2003年12月13日

放送と人権等権利に関する委員会機構、NHKの放送倫理違反認める

BRO放送と人権等権利に関する委員会機構第20号 女性国際戦犯法廷・番組出演者の申立て NHK の審理結果の「見解」 2003.3.31
(メディアの辺境地帯 より)

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4. 結論と措置
本件シリーズ「戦争をどう裁くか」は、戦争を歴史的、多角的に検証し将来へ繋げようとする意図のもとにNHKが企画・放映したものと認められるが、以下の点で問題があったと考える。
申立人がNHKから出演依頼を受けてコメンテーターとして出演した第2回「問われる戦時性暴力」は、「女性法廷」を中心に据えた「裁きと和解」を主題とする番組であった。申立人は「裁き」による責任の明確化の上で「和解」が初めて可能性を持つという立場から論評したが、NHKは申立人に断りなく、「女性法廷」の意義について申立人が重要とした「裁き」による責任の明確化の発言部分を全て削除した。このような編集を行う場合には、コメンテーターである申立人に対して、その旨を説明し、了解を得る努力をすべきであった。
また、NHKは編集過程で、「女性法廷」に対し本質的な批判を述べている秦氏のインタビューVTRを挿入したことを、申立人に伝えなかったが、コメンテーターである申立人へ事前に説明して、意見を求めるべきであった。
なお、NHKは当番組の制作責任者であるから、申立人への説明を制作委託会社のプロデューサーに任せたとしても、結局は説明をしなかったのであるから、そのことについて責任を免れるものではない。
本件は、NHKが申立人への説明や了解を経ないまま編集を行ったため、前記のとおりコメンテーターとしての申立人の人格権に対する配慮を欠き、放送倫理に違反する結果を招くことになった。
本委員会は、放送局が編集を行う場合には、コメンテーターの発言の重要かつ本質的な部分は十分尊重すべきであると考える。NHKは、本決定の趣旨を少数意見を含め放送するとともに、出演者の権利と放送倫理に一層配慮するよう要望する。・・・・・
tjst |12月13日 |URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000352.html |メディアの情報操作
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