2003年12月24日

櫻井よしこ「国会決議を反古にする国立大学への予算削減案」

週刊ダイヤモンド2003年11月29日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 520
櫻井よしこ氏: 「国会決議を反古にする国立大学への予算削減案 審議自体に根源的矛盾あり」

・・・・・その一方で、大学側が独自に財源を確保する方法に関しては、欧米諸国に較べて厳しい制限がある。ハーバード大学やイエール大学など、欧米の大学の資産は10兆円単位で、驚くほど豊富である。大半が、民間からの寄附金である。米国における最新の数字は、個人と法人を合わせた民間のNPO(非営利団体)への寄附金が23兆円規模に達したことを示している。その一部は当然大学に渡り、各大学の豊富な資金と資産になり、日本の学者や研究者に与えられた環境とは比較にならない恵まれた研究・教育環境を創り出している。

 日本では、財務省がおカネの流れをすべてコントロールしようとするあまり、NPOへの寄附も認めない。欧米で優れた大学を支える力となっている寄附の道が、日本ではピタリと閉ざされている。そのうえに、今回の運営費交付金一律年2%の削減案である。・・・・・

tjst |12月24日 |URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000402.html |学費値上げ・格差 , 大学財政 , 大学政策
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