[amp 07-07-21] 学生への総長メッセージ、ハンストカフェ掲示板より

                                          平成19年7月21日(土)

RU教員およびAPU教員 各位

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│目次
   1─ 学生配信 Ritsumeikan広報課メールマガジン(No.9 2007.7.20)
   2─ ゼネラルユニオン立命支部ブログ:ハンスト4日目
   3─ ハンストカフェ掲示板より転載:「スト権」解釈の珍説・発見、他

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│資料: Ritsumeikan広報課メールマガジン(No.9 2007.7.20)

  http://blog.goo.ne.jp/rbotiunion/e/8c70a28cb77f3aa588024c8fb9684e22
  より転載

 ==== 転載 始 ====

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    Ritsumeikan広報課メールマガジン(No.9)
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  このメールマガジンは、在学生専用です。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  学生・院生のみなさんへ
                 2007年7月20日
                  学校法人立命館総長 川口清史

   立命館学園は、教育研究機関としての使命を果たすため、建学
  の精神や教学理念にもとづき、学生・院生を含む全学の英知を結
  集し、今日の到達点を築きあげてきました。今後も学生・院生の
  みなさんの主体的参画と社会の広い支持を得ながらさらなる学園
  創造を進めていくために、この間の政策について説明いたします。

  (1)学校法人立命館は、教員・教諭・職員の賞与を従来の年間6.1ヶ
  月プラス10 万円を、2005年度から5.1ヶ月プラス10万円としまし
  た。

   1)理由

   経常費の大半が学費と公的助成によって成り立っている私立大
  学として、社会的妥当性を考えたからです。

   2)使途

   差額の1ヶ月相当額 (7億円)は校地・校舎・設備には一切使って
  いません。この7億円に4億円を追加し、教育・研究の高度化を推
  進するため、大学教員を中心に、教諭、職員の研究・教育・研修
  費等に還元しています。

  (2)学校法人立命館は、川本八郎前理事長、長田豊臣前総長の退任
  にあたり、その職責と功労を評価し退任慰労金を支給しました。

  1)立命館の財政運営の基本

 立命館は学費と公的助成に財政を依拠している私立大学として、
  できるかぎり学費は現在の学生の教育に使い、校地や校舎、設備
  は可能なかぎり外部資金を獲得できるように努めてきました。

 2)立命館のこの間の努力

 立命館は1984年以来の長期計画方式により、教育・研究施設の改
  善に努め、新たに2317億円の教学施設を持つにいたりました。

 この改善が研究力においてCOEの獲得などで私学において慶応義塾
  大学、早稲田大学に次ぐ位置に到達しました。教育力においても
  文部科学省の現代GPなどの審査において同志社大学とともにわが
  国トップの位置に評価をされました。また、アメリカンフットボー
  ルや女子駅伝において全日本を3連覇するなど課外活動発展の力と
  なりました。さらに教学理念である平和と民主主義」を恒常化す
  るための施設として立命館大学国際平和ミュージアムを創設し、
  毎年、京都戦争展の会場としても提供しています。

 こうした2317億円に及ぶ教学・研究条件改善の費用のうち学費か
  ら充当した部分は316億円、(13.6%)です。他は川本八郎前理事
  長や長田豊臣前総長を先頭とした取り組みにより、滋賀県や大分
  県の協力などによる補助金、民間企業などからの寄付や事業収入
  によって今日の立命館の到達を築きました。

 3)川本八郎前理事長、長田豊臣前総長の職責と功労の評価

 この職責と功労を評価し、両名の退任に当たり、立命館は川本八
  郎前理事長に1億1200万円、長田豊臣前総長に4600万円の退任慰労
  金を支払いました。なお、川本八郎前理事長は、税引き後の手取
  り約8850万円の内から学生諸君の課外活動の発展のために3000万
  円を寄付されています。

                             以上
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  発行  立命館大学 広報課

 ==== 転載 終 ====

 ¶『この7億円に4億円を追加し、教育・研究の高度化を推進するた
   め、大学教員を中心に、教諭、職員の研究・教育・研修費等に還
   元しています』という部分について「今年の春闘回答は原資にし
   て2.3億円といっていたはずで、10億円はおろか、7億円も使って
   いないはず」という指摘があった。

