克 彦 (東京経済大学教授・弁護士)
柳 父 圀 近 (東北大学教授)
柳 原 敏 昭 (東北大学助教授)
山 下 直 治 (宮城教育大学教授)
吉 田 寛 一 (元東北大学教員)
吉 田 正 志 (東北大学教授)
J.F モリス (宮城学院女子大学教員)

〔文化人〕(77名)
青 木 康 弘 (バプテスト仙台南教会・牧師)
青 田 百合子 (薬剤師・みやぎ保健企画代表取締役)
揚 野   昇 (福島・鹿島栄光教会、協力牧師)
阿 南 陽 二 (医師・坂総合病院・外科)
和 泉 敬 子 (仙台YWCA監事)
井 田 士 朗 (医師)
稲 垣 達 也 (ピアニスト・作曲家)
井 上 博 之 (歯科医師)
氏 家 和 子 (宮城県保険医協会理事・歯科医師)
大 窪   豊 (医師)
大 沼   隆 (仙台川平教会・牧師)
大 村 武 平 (宮城県保険医協会監事・歯科医師)
笠 原 英 樹 (宮城県保険医協会理事・医師)
神 谷 真那美 (日本音楽家ユニオン東北地方本部代表運営委員・ピアニスト)
川 端 英 子 (のぞみ文庫)
北 村 龍 男 (宮城県保険医協会理事・医師)
興 野 義 一 (宮城県保険医協会顧問・医師)
久 慈   了 (医師・坂総合病院医局長・泌尿器科)
郷 津 隆 幸 (日本音楽家ユニオン東北地方本部代表運営委員・クラリネット)
小 熊   信 (坂総合病院副院長・外科)
郷 家 智 道 (宮城県保険医協会理事長・歯科医師)
後 藤 東 陽 (写真家)
小 西   望 (日本基督教団仙台北教会・牧師)
小 林 康 浩 (ピアニスト・作曲家)
小 林 喜 成 (牧師)
駒 形   貴 (歯科医師)
斎   基 之 (宮城県保険医協会歯科部会幹事・歯科医師)
斎 藤 善 雄 (元高校教師・ふるかわ平和のつどい)
佐 藤   忍 (医師)
佐 藤 行 夫 (医師・中新田民主病院)
笹 森 長次郎 (宮城県保険医協会専門部員・医師)
島   和 雄 (宮城県保険医協会歯科部会幹事・歯科医師)
清 水 達 雄 (宮城県保険医協会副理事長・医師)
神   久 和 (医師・坂総合病院成人病クリニック所長)
杉 山 昭 男 (日本福音ルーテル教会・牧師)
鈴 木 啓 子 (NPO関係者)
鈴 木 勝 利 (宮城県保険医協会副理事長・歯科医師)
高 橋   征 (宮城県保険医協会専門部員・歯科医師)
高 橋   克 (医師・五橋メンタルクリニック医長)
高 橋 義 一 (宮城県保険医協会理事・医師)
高 平 つぐゆき(作曲家・合唱指揮者)
田 野 み よ (医師)
丹 野   仁 (医師・坂総合病院・小児科科長)
塚 野 淳 一 (日本音楽家ユニオン東北地方本部代表運営委員・チェリスト)
出 浦 秀 隆 (元高校教師)
寺 島 一 郎 (宮城県保険医協会歯科部会幹事・歯科医師)
戸 枝   慶 (前仙台YWCA会長)
苫米地 サトロ (シンガーソング・ライター)
南 部 敏 郎 (うたごえの店バラライカ代表)
西 澤 晴 代 (子どもの人権を守る宮城県連絡会事務局長)
沼 沢   溥 (宮城県保険医協会副理事長・歯科医師・核戦争を防止する宮城医師歯科医師の会代表)
長谷川 精 一 (仙台YMCA理事)
長谷部 栄 佑 (医師)
畠 山 タ ツ (医師・坂総合病院・内科)
早 川   寿 (演出家)
彦 坂 直 道 (医師・宮城厚生福祉会理事長)
廣 田 清 方 (宮城県保険医協会副理事長・医師)
日 向   康 (作家)
広 瀬 俊 雄 (医師・仙台錦町診療所・産業医学センター)
深 田   寛 (牧師)
細 川   覚 (日本基督教団石巻栄光教会・牧師)
増 田 家次子 (こどものほんのみせ・ポラン)
町 田 幸 雄 (医師・若林クリニック所長)
松 浦 真 吾 (宮城県保険医協会理事・医師)
三 浦 経 子 (宮城県保険医協会理事・医師)
三 井 啓 示 (牧師)
宮 沼 弘 明 (医師・坂総合病院副院長・内科)
村 口 喜 代 (医師)
村 口   至 (医師)
矢 崎 春 彦 (宮城県保険医協会理事・医師)
箭 内   登 (民主文学会)
吉 田   隆 (日本キリスト改革派仙台教会・牧師)
横 山 寛 勝 (元高校教師・吉野作造を学ぶ会)
横 山 成 紀 (医師・長町病院附属クリニック所長)
横 山 成 樹 (医師・中新田民主医院名誉院長)
山 田   裕 (医師)
渡 辺 愛 雄 (演劇鑑賞会)

〔法律家〕(117名)
青 木 正 芳 (弁護士)
赤 松   實 (弁護士)
阿 部   潔 (弁護士)
阿 部 弘 樹 (弁護士)
阿 部 泰 雄 (弁護士)
荒     中 (弁護士)
石 井 慎 也 (弁護士)
石 神   均 (弁護士)
石 田 眞 夫 (弁護士)
犬 飼 健 郎 (弁護士)
井 上 順 子 (弁護士)
井 上 庸 一 (弁護士)
井 野 一 弘 (弁護士)
井野場 晴 子 (弁護士)
内 田 正 之 (弁護士)
遠 藤 孝 夫 (弁護士)
逢 坂 由紀子 (弁護士)
大 橋 洋 介 (弁護士)
岡 崎 貞 悦 (弁護士)
小 川 昌 幸 (弁護士)
奥 山   梢 (弁護士)
織 田 信 夫 (弁護士)
小 高 雄 悦 (弁護士)
小野田 耕 司 (弁護士)
小野寺 照 東 (弁護士)
小野寺 信 一 (弁護士)
小野寺 友 宏 (弁護士)
小野寺 義 象 (弁護士)
小 幡 佳緒里 (弁護士)
角 山   正 (弁護士)
加 藤 雅 友 (弁護士)
鹿 又 喜 治 (弁護士)
鎌 田 健 司 (弁護士)
神 坪 浩 喜 (弁護士)
亀 田 紳一郎 (弁護士)
川 原 眞 也 (弁護士)
官 澤 里 美 (弁護士)
北 見 淑 之 (弁護士)
清 藤 恭 雄 (弁護士)
日 下 俊 一 (弁護士)
草 場 裕 之 (弁護士)
倉 林 千枝子 (弁護士)
小 島 妙 子 (弁護士)
小 関   眞 (弁護士)
小 向 俊 和 (弁護士)
崔   信 義 (弁護士)
齋 藤 信 一 (弁護士)
齋 藤 拓 生 (弁護士)
斉 藤 睦 男 (弁護士)
坂 野 智 憲 (弁護士)
佐 川 房 子 (弁護士)
佐久間 敬 子 (弁護士)
佐々木 健 次 (弁護士)
佐々木 好 志 (弁護士)
佐々木 雅 康 (弁護士)
佐 藤 敏 宏 (弁護士)
佐 藤 正 明 (弁護士)
佐 藤 正 彦 (弁護士)
佐 藤 美 砂 (弁護士)
佐 藤 美 保 (弁護士)
佐 藤 由紀子 (弁護士)
庄 司 捷 彦 (弁護士)
杉 山 茂 雅 (弁護士)
鈴 木 宏 一 (弁護士)
鈴 木 忠 司 (弁護士)
鈴 木 裕 美 (弁護士)
須 藤   力 (弁護士)
十 河   弘 (弁護士)
高 橋   治 (弁護士)
高 橋 輝 雄 (弁護士)
高 橋 春 男 (弁護士)
高 橋 善由紀 (弁護士)
武 田 貴 志 (弁護士)
武 田 初 江 (弁護士)
千 葉 晃 平 (弁護士)
千 葉 達 朗 (弁護士)
勅使河原 安夫 (弁護士)
照 井 克 洋 (弁護士)
土 井 浩 之 (弁護士)
豊 田 喜久雄 (弁護士)
豊 田 耕 史 (弁護士)
内 藤 千香子 (弁護士)
中 谷   聡 (弁護士)
新 里 宏 二 (弁護士)
沼 波 義 郎 (弁護士)
野 呂   圭 (弁護士)
袴 田   弘 (弁護士)
橋 本 治 子 (弁護士)
服 部 耕 三 (弁護士)
花 島 伸 行 (弁護士)
馬 場   亨 (弁護士)
半 澤   力 (弁護士)
藤 田 紀 子 (弁護士)
舟 木 友比古 (弁護士)
堀 内 政 司 (弁護士)
増 田   祥 (弁護士)
増 田 隆 男 (弁護士)
松 井   恵 (弁護士)
松 尾   大 (弁護士)
松 倉 佳 紀 (弁護士)
松 坂 英 明 (弁護士)
松 澤 陽 明 (弁護士)
松 下 明 夫 (弁護士)
丸 山 水 穂 (弁護士)
水 澤 亜紀子 (弁護士)
水 谷 英 夫 (弁護士)
村 上 敏 郎 (弁護士)
村 田 知 彦 (弁護士)
村 松 敦 子 (弁護士)
守 屋 克 彦 (弁護士・東京経済大学教授)
門 間 久美子 (弁護士)
山 田 忠 行 (弁護士)
山 谷 澄 雄 (弁護士)
吉 岡 和 弘 (弁護士)
米 谷   康 (弁護士)
我 妻   崇 (弁護士)
渡 邊 大 司 (弁護士)

2004年01月13日

「なぜなら、イラクは出口のない泥沼だからだ」

カレル・V・ウォルフレン「アメリカからの「独立」が日本人を幸福にする」
実業之日本社, 2003.12.18, ISBN 4-408-32202-4.

