2003年07月22日

落合恵子(作家)氏他:社民党の辻元さん等の逮捕に対する声明および賛同のお願い

[JCJふらっしゅ]2003/07/22 153号より

(==>声明文

 7月18日、社民党・前代議士、辻元清美氏ほか3人が秘書給与詐取事件で逮捕さ
れました。「秘書給与」の流用に関する辻元氏の行為は、本人も認めるとおり違法な
ものであります。しかしながら、私たちはこの逮捕に大きな疑問を抱かざるを得ませ
ん。すでに疑惑発覚から1年数ヶ月が過ぎており、また、辻元氏自身に逃亡の恐れや
証拠隠滅の動きがない現在、逮捕しなければならない理由は、ほとんど見当たりませ
ん。考えられるのは、衆議院の解散・総選挙が具体的日程にのぼり、辻元氏の地元大
阪での市長選挙、知事選挙が間近に迫っているということです。
 つまり、彼女の手足を縛ることが目的であったということでしょう。
 権力側が市民運動出身の代議士であった辻元氏を、政治的思惑によって逮捕したこ
とについて、私たちは、国民の政治参加や行政監視を抑え込む「暗く危険な体制」の
到来を予感します。この際、口をつぐむことなく国民に向かって警鐘を鳴らし、当局
への批判を促したいと考えます。次ページの「声明」にぜひ御賛同ください。
お断りしておきますが、私たちは、社民党あるいは土井たか子さんの応援団ではあり
ません。ふだん、社民党に対して批判的な方々にこそ賛同人に加わっていただきたい
と考えています。
 社民党への攻撃の後、狙われるのは私たちです。

  落合恵子(作家)
  喜福 武(元日本経済新聞社編集局次長)
  斎藤 駿(カタログハウス社長)
  佐高 信(評論家)
  知花昌一(読谷村議・反戦地主)
  吉武輝子(評論家)
  今井 一(ジャーナリスト)

*「声明」は記者会見において発表します。
会見は、7月23日(水) 午後4時より 参議院議員会館にて行ないます。
都合がつく方はぜひ足を運んでください。

*賛同される方は以下にお願いいたします。
●電話:090−3036−0450
●FAX:03−5570−5504
●Eメール:meiyaku@athena.ocn.ne.jp
お名前と肩書きか、居住地をお書き下さい。


                声 明 文

〈要 旨〉
[1]五島昌子元秘書の関与などについての社民党の調査とその報告は実におざなり。
主権者・国民の信頼を失うのは当然だ。私たちはその姿勢を厳しく批判する。

[2]辻元清美氏は違法行為を犯した。だが、今回の逮捕は必要性を欠くものであり、
総選挙を前にした権力側の政治的な思惑によるもの。とても納得できない。

[3]法の下の平等を確保し、国民が真実を知るためにも、この際、国費によって弁
護士や税理士から成る調査隊を形成し、衆参の全議員に対して「秘書給与の実態調査」
を厳格に行なうべきだ。


[1]辻元清美氏が議員を辞職した直後の昨年4月、社民党は「党ぐるみの流用」は
なかったとする党内調査報告をまとめ、与野党やマスコミの疑惑追及に終止符を打と
うとしました。その際、五島昌子元秘書の関与は認めましたが、彼女が流用の指南役
だったとの疑惑は「不明」としていました。
土井たか子党首を守りたい一心でのずさんな調査とその報告。主権者国民をなめては
いけません。
こんな報告で納得するほど国民は馬鹿ではありません。社民党は、自ら進んで真実を
明らかにすべきでした。私たちはそのことを厳しく批判します。

[2]「秘書給与」の流用に関する辻元氏の行為は、本人も認めるとおり違法なもの
でありました。しかしながら、7月18日に執行された辻元氏ほか3人の逮捕に対し
て、私たちは大きな疑問を抱かざるを得ません。
すでに疑惑発覚から1年数ヶ月が過ぎており、また、辻元氏自身に逃亡の恐れや証拠
隠滅の動きがない現在、逮捕しなければならない理由は見当たりません。考えられる
のは、衆議院の解散・総選挙が具体的日程にのぼり、辻元氏の地元大阪での市長選挙、
知事選挙が間近に迫っているということです。
この時期の突然の逮捕に、何の政治的意図がないと言われても、それを額面どおりに
受け取る国民はほとんどいないでしょう。こうした権力側の政治的思惑による市民運
動出身代議士の逮捕に対して、私たちは、国民の政治参加や行政監視を抑え込む「暗
く危険な体制の到来」を予感します。この声明は国民に向けての警鐘でもあります。
当局への批判を促したいと考えます。

[3]家族・親族、両親・妻子を秘書として登録し、ほとんど勤務実体がないにもか
かわらず、秘書給与を国から得ている国会議員が多数存在することはもう誰もが知っ
ている「事実」です。
そして、より大きな疑惑が報道された議員や前・元議員は一人や二人にとどまりませ
ん。そのような人々を放置しておきながら、責任を取って議員を辞職し、流用した秘
書給与分を返済した辻元氏らを敢えて逮捕することが法の下の平等に適っているのか
どうかしっかりと考えなければなりません。
全ての議員に対する厳格な調査を行なうことなく、ある特定の議員を特定の時期に狙
い撃ちする今回の逮捕に、私たちは強く抗議します。
そして、法の下の平等を確保し、国民が真実を知るためにも、この際、国費によって
弁護士や税理士から成る調査隊を形成し、衆参の全議員に対して「秘書給与の実態調
査」を厳格に行なうべきだと考えます。
衆参両院は、速やかにかつ進んでこれを行なうべきです。私たちはこのことを強く要
請します。


2003年7月28日


 *皆さんのお名前
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*なお賛同される方は以下にお願いいたします。
●電話:090−3036−0450
●FAX:03−5570−5504
●Eメール:meiyaku@athena.ocn.ne.jp
お名前と肩書きか、居住地をお書き下さい。

tjst |7月22日 |URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000018.html |その他 , メディアの情報操作 , 司法制度の形骸化
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