 ¶『こうした2317億円に及ぶ教学・研究条件改善の費用のうち学費
  から充当した部分は316億円、(13.6%)』とあるが、20年間で学
  費からは「わずか」316億円しか教学施設には使っていないという
  ことを言いたいらしい。しかし、平均すれば年15 億円であり、学
  生数を(20年の平均としては多いが)3万人として計算しても、一人
  毎年5万円、したがって卒業までに計20万円を、自分には関係のな
  いキャンパスや高校や別の大学の教学施設のために強制的に寄付
  させられていた、ということになる。この数字に納得する学生は
  どのくらいの割合で、いるのであろうか。

┌2───
│転載:ゼネラルユニオン立命支部ブログ:ハンスト4日目
  http://gurits.exblog.jp/5895003  2007-07-20 20:32

『ハンスト4日目も,曇り空の下,まったりと過ぎました.今日も
  たくさんの人が来てくれました.本当にありがとうございます.
  4時すぎにヒデヨヴィッチ氏のミニライブがあって,盛り上がりま
  した.4日目の私の体調は絶好調で,断食しているとは思えない元
  気さでした (疑っていた人もいるかも).

  このハンスト&カフェは本日でおしまいです.午後5:30に重湯を
  いただいて,95時間のハンストを終えました.

  本当にたくさんのひとに支援していただきました.本当にありが
  とうございました.また後日,くわしい報告をまとめようと思っ
  ています.

  掲示板は,しばらく置いておきますので,ぜひ,いらした方も感
  想など書いていただけたら,嬉しいです.』

┌3───
│転載:ハンストカフェ掲示板 より
    http://www.generalunion.org/rits/hnst.cgi

 ─3a──

 [89] おつかれさまでした! 投稿者:italianista
      2007/07/20(Fri) 23:02

 『遠藤先生、本当にお疲れでした。本日立命館へ行き、学生へのイ
   ンパクトをひしひしと感じました。それぞれに何か考える契機に
   なるんじゃないでしょうか。すごい教育的効果があると思います。
   イタリア語の先生としても、もっと広い意味での教育者としても、
   本当にすごい先生です。広場があたたかい雰囲気で、なんだかわ
   くわくするような、ほっとできるようなお祭り空間になっている
   のが素敵でした。大学という場がこんなふうに変化するのを30
   年前には何度も見てきましたが、久しぶりにその感覚を思い出し
   ました。

   それにしてもこんなすごい先生を何とかして守りたいものです。
   できることを考えたいです。』

 ─3b──

 [78] 今日も行きます! 投稿者:勝手に応援団
        2007/07/20(Fri) 12:48

  『遠藤先生&スタッフのみなさん

    4日間ありがとうございます。
    遠藤先生、体調は大丈夫ですか。心配です。

    今回、遠藤先生が行動してくださったことで、私は立命館の雇
    用のあり方のひどさをしっかり知ることが出来ました。聞いて
    はいたので、分かっているつもりだったのですが、そんなもん
    じゃないことがわかりました。私だけでなく、立命の学生・院
    生・関係者が「自分たちの問題なんだ」と知るとても良い機会
    を命がけで作ってくださったと思います。本当にありがとうご
    ざいます。

    そして、スタッフのみなさん。いつもあたたかい対応とおもて
    なしに感動です。遠藤先生を支えているあたたかい空気がそこ
    にはあります。みなさんとても素敵だと思います。

    今日も行かせていただきます☆最終日、どうぞお体に気をつけ
    てください。

    このハンストで初めて遠藤先生とお話しましたが、私は先生の
    笑顔がとても好きです。』

 ─3c──

  [77] 「スト権」解釈の珍説・発見 投稿者:XXXX
    投稿日:2007/07/20(Fri) 12:17

  『立命館のXXXXです。(中略)ところで以下のメールをながして
  おります。皆さんにも、御覧いただきたく、ここに掲示させてい
  ただきます。

  +++++++++++++++++++++++++

(前略)

   さて昨年12月に、解雇通告を受けた非常勤講師の方が、 ただい
    ま学内において抗議活動(ストライキ権の行使を含む)を実施
    されています。 この件は、京都新聞にも報道されています。