・・・・・・大規模な戦争は時代遅れだということは、日本人が第二次世界大戦以降、心の底から感じてきたことだ。それだけに、日本政府がアメリカのイラク占領を支援するために自衛隊を派遣すると約束したのは、実に皮肉である。
日本の人々は、イラクに兵士を送っているほかのすべての国が、悲惨な結果をもたらすこの間違った企てに参加する愚かしさを理解するときーーそれは近いうちにやってくるはずだーーまで、自衛隊のイラク派遣が先送りされ、為政者たちがこの約束をすっかり忘れてくれることを、ただ願うだけだ。イラクへの自衛隊派遣という約束を破ることは、日本の国益に大いにかなっているのである。
なぜなら、イラクは出口のない泥沼だからだ。・・・・・・

参考:
Creative Space における抜粋(2003.12.21)
cf: カレル・ヴァン・ウォルフレン(鈴木主税訳)
人間を幸福にしない日本というシステム
新潮OH!文庫 ISBN 4-10-290008, 2000.10.10刊. (抜粋

2004年01月11日

アクション111:小樽ー東京ー大阪ー京都ー呉ー鳥取ー香川ー北九州

[JCJふらっしゅ]277号 <アクション111 日程情報版>
[購読登録・購読解除]http://www.mag2.com/m/0000102032.htm

◎ 明日は、アクション111の日です。
<各地のアクション111情報>
□ アクション111@東京
□ アクション111@大阪
□ アクション111@京都
□ ピース・アクションin呉
□ アクション111@小樽
□ アクション111@鳥取
□ STOPイラク派兵!アクション111in香川
□ アクション111@北九州
◎アクション111とは・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
           明日は、アクション111の日です。
┌────────────────────────────────────┐
│            ◇◆日・程・情・報◇◆             │
└────────────────────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■アクション111──戦争を回避せよ、イラク派兵は認めない。
──────────────────────────────────────

●「あれがきっかけだったよね」 十年後にそう言いたくない──

□■アクション111@東京□■
集合日時 2004年1月11日(日)午後0:30〜2:00(午後0時開場) 

集合場所 日比谷公会堂 
アクセス 帝都高速度交通営団各線「霞ヶ関」駅C1〜4出口またはB2出口より徒
歩3分
東京都交通局三田線「内幸町」駅A7出口より徒歩2分 
参加費 500円(学生無料) 
プログラム 黒田征太郎さんによるライブペインティング
吉永小百合さん・岸恵子さんのメッセージを披露
横井久美子さんによる歌のメッセージ
大阪―東京の集会会場を結んでの電話中継実況報告(2004/1/8修正)
集会後、常盤橋公園までデモ行進 
主催 「アクション111」実行委員会
mailto:iii@aqua.ocn.ne.jp
TEL/FAX:06-6191-5313
ご案内 できれば、手作りの看板や横断幕を持参してください。
マスク・ヘルメットなどの、ものものしいのはご勘弁を!

□■アクション111@大阪□■
イラク派兵STOP! アクション111カンサイピースウォーク
集合日時 2004年1月11日(日)午後1時 
集合場所 中之島公園女神像前 
アクセス 大阪市交通局御堂筋線/京阪電鉄本線「淀屋橋」駅から徒歩約2分 
参加費 無料 
プログラム 公園で約30分のアピールタイムの後、心斎橋に向けてウォークします。

心斎橋には午後2時45分到着予定です。  
主催 アクション111カンサイピースウォーク実行委員会
mailto:action111kansai@yahoo.co.jp
TEL:090−9042−6129  
ご案内 参加申込はいりません。当日参加OKです
途中参加歓迎です!5分でも10分でもいっしょにウォークしましょう。
楽器・鳴り物・プラカードも大歓迎!
マスク・ヘルメットなどの、ものものしいのはご勘弁を! 

【呼びかけ人】(50音順)
尾辻かな子(大阪府議)
桂睦子(茨木市議)
長尾ゆり(大阪高校生平和のつどいサポーター)
長崎由美子(市民の絆大阪)
松村史邦(フリーター)
なみほ(環境コンサルタント)
野々上愛(高槻市議)
増田京子(箕面市議)

□■アクション111@京都□■
1月11日京都・全国同時アクション

―― 1月11日午後1時11分 自分がいるその場所で 1分間「音」をたてよう
♪ ――
一人でもできる、でも一人ではない。東海道五十三次ゆかりの京都・三条大橋から 
〜つながれ、非戦行動の輪を!

集合日時 2004年1月11日(日)午後0時30分 
集合場所 三条大橋東詰 
アクセス 京阪電鉄本線・鴨東線「京阪三条」駅/京都市交通局東西線「三条京阪」
駅下車 
プログラム 1時11分にI・☆ぢ音I・・ぢを立てたあと、四条河原町までウォーク 
主催 1月11日アクション 京都実行委員会
mailto111kyo@mail.office.ne.jp
TEL:075−711−8086(事務局)/070−5671−2871(PH
S)
ご案内 参加は自由です。
雨天決行です。
音の出るものや、何か表現するものを持ってきてください。 もしなくても、気軽に
ご参加ください。 

【呼びかけ団体】
ATTAC京都、
ぎゃざりんぐ・kyo−to・2004、
手づくり「平和」学講座実行委員会
※その他、呼びかけ団体を募集中です!

□■ピース・アクションin呉□■

被爆県・呉からイラクに自衛隊を送らせない
陸と海から、
行くな
殺すな  殺されるな!の声を

●1月11日、 海上自衛隊呉基地へ集まろう!

集合日時 2004年1月11日(日)午後2時 
集合場所 アレイカラス小島公園 
プログラム 平和船団で派兵用桟橋(Fバース)を包囲
歌、踊りなどのパーフォーマンス。リレートーク。
平和船団による基地の実態説明。多くの人に基地の実態を知ってもらう。陸とのエー
ルの交換。
広島県内のみならず、全国にも呼びかけます。北九州、北海道や小牧からのアピール
も。
ピースサイクルの人たちが、広島から呉に自転車でやってきて集会に合流するという
企画も検討中です。 
主催 ピースリンク広島・呉・岩国 
呉市幸町3−1 小田原、湯浅
Tel:0823−21−2414
Fax:0823−21−2514
有事立法はイケン広島県市民連絡会 

ヒロシマは、呉からの揚陸艦(輸送艦)「くにさき」の派兵が確実視される中で、今
あわただしくなっています。被爆地にある呉が、戦後初の、<戦争状態>が続くイラ
クに自衛隊が出て行く作戦において、その一角を担う地となることは、絶対に容認で
きません。早ければ、1月半ばにも出て行く可能性があります。

そこで1月11日呉基地で、イラクへの派兵を許さないというつどいを持ちます。ヒ
ロシマが、戦争状態の地に自衛隊を送り出す役割を果たすことについて、私はどうす
るのか?が問われている。この点を、自らの生き方としてどうとらえるのか?

つきましては、呼びかけ人になっていただき、当日の行動を盛り上げていただきたく、
お願いするものです。了承していただける場合は、下記の連絡先にFax,電話、メ
イルなどでお知らせください。

【呼びかけ人】
さとうしゅういち、岡本三夫、森瀧春子、木原省治、横原 由紀夫、馬場浩太、久野
成章、土井桂子、戸村良人、進藤狂介、難波 郁江、浜根和子、柴田もゆる、嘉指信
雄、橋本 真、池田幸慶、佐久間佳子、河合知義、平木 薫、坪山和聖、前田 勝章、
武藤 貢、奥原弘美、実国義範 、藤井純子、宮地靖子、篠原 收、久保田十一郎、
伊達 純、小田原栄子、 湯浅一郎、平岡典道、堀野元治、平賀伸一、松藤富隆
35名(12/28現在)

□■アクション111@小樽□■
小樽でもアクション111に賛同して全国一斉の行動をともにやります。

集合日時 2004年1月11日(日)午後1時少し前 
集合場所 長崎屋小樽店駅側玄関前 
アクセス JR函館本線「小樽」駅下車すぐ 
プログラム 音鳴らし
ご案内 音が出るもの、楽器、なべ、へら、おもちゃなど持参してください。 

□■アクション111@鳥取□■
鳥取市での成人式にあわせてアクションを起こします。
鳥取市の新成人の皆さんに広範な市民で組織している「やめてよイラク戦争inとっ
とり」のメンバーが成人式会場周辺で自衛隊のイラク派兵中止を訴えています。そし
て、「ACTION111 全国いっせいに行動」にあわせて、午後1時11分から、
音での平和への意思をします!

