2003年12月27日

岩井 春樹「憲法9条の詩」

[JCJふらっしゅ]2003/12/27 263号より
[購読登録・購読解除] http://www.mag2.com/m/0000102032.htm

   憲法九条
              岩井 春樹

イラクの国に踏み込んで
いのちをねらわれ
いのちを撃ち殺す
これが戦場でなくてなんだ
憲法九条あるかぎり
自衛官の君のいのちも
ゲームセンターの若者も
退職者のぼくのいのちも
戦争のために使ってはならないのだ
港も トラックも
梵鐘の音一つ 石ころ一つ
恋人との別れの涙ひとしずくも
この国では
戦争のためにはないのだ

憲法九条とは
共に生きようとする意志だ
だから
装甲車のキャタピラで
イラクの大地を踏みつけてはいけない
イラクの人々のいのちに
機関銃の照準をあててはいけない
イラクの砂漠の一ミリも
塹壕のために掘ってはいけない
パイプラインも 山岳も
一本の草も 一枚のレンガも
一滴の石油も
侵略のために使ってはいけない

高原をわたる風や
砂の音やオアシスや
火を吹く油田やレンガ工場や
麦や米やジャガイモや
ピスタチオやナツメヤシや
あらゆるものを動員して
いのちの喜びを取り戻せ
働く呼吸を砂漠にひびかせよ
憲法九条はそういうたたかいだ
            (詩人会議会員)

tjst |12月27日 |URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000417.html |イラク戦争 , 日本国憲法と教育基本法の改正問題
Comments

分類「 イラク戦争, 日本国憲法と教育基本法の改正問題」の記事より

元防衛庁教育訓練局長「シビリアンコントロールに対する信頼が失われます」 - 12/24
山口二郎氏「イラクへの自衛隊派遣に反対する」 - 12/23
国際政治学者と国際法学者の違い - 12/22
与党自らが情報操作を行わざるを得ない理由 - 12/22
"「自衛隊派遣は仕方の無いこと」そこで思考停止だ" - 12/21
「私たちは日本を歓迎します。しかし断じて「今」ではないのです。」 - 12/21
無関心という「罪」の重さ - 12/21
政府のスポークスマンを演じる記者 - 12/21
イラク特需のための自衛隊派遣か - 12/21
陸自説明会で家族が劣化ウラン弾の影響を懸念 - 12/21
「砂漠地帯に宿営する自衛隊員の被ばくは避けられないのではないか」 - 12/20
「そんな中で日本の首相官邸だけが悲壮感を漂わせ・・・」 - 12/20
「朝日のイラク攻撃反対はニセモノ」 - 12/20
"People are now free to fight for their country's sovereignty and not Saddam" - 12/18
"その都度、人間は安易な処方箋を信じて自壊への道をたどった" - 12/17
「最先端の測定装置で被曝の数値を測り安全度を確認する必要性」 - 12/14
「なぜ、銃撃戦の真最中に戦車に石を投げ付けてくるやつがいるのか」 - 12/14
ブッシュ政権下でのイラク撤兵の可能性 - 12/13
「日米安保条約を尊重すればイラク派兵はできない」 - 12/13
NHK の情報操作:「ようこそ日本人」が「ようこそ自衛隊」に - 12/12
「政治家はこの程度の理屈で、国民を戦争に行かすのか」 - 12/11
サマーワでの被爆問題 - 12/09
「死んでからでは何も言えない」 - 12/07
自衛隊イラク派遣、欧州で「断念」報道相次ぐ - 11/16
元防衛庁教育訓練局長:自衛隊のイラク派遣を行わないことを首相に求める要望書 - 10/29