[amp 07-04-21] 龍谷大学で、講師の「3年雇止めルール」を完全廃止、他


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│記録: 国際関係学部教員職場集会決議 4月20日

(抜粋)

「われわれは「学園トップ」がその「重い責任」や「職責」にふさ
  わしい処遇を受ける必要性があることや, 前理事長・前総長の学
  園発展への貢献の大きさを何ら否定するものではない。しかし,
  一方で「社会的説明責任」や「学生父母の経済状態」を口実に全
  教職員の賃金・一時金を5%以上(2年間総額14億円以上)もカット
  しておきながら,他方でお手盛りの決定により特定個人の退職慰
  労金をその退任後に遡及的に倍増するというのは,およそ公正と
  は言い難いやり方であると言わざるをえない。」

「われわれは,理事会の上記の決定は,一時金問題ですでに損なわれ
  ている理事会に対する教職員の信頼をさらに深く傷つけるもので
  あると考える。以上に基づいて、改めて理事会に次の3点を要求す
  ることを決議する。

   1. 役員退職慰労金を遡及的に倍増するという3月23日付理事会決
      定について,この決定を撤回すること。

   2. この決定について、「社会的説明責任」の見地から、提案と
      審議の経過を含むより詳しい説明を行うこと。

   3. 一時金カットを2005年にさかのぼって撤回し、カット額を払
     い戻すこと。」

  詳細 =>   組合ニュース4/20添付  ユニオンNo 10
  http://ac-net.org/rtm/f/07unionNo10.pdf (id: rtm, passwd: rtm )
    html版: http://ac-net.org/rtm/No/211


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│記録:朝日4/20 朝刊「立命館の理事長、総長の退任慰労金が倍増に」他

   朝日新聞2007.4.20 (関西)
   「立命館の理事長、総長の退任慰労金が倍増に」
   http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200704200093.html
   ( http://ac-net.org/rtm-net/f/070420-asahi.html )

   京都新聞2007.4.21
   「立命館 前理事長に倍増退職金 教職員から批判も」
   http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007042100039&genre=C4&area=K10
   (  http://ac-net.org/rtm-net/f/070420-kyouto-np.html )

 ¶朝日記事によると、立命の広報課は「学園の拡大で、トップによ
   り重い責任が課せられるようになり、職務にふさわしい慰労金に
   するよう改定した」と述べている。学園の拡大等の絶えざる「改
   革」で職務がとめどなく増えていく現場の職務にふさわしい改定
   は一時金カットや雇止なのであろうか。学園拡大や改革が、トッ
   プの努力だけで実現する、教育研究の現場は教職員という駒を上
   手に操ったり必要があれば入れかえたりすればどうとでもなると
   思い込んでいる人達をリーダーとする大学に未来は感じられない。


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│呼掛:(転載)[kinugasa-forum:0377] 一時金問題に関して
        Tue, 17 Apr 2007 20:59:03 +0900

 「かねて懸案でした一時金訴訟について、時効のことを考えますと
   早急に対処する必要があります。そのためいよいよ一時金訴訟準
   備会を立ち上げたいと思いますが、この準備会の立ち上げのため
   の呼びかけ人を募集したいとおもいます。ぜひ積極的にご応募お
   願いいたします。呼びかけ人になれるという方は下記準備委員ま
   でご連絡願います。準備委員会立ち上げの会は4月27日(金)夕方
   に開催予定です。以上よろしくお願いいたします。

   木田融男、斎藤敏康、佐藤敬二、津止正敏、三浦正行(あいうえお順)」


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│記録:新年度開始2日前に、RU外国語嘱託講師の労動条件の重大変更

 ¶3月30日に立命館の外国語嘱託講師が召集され、年俸を100万円加
   給し教育以外の職務(FD活動等)を追加することが説明され新し
   い契約書が提示された。研究室なし、週10コマ担当、という待遇
   はそのまま。2年後までに全外国語常勤講師が雇止となるので、
   これまで常勤講師がしていた仕事を、常勤講師より給与的にも待
   遇的にもかなり悪条件にある嘱託講師が肩代わりすることが推測
   される。拒否が困難な3月30日に労動条件の重大な ( 全体として
   不利益と思える ) 変更を提示し、わずか1時間の質疑の後に契約
   書に署名をさせたことになる。立命館における組合組織の間隙を
   突いている。


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│記録:龍谷大学で、講師の「3年雇止めルール」を完全廃止

  詳細 => http://www.generalunion.org/news/news.php?id=74

 ¶3月8日開催の龍谷大学評議会は、3年前に導入した「英語教育特
   任講師」制度の廃止を決定。この制度は、1年契約の更新回数に
   2回という上限を設けており、教育研究機能にダメージを与える
   当該制度の廃止は、研究教育の最高意思決定機関である評議会と
   しては当然の判断。立命館では、非正規雇用の全教職員への「3
   年ないし5 年の雇止めルール」徹底を学園経営の根幹に据えてい
   るが、その深刻な弊害は放置できない段階に近づいているという
   危惧は教職員の間で広く共有されているようだが、RU教員につい
   ての雇止めルールは、研究教育の最高意思決定機関であるRU大学
   協議会の承認を経ている点に、RUが大学として克服すべき構造的
   弱点が明示されている。

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