2004年01月03日

船橋洋一氏「陸上自衛隊は一旦派遣されれば長期間(最大8年間)イラクに駐留するだろう」

週刊朝日/船橋洋一の世界ブリーフィング

・・・・・結論から先に言えば、陸上自衛隊の派遣はやめるべきだ。ギリギリ、航空自衛隊にとどめるべきだ。・・・・・
・・・・・深刻なのは、いつ、どのような状況になれば派遣部隊を撤収するのか、いわゆる「出口戦略」を日本政府みずからが描けないことだ。

 兵を動かすときのイロハは、収めるときを前もって決めておくことだ。それを決めずに派遣してはならない。しかし、政府はいつ、どのようになったら引くかを明らかにしていない。明らかにできないのだ。なぜなら、知らないからである。それは米国が決めることなのだが、肝心の米国もブッシュ大統領再選の「選挙戦術」はあっても「出口戦略」はおぼろげだ。

 陸上自衛隊は、ジベタリアンのように丘の上にどっかりと駐留することになる。いったん出したら、相当長期にわたって駐留することになるだろう。イラク特措法の有効期間は4年間、1度だけ更新できるから、法律的には最大8年間、可能となる。

 もし、不測の事態が起こった場合、国民世論は「撤退させよ」といきり立つだろう。しかし、政府は次のような理由を挙げて、「撤退せず」の立場をかたくなに維持する可能性が高い。 ・・・・・

tjst |1月03日 |URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000442.html |イラク戦争
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