==> 国立大学独立行政法人化の諸問題
2000年1月26日 独立行政法人化問題に関連する集会等の御案内 北海道大学生の皆さまへ 国立大学の独立行政法人化(独法化)は、今後皆さんの多くの後輩達の学園生活に大 きな影響を与えるものですが、その人達の立場に立ってこの問題を検討できるのは今 学生生活を送っている皆さん達だけです。また、大学院に進まれる方は自分自身大き な影響を受けることです。そういう当事者である皆さんに対し、北大では独立行政法 人化に関する説明は公式には未だに何も行っていません。そのためか、学生の皆さん の中には独立行政法人化について十分な理解がないように思います。 新年度早々に文部省は国立大学の独立行政法人化について何らかの決断をすると言わ れていますので、わたしたち教員の意見だけでなく、学生の皆さんからの意見も文部 省の決断に反映させることが重要と思われます。全学の教員有志で組織した「独立行 政法人化問題を考える北海道大学ネットワーク」(北大ネットワーク)では、学生の 皆さんを対象とした独立行政法人化問題の勉強会を検討していますが、詳しい日程は まだ決まりませんので、28日以降学生さん達のメールが使えなくなる事を鑑み、北 大ネットワークの世話人の一部が企画している以下の集会を取り急ぎ紹介することい たしました。 関心のある学生の方々は是非出席されて独立行政法人化についての認識を深めると共 に教員と意見交換されることを願っています。 (1)第22回北大を語る会「大学の改革と大学の評価」 日時: 2000年1月27日(木)18:30〜20:30 場所: 学術交流会館(正門横)・第一会議室(一階) 話題提供者: 山口二郎教授(法学部) 「改革政治と大学改革」 岩本正和教授(触媒化学研究センター長) 「触研センターにおける研究評価の体験」 詳しくは次を参照 http://fcs.math.sci.hokudai.ac.jp/dgh/00127-hkk.html (2)『北大の独立行政法人化問題を考える歯学部・歯病有志の会』主催 独法化問題勉強会(第1回) 日時:平成12年1月31日(月) 午後5時30分から 場所:歯学部講堂(歯学部の玄関から真っ直ぐ進み階段を2階に上がる) 詳しくは次を参照 http://fcs.math.sci.hokudai.ac.jp/dgh/00131-den.html
わたしたちは、独法大学では、教官は研究費獲得競争にかりだされ,講義の手抜きが 横行するのではないかと心配しています.また,豊かな人間性を追及する教養的科目 も軽視されるのではないかと恐れています. もともと「国の行政組織等の減量、効率化」が目的であった独法化政策が、単に公務 員数25%削減の公約の数あわせのために、大学等に適用されようとしています。明 らかに大学の存在とは相容れない制度を「利用」して改革を進めている気になるのは 誤りではないでしょうか。 わたしたちが学生の皆さんと今考えるべきことは、いかにして効率良く教育・研究を 行うかではなく、いかに良い教育・研究を行うかではないかと思います。そもそも「 国の知性」であったはずの大学が、自らの存在理念に照らして自主的に議論を深める こともせず、政治的な状況判断と小手先のつじつま合せの議論だけで物事を進めてい って良いわけが無いと思います。 学生のみなさんも、無数の後輩達全員の代表でもあることを意識し、独法大学の姿を 見極め、学生の立場から見た問題点や改善点などを指摘するとともに、学生の立場か らみた是か非か、の意見があれば、それを意思表明するよう努めていただけたら、と 強く願ってい ます。 独立行政法人化問題を考える北海道大学ネットワーク 追伸 「独立行政法人化問題を考える北海道大学ネットワーク」は、世紀に一度あるかな いかという大規模な高等教育制度改革が十分な検討も経ずに政府の都合で短期間に強 行されようとしていることに強い危惧を抱いた教員が集まって結成したものです。