    今回問題にしたいことは、その方の労組に送付された 森島総務
    担当の常務理事の「申し入れ書」です。「2」のところに書か
    れてあることを、じっくりお読みください! (中略)。彼によ
    れば、ストライキ権自体は基本的人権だといいながら、「絶対
    無制約の権利」ではないといい、学生の教育享受権と、 法人・
    大学と学生の契約内容の確保・実施権を、それぞれ侵害してい
    るという主張をされています。

    わたしは、てっきり、この場合、教学サイドでは、この講師が
    わざわざ教室を占拠しているわけではないので、「通常授業さ
    れている教室」に、この授業の斡旋責任者が急遽、臨時の先生
    を誰か派遣するか、ご自分が代わって授業を実施すればいいわ
    けだと考えていました。そして後でその際の平常点評価を、こ
    の方に報告して、総合評価の際に含めてもらえばいい話ではな
    いかと思っていました。

   もちろん本来は教学サイド(学校)として「良識・常識」があ
    るのであれば、それを示されて、今回の2年前の解雇通知とい
    うはなはだ不自然な「措置」について、検討チームを発足させ
    て、再審査をおこなわれるという、あたりまえの対処があって
    しかるべきだったわけです〔セクハラ問題で前例があります〕。
    いまからでも遅くないので、ぜひやってほしいものです。

    付言すれば立命館学園では、教育熱心で良心的な先生をいかに
    長く教壇に立っていただくかということで、日夜腐心している
    わけです。4年に一度の教学改革では科目の改廃をいろいろやっ
    ているわけですが、日ごろからお世話にいる非常勤の先生方に、
    引き続きご担当をお願いしてきているわけです。なぜ、こんな
    不自然なことが白昼堂々と行われたのか。学内の者からみて、
    まったく不思議な話です。

   いずれにしても法人には教学サイド(学校)に「理解・協力」
    を要請して、その合意の上で、学生の教育享受権と、法人・大
    学と学生の契約内容の確保・実施権を、自らで手当てするとい
    う重大な責任が、自らにあるということをいいたいのです。

   今回の森島説によれば、少なくとも教員はストライキ権があっ
    ても、示された2つの条件により、行使できないという話にな
    ります。もしもそうであれば、森島氏には、その学問的根拠を
    しめす責任があります。また当然のことながら、こうした公文
    書に関しては学内の稟議手続きからみて、総務課内に近年設置
    された「危機管理・法務室」のサポートもなされているはずで
    すから、そのサポート内容も、この際しめしてほしいものです。

   最後に、ただいまRU組合は、25日までスト権確立の批准投票を
    しているわけです。したがって、この点に関するRU組合の見解
    もしっかりと示してもらわないといけません。(以下略)』


 ¶ 総務担当常務理事からゼネラルユニオンへ7/18 にFAXされた
  「ストライキおよびハンガーストライキに関する申入書」
    http://gurits.exblog.jp/5888721

  『2. 単に大学の対応に納得がいかないからといって、直ちにスト
     ライキを行うというのは学生の教育を受ける権利を奪う不当な
     ものである。

     もとより、憲法は、労働者の争議権を含む労動基本権を基本的
     人権として保障している。しかしながら、労働者の労働基本権
     といえども絶対無制約的の権利ではない。他の基本的人権の保
     障との関係で、それぞれの人権を調和的に保障するという観点
     からの制約に服すべき場合がある。立命館大学は全学の厳しい
     議論を経て1セメスター15回の授業を行うことを決定し、その
     旨学生に約束している。

     今回のように、学生に約束していた授業を休講にして補講も予
     定しないということは、憲法に保障された教育を受ける権利お
     よび学生が大学との間で契約した教育を受ける権利を侵害する
     ものである。』


 ─3d──
  [57] 応援してます 投稿者:嘱託講師
     2007/07/18(Wed) 17:10

  『今日、少しの時間ですが、座らせてもらいました。私は遠藤先
    生のことをあまりよく知らないのですが、「遠藤先生は?」と
    やってくる学生が何人もいたので、とても慕われている先生な
    のだと実感しました。今の立命館大学は、学生のことや教育の
    質の向上も考えず、「経費削減」のことしか考えてませんね。
    営利追求に走るなら、「株式会社」にしたら?と思ってしまい
    ます。今回のハンストは、かなりのインパクトがあると思いま
    す。でも、体を壊さないようにしてください。』

┌────
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