集合日時 2004年1月11日(日)12時30分  
集合場所 鳥取市民会館前 
アクセス JR山陰本線・因美線「鳥取」駅下車徒歩15分 
参加費 無料 
問合せ 山本悟己
mailto:peacetottori@yahoo.co.jp
TEL:090−9206−0860 
ご案内 参加申込はいりません。
当日参加OKです。
途中参加大歓迎です!
5分でも10分でもいっしょに行動しましょう。
楽器・鳴り物・プラカードも大歓迎!
音の出るもの持参で集まってください。 

□■STOPイラク派兵!アクション111in香川□■
集合日時 2004年1月11日(日)12時 
集合場所 田町交番前(高松市南新町商店街内) 
アクセス 高松琴平電鉄琴平線・長尾線・志度線「瓦町」駅下車 
参加費   
プログラム 商店街をピースウォーク
三越横商店街角でミニ・ピースコンサートのあと、「音」たて 
主催 「ゆるすな戦争!香川の会」
s-watanabe@gikai.pref.kagawa.jp

□■アクション111@北九州□■
集合日時 2004年1月11日(日)午後0時半〜2時 
集合場所 JR鹿児島本線「小倉」駅前 
アクセス JR鹿児島線・北九州高速鉄道北九州モノレール線「小倉」駅下車 
プログラム 情宣活動をしながら、午後1時11分から1分間 みんなで音をたてま
す。
主催 新ガイドラインに異議あり!北九州行動会議 

◎アクション111とは・・・

自衛隊のイラク派兵に反対する意思表示を
アクション111は、イラクへの自衛隊派兵に反対の意思を示すために企画されたア
クションです。イラク派兵は100%憲法違反です。 9条改憲に反対する人はもちろん、
反対していない人も、ぜひ参加してください。

アメリカ追随のイラク派兵は、エスカレートする「解釈改憲」の極み。主権者(国民)
無視、法手続き無視のこうしたやり口を阻むという一点で、この際友達とも不仲な人
ともスクラムを組みましょう。

このアクションはイラク派兵に反対する人ならどなたでも参加自由。どの組織、どの
グループに属していようがかまいませんし、無所属・無党派の方々の「個人参加」も、
もちろん大歓迎です。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【訂正】[JCJふらっしゅ]2004/01/10 276号◎◎Y記者の「ニュースの検証」
2)自衛隊イラク派遣の報道で、防衛庁が取材の自粛を要請 で、よけいな文字列が
ありました。→共同通信は、「省庁が『公式』な形で報道機関に自粛を要請するのは
異例」と報じている。としている。←この、<としている。>の部分です。訂正しま
す。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●編集部より――――平和憲法をかかげる日本が、国際的な批判の高まる米国の軍事
行動に協力しようとしています。当メールマガジンでは、この流れに歯止めをかけ、
平和への大きな連帯のネットワークを広げようという立場から、みなさんから寄せら
れる戦争反対、平和を求める声や活動予定などを随時紹介していきます。ぜひ、情報
をお寄せください。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ふ┃ら┃っ┃し┃ゅ┃情┃報┃「JCJふらっしゅ」新年の取り組み
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛────────────────────────
★新年明けましておめでとうございます。おかげさまで「JCJふらっしゅ」は、創
刊1周年を迎えました。発行はほぼ日刊、発行本数265号を数え、定期購読者数は
700名を超えました。また、延べ発行部数は90000部を超えました。これも読
者の皆様のおかげと心より感謝申し上げます。
☆発刊以来、イラク戦争反対、有事法制反対などのたたかいに取り組み、また昨年1
1月には憲法再生フォーラム(有志)と共同で「総選挙に向けた共同アピール」の拠
点として大きな力を発揮しました。今年は、さらに大きな平和のネットワークを広げ
ることを目標に、内容の拡充と発行体制の強化のほか、発行基盤の協同組合化なども
野に成長を図って参ります。

 今年も応援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。「1周年応援カンパ」の
取り組みも引き続き宜しくお願い申し上げます。

▽郵便振替▽ 00130−5−612601 口座名 JCJふらっしゅ
 ◇個人 1口 1000円(1口以上)
 ◇団体 1口 3000円( 〃  )

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
◇ 日本ジャーナリスト会議(JCJ)のご案内 
http://www.jcj.gr.jp/jcjwhats.html
*下記ホームページもごらんください。
 日本ジャーナリスト会議のHP http://www.jcj.gr.jp/index.html
 OBアピール http://www.jcj.gr.jp/~yuji/ob1.html
 JCJ有事法廃案実行委
http://www.jcj.gr.jp/~yuji/jikkoui1.html

2004年01月10日

自衛隊師団長によるデモ自制要求についての山口二郎氏のコメント

PUBLICITY No.824(2004/01/08/木) 【投稿紹介】の転載
Publicity 登録:http://www.emaga.com/info/7777.html

自衛隊のイラク派遣という憲法違反が、師団長によるデモ自制要求という新たな憲法違反を生み出している・・・・・・
▼軍優先の社会への移行〜山口二郎氏

▼北海道大学の山口二郎氏から、以下の文章をいただいた。ひでぇ話である。一つの出来事が、非常に重大な問題をいくつか孕んでいる。この文章を読めば、ぼくが山口氏の文章を「端正だ」と感じる感覚を、多くの読者にも共有していただけるだろうと思う。


軍優先の社会への移行・・・
第11師団長によるクーデターの予告

竹山さん、いつもご苦労様です。大変勇気づけられながらよんでいます。

自衛隊派兵に関連して、北海道でとんでもないことが起こっているのをご報告します。みなさんにも伝えてください。

1月6日、札幌雪祭りの雪像づくりの作業開始式で、雪像づくりを行う自衛隊第11師団(札幌市真駒内駐屯)の師団長は、雪祭り会場の大通公園周辺で、イラク派兵に反対する市民のデモ、行動が起こった場合、自衛隊が雪像づくりから撤収する可能性があると述べた。

これに対して、札幌市は自衛隊の雪像づくりを円滑に進めるため、大通公園付近における市民の集会、デモ等に対して、公園の管理者として退去するよう指導するという方針を決めた。(以上の事実経過は、北海道新聞1月6日夕刊および7日朝刊による)

私はこの記事を読んで、クーデターの予告だと思いました。雪祭りを人質にとって、イラク派兵に反対する市民の活動をするなと、自衛隊の責任者が堂々と恫喝したのです。

政府の行動、方針に対して意見を表明する自由は、民主主義の大前提であり、基本的人権の根幹です。

これに対して自衛隊の責任者が正面から挑戦するとは、一体どういうことか。

自衛隊員が、国民の支持のもとにイラクに行きたい気持ちは分かりますが、国民に対して派兵に反対するなと要求することとは全く別です。

自衛隊員にはそのような要求を行う権利はないわけで、この師団長の発言は明らかな越権行為です。

雪祭りの手伝いをしてほしければ、市民として当然の権利行使を控えろと要求するその態度は、クーデターを起こす軍人のそれにつながるものだと思います。

自衛隊のイラク派遣という憲法違反が、師団長によるデモ自制要求という新たな憲法違反を生み出しているわけです。

さらに大きな問題は、札幌市役所が自衛隊のご機嫌を取るあまり、大通公園付近における市民の行動についてあらかじめ抑制する方針を決めたということです。

法に基づいて市民の権利を擁護すべき市役所が、自衛隊のご機嫌を取るために市民の権利を制約するなどというのは、言語道断です。

上田札幌市長は、市議会で派兵に反対する意志を明確にしていたので、市役所のお偉方は自衛隊との関係について神経過敏になっているのでしょう。

それにしても、このような市役所の対応は、これまた法の支配の否定であり、軍への従属です。

この出来事は、日本の社会が軍優先に移行しつつあることを如実に物語っています。

もう1つの問題は、メディアです。

こんな重大な発言をきちんと取り上げないメディアとは一体なんでしょうか。

北海道新聞は6日の夕刊の1面トップでこれを報道し、7日の社説でも自衛隊を批判していました。

しかし、大新聞では、私の見た限り、日経が短く報道しただけで、他は全く触れていませんでした。

朝日、毎日は何をやっているのだ。

またNHKも、6日夜のニュースで、自衛隊の活躍を紹介する記事(イラン地震救援隊、松島航空基地のジェット機訓練、雪祭り雪像製作開始)を流していました。

その中で、当の問題発言をした師団長の式辞も流していたのですが、厳しい環境の中で雪像を作るという部分を紹介しただけで、市民社会に対する挑戦的な言辞の部分はカットしており、そうした問題発言をしたという報道は全くありませんでした。

昨今のNHKの姿勢からすれば驚くに値しませんが、それにしてもこれほどまでに権力を翼賛する報道をしていて彼らは恥ずかしくないのでしょうか。

最後に、自衛隊にただ乗りして、一部の業者の利権と化した雪祭りなんぞ、この機会にやめちまえ。

1月11日12時半からの、日比谷公会堂における派兵反対集会に、一人でも多くの方のご参加をお願いします。

山口二郎


2003年12月30日

国際平和ミュージアム館長:自衛隊派遣の閣議決定を厳しく批判

自衛隊のイラク派遣閣議決定についての立命館大学国際平和ミュージアム館長見解 2003.12.10
ウェブログ「低気温のエクスタシーbyはなゆー」 >時事&社会問題>
立命館大学国際平和ミュージアムと日本平和学界について!経由

