「朝日のイラク攻撃反対はニセモノ」
【月刊あれこれ Mail Magazine】2003年12月20日(土)発行
星徹(ルポライター) 米国のイラク侵略を是認する朝日新聞 より
私は以下の文章を朝日新聞「私の視点」欄あてに投稿したが、予想どおり掲載されなかった。
【朝日のイラク攻撃反対はニセモノ】(2003年4月15日投稿)
・・・・・私が疑問に思うのは、開戦前には「この戦争には理がない」などと述べてい たのが、攻撃が始まるやいなや、攻撃の「部分容認」に転換している点だ。そして、侵略される側にお説教をする一方で、侵略する側には大いに寛大だ。非道なことでも、既成事実を作ってしまえば追認する、ということなのか。
そして、フセイン政権が事実上崩壊した直後の4月11日の「破壊の跡に何 を築くか」は、まれにみる駄文であった。社説の大部分は、この戦争の非道・ 不法性にはほとんど触れずに、「私たちが求めたように、フセイン氏が開戦前に 退陣・亡命していたら、膨大な人命が失われずにすんだ。残念でならない」「今 回の政権転覆は、米英軍の一方的な侵攻なしには実現しなかった」などと述べ、 現状追認の姿勢を示した。・・・・・「長いものには巻かれろ」。いっそのこと、こんな社説でも書いた方が分かりやすい。(投稿文おわり)
朝日新聞は、「悪さ」という面において、読売新聞に近づきつつあるようだ。朝日新聞で真のジャーナリズムといえる論説をぜひ読みたいものだが、それは無理なことなのだろうか。・・・・・
無理な理由の一つ:
黒田清「批判ができない新聞」
tjst
|12月20日
|URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000373.html
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