[amp 07-07-29] 27日行動印象記

                                          平成19年7月29日(日)

立命館学園教職員 各位

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│目次
   1─ [ml-cm-bkcmf 670]  27日行動印象記 (07-07-29)
   2─ GU 立命支部ブログ(07-07-15): 07年従業員代表選挙
   3─ 『週間ぼちぼち』第7号 2007-7-25
   4─ 大学非常勤講師の実態と声 2007


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│転載: [ml-cm-bkcmf 670]  27日行動印象記
        Date: Sun, 29 Jul 2007

『皆様   **@理工学部 です。

  27日(金)には、午後からは朱雀キャンパスでの理事、評議員に対
  するアピール行動が、夕方には、団交と訴訟団結成式とが並行し
  て行われました。私は、朱雀キャンパスでの行動と訴訟団結成式
  とに参加しました。正式の報告は、それぞれの組織の責任者が報
  告されるでしょうから、ここではその<印象>を報告します。

I. 朱雀キャンパスにて

 100名をこえる参加者による、一階ピロティにおける、プラカード
  とビラの手渡しという、シュプレヒコール一つ無い静かな行動で
  はあったが、教職員・学生の熱い思いは感じ取って貰えたことと
  信じたい。殆どの理事の方にはビラを受け取って貰えたが、かた
  くなに受け取ろうとしなかった理事が、私が見た範囲では、2人
  いたのは残念なことである。教職員・学生の声に傾ける耳を持ち
  合わせていないことをあからさまに態度で示すような人が学園の
  理事として相応しい方であるだろうかとの疑念を禁じ得ない光景
  であった。

 この日の学生諸君の最大の目的は、退任慰労金に関する学生大会
  決議を自分たちの学部長に手渡すことであったが、学部長達がそ
  れを受け取らないことを事前に、「常任理事会で決定した」との
  噂が流れていた。この日も、学生に対してこの日の行動を中止す
  るようにとの執拗な圧力が掛けられた。「学生が退任慰労金を問
  題にするのは『理事会自治』への侵害」なのだそうだ。この日以
  前には、学生大会への参加を呼びかける立て看板だか、横断幕だ
  かに対して、「日時を知らせるのはよいが、退任慰労金撤回とい
  う『主張』を書くな」との『指導』があったという。学友会と学
  生部との交渉では、学生部長は「退任慰労金は学費からは支払わ
  れていない」と真顔で何度も説明している。この3つの事例を(時
  系列順にするため)逆に並べただけでも、理由にならない理由によ
  る「説得」から、高圧的態度へとエスカレートしていく状況が見
  て取れる。

  学友会や自治会を担っている学生諸君は、大学の常軌を逸した圧
  力に精神的に疲労しきっています。先生方の近くにそういった学
  生いましたら、精神的な支えになってやって下さい。

 この日最後の行動は、評議員会を終え退出する方へのアピール、
  特に学部長に学生大会決議を手渡すことであったが、当該学部の
  学生が参加していない一人(多分)の学部長を除いては、学生達が
  待ち受けているエレベータではない別のエレベータから退出され
  た。朱雀キャンパスの建物構造に対する不案内による作戦ミスと
  の声が高いが、私はそうは思わない。事前に、「学生達はどこそ
  このエレベータの下で待っていす。学生に会わせる顔の無い方は、
  どうぞ、あちらのエレベータからお帰り下さい」との案内を差し
  上げておくべきであっただろう。

 「今試験を終えました」と途中から参加する学生があり、職員は
  年休をとっての参加であるが、時間配分の自己決定権の比較的大
  きい教員の参加にもの足り無さを感じる中、某先生が、オッフィ
  スアワーの部屋を朱雀キャンパスに予約し、最初の行動と最後の
  行動の間2時間余りを学生の学習相談にのるというアイデアを実
  行されたのには感心した。

 II. 一時金訴訟団結成式

  一時金取り戻しの運動の意義を学園民主化の課題との関係におい
  て高らかに謳いあげる斎藤先生の基調報告に続き、活発な討論に
  移った。

 この日は訴訟「準備」会から訴訟団への移行であって、原告団結
  団式ではなかった。原告団ではない訴訟団というネーミングには
  違和感を覚えたが、原告として名前を公表できない人たちに、
  「思いは同じ」ということで訴訟団に参加してもらうのだと解釈
  することとした。当然、'04以前に退職されるなどの理由で、原告
  とはなれないが訴訟を支援して下さる方の組織も別途用意されて
  います。

 裁判というものは、学会の論争のように理論と理論とが優劣を争
  う場ではなく、世論動向と運動の高まりが裁判官の心証判断に大
  きな影響を及ぼすものであり、毎回、傍聴席を一杯にすることの
  重要性が指摘されました。

 裁判に勝利した場合、法の形式上はその利益は原告にしか及ばな
  いが、中国残留孤児の訴訟や東京交通大気汚染公害訴訟に見られ
  るように、和解の過程では、原告以外の被害者をも救済する制度
  創設を勝ち取ることができるとの説明があった。

 5,6人の弁護士にお願いするとして、訴訟には多額の費用がか
  さみます。多くの方々が、原告にあるいは訴訟団に参加されます
  よう周りの方々に呼びかけて下さい。』


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│GU 立命支部ブログ(07-07-15): 07年従業員代表選挙
  http://gurits.exblog.jp/5871024

『07年従業員代表選挙の時期が近づきました.06年は,初めて投票
  をともなう選挙(http://gurits.exblog.jp/i15)が行われるなど,
  画期的な年となりましたが 07年の選挙はより良いものにしていき
  たいです.