政府は、2003年12月9日の臨時閣議で、イラク復興支援特別措置法に基づく自衛隊派遣の基本計画を閣議決定した。戦争中の国への武装部隊の派遣計画であり、私は、これを厳しく批判する。・・・・・

(4)私は、こうした動きが、憲法や教育基本法の「改正」に向かう流れの中で起こっていることを憂慮する。国連憲章をも超えると言われる「不戦原理」を基調とする平和憲法を「押し付け憲法」「腰抜け憲法」と中傷する人々が、日本を「戦争のできる国」に変えようとする流れの中で、今次決定が行われていることの意味は重大である。私は、「平和・共生外交基本法」の制定を中心に、アメリカや北朝鮮を含むすべての国々との対等・平等・互恵・不可侵の平和的国家関係を結ぶことを基調とする「無事づくりの安全保障政策」こそが必要であると確信している。

2003年12月10日
立命館大学国際平和ミュージアム・館長  安斎育郎

2003年12月28日

池澤夏樹氏「自衛隊の派遣は大きな間違いであるとぼくは考えます。」

パンドラの時代 No 4 池澤夏樹氏「ロバは撃つべきか」より

・・・・・人を殺せる道具を手にして、疑心暗鬼の状態で、見知らぬ人々の前に立つ。
 日本の兵士はそういう状況の中へ送り込まれようとしています。・・・・・
・・・・・ 日本国憲法の前文と第九条は、国家の運営に暴力を用いないという宣言です。
 第二次大戦で数千万の死体を積み上げたことへの反省、見知らぬ者を殺し、家族を殺され家を焼かれたことへの反省から、日本人は国の運営に暴力を用いないと決めた。

 この宣言は後に少しずつ歪められ、結局のところ日本はまた軍隊を持つことになりました。

・・・・・

 親の体験はなかなか子供には伝わりません。まして孫にとっては遠い話。
 血まみれ焼けこげの死体が目の前に転がっていたなんて、あまり聞きたい話ではない。
 今、世の中は享楽に満ちています。そういう社会を日本人は築いてきた。

 だけど、その先で暴力は待っているのです。

・・・・・

 政治家が軽い言葉をやりとりしたあげく、自分たちは戦乱の地に送り出される。
 殺されるかもしれない。殺すかもしれない。
 どういう時にどう行動すればよいか、基準がない。
 これは戦争なのか、戦争ではないのか、最も大事なこの点があまりに曖昧で、何をやってもやらなくても、後で非難されそう。

 政治家はアメリカの方しか見ていません。具体的な判断は現場に押しつける。いざとなったら逃げる気でいる。
 これは軍隊のありかたとしても不幸なことです。
 シビリアン・コントロールが悪い形で機能している。

・・・・・

人を殺せる道具を手にして、疑心暗鬼の状態で、見知らぬ人々の前に立つ。
 日本の兵士はそういう状況の中へ送り込まれようとしています。

・・・・・

日本人もまた異文化に対して無知で不器用です。
 戦後58年間、われわれはアメリカしか見てきませんでした。
 だから、日本の兵士はアメリカ軍の失敗をそのまま踏襲することになるでしょう。
 イスラムを知らず、武力によって社会を壊された人々の恨みを理解せず、民衆に支えられたレジスタンスの威力を知らないまま、戦地に送られる。
 現地について最も詳しいNGOの人たちの意見を容れる気配もない。

 今、自衛隊が行くことには何の意味もありません。
 イラクの人々の暮らしがよくなるわけではないし、国際社会で日本の評判が上がるわけでもない。
 得るものより失うものの方がずっと多い。

・・・・・

 自衛隊の派遣は大きな間違いであるとぼくは考えます。
(池澤夏樹 2003−12−28)

(・・・・・は引用時に省略した部分)

2003年12月27日

岩井 春樹「憲法9条の詩」

[JCJふらっしゅ]2003/12/27 263号より
[購読登録・購読解除] http://www.mag2.com/m/0000102032.htm

   憲法九条
              岩井 春樹

イラクの国に踏み込んで
いのちをねらわれ
いのちを撃ち殺す
これが戦場でなくてなんだ
憲法九条あるかぎり
自衛官の君のいのちも
ゲームセンターの若者も
退職者のぼくのいのちも
戦争のために使ってはならないのだ
港も トラックも
梵鐘の音一つ 石ころ一つ
恋人との別れの涙ひとしずくも
この国では
戦争のためにはないのだ

憲法九条とは
共に生きようとする意志だ
だから
装甲車のキャタピラで
イラクの大地を踏みつけてはいけない
イラクの人々のいのちに
機関銃の照準をあててはいけない
イラクの砂漠の一ミリも
塹壕のために掘ってはいけない
パイプラインも 山岳も
一本の草も 一枚のレンガも
一滴の石油も
侵略のために使ってはいけない

高原をわたる風や
砂の音やオアシスや
火を吹く油田やレンガ工場や
麦や米やジャガイモや
ピスタチオやナツメヤシや
あらゆるものを動員して
いのちの喜びを取り戻せ
働く呼吸を砂漠にひびかせよ
憲法九条はそういうたたかいだ
            (詩人会議会員)

2003年12月26日

ネット署名:自衛隊のイラク派遣に反対する研究者の声明

ネット署名サイト:http://poll.ac-net.org/3/

自衛隊のイラク派遣に反対する研究者の声明へのネット署名の呼びかけ

現在、小泉政権は自衛隊をイラクに派遣しつつあります。たとえ一国平和主義といわれようとも、第2次世界大戦以後、国家の行為として他国民を殺傷したことがなかったことは、我々日本人の誇りだったはずです。日本はいつから、為政者の思いつきで憲法を無視できる無法国家になったのでしょうか。自衛隊のイラクへの派遣を即刻中止することを政府に要求する呼びかけに賛同してくださるよう、全国の研究者の皆様に訴えます。なお、この署名は1月11日東京で開かれる派兵反対集会において紹介いたします。

2003年12月26日

呼びかけ人代表 山口二郎 北海道大学

赤井 純治(新潟大学),在田 一則(北海道大学),五十嵐 尤二(新潟大学),池内 了(名古屋大学),伊豆 利彦(元横浜市立大学),出水 薫(九州大学),一楽 重雄(横浜市立大学),一條 眞古人(北海道大学),岩永 定(鳴門教育大学),宇野 忠義(弘前大学),浦辺 徹郎(東京大学),大谷 尚子(茨城大学),大野 裕(名古屋大学),神沼 公三郎(北海道大学),河合 崇欣(名古屋大学) ,北川 勝弘(名古屋大学),栗山 次郎(九州工業大学),小島 純一(茨城大学),小林 邦彦(名古屋大学),小林邦彦(名古屋大学),駒田 聡(京都教育大学),近藤 義臣(群馬大学),後藤仁敏(鶴見大学短期大学部),斎藤 周(群馬大学),佐久間 正(長崎大学),笹沼 弘志(静岡大学),志賀 徳造(東京工業大学),清水 肇(東北大学),庄司 惠雄(お茶の水女子大学),白井 浩子(岡山大学),白井 深雪(東京大学),鈴木 恒雄(金沢大学),竹浪 聰(富山大学),田澤 紘一郎(信州大学),谷本 盛光(新潟大学),多羅尾 光徳(東京農工大学),塚本 次郎(高知大学),辻下 徹(北海道大学),豊島 耕一(佐賀大学),中川 弘毅(千葉大学),中村 郁(北海道大学),仲尾 善勝(琉球大学),永井 實(琉球大学),永岑 三千輝(横浜市立大学),根森 健(新潟大学),能條 歩(北海道教育大学),野田隆三郎(元岡山大学),橋本 満(電気通信大学),長谷川 浩司(東北大学),服部 昭仁(北海道大学),浜本 伸治(富山大学),濱田 武士(東京海洋大学),早川 洋行(滋賀大学),福島 和夫(信州大学),藤田 詠司(高知大学),藤本 光一郎(東京学芸大学),本田 勝也(信州大学),前田 靖男(東北大学),増子 捷二(北海道大学),間嶋 隆一(横浜国立大学),松田 彊(北海道大学),松尾 孝美(大分大学),松方 冬子(東京大学),三島 徳三(北海道大学),宮本 孝甫(琉球大学),森 英樹(名古屋大学),森本 淳生(京都大学),山形 定(北海道大学),山口 和秀(岡山大学),山根 正気(鹿児島大学),吉岡 直人(横浜市立大学),吉田 正章(九州大学),渡辺 信二(立教大学),渡辺 明日香(北海道大学),渡辺 勇一(新潟大学),渡邉 信久(北海道大学)

自衛隊のイラク派遣に反対する研究者の声明

 現在、小泉政権はアメリカの求めに従って自衛隊をイラクに派遣しようとしている。現地には、イラク特措法でいう安全な場所は存在しないことは明らかであり、また自衛隊はイラク国民の切望する平和や復興のためよりも、アメリカ軍によるイラク支配を支援しに行くことも明白である。このまま自衛隊が派遣されれば、それはアメリカ軍と一体の軍事組織とみなされることは不可避である。そして、自衛隊はアメリカ軍支配に反発するさまざまな勢力による武力攻撃の標的となる危険性はきわめて高い。また、それに対する自衛手段とはいえ、自衛隊が現地の人々を殺傷する可能性も大きい。

