個人情報保護法案の諸問題
(毎日新聞2002.10.6)
<住基ネット>東京・東村山市監査委員が接続は条例違反と判断  住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)について、東京都東村山市の市民グ ループの代表ら8人が、細渕一男市長に住基ネット準備費約7000万円の返還 を求めた監査請求で、市監査委員が、ネット接続は市個人情報保護条例に違反す るとの判断を示したことが6日分かった。しかし、罰則規定がないとして請求は 棄却した。
14東監収第48号の5:住民監査請求に係る結果について(通知)
(毎日新聞2002.10.12)
監査委員判断に反論「住基ネット、切断しない」−−東村山市長 /東京  東村山市監査委員が、住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)に同市が接続 したことは「市個人情報保護条例に違反する」との判断を示したことについて、 細渕一男・同市長は11日、記者会見し、「接続は住民基本台帳法に基づく義 務。条例よりも法律が優先する」と主張し、切断や、市民選択方式導入などの方 針転換をする意思がないことを改めて強調した。 同市監査委員は市民グルー プからの請求は棄却したものの、「あらゆる方策を通じて個人情報の保護に努め なければいけない」と定めた同条例第3条などに違反すると判断した。これにつ いて同市長は「条例第10条には『法令に特別の定めがある時』は個人情報を 外部提供してもよいとしている」と反論した。  これに対し、監査請求した市民らも同日、記者会見し、「市長には市民の個人 情報を守る責務がある」などと市長の姿勢を批判し、細渕市長に公開質問書を提 出する方針を明らかにした。  またグループのメンバーら市民6人が同日、市が住民票コード(番号)を通知 したのは違法だとして、細渕市長に文書で異議を申し立てた。     ◇ 東村山市に監査請求した市民らによると、同市監査委員の監査結果を受け、 渋谷区と港区でも、住基ネット接続に反対する一部の区民が、同様の住民監査請 求を起こす動きをみせているという。【三木陽介】