  現在のところ,教職員組合役員や非常勤組合役員との非公式な話
  し合いにより,公示・投票とも後期の授業期間中に行うなどの方
  向性が合意されています.今後,授業の夏休み期間中に,詳細を
  つめていきます.立命館に雇用される有権者のみなさんは,ぜひ,
  各組合に意見を出してください.』


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│資料: 『週間ぼちぼち』第7号 2007-7-25
   ユニオンぼちぼち立命館分会 (http://blog.goo.ne.jp/rbotiunion) 発行
   表:超独占スクープ ハンストの裏側!!
      http://blog.goo.ne.jp/rbotiunion/e/94f743479e84c217fa347d73c82dee60
   裏:労働者代表者選挙ってなに?
      http://blog.goo.ne.jp/rbotiunion/e/e37a8e152db7b2f1a9f5c81899d5a1a1
   バックナンバー:
      http://blog.goo.ne.jp/rbotiunion/e/63f21ee55fb5006bc324bc381ceb5c95

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│資料: 大学非常勤講師の実態と声 2007
     http://www.hijokin.org/en2007/index.html
     英語版:
       Part-time University Teachers 2007 -The Voice and the Realities
         http://www.hijokin.org/en2007/eigoindex.html
      (ハンストカフェ掲示板より
                       http://www.generalunion.org/rits/hnst.cgi )

 サマリー: アンケートが明らかにする専業非常勤講師の実態

  専業非常勤講師 (主に大学の非常勤講師を職業としている人) の
  データの平均値を示します.平均値から見えない実態や声もあり
  ますので,それ以外のデータは本文をごらんください.

    * 55%が女性,45%が男性.

    * 76%が日本国籍,24%が日本以外の国籍.

    * 平均年齢は,45.3歳.

    * 平均年収は,306万円で,44%の人が250万円未満.

    * そのうち授業・研究関連の支出の平均は,27万円で,
      ほとんど公費は出ていない.

    * 平均経験年数は,11年

    * 平均勤務校数は,3.1校,平均担当コマ数は,週9.2コマ.

    * 専業非常勤講師の96%が,職場の社会保険に未加入で,
      75%が国民健康保険,15%が扶養家族として家族の保険に入っている.
      国民健康保険料は,平均26.4万円 (平均年収の8.6%) と高額で,
      国民年金保険料 (年166,320円) とあわせると,年収の13%.
      非常勤先で社会保険加入を希望する人は,79%.

    * 雇い止め経験のある専業非常勤講師は50%.

    * 専業非常勤講師のうち,非常勤講師に労災保険が適用されるこ
      とを知っているのは27%,年次有給休暇の制度がある大学もあ
      ることを知っているのは24%.

    * 大学非常勤講師の労働・教学条件について不満のある専業非
      常勤講師は95%で,特に,雇用の不安定さ,低賃金,社会保
      険未加入,研究者として扱われないことなどに,不満を持つ
      人が多い.

  目次

    刊行にあたって
    アンケート実施の経過

    1 回答者の構成
	1.1 大学教員の分類と定義
	1.2 性別
	1.3 国籍
	1.4 母語
	1.5 年齢
	1.6 地域
	1.7 世帯

    2 収入,支出
	2.1 年収
	2.2 授業・研究関連の支出

    3 働き方
	3.1 専門分野,担当科目
	3.2 年数,校数
	3.3 担当コマ数,勤務時間
	3.4 準備,採点時間

    4 社会保険(健康保険・年金)

    5 全般
	5.1 雇い止め経験
	5.2 専任化の希望
	5.3 権利の周知
	5.4 不満点

    6 自由記述
	賃金
	雇い止めと雇用不安
	専任との比較
	非常勤の取り扱い
	出産,産休,育休
	交通費
	社会保険,労災
	健康診断
	奨学金
	任期制
	採用方法
	授業評価
	大人数
	カリキュラム・補講
	研究
	科研費
	若手非常勤
	ワークシェアリング
	地方大学・国立大学
	紀要
	大学経営・運営,文科省
	このアンケートについて
	組合について
	特に不満なし
	その他

    7 付録
	アンケート用紙
	設置機関別に見た非常勤講師の数と比率
	大学,短大の教員数の変遷
	グラフ
	連絡先

 ¶関西圏大学非常勤講師組合、首都圏大学非常勤講師組合,
   University Teachers Union,NUGW 東京南部,ゼネラルユニオン,
   福岡ゼネラルユニオンによる2005年の調査結果。1011名の回答に
   基くもの。アンケート内容は以下にある:
      http://www.hijokin.org/en2007/7.html#7.1