 日本国憲法制定以来、憲法第9条のもと、国家の行為として他国民を殺傷したことがなかったことこそ、日本人の誇りだったはずである。この誇りがいまや打ち捨てられようとしている。小泉政権は、国民の反対を無視し、国民に対する十分な説明もなしに、憲法を踏みにじろうとしているのである。

 イラクの復興のために日本が協力することは当然であるにしても、それはあくまでイラク人の願いに沿った協力であるべきである。また、イラクの復興は国連を中心とする国際社会の協力によって達成すべきものである。イラクの地に軍靴の足跡をつけるためだけの自衛隊派遣は、真の平和と復興をもたらすことにもつながらない。

 我々は政府の暴挙を座視することはできない。小泉政権による憲法9条の実質的な廃棄を許すことはできない。また、権力保持に汲々とする為政者の都合で自衛隊員を危険にさらすことも看過できない。我々は政府に対し、自衛隊のイラク派遣決定を撤回するよう要求する。

2004年1月

イラク派兵に反対する研究者の会

高校生の参加メモ:教育基本法改悪反対12・23全国集会

Publicity Vol 814 より 教育基本法改悪反対12・23全国集会参加メモ(高校生)
(Publicity 講読申し込み:http://www.emaga.com/bn/bn.cgi?7777)

【投稿紹介】
▼兵庫の高校生、影本さんからの投稿。教育基本法改正に反対
する集会に参加したメモです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
23日は

子どもは「お国」のためにあるんじゃない!教育基本法改悪反
対12・23全国集会

に行ってきました。4000人の集会で全都道府県から参加者
がいたそうです。「子どもはお国のためにあるんじゃない」と
いう大きな点で合意をした人たちが集まっていました。個人的
にはいろんな人がいて「とりあえず」成功と言っていいかなと
思います。

しかし現行の憲法、教基法の枠内で起こったえげつない事実(
cf阪神教育闘争)を一概に無視をして「今の教基法最高!」
というムードに多少なっていたのではないか・・・という感じ
もしました。けっこうその辺りはジレンマだったんですが、そ
れでも未完全なこの集会をきっかけにして大きなものになって
いくことを期待します。

集会後のデモは5000人まで膨らんだらしく、先頭から最後
尾まで20分くらいあったと思います。その後2次会、3次会
とかなりディープかつ刺激的な話を聞いて帰りました。

この集会ではたくさんの方々が発言をされました。しかし、ぼ
くもボランティアスタッフでずっと客席にいることができなか
ったので、呼びかけ人+川田龍平さんの発言しかメモってない
んですがそれだけアップします。

大内裕和:教育の新自由主義改革。新しい格差と統制。中曽根
がしつこくやりたがっていたもの(臨教審)。自由=市場化&
競争→学校選択、大学法人化。この動きにマスコミも同調して
いる。一部の学校選択化導入地域では生徒集めの競争が激化し
ている。それが自由と個性を伸ばすのか?それなら選択ができ
る高校、大学はどこでも個性化しているはず。しかし、偏差値
しか見られていない。幼稚園、小学校から早期での親の金の格
差が出てくる。

教育の新自由主義改革の統制のポイントは「個性」。どこにも
「個性」という言葉があってとても画一的。とにかく説明責任
。個性の採点。非人間的な意欲関心態度の採点→人間への介入
。そして教師にも介入→つまり、教育委員会からの介入。

今日ここにいる教員は不適格教員。ここにいる夫婦は不適格家
庭。広島での民間人校長自殺事件。学校を経営体へとしていっ
ている。「ヒロシマ」でこのようなことが広がっている。今こ
そ教組の役割が問われている。この状況を放置してはいけない
。全国各地に声があることが知れた。

三宅晶子:「心のノート」。まさに国定教科書。使用の強制。
教基法10条が空文化されている。行政のやりたいことができ
るようになっている。グローバリズムが教育の場まで来ている
。大人が物言えない世界になっているが、それが幼稚園児から
行われようとしている。

「新自由主義的心」とでもいうもの→・常に前向きであること
・社会を批判しない・差別されてもそれを受け入れる。これら
が小さいうちからつくられ愛国心となる。

心のノートの「わたしのせんせい」というページは先生の好き
な面、笑顔、楽しいところだけを子ども達に書かせる。「あり
がとうって言えますか」のページでは、「はい」と「いいえ」
の2つのボタンがあって、こう書いてある。→『「いいえ」と
答えたらもう一度、迷っている人には「はい」のボタンに触れ
ようとする心があるんだよ』

子どもにこのようなことを言わせる。多数派の道徳、ファシズ
ム。そうゆう日本を愛せよと言っている。国家と私たちの良心
の対決である。

高橋哲哉(途中からのメモ):愛国心の「国」とは国家である
。国を愛するとは幻想である。愛の対象は限りなく多様。だか
ら幻想国家であっても愛することの存在、つまり国を愛したい
人の自由は個人の自由であるから否定しない。愛国心が独立運
動であることもある。

同じ理由で愛したくない自由も否定できない。何を愛するかま
で法で定められたくない。私は私の愛するものを愛する。愛国
心教育を絶対阻止しなくてはならない。

間違いなく戦争の可能性がある。経済戦争だけでは終わらない
。イラク派兵の記者会見でも「国民の精神が試されている」と
言った。まさにそう。国民の自由が心が試されている。個人の
尊厳、平和な教基法のよい部分を絶対に譲らない。

高橋哲哉(会場の外でのハンドマイクでの発言):この集会は
大宣伝になる。一般の人々にはまだまだ知られていない。日本
社会のあらゆる問題がこの教基法が集約されている。

川田龍平:国によって人の命が奪われる。戦争の被害者と同じ
だ。責任が曖昧になっていると痛感する。国の責任が曖昧にな
っている。「おかしい」と声を挙げないといけない。

戦争とエイズ。責任が曖昧という一環の繋がりがある。曖昧に
なれないために「自分は何のために仕事をしているのか?」と
考えることが大事。それを思っていれば薬害エイズも防げた。
自分もここまで生きれるとは思っていなかった。命や人権が守
られてこそ本当に楽しい世界になる。

小森陽一:呼びかけ人、呼びかけられ人でこの集会は成った。
市民運動の力である。学校現場だけの問題ではないということ
だ。小泉は米国だけについていっている。全面的に加担し、戦
争のできる国になっている。公明党も3時間で「イラク安全」
と言っているがウソである。戦争をする国にしようという人々
はウソを言う。

自衛隊で死者が出るのは確実。憲法と教基法のタッグが崩れよ
うとしている。憲法改正は国民投票が必要。その勢いつくりの
ために教基法をまず改悪する。「国のために人を殺せ」は教育
と通してでしかできない。

米は幼稚園のことから擦り込まれる。擦り込みがされていない
のは日本だけ。米はヨーロッパの英国、中東のイスラエルそし
てアジアの日本が欲しい。戦争のための「日の丸君が代」行政
の末端となれという学校にさせられていく。

かつての戦争を美化させようとしている人たちと今の教基法改
悪派は重なる。来年の通常国会に出させないためにも今日があ
る。「許さない」という一致点で繋がっていこう。皆の力で全
国に広げて下さい。私たちは今日のニュースペーパーのコント
で笑い飛ばせる力を確認した。

2003年12月24日

教基法改正反対市民集会12/23に4000人が参加

山梨日日新聞2003.12.24 教基法改正反対に4000人 組合の枠超え市民集会

次期通常国会への法案提出が検討されている教育基本法改正に反対する大規模な集会が23日、東京都内で開かれ、全都道府県から約4000人が参加した。
 日教組や全日本教職員組合も、組織本体としてではなかったが多くの組合員が参加。「子どもはお国のためにあるんじゃない」を合言葉に、改正反対の一点で幅広く市民が集う初の本格的な全国集会になった。・・・・・

大手紙は報道したのだろうか?

2003年12月23日

本日11時半より教育基本法を守る全国集会:於日比谷公会堂

教育基本法改悪反対! 12・23全国集会

「教育基本法そのものが改悪されるならば、根本的に、最終的に、平和、民主主義、個人の尊厳など、私たちが大切にしてきたものを主張する根拠を失うことになります。」

場 所: 東京・日比谷公会堂
日 時: 12月23日(火・休) 11時半開場 12時半開演
参加費: 無料
出演:ザ・ニュースペーパー(コント)
トーク: 大内裕和さん、小森陽一さん、高橋哲哉さん、三宅晶子さん

2003年12月14日

「なぜ、銃撃戦の真最中に戦車に石を投げ付けてくるやつがいるのか」

町全体を舐め尽くす銃撃戦――戦闘指揮官が戦争終結以来最大の戦闘の内幕を語る――
原文:サイトSoldiers for the Truth

イラク北部サマラにおける反米抵抗勢力との交戦の模様について語ったと伝えられている米軍指揮官の言葉より:

・・・・・私は、イラク人たちが我々に石を投げつけてくるのさえ見た。私は部下 たちに、武器と呼べるものが確認できない限りは撃つなと命令した、しかし私はなぜ 銃撃戦の最中なんかに戦車に石を投げつけてくるやつがいるのか、いまだに理解でき ないでいる。・・・・・
I even saw Iraqi people throwing stones at us, I told my soldiers to hold their fire unless they could indentfy a real weapon, but I still can't understand why somebody would throw a stone at a tank, in the middle of a firefight.

