大手紙はイラク問題について世論に抗しても内閣を支持することを決断したそうです【4-6】。そして内閣のために世論を説得する作業が、露骨な煽り記事【4-3】も厭わず、広汎に行われているようです。また、イラク特需を期待してか、経済界は沈黙しています【4-7】。自由に物が言える数少ない社会セクタである大学界からの声も、政府の選択を支持する類に比べ、批判する意見は、メディアでは余り取り上げないせいかも知れませんが、少ないように思います。9月に行われた、小倉康久氏の講演「イラク戦争と国際法」の記録【4-1】は、国際法の視点からイラク派兵問題を詳細に分析し、国際法違反の「国際貢献」が、いかに「国益」に反するものであるかを鮮明に照しだしています。しかし、それは一般には伝わっていないようです【4-1-1】。この岐路において、大学界が培ってきた無数の視座からの多様な発言が続くことは、日本では徐々に捨てさられようとしている大学の使命を世に知らせる契機となるのではないでしょうか。(編集人)
━┫AcNet Letter 44 目次┣━━━━━━━━━ 2003.12.23 ━━━━
【1】独法化阻止全国ネットからのメール 2003.12.22
【1-1】1.教育基本法改悪反対全国集会 12/23
【1-2】2.独法化後の大幅予算削減が明らかに
【1-3】3.違憲の就業規則には特別の関心を
【2】品川敦紀氏「言論規制の就業規則について」
【3】文部科学省 平成15年度私立大学関係予算案決まる
【4】ac-net/dgh/blog より: イラク戦争・情報操作等の記録
【4-1】小倉康久氏講演録「イラク戦争と国際法」
【4-1-1】石原隆行氏ブログ「・・・それが問題だ。」2003.12.22
自衛隊のイラク派遣を「国際法」から見ると……
【4-2】"「自衛隊派遣は仕方の無いこと」そこで思考停止だ"
「自衛隊関係者の寂しさ」(2003.12.15)より
【4-3】音楽記事も利用しての情報操作
【4-4】「私たちは日本を歓迎します。しかし断じて「今」ではないのです。」
ーーーイラクからの手紙
【4-5】無関心という「罪」の重さ
【4-6】政府のスポークスマンを演じる記者
【4-7】イラク特需のための自衛隊派遣かーー沈黙する財界
【5】藤井啓之氏からのお便り Subject: 文部科学省の問題ではない
【6】 全国国公私立大学の事件簿 最近のエントリー(15件)