2003年12月05日

受験産業に大学設計を外注するような「大学管理本部」など要らない

朝日新聞2003.12.5
・・・・・ 都の大学管理本部は委託した理由について、「大学の先生方は法学、経済学などの既存の学問分野での縦割りの検討は得意だが、学際的に横断するのは苦手。河合塾は大学評価手法の調査を経済産業省から委託された実績もあり、お願いすることにした」と説明する。

 一方、準備委員会の一員でもある都立大の南雲智・人文学部長は「横割りだから十分な案が書けないのではない。構想自体、都が勝手につくったもので、特に新しい都市教養コースは内容さえわからない。大学の理念を予備校に外注する発想は信じがたい」と言っている。・・・・・

都立大の危機 FAQ 廃校 or 改革? より

C-8 11月5日の朝日新聞ではついに「新都立大の目玉─ 都市教養の理念」を外注するってでていましたが,どう思いますか?
(1)東京都の誰かが「都市教養学部」という名前を思いついた。(知事?副知事?学長候補?管理本部の誰か?)

(2)「都市教養学部」という名前のもと都立大の学部を廃止して,その下に都市という冠のついたコースをいっぱい大学管理本部は作った。

(3)管理本部は,教員に「都市教養」を意識させた授業科目の概要を都立大教員に書かせた。

(4)管理本部は,やはり理念が分からないので,教員に聞いてみたけど分からなかった。

(5)河合塾に外注することにした。ついでに「大学の教員は発想が古い」と文句をつけた(約3000万円のお金がかかるが,もちろん都民の税金から出す)。

・・・・・「提案した人は、それを証明する義務がある」(burden of proof)と言うのは国際的な議論をする時の常識じゃ。「都市教養学部」を提案した人に説明責任があり,その必要性を証明する義務がある。それを怠っている東京都と大学管理本部は,職務怠慢であり,税金泥棒である。

tjst |12月05日 |URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000329.html |東京都の大学支配問題
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