2003年12月13日

ブッシュ政権下でのイラク撤兵の可能性

JMM No.248 Saturday Edition(このリンクは24時間くらいで別の記事に変わる) 
講読申し込み:http://ryumurakami.jmm.co.jp/ (以前はバックナンバーが掲載されていたが廃止されたようだ。購読者を増やすためだろうか、あるいは、冷泉氏の政府批判が余りに的確であることを編集者が恐れたためであろうか。)
■『from 911/USAレポート』 第123回「中道シフト」とイラク派兵
■ 冷泉彰彦:作家(米国ニュージャージー州在住)

・・・・・そんな時期に、自衛隊の派遣が閣議決定されました。この時間感覚のズレには、恐ろ しいものを感じざるを得ません。・・・・・仮にブッシュが再選を果たして、2004年以降も続投となったとしても、ブッシュ政権下でのイラク撤兵ということもあり得るのです。 アメリカ自身が現在の枠組みから手を引こう、一旦はイラクから兵を引こうと真剣に考え始めているのです。世論や軍の意向は、その方向で固まりつつあります。

全ての前提を疑うべきです。例えば、自民党や公明党の幹部が言質を取られた相手の、 ウォルフォヴィッツ国防副長官やアーミーテージ国務副長官などが、2005年以降も留任している可能性は半分以下というところでしょう。「約束した」からと依怙地になって自衛隊を出さねば、と思い詰める理由は日に日に薄くなってゆくのです。・・・・・

世界の大勢に追随するだけが得策とは思いません。ですが、仮にこの「中道シフト」に乗り遅れるままに半端に派兵に走り、そうして何か事故が起きれば、それこそ国益なるものは全て吹っ飛んでしまうでしょう。陸自も空自も出すタイミングはなさそうです。

「日米安保条約を尊重すればイラク派兵はできない」

メディアの辺境地帯
総選挙、「自衛隊イラク派遣」と「読売」社説 2003.11.16 より

・・・・・
■日米安保条約と国連憲章との関係

 「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約」(日米安保条約)の第1条は、締約国が国連憲章に従うことを明記し、国連の目的と両立しないいかなる方法も慎むことを約束している。

 従って、「日米同盟重視の観点」を日米安保の観点と解釈するにしても、国連憲章の違反や脱法化を図った米国のイラクに対する侵略(国連は国連憲章に違反する武力行使を「侵略」と定義している)に日本は協力してはならず、まず米国に国連憲章違反をやめるよう説得しなければならないことになる。

 もし「読売」社説が書いたように、自公保三党が米国に追従し、自衛隊派遣を公に掲げていたのなら、それは同紙のいうところの「日米同盟重視の観点から」おかしいはずなのだが、社説はこの点を全く批判せず、逆に自衛隊派遣に反対する民主党などに噛みついた。

 「読売」がこの社説を掲載するにあたって、国連憲章や安保理決議はおろか、日米安保条約さえ考慮したようにみえないのは、根本的に、同紙が太平洋戦争、第二次世界大戦の誤りから何も学んでおらず、戦争さえ法による支配を受け、所定の手続きに基づかなければならないことを理解していない証拠ではないか。 ・・・・・

2003年12月11日

「政治家はこの程度の理屈で、国民を戦争に行かすのか」

Publicity No 800より

・・・・・もし政府が前文に従うなら、必要なら戦車や戦闘機の派遣も許 されることなのか。国民の多くはそうとは思わないだろう。記 者会見の内容は都合のいい言葉を寄せ集めただけで、全体のバ ランスは著しく欠ける内容であると感じた。(正直に言うなら 、政治家はこの程度の理屈で、国民を戦争に行かすのかという 気持ちである)・・・・・

2003年11月06日

2003年10月29日

元防衛庁教育訓練局長:自衛隊のイラク派遣を行わないことを首相に求める要望書

加茂市公式ホームページより
自衛隊のイラク派遣を行わないことを求める要望書〜平成15年10月22日〜(PDF)

内閣総理大臣 様 内閣官房長官 様 防衛庁長官 様 外務大臣 様
元防衛庁教育訓練局長 新潟県加茂市長 小 池 清 彦

自衛隊のイラク派遣を行わないことを求める要望書

・・・・・
12 重ねて申し上げますが、自衛隊員は、日本国憲法の下で祖国防衛のために自衛隊に入隊して来た人達であって、イラクを始め世界のゲリラ戦の戦場に赴くために入隊して来た人達ではありません。それなのに「国益」の二文字を以て、外国のゲリラ戦の戦場で、自衛隊員の命を危険にさらし、命を犠牲にすることを強いることは、憲法違反の行為であることはもとより、政府の契約違反行為であり甚だしい人権侵害であります。国民一人ひとりの幸福を離れて真の「国益」はありません。

13 貴台は、理不尽なる海外派兵によって自己の崇高なる祖国防衛の志に全く反して、遠く異境のゲリラ戦場に派遣され、一つしかない生命を危険にさらされることに対する24万の自衛隊員とその家族の無念と悲痛な思いが全くお分かりにならないのでしょうか。・・・・・

全文:


平成15年10月22日

内閣総理大臣 様 内閣官房長官 様 防衛庁長官 様 外務大臣 様

元防衛庁教育訓練局長 新潟県加茂市長 小 池 清 彦

自衛隊のイラク派遣を行わないことを求める要望書

1 イラク特措法は、形式的には成立いたしましたが、憲法違反の法律であります。

2 イラク特措法第2条第3項は、「戦闘行為」を「国際的な武力紛争の一環として行われる人を殺傷し又は物を破壊する行為をいう。」と定義しております。そして政府は、「国際的な武力紛争」とは、「国又は国に準ずるものの間の武力紛争」であって、「国に準ずるもの」とは、せいぜいで交戦団体であると説明しておられるのであります。しかし、「交戦団体」であり得るためには、相手方がこれを承認することが必要ですから、「交戦団体」というものは、めったに存在するものではありません。

3 従って、イラク特措法においては、国家間の武力紛争における戦闘行為のみが戦闘行為と定義されているのであります。即ちイラク特措法においては、正規軍の戦闘行為のみが戦闘行為なのであって、不正規軍との戦闘行為即ちゲリラ戦は、戦闘行為ではないのであります。これは、戦時国際法上の「戦闘行為」の概念とは全く異なるものであり、イラク特措法は、戦時国際法にも違反する法律であります。

4 このように、イラク特措法では、不正規軍とのゲリラ戦の戦場であるイラク全土が非戦闘地域なのであって、イラク全土が自衛隊を派遣できる地域となっているのであります。

5 本年7月23日の党首討論において、民主党の菅代表の「イラクのどこが非戦闘地域なのか言って下さい。」との質問に対し、総理は「私に分かるわけがないじゃないですか。」と答弁されました。しかし、これは完全にごまかして答弁されたものであって、イラク特措法によれば、「イラク全土が非戦闘地域であります。」というのが正確な答弁であったはずであります。

6 現代の武力紛争即ち戦争は、ほとんどが不正規軍とのゲリラ戦であります。従って、イラク特措法の論理に従えば、自衛隊を世界のほとんど全ての戦場に派遣することが可能となるのであります。

7 ゲリラ戦の戦場に派遣された武装した部隊である自衛隊は、不正規軍であるゲリラから攻撃を受ければ、これに応戦し、戦闘が行われ、武力が行使されることになります。即ちゲリラ戦の戦場への自衛隊の派遣は、不正規軍であるゲリラからの攻撃を受ければ、さらには攻撃を受けそうになれば、自ら武力を行使することを、その派遣の目的の一つにしているのであります。

8 一方、「「武力を行使する目的を持って、武装した部隊を海外へ派遣すること。」即ち「海外派兵」は、憲法第9条に違反する許されざる行為である。」というのがこれまでの日本国政府の一貫した憲法解釈であり、このことは現在も変わっておりません。しかるに前述のとおり、ゲリラ戦の戦場への自衛隊の派遣は、「武力を行使する目的を持って、武装した部隊を海外へ派遣すること」であり、明らかに海外派兵であります。従って、イラク特措法は、明確な憲法違反の法律であります。

9 このような憲法違反の法律に基づく、憲法違反の自衛隊イラク派遣は、厳に慎むべきであります。

10 本年5月1日のブッシュ大統領の戦闘終結宣言から10月20日までのわずか半年もたたない間のゲリラ戦における、米軍の死者は200人、英軍の死者は18人、その他の国の軍隊の死者は4人といわれております。負傷者の数は、その5倍近くにのぼるものと推定されます。これは、米英軍の攻撃が開始されてから米大統領の戦闘終結宣言までの イラク軍との戦闘期間中における米軍死者139人、英軍死者33人の合計を大きく上回るものであります。これらは、アメリカの民間団体が米国防総省、中央軍司令部及び英国防省の発表に基づき集計した結果をインターネットのホームページに掲げている数字であります。これは、イラク全土が、ベトナム戦争やチェチェン紛争と同様の泥沼化したゲリラ戦の状態になっていることを示しております。政府が陸上自衛隊の派遣を計画しておられるというイラク南部も、決して安全ではありません。イラク全土が不正規軍によるゲリラ戦の戦場なのであります。航空自衛隊の航空機の派遣を計画しておられるというバグダッド空港に至っては、ゲリラ戦の戦場の中心部であります。輸送機に鉄板を貼ったくらいで、飛行中のミサイル攻撃や駐機中のロケット
攻撃を防げるものではありません。

