「死んでからでは何も言えない」
神浦 元彰氏「日本軍事情報センター」最新情報 2003.12.6 より
国連が実態報告書 拡散するアルカイダ 反米思想に共鳴 (毎日 12月5日 朝刊)・・・・・これほどまでイラク情勢が悪化し、イラク特措法の想定する「平和な地域」という概念が崩壊しているのに、小泉首相から国民への説明は一切されていない。自衛隊の専門調査団のイラク報告は、自衛隊という戦争を前提に編成され、武器を与えられて訓練をしている組織の調査報告である。だから1行でも、「イラクは危険で派遣できる状況にない」とは書けないのである。それを承知で政府は専門調査団を派遣し、「やります」と結論つけさせた。そして犠牲が出れば、政府や防衛官僚は、「自衛隊自身が調査して安全と判断した」と責任を回避するだろう。そのための専門調査報告書だったのである。
自衛隊員諸君、これから多くのマスコミが自衛隊員の意見に注目するだろう。何も恐れることはない。堂々と自分の意見を発表していい。死んでからでは何も言えない。自衛官が黙れば黙るほど日本の将来は暗くなる。自信を持って自分の意見を発言してください。君たちは日本を守るために命をかけているのだから語る資格がある。
tjst
|12月07日
|URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000334.html
|イラク戦争
, 荒廃の諸相