2003年12月26日

高校生の参加メモ:教育基本法改悪反対12・23全国集会

Publicity Vol 814 より 教育基本法改悪反対12・23全国集会参加メモ(高校生)
(Publicity 講読申し込み:http://www.emaga.com/bn/bn.cgi?7777)

【投稿紹介】
▼兵庫の高校生、影本さんからの投稿。教育基本法改正に反対
する集会に参加したメモです。
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23日は

子どもは「お国」のためにあるんじゃない!教育基本法改悪反
対12・23全国集会

に行ってきました。4000人の集会で全都道府県から参加者
がいたそうです。「子どもはお国のためにあるんじゃない」と
いう大きな点で合意をした人たちが集まっていました。個人的
にはいろんな人がいて「とりあえず」成功と言っていいかなと
思います。

しかし現行の憲法、教基法の枠内で起こったえげつない事実(
cf阪神教育闘争)を一概に無視をして「今の教基法最高!」
というムードに多少なっていたのではないか・・・という感じ
もしました。けっこうその辺りはジレンマだったんですが、そ
れでも未完全なこの集会をきっかけにして大きなものになって
いくことを期待します。

集会後のデモは5000人まで膨らんだらしく、先頭から最後
尾まで20分くらいあったと思います。その後2次会、3次会
とかなりディープかつ刺激的な話を聞いて帰りました。

この集会ではたくさんの方々が発言をされました。しかし、ぼ
くもボランティアスタッフでずっと客席にいることができなか
ったので、呼びかけ人+川田龍平さんの発言しかメモってない
んですがそれだけアップします。

大内裕和:教育の新自由主義改革。新しい格差と統制。中曽根
がしつこくやりたがっていたもの(臨教審)。自由=市場化&
競争→学校選択、大学法人化。この動きにマスコミも同調して
いる。一部の学校選択化導入地域では生徒集めの競争が激化し
ている。それが自由と個性を伸ばすのか?それなら選択ができ
る高校、大学はどこでも個性化しているはず。しかし、偏差値
しか見られていない。幼稚園、小学校から早期での親の金の格
差が出てくる。

教育の新自由主義改革の統制のポイントは「個性」。どこにも
「個性」という言葉があってとても画一的。とにかく説明責任
。個性の採点。非人間的な意欲関心態度の採点→人間への介入
。そして教師にも介入→つまり、教育委員会からの介入。

今日ここにいる教員は不適格教員。ここにいる夫婦は不適格家
庭。広島での民間人校長自殺事件。学校を経営体へとしていっ
ている。「ヒロシマ」でこのようなことが広がっている。今こ
そ教組の役割が問われている。この状況を放置してはいけない
。全国各地に声があることが知れた。

三宅晶子:「心のノート」。まさに国定教科書。使用の強制。
教基法10条が空文化されている。行政のやりたいことができ
るようになっている。グローバリズムが教育の場まで来ている
。大人が物言えない世界になっているが、それが幼稚園児から
行われようとしている。

「新自由主義的心」とでもいうもの→・常に前向きであること
・社会を批判しない・差別されてもそれを受け入れる。これら
が小さいうちからつくられ愛国心となる。

心のノートの「わたしのせんせい」というページは先生の好き
な面、笑顔、楽しいところだけを子ども達に書かせる。「あり
がとうって言えますか」のページでは、「はい」と「いいえ」
の2つのボタンがあって、こう書いてある。→『「いいえ」と
答えたらもう一度、迷っている人には「はい」のボタンに触れ
ようとする心があるんだよ』

子どもにこのようなことを言わせる。多数派の道徳、ファシズ
ム。そうゆう日本を愛せよと言っている。国家と私たちの良心
の対決である。

高橋哲哉(途中からのメモ):愛国心の「国」とは国家である
。国を愛するとは幻想である。愛の対象は限りなく多様。だか
ら幻想国家であっても愛することの存在、つまり国を愛したい
人の自由は個人の自由であるから否定しない。愛国心が独立運
動であることもある。

同じ理由で愛したくない自由も否定できない。何を愛するかま
で法で定められたくない。私は私の愛するものを愛する。愛国
心教育を絶対阻止しなくてはならない。

間違いなく戦争の可能性がある。経済戦争だけでは終わらない
。イラク派兵の記者会見でも「国民の精神が試されている」と
言った。まさにそう。国民の自由が心が試されている。個人の
尊厳、平和な教基法のよい部分を絶対に譲らない。

高橋哲哉(会場の外でのハンドマイクでの発言):この集会は
大宣伝になる。一般の人々にはまだまだ知られていない。日本
社会のあらゆる問題がこの教基法が集約されている。

川田龍平:国によって人の命が奪われる。戦争の被害者と同じ
だ。責任が曖昧になっていると痛感する。国の責任が曖昧にな
っている。「おかしい」と声を挙げないといけない。

戦争とエイズ。責任が曖昧という一環の繋がりがある。曖昧に
なれないために「自分は何のために仕事をしているのか?」と
考えることが大事。それを思っていれば薬害エイズも防げた。
自分もここまで生きれるとは思っていなかった。命や人権が守
られてこそ本当に楽しい世界になる。

小森陽一:呼びかけ人、呼びかけられ人でこの集会は成った。
市民運動の力である。学校現場だけの問題ではないということ
だ。小泉は米国だけについていっている。全面的に加担し、戦
争のできる国になっている。公明党も3時間で「イラク安全」
と言っているがウソである。戦争をする国にしようという人々
はウソを言う。

自衛隊で死者が出るのは確実。憲法と教基法のタッグが崩れよ
うとしている。憲法改正は国民投票が必要。その勢いつくりの
ために教基法をまず改悪する。「国のために人を殺せ」は教育
と通してでしかできない。

米は幼稚園のことから擦り込まれる。擦り込みがされていない
のは日本だけ。米はヨーロッパの英国、中東のイスラエルそし
てアジアの日本が欲しい。戦争のための「日の丸君が代」行政
の末端となれという学校にさせられていく。

かつての戦争を美化させようとしている人たちと今の教基法改
悪派は重なる。来年の通常国会に出させないためにも今日があ
る。「許さない」という一致点で繋がっていこう。皆の力で全
国に広げて下さい。私たちは今日のニュースペーパーのコント
で笑い飛ばせる力を確認した。

tjst |12月26日 |URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000406.html |日本国憲法と教育基本法の改正問題
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