11 日本国憲法の下で自衛隊法第52条(服務の本旨)には、「隊員は、わが国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、・・・事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託にこたえることを期するものとする。」とあります。ここには、自衛隊の使命は、「わが国の平和と独立を守る」ことだとはっきり明記してあるのであって、外国のゲリラ戦の戦場に赴くことだとは書いてないのであります。さらに自衛隊員は、「服務の宣誓」の中で、この条文に定めてあることに加えて、「日本国憲法を遵守」することを宣誓しておりますので、憲法違反の海外派兵に参加してはならないのであります。

12 重ねて申し上げますが、自衛隊員は、日本国憲法の下で祖国防衛のために自衛隊に入隊して来た人達であって、イラクを始め世界のゲリラ戦の戦場に赴くために入隊して来た人達ではありません。それなのに「国益」の二文字を以て、外国のゲリラ戦の戦場で、自衛隊員の命を危険にさらし、命を犠牲にすることを強いることは、憲法違反の行為であることはもとより、政府の契約違反行為であり、甚だしい人権侵害であります。国民一人ひとりの幸福を離れて真の「国益」はありません。

13 貴台は、理不尽なる海外派兵によって自己の崇高なる祖国防衛の志に全く反して、遠く異境のゲリラ戦場に派遣され、一つしかない生命を危険にさらされることに対する24万の自衛隊員とその家族の無念と悲痛な思いが全くお分かりにならないのでしょうか。

14 日本国政府は、アメリカを支援し、イラク復興のため諸外国に比して極めて多額のお金をお出しになるとのことであります。この要望書においては、お金を出されることについて、深く論ずることはいたしません。初回分として15億ドル(1,565億円)のお金をだすことは、その是非は別として、それだけで十分アメリカ政府を満足させるものであることを指摘するにとどめておきます。一方、人を出すということは我が国の存亡と国民の幸せに対し、極めて重大な好ましくない結果を生むのであります。フランス、ドイツ、ロシア、中国は、金も人も出しておりません。イスラム教国は、いずれも派兵しておりません。アジアで派兵しているのは韓国のみであり、この国は朝鮮戦争でアメリカに大きな恩義がある特別の国なのであります。この度のイラク戦争は、歴史的にみるならば、千年以上にわたるキリスト教徒とイスラム教徒の熾烈な戦いの延長との見方も成り立つのであります。そのような戦場に人まで派遣し、火中に飛び込む栗のような行動を取ることは、取り返しのつかない結果を生む外交、軍事上の大失策となるでありましょう。

15 平和憲法の下で、イラク派兵が強行されるならば、もはや、憲法の歯止めはなくなります。現在は、世界の戦場のほとんど全てが不正規軍とのゲリラ戦の戦場なのであります。かくて、世界の警察官としてのアメリカの行くところ自衛隊は世界のほとんどの戦場に派兵されることになります。その時自衛隊に入隊しようとする人は激減し、徴兵制を敷かざるを得なくなりましょう。その結果再び日本人は、海外の戦場で命を落とすことになるのであります。先の大戦で散華された英霊が最も望まれなかった事態となるのであります。また、現在の自衛隊における明るく民主的な気風も、やがて荒れすさんだものに変って行くことを危惧いたします。

16 憲法第9条が存在しているがゆえに、日本国民は、朝鮮戦争にも、ベトナム戦争にも、その他多くの戦争に参加することから免れることができました。今後とも、憲法第9条の持つ意義を十分にわきまえて、海外派兵を慎むべきであります。日本は、海外派兵中心の防衛政策から祖国防衛中心の防衛政策に転換すべきであります。そのことは、「剣は磨くべし、されど用うべからず。」という古今の兵法の鉄則、日本武士道の本義にも合致することであります。みだりに兵を動かさず、自衛隊員の命を大切にして、24万の自衛隊員とその家族をいつくしみ、渾身の勇を振るってアメリカの圧力から自衛隊員とその家族を守ってこそ、真の為政者であり、大和もののふであると確信いたします。冷酷なる為政者として日本歴史に名をとどめるようなことは、決してなさらぬよう心からお願いするものであります。

敷島の大和心を人問はば イラク派兵はせじと答へよ

2003年10月19日

改竄された教育改革フォーラムの議論

教育署名だより第10号

・・・・・鳥居発言の正確な内容は5月28日の衆議院・文科委員会でも求められ、遠山文科大臣自身が追って公表すると答弁した。また、「教育基本法改悪に反対する教職員と市民の会」が行った文科省交渉で、役人は「どさくさ」発言はあったと認めている(交渉報告パンフ)。文科省のホームページにフォーラム報告 が掲載されたのは7月29日で、その内容は新聞報道のものとは異なり、鳥居会長の「問題発言」部分はほとんど消されたものだった。改ざんされていた。・・・・・

156-衆-文部科学委員会-14号 平成15年05月28日 議事録より


○児玉委員 ・・・・・新潟でいえば、彼は中央教育審議会会長として基調講演をした。報道によれば、鳥居氏は、教育基本法を指して、終戦直後のどさくさの中でつくられた法律でいろいろと問題がある、このように述べたようですね。

 周知のことですが、田中耕太郎文部大臣のときに、教育基本法は教育刷新委員会、その中には、皆さん御存じの安倍能成氏、南原繁、芦田均氏、天野貞祐、務台理作、関口鯉吉、森戸辰男氏など多くの方々の真摯な論議の中から生み出されて、そしてその後、閣議、枢密院、第九十二回帝国議会の審議、私も最近機会がありましたので、当時の会議録を読んでみて、この前の議論でもその一部を紹介しましたが、そういうものだと。

 それを指して、どさくさの中でつくられた法律でいろいろ問題がある、こういうふうに言えるのか。私は、鳥居氏が個人としてあれこれ言うことについて取り上げるつもりは全くありません。それはもう彼の自由でしょう。しかし、文部科学省主催のフォーラムで中央教育審議会会長として行った発言は個人の発言ではありません。この点、遠山大臣はどう考えますか。


156-衆-文部科学委員会-14号 平成15年05月28日

○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。

 文部科学省が主催された「教育改革フォーラム 教育改革の推進と教育基本法の改正について」、五月二十五日に新潟で開催されたようです。

 このフォーラムで、鳥居泰彦氏は中央教育審議会会長として基調講演をされたと私は受けとめるんだが、遠山大臣、どうですか。

○遠山国務大臣 今回のフォーラムは中央教育審議会の答申を受けた後のフォーラムでございまして、中間報告の後のフォーラムとはやや違っているのではないかと思います。

 その意味におきまして、中央教育審議会で論じられたこと、また、その答申の意味についてそれぞれの講演者がしっかりとお答えになったということは確かだと思います。

○児玉委員 いや、私が聞いているのは、中央教育審議会会長という肩書で基調講演をされましたね。そのことを確認したい。

○河村副大臣 この基調講演は、中央教育審議会のメンバーの方にお願いをするということになっておりまして、原則として会長がおやりになるのが一番適切である、こう思っておりますから、新潟でおやりになった場合には会長という肩書がつくのは当然だと思いますが、山口でやりました場合にはあの位置に山本委員が来て説明された、こういう経緯もございます。

○児玉委員 そのことをはっきりさせておきましょう。

 新潟でいえば、彼は中央教育審議会会長として基調講演をした。報道によれば、鳥居氏は、教育基本法を指して、終戦直後のどさくさの中でつくられた法律でいろいろと問題がある、このように述べたようですね。

 周知のことですが、田中耕太郎文部大臣のときに、教育基本法は教育刷新委員会、その中には、皆さん御存じの安倍能成氏、南原繁、芦田均氏、天野貞祐、務台理作、関口鯉吉、森戸辰男氏など多くの方々の真摯な論議の中から生み出されて、そしてその後、閣議、枢密院、第九十二回帝国議会の審議、私も最近機会がありましたので、当時の会議録を読んでみて、この前の議論でもその一部を紹介しましたが、そういうものだと。

 それを指して、どさくさの中でつくられた法律でいろいろ問題がある、こういうふうに言えるのか。私は、鳥居氏が個人としてあれこれ言うことについて取り上げるつもりは全くありません。それはもう彼の自由でしょう。しかし、文部科学省主催のフォーラムで中央教育審議会会長として行った発言は個人の発言ではありません。この点、遠山大臣はどう考えますか。

○遠山国務大臣 私は、鳥居先生があの場におきまして基調講演をされたと聞いております。その詳細については、細々としたことまでは聞いておりませんけれども、私は中央教育審議会の答申の内容についてお話しになったのであろうと思います。

 鳥居先生は、中央教育審議会の会長として答申をおまとめいただきました。そして、その内容をお話しいただいたと思いますが、みずからの研究者としての思いあるいは感想ということもその基調講演の中で述べられても、私は当然のことではないかと思います。

○児玉委員 私の言っていることを正確に聞いてほしいのだけれども、彼が研究者であるということは私も承知しているけれども、自分の研究の成果についていろいろお述べになるのは、私は全く御自由だと思う。

 遠山さん、今あなたが言ったように、中央教育審議会のこれまでの論議、それらが教育フォーラムで基調講演で反映されなきゃいけない。皆さんがそこに向けてどんな内容を準備されたかということもきのう私はいただきましたが、文部科学省自身が教育基本法を終戦直後のどさくさの中でつくられた法律だと思っていますか。そして、日本の現在の数多くの研究者がこの教育基本法について通説的にどのように理解しているかというのは、あなたも知っているはずです。

