2003年10月12日

中央公論11月号座談会〈法人化反対論者に答える〉

中央公論新社

〈法人化反対論者に答える〉
国立大学は競争原理導入を恐れるな
規制撤廃で、より自由な教育研究活動が展開できるようになるはずだ
座談会 佐々木 毅・遠山敦子・山野井昭雄

司会は読売新聞の論説委員で、国立大学評価委員 となった勝方信一氏。山野井氏は、衆議院文部科学委員会での審議のなかで2003年5月7日に参考人として産業界を代表して意見を述べた 。 佐々木東大総長は2003年3月号の文芸春秋 では、法人化を容認する立場からではあるが、深刻な問題点を明確に解説している。この座談会では、以上に書かれていることと、国会での遠山前文科大臣の答弁とが繰り返されているだけで「反論」にはなっていない。
 大学関係者は不安なのではなく、この数年の経緯を含め、産官を全く信用しなくなっただけのことである。
 なお、法人化の成否は大学次第だという他の出席者の発言に対し、佐々木氏は、文芸春秋でも指摘していた通り、政府の政策次第である、とかなり明確に反論していたのが印象的である。
 ところで、司会者は東大評議会が総長を信任したことが画期的であると発言し、総長が求めた信任投票を東大評議会が拒絶したこと に触れておられないのは、読売の方らしいと感心したが、こういう方が国立大学評価委員となられたことには、いささか「不安」を感じる。

tjst |10月12日 |URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000204.html |大学政策
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