 先日、四月二日のこの質疑の中で、私は、昭和二十二年五月三日の文部大臣高橋誠一郎氏が出した文部省の訓令四号を皆さんに紹介したことがあった。「この法律によつて、新しい日本の教育の基本は確立せられた。今後のわが国の教育は、この精神に則つて行われるべきものであり、又、教育法令もすべてこれに基いて制定せられなければならない。」遠山さん、あなたはこのとき、このときというのは四月二日だけれども、この訓令は生きている、こう言ったじゃありませんか。

 どさくさの中でつくられた法律だ、もしそれを研究者として言うのであれば、それは研究者の中で厳しい批判が集中するだろうけれども、それを私は国会でやろうとは思わない。要するに、中央教育審議会会長としてこのように発言した、それはこの後議論しなければならない。

 そこで大臣に私は求めたいけれども、新潟での中央教育審議会会長の発言を速やかに提出していただきたい。どうですか。

○遠山国務大臣 今回のフォーラムは、御存じのような目的のもとに国民的な議論を深めるために行っているものでございまして、フォーラムに参加していない国民の皆様に議論を深めていただくためにも、フォーラムにおきます基調講演あるいはパネルディスカッションの概要等についてはできる限り早く公表したいと考えております。

○児玉委員 全体の中身も私は拝見したいけれども、鳥居さんのこの基調講演についてはフルテキストで求めたいと思う。どうですか。

○河村副大臣 このフォーラムについては、審議会のような形で議論するような性格の会議でないという点が一点ございますし、それから、基調講演者、パネリストに事前に、全発言の内容を公表するためのものであるというような形で今回会議に臨んでおりません。

 ただ、おっしゃるように、フルテキストという形になるかどうかは別として、議論概要といいますか、それは当然公表しなきゃならぬと考えておりますが、議事録のような形で公表するということに今回のフォーラムについてはいたしておりません。ただ、マスコミの方も皆さん御出席をされておる会議でございますから、決して秘密的にやったものではないことは明らかだと思います。

 それで、せっかく私ここへ立ちましたから、山口では御一緒じゃございませんでした、熊本では御一緒させていただいたのでありますが、だから、もちろんフルテキストでないと、全体を見なきゃわからないとおっしゃるんだろうと思います。マスコミの書き方は、基本法はまさにどさくさで成立、こうなっておりますが、これまで鳥居会長がずっと言われてきたことを私の方で推測いたしますのに、やはり時代の背景といいますか、非常にああいう時代でありますから、国民全般に議論をするような場もありませんし、非常にどさくさ的な、非常にそういう意味での背景があった。

 そのことと、それから問題点があると鳥居会長がよく言われるのは、十一条の短い中に入っている、しかし、ほかの国の基本法を見ていると、非常に精巧に、条文も大きなものをつくってある、そういうものに比較してまだ足らない部分がある、問題がある、こういうような指摘をいつもされておったことを覚えております。

○児玉委員 今の私の要請、すなわち、鳥居氏の基調講演の中身をフルテキストでいただきたい、これは委員長、理事会で協議いただきたいと思います。

○古屋委員長 この問題につきましては、文部科学省並びに中教審の中で御議論をいただいて結論を出していただきたいと思います。

 むしろ、理事会で議論する話ではないと思いますので、まず委員長としてそういう対応をお願いしたいと思います。その上でまた考えさせていただきます。

 以上です。

○児玉委員 あなたは中立公正の立場でこの委員会を進めていただきたい。

2003年08月20日

国立大学法人制度下の使命

国立大学関係者 各位

国立大学法人化関連法が成立し国立大学制度が廃止され国立大学法
人制度に移行しますが、大学に適用する場合の独立行政法人制度の
欠陥が実質的には除去されませんでしたので、余程の「奇跡」がな
い限り、国立大学制度が実現していた諸機能は徐々に失なわれてい
くでしょう。この点について幻想を持たず、また国立大学法人制度
の官制サバイバルゲームの迷路に自失せず、学問と教育の規範を今
迄以上に鮮明にし、社会貢献においてもその規範を墨守し、大学の
使命について社会と大学が認識を共有する時が来ることを辛抱強く
待つことーーこれが国立大学法人制度下におかれる者が担う使命の
重要な部分を成すものと思います。

「学問と教育の規範」の根幹には、知識の体系性・一貫性・全体性
を重視すること、しかしどの理論にも懐疑の余地があり、そのこと
が学問の発展の源泉である、という姿勢を堅持し、理論・価値観・
世界観の多様性を尊重し先入観・非寛容を憎むこと、があると思い
ますが、1998年に全世界の高等教育関係者が確認した規範は、
ユネスコ高等教育世界宣言「21世紀の高等教育に向けての世界宣言:
展望と行動」
に詳細に記載されています。

その中で、「高等教育の使命と機能」の第二条「倫理的役割、自律
性、責任、および先見的機能」に、「倫理的・文化的・社会的問題
に関し、責任を自覚した上で、完全に独立した発言ができなければ
ならない。それは社会が自ら問題を考慮・理解し、その解決のため
に行動するのに必要な一種の知的権威を行使することである。」
「社会・経済・文化・政治の絶え間ない潮流分析に基づき、予測・
警告・阻止のための焦点を提示することによって、批判的および先
見的機能を増進させなければならない。」「その知的能力と道徳的
威信を行使し、ユネスコ憲章にうたわれた平和・正義・自由・平等・
連帯を含む普遍的価値を守り、積極的に広めなければならない。」
等が記されています。

間も無く国会で審議されると予想される教育基本法の改変は、もし
も決まれば初等中等教育の性格を根底から変質させるものです。国
立大学の法人化は余りに身近な問題であったために発言を控えた方
も多かったようですが、教育基本法改変問題については一定の距離
があって発言しやすいのではないでしょうか。大学界全体が、この
問題に責任があることを認識し、種々の立場と角度から自由に議論
し「知的権威を行使する」ことは、大学界の存在理由の一端を社会
に明示する良い機会になると思います。

辻下 徹

追伸.

国立大学法人法案の廃案を求める意見広告、特に、3次・4次の
「有料報道」は、国立大学法人制度の問題点を広く日本社会に伝
える効果がありマスメディアにも一定の影響力を持ち続けることが
期待できます。(数日前にNHKが朝のニュースで国立大学の法人
化について取り上げましたが、地域貢献と産学連携の取りくみを詳
しく紹介した後で、国立大学法人化により基礎研究が衰退する可能
性もあるという趣旨のコメントで締め括っていました。なお、地域
貢献や産学連携を過度に追求することが地方移管や民営化の勧告を
招きかねない、という独立行政法人制度の本性には触れていません
でした。)

なお、この「有料報道」は、呼び掛け人の一部の方が高額の負担を
決意されて実現したものですが、意見広告の会の会計報告(8月8
日)では、かなりの赤字が記載されていました。「有料報道」が、
今後の国立大学法人法に関連する政令・省令等の内容や施行状況に、
一定の影響力を持ち続けると評価されるかたはぜひカンパをお願し
ます。

・郵便振替口座『「法人法案」事務局』
00190−9−702697

・銀行口座 東京三菱銀行 渋谷支店
口座番号 3348763 口座名 法人法案事務局

・連絡先:houjinka@magellan.c.u-tokyo.ac.jp
------
* http://ac-net.org/dgh/03/610-ikenkoukoku.html
http://ac-net.org/dgh/03/701-ikenkoukoku.html

2003年08月10日

中村北大総長 最高裁の司法消極主義を批判

ー数学教育協議会第51回全国研究大会記念講演会にてー

2003年8月9日から3日間,数学教育協議会の全国研究大
会が北海道大学で開催されている。初日の記念講演会で、
中村睦男北海道大学総長が「21世紀に活きる日本国憲
法・教育基本法」という題目で話した。

この中で、「自衛力合憲説は妥当と思うが、武力行使の
目的で自衛隊を他国の領域に派遣する海外派兵は憲法上
許されないので、イラク特措法は違憲の疑いが強い。し
かし、違憲審査制が、最高裁の司法消極主義によって形
骸化しているためにイラク特措法の違憲審査ができない
ことは重大な問題である。この問題の解決には、年間4
000件の審理を抱え違憲審査をする余裕がないとも言
える最高裁とは別に、「憲法裁判所」の導入が望ましい
が、それには憲法改正が必要となり、今の政治情勢では、
それがきっかけとなって日本国憲法の重要な核が変えら
れてしまう懸念がある。しかし、実際には、憲法改正を
せずとも運用によって、最高裁の司法消極主義を克服し
て、違憲審査権を機能させることは可能である。」と述
べた。

また、教育基本法改正の流れについては、「愛国心を法
律で規定することについて十分納得のいく理由付けがな
く、考え方が狭い意味の国家主義に基いており、これか
ら益々重要になっていく国際協調から日本が離れていく
懸念がある。」と批判した。

最後に「日本国憲法は、終戦直後、米国から押しつけら
れたものであるように言われことがあるが、生存権と国
の使命に関する第25条は日本側が主張して設けられた
という経緯が象徴するように、日本国憲法は、戦前から
民権運動の長い歴史を背景として成立した日本独自の憲
法であり、日本国憲法を通してその歴史を継承する必要
がある」と強調した。(サイト管理人記)